Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

フォアグラ日記

2023年01月28日 | フォアグラ日記
スコーコーヒーパーク(長崎県大村市)
長崎空港への帰路、カーナビに身(車)を任せて走るに前方になにやら妙な雰囲気のレストランを発見!ちょうど30分程度時間があったことに加え、空港までは10分程度と時間を読みやすい場所柄でもあることから思わず訪問。運転中に遠くから感じた「妙な雰囲気」とはオレンジに白抜きの「スコーコーヒーパーク」なるそのネーミングとファミレス様なオレンジ瓦屋根とのマッチングにあるのだが、駐車しようとすると意外にも満車に近い状態。さらに「日本初の珈琲園」という植物園風の建屋。妙な雰囲気ながら満車というギャップに大変興奮しながら店内に入るも、店内には順番待ちの客、さらには順番を記すために記名するシートもあり、記名後に店内を見遣るに観光客然とした客は居らず、全てが地元の方の様子。店内手前にはコーヒー関連の土産物を置いており、それを物色しながら待つに程なく案内があって着席。メニューはコーヒーを中心とした喫茶店のそれとあまり著変ないが、気になるのは「珈琲まんじゅう」と「コーヒーピラフ」で前者をオーダー。コーヒーは自家栽培(日本産)が一杯1000円でさすがに手が出ず、スコーブレンドをオーター。珈琲まんじゅうは、餡にサツマイモとコーヒーが練り込んであるようで通常の饅頭に仄かなコーヒーの風味あり。コーヒーはやや酸味もあるものだが、すべてドリップで入れている様子で店長が取り仕切っている。店内はファミレスの親しみやすさの中にシック。思ったほどの奇抜さや奇人感もなく地元の方、とくに年配の方に愛されている。後ほどのリサーチでは家族経営の模様。帰りにコーヒー豆500gを購入。ちなみにスコーは所在地たる大村市寿古(すこ)町に由来。

Lady Day and John Coltrane

2023年01月21日 | CD批評
基本的にC7sus4 > Fm7 > B♭11 > Gm7という4コードで構成の名曲。曲名の意味だが、まず「Lady Day」が分からないとならないが正解はビリー・ホリディ(Billie Holiday)の愛称。ということは和訳?では「ビリー・ホリディとジョン・コルトレーン」。なんじゃそりゃ、という感じだが、曲の歌詞の意味も「悩みや不安があったら、ビリー・ホリディやコルトーレンを聴いてみな、そんなのスッキリさ」という裏表のないイージーな内容。そもそもビリー・ホリディの代表曲は「Straneg Fruit(奇妙な果実)」だが、その内容はアメリカ南部での黒人リンチがテーマで、奇妙な果実=木に吊るされた黒人の死体、というもの。YouTubeには「閲覧注意の歌」と事前注意の出る実写映像の中で歌が流れる(閲覧は自己責任にてお願いします)ものも出回っているが、悩みや不安の中で聴いたらそれが助長されそうな感じもする。コルトレーンはさらに意味不明。後期のスピリチュアルな作品を聴くとスッキリというより精神世界に埋没しそうな気も。オリジナルはGil Scott-Heron(150)だが、カバーするミュージシャンも多く、優れた演奏がかなりある。そもそも初めて聴いたのはPenny Goodwin(156)だったが、Baker Brothers(154)、さらにDuprix(152)、Molly Johnson(148)ら辺のアレンジが良いが、最上はUrban Groove Unit(154)。アルバム中の他の楽曲はイマイチだがこの曲は良し。ド頭の一拍めからドラムがグルーヴしている(Urban Groove Unitだけに)。ちなみに曲名うしろの(数値)はBPM(Beats Per Minute)と言われるテンポ。大凡150近辺にテンポが集中しているが、リズムのアーティキュレーションやドラムのサウンドやミックスによってかなり体感的・聴感上のテンポが変わるのが面白い。

九州全線阿房列車(21)

2023年01月14日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(21)
お馴染みの天神を通過して列車が地上に出るころには天気は晴れ。陽気もよろしく糸島にいくと思しき観光客も相応にいてリゾート感充分ではあるが、こちとら必死にランチを思案。ランチは筑前前原にするか唐津にするか。駅前の目ぼしい飲食店をGoogleマップで探してみるが決め手に欠き、思案するうちに1208筑前前原に到着。みればホーム前方に1210発(唐津ゆき)が接続待ちしており、思わず直観で飛び乗る。1210発(唐津ゆき)は非常に眺望すばらしく、右手には玄界灘が綺麗に見える。虹の松原を通って松浦川を渡ると右手奥には唐津城が見える。1257唐津着。唐津は過去に何度もきたことあり勝手知ったるが、いずれも車であって実際に駅に降り立ったことはこれまで無し。駅前の商店街を通過し、予め車内で検討していた海鮮丼の店へ直行。まだオープンして1年ほどのようだが、隣の魚屋が経営しているのが決め手。海鮮丼(中)をオーダーするが、本日は平政・鮃・鮪・サーモン・アオリイカという唐津港水揚げの海鮮で1000円と格安、アタリの美味。今回の旅で初めての生モノの食事、そして結果、これが最後の生モノの食事になる…。食後は付近を散策するが、駅付近の飲食店の顔ぶれはずいぶんと変わっている印象。唐津の先にもう一つ駅があるので次は駅1つだけ乗って西唐津へ。乗り潰し目的で1338発(西唐津ゆき)に乗って1342西唐津に到着するが、駅前には何もない。
【写真】車窓から見える玄界灘。今回の九州行でもっとも風光明媚なる路線。

九州全線阿房列車(20)

2023年01月07日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(20)
第4日目
6時起床。今日は九州北部の混沌とした路線を乗ったのち、唐津・伊万里を経て佐賀から佐世保に向かう。0700にチェックアウトすると小倉から0728発(添田ゆき)に乗車。添田は日田彦山線の駅だが、昨日通過したその先の久大本線・夜明駅まで豪雨で不通になっている。小倉周辺はそこそこ発展して住宅田園風景が続くが、途中の南小倉・城野でほとんどが下車。0848添田に着くがもともと終着駅でなく、天災により突然終着駅になったために周囲にインフラは何もなし。ここから日田方面に代行バスが出ているが乗るのは1人。乗客が少ないせいか小型のコミュニティ・バスが駅舎隣の道の駅から接続している。折り返し0902発(田川後藤寺ゆき)に乗り0916田川後藤寺着。接続に20分強あるので駅を降りてみるがこちらも何も無し。寒い季節には暖かい駅待合室のありがたみを痛感、東京には駅待合室なんていう風情は一切なし。駅構内の通行橋がコールタールの板張りなのがなんとも渋い一方、発車時刻表はディスプレイ電光表示というアンマッチさ。0942発(新飯塚ゆき)に乗るが、途中に麻生セメントや石灰岩を産出する関の山鉱山を抜けていく景色はプラント・マニアでなくとも圧巻。1007新飯塚着、ここでも20分ほど乗継待ち。この付近は路線が入り乱れていて待ち時間ロスが相応にある。駅前に降り立つとここも何もなし。「新」だからなにもないのか? 1032発(博多ゆき)で大都会たる博多へ。博多は過去に何度も訪問歴あるので、華麗にスルー、地下鉄空港線へと急いで予定より20分前の1127発(筑前前原ゆき)に乗車。
【図】第四日目行程。黒線部分が本日のノルマ。晴れた海が見える路線に乗ると心も晴れる。

本年もよろしくお願いいたします

2023年01月03日 | 時事批評
正月休みは普段の週末+アルファという並びが悪く、直前まで年末感・お正月感がまったく湧かない状況ながら、年初はなぜか初詣のハシゴ。我が家伝統の東郷神社に向かうも、その途中でこれから明治神宮へいくという知人に遭遇して急遽方針転換。記憶にある限り人生で初の明治神宮に参拝。発狂的な混雑かと思いきや元旦の昼時は比較的スムースで、40分ほど待機ののちに参拝終了。参拝時に背後からお賽銭が飛んでくる!という状態をある意味期待していくも、一人一人拝む時間がキッチリ担保されている警備状況(韓国の梨泰院事故の余波か)にて、お賽銭が飛んでくる事態はナシ。ただ、順番待ちで眺めるに業の深そうな方は随分な時間をかけて祈願しており、当方もこれまでになくシッカリ祈願。その後はそのまま発狂的混雑の竹下通りをスルーして東郷神社。ウクライナの影響からさぞかし盛り上がっていると思いきや東郷神社は激スキにて1分も待たずに即参拝。ここでもしっかり祈願し、「ただ運がいいだけ」という東郷元帥にあやかった「強運守り」を購入。強運だけが持ち味という一本足打法なのが明治の軍人らしくて潔い。その運に是非あやかりたい…。本年もよろしくお願いいたします。