小金沢ライブラリー

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今週のNXT #273  串刺し式ゴアは威力半減

2015年04月30日 | 今週のNXT
ソロモン・クロウ ◯-× CJパーカー
(マフラーホールド)

パーカーは先日退団を表明。いつまで経っても一軍昇格できないのが不満だったらしいが、プロレスIQ低め・ぽっちゃりお腹・間が悪いと三拍子揃ってるのに身の程知らずとしか言いようがない。
ラブセクシ…クロウが先制するがブートで迎撃されパーカーがペースを握る。
しかし2回目のセントーンを剣山で返すと、クロウは足を狙ったフライングボディプレスからマフラーホールドで一気に逆転勝ちした。


バロン・コービン ◯-× スティーブ・カトラー
(エンド・オブ・デイズ)

落ち目のコービンが今さらカトラーを秒殺した。
出てくるたびに秒殺されるがようやく元海兵隊員と紹介されたカトラーは満足だろう。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ◯-× アンジェロ・ドーキンス&ソーヤー・フルトン
(イーストリバー・クロッシング→エンツォのスプラッシュ)

調子に乗ったエンツォがアマレス技で痛めつけられるが、かろうじて脱出すると交代したキャサディが大暴れ。
イーストリバー・クロッシングでドーキンスをしとめ、エンツォのスプラッシュを手助けしほぼ一人で相手を片付けて見せた。
なお試合中にNXTタッグ王者のブレイク&マーフィーが現れてカーメラに花を贈ったが、試合には介入せず帰っていった。


ブルーパンツ ×-◯ デイナ・ブルック
(デスバレードライバー)

ボディビル出身のデイナのデビュー戦。筋肉量に似合わぬ体のバネはすごいが、プロレス経験が浅いのか動きはいまいち。
ブルーパンツはどうして当たるのかわからないゆっくりハイキックを三連発で決めたが、見せ場はそれだけで一方的に敗れ去った。


サミ・ゼイン ◯-× ライノ
(ヘルーバ・キック)

ゼインはケビン・オーエンズとのNXT王座戦以来の試合。ライノも復帰以来初の長時間の試合で、観客の支持は二分された。
ライノは奇をてらわず単純な技しか出さないが、頑強な体躯から繰り出されるだけで説得力は十分。
客席からはライノと同じくスピアーを必殺技とする一軍のローマン・レインズを引き合いに出され「レインズよりすげえ」チャントが飛ぶ。そらそうや。
気を良くしたライノはコーナー串刺し式のゴアを三連発するが、なぜか串刺し式はノーマルのゴアより威力が弱くゼインに普通に返される。
ゼインはトップロープに上がったライノを前腕で叩き落とすとサマーソルト・プランチャで追撃。しかしリングに戻ったライノのダメージは薄くベリー・トゥ・ベリーを返すとゴアで決着を狙うが、ゼインはそれをかわしてコーナーに衝突させ、すかさずヘルーバ・キックを叩き込んで勝利した。
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ミステリ感想-『あぶない叔父さん』麻耶雄嵩

2015年04月29日 | ミステリ感想
~あらすじ~
四方を山と海に囲まれ、因習が残る霧ヶ町で次々と発生する奇妙な殺人事件。その謎に挑む高校生の俺は、寺の離れで何でも屋を営む人畜無害な叔父さんに相談する。毎度名推理を働かせ、穏やかに真相を解き明かす叔父さんが最後に口にする「ありえない」犯人とは! 本格ミステリ界の奇才が放つ抱腹と脱力の連作集。
※コピペ


~感想~
端的に言って駄作。
近年の麻耶の短編集に共通する、ある趣向は今回も健在だが、ただ健在なだけでそこに面白みはない。
一つ一つの短編の質が低く、しかも途中の一編で趣向まで放棄し、そのうえトリックが仕掛けられたと同時にわかるくらいの酷い出来で目も当てられない。せっかくの、唯一の取り柄とも言える趣向を捨ててまでいったい何がしたかったのか。
無駄に金田一耕助に似たシルエットの叔父さんのキャラもさほど立っておらず、帯の紹介文にあるような「抱腹」はどこにも見当たらずただただ「脱力」なだけ。作者が麻耶雄嵩でなければ商業ベースに乗っていたか、そもそも出版できたかどうかも怪しい。
これまで10割バッターに等しかった(闇雲A…子…? くっ頭が痛い…)麻耶が初めて書いた駄作で、麻耶も人の子だったとわかったのは収穫かもしれないが、できることならそんな収穫は死ぬまで得たくなかったものだ。
いやあ、それにしても糞つまらなかった。


15.4.28
評価:なし 0
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今週のキン肉マン #127 敬意なき者!

2015年04月27日 | 今週のキン肉マン
・このシリーズはプロレスできる超人ばかりだから攻防に安定感がある
・ギミック超人のジャック・チーとかでもちゃんとプロレスしてた
・嘘をつかないことをモットーにしてたからガチでスニゲーターのこと忘れてんだろな
・バッファローマンに立ち上るオーラは火事場のクソ力でいいのか
・だとしたら発動早過ぎるぞ大丈夫か
・スニゲーター戦で何を喰らおうともノーダメージだったガンマンに初めてダメージが通った
・傷で伸ばしたロングホーンはガンマンのサイクロプスで無効化できるのだろうか
・バッファローマンは本来100万パワーで1000人の超人を倒して1万パワーずつ増やした設定だが、その増加分のパワーも無効化できるのか
・でもその原理ならクソ力で増やした7000万パワーも消せるよな
・1000人の超人から900万パワーという計算の不一致にフォローが入ったら神展開
・↓拾い物だが旧ガンマンはデザインが違うだけでキャラがまるで別物ww っていうかコラ技術すげえ



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ミステリ感想-『消失グラデーション』長沢樹

2015年04月25日 | ミステリ感想
~あらすじ~
椎名康は本命の網川緑に告白できず、多数の女生徒と付き合うバスケ部の問題児。
同じく放送部の問題児・プチサディストの樋口真由とともに、校内に忍び込む謎の美少年ヒカル君を追うさなか、屋上から転落した彼女が忽然と消失した。

12年横溝正史ミステリ大賞、このミス6位、本ミス6位


~感想~
おれは消失グラデーションを読んでいたと思ったら丸太町ルヴォワールを読んでいた。何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…。

というわけで普通に書くと感想の八割が円居挽の傑作「丸太町ルヴォワール」の流用で済んでしまいそうなのだが、これは褒め言葉である。
語り手は端的に言ってクズ野郎だ。探偵役は多少人間味はあるものの、自身と他者の感情を操る術まで身につけた碓氷優佳といった推理マシーンで、話もたった一つの事件を語るにはあまりに冗長過ぎる。
消失トリックもがっかりだ。ヒカル君の正体はラノベにも程があるし、解決編の直前で明かされる秘密はミステリ的にというよりも小説的に極めて残念。
だが真相となるトリックそのものは手垢が付きに付いて黒光りしたものでありながら、まず見抜くことはできない。
そして真相が明らかになるとともに今まで見えていた構図は一変し、本作が企みに満ちた本格ミステリであり、紛れもない青春小説だったことに気付かされる。

それでも物語はあまりに冗長だし、アンフェアな記述も目に余り(以下ネタバレ→)男子バスケ部員と白セーターは許すとしてもゲイ野郎は許しがたい 設定自体にも牽強付会というレベルではない無理がある(再度ネタバレ→)電通は先ごろ日本人の13人に1人が性的少数者と発表したが主要キャラ(語り手・探偵・犯人・被害者・ヒロイン?・ついでに女顧問)の100%が該当はこれなんてエロゲ?としか言えない 点は否めない。

しかしそれら大きな減点材料を差し引いても、本格ミステリファンならば、迷わず読むべき一冊であることは疑いないだろう。
また心底驚くべきことにシリーズ化されているそうなので、続編も読まなければなるまい。


15.4.24
評価:★★★☆ 7
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今週のNXT #272  レッスルマニアへの道

2015年04月24日 | 今週のNXT
今回はWWE最大の祭典レッスルマニアで行われる、アンドレ・ザ・ジャイアント記念杯争奪バトルロイヤルへの出場権を賭けたトーナメント戦が開かれた。


トーナメント一回戦
フィン・ベイラー ◯-× バロン・コービン
(クルーシフィックス)


タイラー・ブリーズ ◯-× ブル・デンプシー
(ビューティーショット)


ヒデオ・イタミ ◯-× ジェイソン・ジョーダン
(ドロップキック)


エイドリアン・ネヴィル ◯-× カリスト
(レッドアロー)


一回戦はダイジェストだけで、放送は準決勝から。


トーナメント準決勝
ヒデオ・イタミ ◯-× エイドリアン・ネヴィル
(ドロップキック)

いつもの大学を離れ、祭典事前イベントのレッスルマニア・アクセス会場からの中継で、より観客との距離が近く独特の雰囲気。
だいぶアメプロに適応してきたヒデオはTVマッチ初対決のネヴィルとも手が合い、プオタからの支持でも優勢。
WWE殿堂入りを果たした藤波辰爾に捧げるドラゴンスリーパーまで披露するが、GTSはいつものように不発。
串刺しドロップキックもスーパーキックで返され、ネヴィルにレッドアローの体勢に入られるも、これを回避するとキックの連打で片をつけた。


フィン・ベイラー ◯-× タイラー・ブリーズ
(クー・デ・グラ)

のっけからテンションの高い両雄はほとんど動きを止めることなく技を繰り出し合う。
最後はフィンが見るからに痛すぎるクー・デ・グラを超高度から突き刺して勝負を決めた。


トーナメント決勝
ヒデオ・イタミ ◯-× フィン・ベイラー
(ドロップキック)

まずは高速で関節を取り合い技術を見せると、中盤からは各自の前の試合を踏まえてカウンターの応酬へ。
ストロングスタイルなエルボーの打ち合いはフィンが制し、ジョン・ウーからクー・デ・グラを狙うがヒデオがトップロープ上のフィンを担ぎ上げる。一試合で二度目のGTS未遂はやはり未遂に終わったが、すかさず速攻からドロップキックを浴びせて、ヒデオが祭典への切符をつかんだ。

アントニオ猪木が殿堂入りした際にヨシ・タツがレッスルマニアのバトルロイヤルを制したように、藤浪の殿堂入りに合わせての日本向けの話題作りなのは間違いない。
だがヨシ・タツが勝ったバトルロイヤルとヒデオが駒を進めたバトルロイヤルはまるで格が違うし、ヨシはまさかの勝利を上げた当時も半分は干されていた。
たとえ日本向けサービスだとしても、この勝利はヒデオが示した一定の成果であることは疑いないだろう。

試合後にはレッスルマニアに向かうヒデオのドキュメンタリーまで流され、祭典直前のハウスショーではついにGTS(go 2 sleep)も解禁された。
バトルロイヤルでは優勝したビッグショーの一撃に沈んだものの、元NXT王者ボー・ダラスを落とし爪あとも残した。
英語もヨシよりはるかに流暢に操っており、ヒデオがNXTの顔になり、一軍へ上がるための道がいよいよ拓かれたのかもしれない。
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先週のNXT #271  ゼインとライノが宣戦布告

2015年04月23日 | 今週のNXT
・サミ・ゼインが決意表明

ゼインが久々に来場し、観客に乗せられNXT王座の奪回と、何よりケビン・オーエンズのケツをしばくと決意表明した。


ライノ ◯-× ジーザス・デ・レオン
(ゴア)

ゴングと同時に突進したライノがゴアを炸裂させ1分足らずで勝利した。
試合後、ゼイン、オーエンズ、フィン・ベイラーの名を上げ誰でもかかってこいと吼えた。


ベイリー ◯-× エマ
(ロールアップ)

やさぐれエマとエマ予備軍のベイリーが対決。
ヒールターンしたてのエマは罵倒しながらラフファイトを展開しようとするが、慣れないせいかふわふわとリングを漂い、まるで脳震盪でも起こしている雰囲気。
ディル・エマからエママイト・サンドイッチという救えない名前を付けられたコーナー串刺しクロスボディを浴びせ、余裕綽々とカバーに入ったところを丸め込まれ、逆転負けを喫した。


ルチャ・ドラゴンズ(シン・カラ&カリスト) ×-◯ ウェズリー・ブレイク&バディ・マーフィー
(フロッグスプラッシュ)

シン・カラ込みで晴れて一軍昇格を果たしたカリストがブレイク組を翻弄。
しかしロープを下げられ転落するといつものように序盤劣勢に。
交代したシン・カラは逆水平チョップで攻めるが、ブレイクがせこい不意打ちで阻止すると、マーフィーのブレーンバスターからブレイクのエディ・ゲレロを彷彿とさせなくもないフロッグスプラッシュにつなげて勝利を上げた。


タイ・ディリンジャー ×-◯ ジェイソン・ジョーダン
(ハーフネルソンスープレックス)

遺恨マッチらしい盛り上がりもないまま、いちおうフェイスっぽく振る舞うディリンジャーを観客が応援しようかどうか迷ううちにジョーダンがタイガースープレックス'04っぽい投げ技で勝利した。


2アウト・オブ・3フォール戦(3本勝負)
ヒデオ・イタミ ◯-× タイラー・ブリーズ
(ドロップキック)

軽量級のエイドリアン・ネヴィルとカリストが一軍昇格し正念場を迎えたヒデオがブリーズとの大一番へ。
まずはヒデオが鮮やかな速攻からドロップキックを突き刺し簡単に1本目を奪った。


ヒデオ・イタミ ×-◯ タイラー・ブリーズ
(ビューティーショット)

ブリーズはダメージが深くコーナーによりかかったまま立ち上がれない。
いちおうロープブレイクと見なしレフェリーがヒデオを制していると、ブリーズは隙をついて必殺技を浴びせあっさり2本目を物にした。


ヒデオ・イタミ ×-◯ タイラー・ブリーズ
(ビューティーショット)

ヒデオに2本目のダメージが残っているうちにブリーズが攻め込むが決めきれない。
ふらつきながらもヒデオが反撃に乗り出し、ハルクアップまで繰り出すと1本目の再現を狙うが、ロープに振られた勢いのままブリーズがビューティーショットを返し勝利を飾った。
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これまでのミステリ採点とか

2015年04月21日 | ミステリ界隈
★★★★★ 10  48作品(4%)
★★★★☆ 9  71作品(6%)
★★★★ 8   134作品(11%)
★★★☆ 7   188作品(18%)
★★★ 6    233作品(20%)
★★☆ 5    218作品(18%)
★★ 4     80作品(7%)
★☆ 3     91作品(8%)
★ 2      45作品(4%)
☆ 1      27作品(2%)
なし 0     34作品(3%)
問題外・論外   21作品(2%)
評価不能      3作品(0%)

全1190作品(評価不能3作品は除く)
平均5.6点

2015.4.21現在
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今週のキン肉マン #126  “許されざる世界樹”決戦、開幕!!

2015年04月20日 | 今週のキン肉マン
・マンガではほとんどイメージないけどそういえば手袋はめてたなテリーマン
・空気抵抗を無視して手袋をドンピシャで天秤に放り投げる強肩ぶりはさすが超人
・貴賓席が出てきた時点でオチが読めるもはや様式美ww
・スグルを羽交い締めで止める役目がウォーズマンなのが感慨深い
・最上階(=ラスボス級の相手)でブロッケンが戦うという違和感
・まさか五重塔リングのようにサイコマンと2階のネメシスが入れ替わる展開があるのか
・どっちにしろブロッケン死にそう
・ブロッケン窮地に→メシアが乱入 ならブロッケンも生還できるのだが
・その場合のメシアは 1.ソルジャー 2.モンゴルマン(中の人はシルバーマン) 3.ラーメンマン兜のジャスティスマンのいずれかか
・4試合同時に開始だけど1試合ずつ進行するのは間違いない
・初戦はバッファローマン VS ガンマン!
・ロングホーンとエルクホルンのぶつかり合いはいいものだ
・バッファローマンが初戦を制するものの正義超人がバックスクリーン三連発を喰らう流れか
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映画感想-『怪談新耳袋[劇場版]幽霊マンション』

2015年04月19日 | 映画感想
~あらすじ~
「愛という名を呼んではいけない」「0時までに帰宅しなければならない」
父娘が何も知らず越してきたマンションには、破れば死を招く呪いの掟があった。


~感想~
2時間1本勝負
黒川芽以 ◯-× 黒幕
(ケンカキック)

なぜ包丁で切断するという選択肢が真っ先に出てくるのかとか、その勢いで包丁振ったら息子もバッサリ行くぞとか、生活保護を知らないのかとか、0時までに帰宅しなければいけないのになぜホステスを続けるんだお前はとか、窓から逃げられたのになぜ誰も追わないとか、玄関を見張れとか、ナイスキックとか、ツッコミどころが無数にある出来の悪いホラーで、基本的に主演の黒川芽以のファンにしか勧められない内容なのに、ファンなら激怒しそうなオチを付けるという、もはやどこに客層を見込んでいるのか全くわからない。
そのオチもろくに伏線のない唐突感あふれる挙句に後味の悪すぎるもので、やはり新耳袋は通常放送の5分ショートショートが一番だという認識を新たにした。


評価:★ 2
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目次(ミステリ以外)

2015年04月18日 | 目次(ミステリ以外)
今週のNXT 目次

SCP紹介 目次

龍騎兵団ダンザルブ 目次(※工事中)

今週のキン肉マン 目次(※工事中)

映画感想 目次

マンガ感想 目次(※工事中)

Q.E.D.証明終了 目次

C.M.B.森羅博物館の事件目録 目次(※工事中)
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