小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

今週のNXT #272  レッスルマニアへの道

2015年04月24日 | 今週のNXT
今回はWWE最大の祭典レッスルマニアで行われる、アンドレ・ザ・ジャイアント記念杯争奪バトルロイヤルへの出場権を賭けたトーナメント戦が開かれた。


トーナメント一回戦
フィン・ベイラー ◯-× バロン・コービン
(クルーシフィックス)


タイラー・ブリーズ ◯-× ブル・デンプシー
(ビューティーショット)


ヒデオ・イタミ ◯-× ジェイソン・ジョーダン
(ドロップキック)


エイドリアン・ネヴィル ◯-× カリスト
(レッドアロー)


一回戦はダイジェストだけで、放送は準決勝から。


トーナメント準決勝
ヒデオ・イタミ ◯-× エイドリアン・ネヴィル
(ドロップキック)

いつもの大学を離れ、祭典事前イベントのレッスルマニア・アクセス会場からの中継で、より観客との距離が近く独特の雰囲気。
だいぶアメプロに適応してきたヒデオはTVマッチ初対決のネヴィルとも手が合い、プオタからの支持でも優勢。
WWE殿堂入りを果たした藤波辰爾に捧げるドラゴンスリーパーまで披露するが、GTSはいつものように不発。
串刺しドロップキックもスーパーキックで返され、ネヴィルにレッドアローの体勢に入られるも、これを回避するとキックの連打で片をつけた。


フィン・ベイラー ◯-× タイラー・ブリーズ
(クー・デ・グラ)

のっけからテンションの高い両雄はほとんど動きを止めることなく技を繰り出し合う。
最後はフィンが見るからに痛すぎるクー・デ・グラを超高度から突き刺して勝負を決めた。


トーナメント決勝
ヒデオ・イタミ ◯-× フィン・ベイラー
(ドロップキック)

まずは高速で関節を取り合い技術を見せると、中盤からは各自の前の試合を踏まえてカウンターの応酬へ。
ストロングスタイルなエルボーの打ち合いはフィンが制し、ジョン・ウーからクー・デ・グラを狙うがヒデオがトップロープ上のフィンを担ぎ上げる。一試合で二度目のGTS未遂はやはり未遂に終わったが、すかさず速攻からドロップキックを浴びせて、ヒデオが祭典への切符をつかんだ。

アントニオ猪木が殿堂入りした際にヨシ・タツがレッスルマニアのバトルロイヤルを制したように、藤浪の殿堂入りに合わせての日本向けの話題作りなのは間違いない。
だがヨシ・タツが勝ったバトルロイヤルとヒデオが駒を進めたバトルロイヤルはまるで格が違うし、ヨシはまさかの勝利を上げた当時も半分は干されていた。
たとえ日本向けサービスだとしても、この勝利はヒデオが示した一定の成果であることは疑いないだろう。

試合後にはレッスルマニアに向かうヒデオのドキュメンタリーまで流され、祭典直前のハウスショーではついにGTS(go 2 sleep)も解禁された。
バトルロイヤルでは優勝したビッグショーの一撃に沈んだものの、元NXT王者ボー・ダラスを落とし爪あとも残した。
英語もヨシよりはるかに流暢に操っており、ヒデオがNXTの顔になり、一軍へ上がるための道がいよいよ拓かれたのかもしれない。
コメント