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ミステリ感想-『笑わない数学者』森博嗣

1996年09月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
伝説的数学者、天王寺翔蔵博士の住む館でクリスマスパーティーが催される。
人々がプラネタリウムに見とれている間に、庭に立つブロンズ像が忽然と消えた。
博士は言う。「この謎が解けるか?」
像が再び現れた時、そこには部屋の中にいたはずの女性が死んでいた。
しかも、彼女の部屋からは、別の死体が発見され……。


~感想~
明らかに某新本格作家のトリックの焼き直しだと思うが……。
(見当の付いた方だけネタバレ→)歌野晶午『動く家の殺人』 
結末など、例によって好みは別れるところだろうが、ミステリとしての面白さは言わずもがな。
私事だが、初めてトリックを見破れた作品として印象深い。(そのころは↑の先行作品は未読)


評価:★★★☆ 7
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