小金沢ライブラリー

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昨年4/1のNXT #556  Are you ok?

2021年03月30日 | 今週のNXT
ベルベティーン・ドリーム ◯-× ボビー・フィッシュ
(デスバレーボム)

ベルベティーンはエプロンから場外へ飛び降りた際に足を痛め、スーパーキックで倒すもパープル・レインメーカーへつなげるのが遅れ試合を決められず。フィッシュは足に狙いを定めるが、スリーパーホールドで一気に絞め落とそうとしところをデスバレーボムに切り返された。


・インダス・シェアー

前回マット・リドルを襲撃したインド人タッグを、マネージャーのマルコム・ビヴェンスが、小さい方がリンク、大きい方がサラブでチーム名はインダス・シェアーと紹介した。

また番組内で言及はなかったが、オースティン・セオリーがRAWへ一軍昇格を果たした。


ジェイク・アトラス ×-◯ デクスター・ルミス
(肩固め)

優勝したジョーダン・マイルズがあっという間に退団したNXTの黒歴史ブレイクアウト・トーナメント出場者の中で、故障したのか唯一再登場していなかったルミスが復帰。
対するデビュー戦のアトラスは元体操選手でキャリア4年ながらインディーで王座を多数獲得している。
アトラスはバク転でパンチをかわしたり身軽さを見せたが、ルミスがマット・ハーディーのサイドエフェクトからそのまま肩固めで絞め上げタップさせた。


NXT女子王座挑戦権争奪戦予選ガントレット戦
ショッツィ・ブラックハート ◯-× ディオナ・プラッツォ
(ダイビングセントーン)

ガントレット戦はいわゆる勝ち抜き戦で、名前の由来はよくわからない。無観客のためか戦車に乗らず登場したショッツィは調子も乗らないのか苦戦。雪崩式の技に捕らえられかけたが、突き落とすとセントーンで押しつぶした。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× ザイア・リー
(キャトルミューティレーション)

残りHPで勝るザイアは次々と蹴り技を決めるが、とどめの竜巻蹴りをかわしたショッツィは羽交い締めからジャックナイフフォールの態勢で固めるキャトルミューティレーションでタップさせた。


ショッツィ・ブラックハート ◯-× アリーヤ
(キャトルミューティレーション)

体力満タンのアリーヤはなぜか丸め込みで手早く決着をつけようとし、ショッツィの回復を許す。打撃に切り替えたが逆にブラジリアンキックを浴び、タイガースープレックスからのキャトルミューティレーションでタップした。

ショッツィ・ブラックハート ◯-× ケイデン・カーター
(ダイビングセントーン)

アリーヤの失敗に学んだケイデンはスピードで翻弄するが、ショッツィは落ち着いてコーナーに追い詰めると串刺しニーアタックからDDTで倒し、セントーンでとどめを刺した。


ショッツィ・ブラックハート ×-◯ ダコタ・カイ
(変型GTS)

4人抜きでさすがに力を使い果たしたショッツィを、ダコタはラクエル・ゴンザレスと二人がかりで一方的に攻める。ショッツィはトペで二人もろともなぎ倒したが、ラクエルに捕まり勝機を逸し、リングインしようとしたところで頭を蹴られ、膝ではなくキックの上に落とすGTSで仕留められた。


KUSHIDA ◯-× ホアキン・ワイルド
(腕ひしぎ十字固め)

KUSHIDAはオーバーヘッドキックでワイルドの左腕を蹴り抜き、あまりの当たりの良さに「Are you ok?」と心配しレフェリーにチェックさせる。実況・解説にもスポーツマンシップを褒められたが、無事だとわかったらすかさず腕ひしぎ十字固めでその左腕を伸ばしてタップさせた。

試合後、ワイルドはKUSHIDAとなごやかに握手を交わし、駐車場でもインタビューを受けていたが、謎のマスクマン二人組にラウル・メンドーサと同じように拉致されてしまった。


NXT北米王座3ウェイ戦
◯ キース・リー × ドミニク・ダイジャコビッチ ダミアン・プリースト
(スーパーノヴァ)防衛成功

ダイジャコビッチがリーを肩車し、そこへプリーストがトップロープからのフライングニールキックを浴びせるド迫力のダブルインパクトを披露。
パワー自慢の三人は片方を担ぎ、もう片方へぶつける力技を何度となく見せ、飛び技も得意な三人はリング狭しと暴れまわる。
最後は業を煮やしたプリーストが警棒で殴ろうとするが、ダイジャコビッチはかわしてフィースト・ユア・アイズを喰らわせる。リーはパウンスでプリーストを場外へ吹き飛ばし、ダイジャコビッチをスーパーノヴァに捕らえてベルトを守った。
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今週のキン肉マン #342 不沈艦の見た新世界!!

2021年03月29日 | 今週のキン肉マン
・ルチャ殺法は多くが胸の一点狙いだった
・これは知性チームの重鎮
・知性チームにいたのに孤独だった男
・聞いてるかフェニックス
・ウォーズマンやウルフマンと同じように手を差し伸べるマンモスマン
・最期まで潔い武人のコーカサスマン
・聞いてるかマリキータマン
・ビッグボディチームしか見てなかったランペイジマンもようやく超人の強さを知ったか
・たかが超神ひとり抜きと言えるのはマンモスマンくらい
・ものすごい勢いで立てられる死亡フラグ
・このリングを用意したのがフェニックスというノイズ
・最悪マンモスマンが負けてもこれで道連れにすればいいやと思ってたろ
・リングにクソ仕掛けをしてこそのフェニックス
・ウォーズマンの優秀な頭脳?
・ビッグ・タスク・ドリルで粉砕した皮肉かな?
・懐かしの球体の超人パワー!
・こんな形でロビンが蘇るとは!!
・ピースが無くなってウォーズマンの試合がまた遠のいた
・ウォーズマンは行き先に見当付いてるだろうからその情報をめぐって試合か
・まさかマンモスマンが一戦で退場とは
・友情パワーと知性に目覚めたマンモスマンはちょっと強すぎるから
・キン肉マンはいろんな超人の試合を見たい漫画なので次々と退場していく
・知性チームは2勝したもののフェニックスを残して全滅…
・タイトルはマンモスマンが見た友情パワーと、ロビンが見た新シリーズのダブルミーニング
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ミステリ感想-『卒業したら教室で』似鳥鶏

2021年03月23日 | ミステリ感想
~あらすじ~
柳瀬さんが卒業するまであと3日。
八番目の七不思議とも呼ばれる「兼坂(んねさか)さん」が出没し、葉山君は調査に追われる。
卒業生たちも関わったこの謎を卒業前に解けるのか? そして、柳瀬さんにあのことを伝えられるのか?


~感想~
シリーズ第7弾。柳瀬さんがついに卒業式を迎える。
は? 俺達の柳瀬さん(の眼鏡)は2作も前に卒業したんだが?
いやまあ前作までは酷いハンコ絵(※私見です)だったが、本作の表紙くらい描けてるなら今の方でも問題ない。

toi8さん(※前イラスト担当)の亜理紗ちゃんは見たかったけどな!!!!!

私怨はこのくらいとして、ついに柳瀬さんが卒業である。ヒロインが卒業だ。大変なことだ。
そもそもシリーズ二作目で名探偵が卒業するという異例の青春ミステリだから今さらだが、そんなことよりも読者は目次を見て目が点になることだろう。

12年後?? 魔導学院?? 似鳥鶏なにを考えてるの??

読み始めるともっと目が点になる。途中で完全無欠のファンタジーパートが始まり、剣と魔法が学園で魔物が魔神で詠唱な王道……というか嫌に凝った設定の黒歴史そのものの物語が繰り広げられるのだ。
これがもうむちゃくちゃ読みづらい。ふんだんにルビを入れた詠唱魔法や無国籍の名前が入り乱れ、剣と魔法が学園で魔物が魔神で詠唱なのだ。これは痛い。
しかもただのファンタジーではなく、登場人物たちは同級生たちをモデルにしており(痛い痛い痛い痛い)名前もそれをもじっていて(やめてやめてやめて)中高生の頃になにがしかの創作を志した読者は全員が深刻なダメージを負うことだろう。
精神的苦痛はもとより、これ一回こっきりしか出てこないとわかりきっている設定・物語をいちいち覚えるのも苦痛で、とにかくこのパートが進まない。
そのくせ本筋の事件には、密接な関わりがあるといえばあるのだが、だからといってファンタジーである必要性はまるで存在せず、青春ミステリの(しかも7作も続いてるシリーズ作品の)途中で王道ファンタジーが始まるという強烈な仕掛けを思いついてしまったからには、書かずにはいられなかったという作者の思いのほうが強く伝わってきてしまう。

話が長くなったが、本筋の事件はどうかといえば、これがもうとにかく小粒。
いやもちろん曲者の作者だからただでは終わりはしないが、一つ一つのトリックは「よくぞこれで鮎川哲也賞に挑みデビューにこぎ着けたな」と別の意味で感心させたデビュー作を思い出すくらい小粒である。
それよりなにより重要なのは、シリーズの裏に隠されていたある事実と、先輩・後輩・実妹の三人で火花を散らしていた葉山君の正妻争いのほうである。こちらはシリーズファンならば絶対必読の代物で、期待は裏切らない。
……途中でそんなことよりもっと重要な、これから先どんな顔して読めばいいんだよと思うような爆弾が炸裂しているが気にするな。

思い入れの強い作品なのでだらだら書いてしまったが、単品で取り出すとイロモノかつ小粒なトリックの連打でどうしても微妙な内容ではあるのだが、シリーズファンにはたまらない、そして絶対避けては通れない一作である。


21.3.23
評価:★★★ 6
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今週のキン肉マン #341 壊れてこそ築けるモノ!!

2021年03月22日 | 今週のキン肉マン
・ブロッケン「ビッグタスクが壊れたからだな!」
・ゆでは本当にリープフロッグが好き
・急にザ・マンへのクソデカ感情をさらけ出すコーカサスマン
・他の超神にもいるんだろうな
・一匹いたら二十匹いるって言うし
・戦いのさなかにもう互いの力を認め合う両雄
・戦いを通じて超人と超神がわかりあった
・聞いてるかバイコーン
・憤怒の神だからって死ぬ間際まで傲慢な必要ないんだぞ
・友情パワーに知性チームの重鎮らしい知性も合わせて勝負ありか
・キバ+キョダイバナ+セイエン=最強
・ポーラマン戦のウォーズマンみたいな煽りやめろww
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ミステリ感想-『今昔百鬼拾遺 河童』京極夏彦

2021年03月19日 | ミステリ感想
~あらすじ~
呉美由紀の通う学校や周辺の民家に現れた、男だけを標的とする覗き魔。
中禅寺敦子が益田龍一から聞いた、まるで河童に襲われたような連続水死事件。
美由紀が夏休みに訪れた伯母の住む街で、二つの事件は交錯する。


~感想~
前作「鬼」はあくまで百鬼夜行シリーズ外伝・ライト版の趣だったが、本作はだいぶクオリティが本編に近付いてきた。文庫本で363ページと普通に長編の分量で、奇妙な事件は連続し、妖怪談義が美由紀たちの他愛もない雑談から、多々良勝五郎の専門知識まで硬軟取り混ぜてふんだんにちりばめられと、全盛期の百鬼夜行シリーズを思い出させてくれる。
事件の様相はレンガ本を363ページに圧縮した分だけ複雑だが、最後まで読めばきちんとまとまり理解でき、大胆不敵なトリックと、全てが解決してなお「河童」が現れる、まさにあの頃のシリーズの風格が味わえた。
前作で突如として披露された、京極堂の憑物落としや、榎木津の妖怪退治に続く例のあの人のキレ芸こそ控え目だが、しっかりと要所を締めてくれるのでやはり見どころである。
まさかの三ヶ月連続刊行の続く「天狗」はさらにクオリティが上がっているそうなので非常に楽しみだ。


21.3.17
評価:★★★☆ 7
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昨年3/25のNXT #555  無観客の中の大量デビュー

2021年03月18日 | 今週のNXT
・無観客で収録へ

コロナ禍により当分は無観客でパフォーマンスセンターでの収録が行われることとなった。


タイラー・ブリーズ ◯-× オースティン・セオリー
(ビューティーショット)

無観客を利用して口論を聞かせたり、無人の客席へ投げ込んだりと第1試合から環境を活かしてみせる。
セオリーは牛殺しを喰らわせて勝利を確信すると、ブリーズのスマホを使って自撮りしながらTKOを浴びせようとするが、片手がふさがっている分ロックできず、普通に逃げられビューティーショットで沈められた。


テフティ・マイルズ ×-◯ キリアン・デイン
(ベイダーボム)

マイルズはキャリア2年ながらROHを経て早くもNXTデビュー。スピードでデインを翻弄する場面もあったが、パワーで圧倒され押しつぶされた。


トニー・ニース ×-◯ キャメロン・グライムス
(ゲイヴイン)

なんでもできるニースはグライムスに対抗して打撃戦を挑むが、不格好なスーパーマンパンチを2発も被弾し、ゲイヴインで踏みつぶされた。


NXT女子王座挑戦権争奪ラダー戦予選
紫雷イオ ◯-× アリーヤ
(ムーンサルトプレス)

4ヶ月前にザイア・リーの回し蹴りで鼻を折られたアリーヤの復帰&遺恨試合と宣伝されるが、ステージ裏でザイアは何者か(※ヒント:ヴァネッサ・ボーン)に襲われたようで入場できず。
代理との試合を承諾したアリーヤの前には百倍強い紫雷イオが現れた。現実は非情である。
アリーヤは一瞬だけ反撃したがほぼなすすべもなく完敗した。


・NXT北米王座をめぐる抗争

北米王者のキース・リーがインタビューを受けていると、理不尽に襲われたドミニク・ダイジャコビッチが割り込む。さらにリーを襲撃したダミアン・プリーストも現れ乱闘になり、ダイジャコビッチが場外へのスワンダイブ式セントーンで二人をなぎ倒した。


オニー・ローキャン&ダニー・バーチ ◯-× シェイン・ソーンブレンダン・ヴィンク
(クロスフェイス)

デビュー戦のヴィンクはエリオット・セクストンの名でソーンらと活動していたTMDKメンバーの一人。
大柄で分厚い上半身からパワーを見せるが、バーチにしばかれクロスフェイスで捕らえられ、カットしようとしたソーンもローキャンにハーフボストンクラブでつかまり、二人同時にタップした。
ヴィンクはカウンターで打撃を受ける時になんの技を出そうとしてるのか全くわからず笑った。


NXT女子王座挑戦権争奪ラダー戦予選
キャンディス・レラエ ◯-× ケイデン・カーター
(ガルガノ・エスケープ) 

全く動きを止めず戦い、キャンディスは後半明らかにバテておりライオンサルトも外したが、すぐさま夫の関節技に切り返ししぶとく勝利した。


マット・リドル ◯-× ロデリック・ストロング
(ブロデリック)

試合巧者の両雄は無観客でも全く影響なくいつも通りのクオリティの高い試合を見せる。しかしインディー歴の長い彼らでも無観客試合はほとんど経験がないだろう。
最後はたたみ掛けようとしたストロングを捕獲したリドルがブロデリックで叩きつけた。

その後、リドルをいかにもインド人の大男二人組が襲撃。タッグに慣れていないようでツープラトンを掛けるまでがグダグダだった。
さらにマネージャー役のマルコム・ビヴェンスも現れ、NXTタッグ王座への意欲を語った。


・トマソ・チャンパ VS ジョニー・ガルガノ、さらに

NXT責任者のHHH立ち会いのもと、チャンパとガルガノが対面し試合が決定。
そこへ入団が決まったキラー・クロスと思われるPVが流れた。
異例の無観客開催となり不安感が増す中、新規契約者を大量にデビューさせる流れは上手いと思う。
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削除済SCP-4001~6000

2021年03月12日 | SCP紹介
SCP-4026 - Happy Feet (ハッピーあしズ)
足骨のカルシウムで構成された12mの生物。ムカデのように無数の足を持ち、その先端は刺繍された靴の爪先のような形状になっている。音楽に合わせて踊り、曲によっては鎮静化する

SCP-4128 - The Gallant Society (ギャラント協会(ソサエティ))
マンハッタンにある地下施設。強力な放射線を放ち、様々なSCPオブジェクト由来の装置や、現実と合致しないニュース記事の書かれた文書が多数発見された。記事はギャラント協会(ソサエティ)という財団のような組織に言及している

SCP-4197 - Parafriends (寄生友)
ある男性の両眼が罹患した寄生性眼感染症。男性が危機に陥ると武器や道具に変形して守る。男性は寄生虫を「個性的な癖」「快適で孤独ではない」等と語る

SCP-4430 - Orpheus's Draught (オルフェウスの杯)
エタノール。気体を吸引した人物は自身が死につつあると信じる病気にかかり、液体を飲むと眠り、亡くなった近親者の夢を見る

SCP-4440 - The Hand That’s Reaching Out (迫り来る魔の手)
ある砂漠の地上絵。日に17m移動する。周囲の電子機器を誤作動させ、立ち入った人物を死に至らせる。特定の人物を追っている可能性がある

SCP-4469 - ASMR: But I Come Out of the Screen and Beat You with a Shoe (ASMR: だが私は画面から現れて靴で貴様を叩きまくる)
人型存在。You TubeにSomniumという名の停止されているはずのアカウントが出現し、動画を投稿する。それを不眠症の患者が視聴すると、画面からこの実体が出現し、靴や手近の物で殴りつける。その打撃音にはリラックス効果があり睡眠を助けるが、叩きすぎて死に至ることもある

SCP-4576 - grief by dado (かなしみ by dado)
ミシガン州のある街の半径3kmの領域。内部に立ち入ると大文字を忘却したり、小文字に変換される。中心部にある薬局に近付くと悲しみ、激怒、無関心の感情に順にとらわれていく。現象の中心にはモルモットの死体と、それを治療しようとした形跡が発見された

SCP-4584 - Proper Instrument Care is Required to Handle this Gun (この銃の取り扱いには適切な楽器の手入れが必要です)
トロンボーン。マウスピースへ人間の唾液以外の物を入れると、対応する物品を排出する。不潔な状態で使用したところ破壊された

SCP-5000 - Il Maestro del Rancore (怨悪のマエストロ)
イタリアのジェズアルドにある演奏装置。124体の人間に接続され、異常存在か機械にしか演奏できない構造で、曲に応じた異常性を引き起こす

※作者は盗用により永久追放され、記事も抹消された

SCP-5057 - The Secret Ingredient Is Mayo (隠し味のマヨ)
あるブランドのチョコレートケーキ。接触した人物は平行世界の子供の誕生パーティーに転移する。そこでもケーキを提供され、一切れ食べると元の世界に戻る

※タイトルは意味不明で内容も全く面白くない。誤訳等がなければ知る限り最も退屈な記事

SCP-5078 - Why Overwatch Command Failed Its Recycling Goals (監督司令部がリサイクル目標を達成できなかった理由)
ニューヨークにあるゴミ箱。破壊も移動もできない。様々なゴミが内部に出現し、異常な物品や、他のSCPオブジェクトに言及した文書も含まれる

SCP-5221 - またJFKの記事かよ (Yet Another Goddamn JFK Article)
ジョン・F・ケネディ暗殺事件。財団の調査により犯人はオズワルドではないと判明したが、真犯人は見つからなかった。その後、隠蔽工作を行った組織により、ケネディの頭は理由もなくただ爆発したと明かされた

SCP-5311 - Delicious Drivers (美味なドライバー達)
全米のタクシーで起こる現象。無人のタクシー内に食品が置かれていると、生命を持ち、自己複製して人型となる。そして運転手として業務を始め、客を乗せる。客は異常に気づかず、目的地に到着すると、運賃を受け取らず、身体から取り出した食品を客へ与える。その食品に異常性はなく、運転手は7~9時間で元の食品に戻る

SCP-5469 - We Watch Over You (私たちはあなたを見守っている)
主に写真にのみ現れる人型実体。結婚式や葬式といった大きな感情の伴う出来事の写真に写る。ほとんどがぼやけているにも関わらず顔を認識できるが、すぐに消失する

SCP-5502 - 【NIGHT DRIVE】 (【NIGHT DRIVE】
自動車を運転する人物が一定の条件を満たすと一時的に現実改変を起こす現象。時間、雨天、速度など一つでも条件を満たさなくなると即座に現象は停止する。内容は様々だが必ず人型実体が現れ、運転手の精神状態は好転する

SCP-5904 - Things Could Be Butter (バタートーストになり得る物とは)
主にアイオワ州で発生する現象。液体や半固体が固体の表面に均一に広がった時、バタートーストに変換されることがある。アイオワ州見本市に展示されるバター牛(バターで造られた牛の彫刻)が原因と見られ、それが造られなかった年には他州へ拡大したり、人体が変換されたりと被害が増えた

SCP-5939 - A Wonderful Life in 2024 (2024年の素敵な人生)
地球上の全ての動物に感染する突然変異誘発物質。感染すると生殖細胞を突然変異させ、子孫の性質を永久的に変異させる。地球の歴史において2回発生したと見られる。2024年3月、数ヶ月以内にこの現象が発生すると見積もられた
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削除済SCP-2001~4000

2021年03月11日 | SCP紹介
SCP-2008 - Ramjet Cows (ラムジェットエンジン・ウシ)
天然のラムジェット推進機関を備えた牛。身体を変形させ空を飛ぶ

SCP-2117 - An Oxidist (オキシディスト)
酸化鉄の身体を持ち、常に燃え続けている異世界の知性体。次元を超えてテニスをしており、不規則に現れては秒速340m以上の球をボレーで打ち返し、爆風を引き起こす。友好的な性格で、被害を避けるため隔離室に出現することに同意した

SCP-2202 - Pythagoreomorph (ピタゴラス形類)
ピタゴラス教団によって造られた生命を持つ敵対的実体。生物を菊に、無生物を大理石に変換する。ピタゴラスの定理に基づくため直線的に動き、ノイズや豆を嫌う

SCP-2235 - Mud Man (泥男)
中国系男性。身体をオオサンショウウオのように改造され、水中で長時間の活動が可能

SCP-2278 - (マイム的実体)
人型実体。実体を持たず物質をすり抜ける。パントマイムで表現した透明な物体を生成できる。25m以内にいる他の人物も同様の能力を使え、パントマイム技術を持つ財団職員が投げ縄を作り捕まえた

SCP-2304 - Automatron (オートマトン)
ノルウェーにある人の顔が落書きされた建造物。内部は異常空間になっており、日用品の姿をした金属の生物や、ケイ素と水銀の身体を持つ研究者が住んでいる

SCP-2398 - Interdimensional Courier (次元間宅配便)
宅配人の男性。2つの平行世界をつなぐ能力を持ち、定期的に荷物の宅配に現れる。荷物は人生のどこかで無くした物品で、受取人は価値に関わらず大喜びする。8時間以内に開封しないと新たな荷物が届けられ、それを開くと異次元の小部屋に引きずり込まれ、宅配サービスに関する質問を受けた後に解放される

SCP-2410 - Wax Moth Hive (ハチミツガの巣)
巨大なアシナガバチの巣。無数のハチミツガが棲息する。蛾はウランの痕跡を持ち約3日ごとに巣の周辺へランダムに転移する。外部へ転移する蛾もおり、そちらはウランではなくトリウムの痕跡がある。どちらも放射線による被害を撒き散らす

SCP-2419 - Cross Stitch (交差編み試験)
現在93歳の女性。毛糸を与えると編み物を作り、それは周囲の特定の人物にとって有用な異常性を持っている。また編み物を進めていくうちに受取人の基礎知識を獲得する。自発的に受取人を選んだり、異常性を付与することはできない

SCP-2444 - The Arrogance of Kumbhakarna (クンバカルナの傲慢さ)
インドのある寺院の上空で少なくとも12世紀から起こり続けている異常現象。寺院の姿の実体へ、3体の実体が激しく攻撃している。接近した物体は熱線で焼き尽くされる。寺院の実体の中には4mの人型実体が眠っており、インド神話に登場するクンバカルナと思われる

SCP-2454 - Shine, shine my Fallen Star (輝け、輝け私の墜ちた星よ)
クルーズ船。下部の船倉に人型実体が存在し、大声で苦痛と解放を訴える。また9分おきに強烈なガンマ線バーストを放ち、内部から取り出した物体は急速に崩壊するため、写真撮影でしか情報を得られていない。乗員乗客名簿が発見されたが1名を除き存在しない人物であり、また財団職員の装備やIDカードも多数発見されているが、やはり該当する人物は存在しない。しかし調査の結果、このSCPに関わった人物の記憶が抹消されていると判明した

SCP-2495 - Noir Dire (悲惨なノワール)
財団職員だったランデン・エッカートという名の男性。機動部隊ハマルティアによって誘拐され消息不明で、彼が誘拐されたことを知っている人物が創作を行うと、主人公としてランデンが現れる。さらに登場人物のうち7人が機動部隊ハマルティアのメンバーと一致するキャラに置換される。その後、ランデンは物語から消えるが一連の事象によりプロットは大きく変更され、作者はそれに気付かない。そして物語が結末を迎えてから1~3週間後にランデンが誘拐現場に現れ、機動部隊ハマルティアに誘拐される。それを目撃した人物の創作も上記と同様の異常性を持つ

※SCP-2565に指定されたアリソン・エッカートの兄に設定されている

SCP-2504 - Emergency Services (緊急対応部隊)
イリノイ州のある街に現れる集団。緊急通報がなされると、現場に最も近い曲がり角から出現し、適切な対応を行う。解決すると曲がり角から帰っていった途端に消え、活動記録が実在の緊急対応部署のファイルに現れる。意図的に呼ぶことはできず、出現条件も不明

SCP-2510 - Our Broken Salvation (我らの壊れたる救済)
インド洋のケルゲレン海台。機械の構造体で、設置されたヒュドラウリス(旧式のパイプオルガン)を奏でると異次元への扉が開く

※作者は盗用により永久追放され、記事も抹消された

SCP-2520 - Winters Past (冬過ぎたりなば)
子供用の手袋。着用すると周囲に雪を降らせ、雪遊びしたい気分を増大させる。造られた雪像は知能を持ち、一緒に遊ぶ。友好的だが認識の違いから被害をもたらすこともある

SCP-2544 - Traffic Sadhu (交通苦行者)
インド全域の商業交通で起こる規則的な混乱。商業貨物車両を運転中の人物が平均10分間の無気力状態に陥り、事故を引き起こす。ただし死亡事故や流通の断絶は起こらない。財団は全ての車両に対策を施したが、定期的な混乱は止まらず、ヒンドゥー教の儀式に対応した規則性と、事故件数が5件、10件、18件、108件、1008件のいずれかになることから、苦行の一種と推測している

SCP-2601 - The Death of Insaera (インサエラの死)
インサエラという名の戦神を名乗る実体。身体は常に346kgの古代の武具で構成され、会話する人物の母語を完璧に操る。協力的で、老衰による苦痛を訴える。新月と満月の夜に、周囲に古代の武具で武装した兵士が出現し、人間を無差別に襲う。事前にインサエラに対して古代の軍人のように、示威行為や勇壮な詩を披露すると、出現する兵士が減る。インサエラの死により異常性は失われたと思われる

※冒頭の詩は13種類からランダムに選ばれる

SCP-2621 - WARNING: Replacement Parts Must Be Same Model As Original! (警告: 代替部品には必ずオリジナルと同一のモデルを使用してください! )
6つの人体部位。全体で人間の外見を形作り、自律行動するが生物ではない。合体すると宇宙ロケットを模倣し頭部を射出する。内部に操縦者がいると推測されている

SCP-2639 - Doctors Luther and Dumas (ルター医師とデュマ医師)
ボストンの病院に勤める二人の医師。定期的にポーカーを行い、ルターが勝利すると彼が直近で治療した患者が奇跡的に回復し、デュマが勝利すると同じく彼が直近に治療した患者が死亡する。収容が予定されていたが、ルターが事故死し見送られた。因果関係は不明だが、事故の前にルターはデュマの治療を受けていた

SCP-2678 - The Vorehole (呑穴)
アメリカ南東部で起こる現象。高速道路沿いの広告掲示板がミーム災害を持った物へと置き換わる。それを見た人物は広告に示された存在しない観光地へと向かう。やがて廃墟にたどり着き、内部は大聖堂のような場所へ繋がり、地面に空いた肉のチューブ状の大穴に呑み込まれる

SCP-2722 - SCPS Solidarity (SCPS 団結号)
宇宙空間に存在する巨大な宇宙船。周囲に持ち込まれたあらゆる文字の意味を、読む者に理解させるミーム効果を持つ。船体の各地に書かれた銘文から、この船は数億年前から存在し、様々な種族の文明によって修理・改造されてきたと思われる

SCP-2801 - A Dress-Up Box (お着替え箱)
衣装箱。開いた人物が子供の頃に愛用していたり憧れていた衣服が現れる。その後、危機に見舞われると衣服が出現し、子供の頃に夢想していた特殊能力を使用できる。箱を傷付けると深い後悔の念に襲われる

SCP-2908 - Golden cards of not death (死せぬゴールデンカード)
金色のトランプ。取得した人物は聴衆を集め、カードを選ばせて占いを行う。希望者がいなくなるまでこれを繰り返し、終了するとその間の記憶を失う。占いは様々な形で的中する

SCP-2921 - Spawn of the Drakaina (ドラカイナの仔)
人間の特徴を備えた蛇の石像。10m以内で性行為を行った人間を男女問わず妊娠させる。胎児は下半身がガラガラヘビになった人間で、2~4ヶ月で覚醒し、放置すると母胎を引き裂き逃亡する。元の所有者の男性の遺体は、死後もこの胎児を産み続けている

SCP-2947 - Hot and Cold Running Dogs (温冷水道犬)
ワシントン州グラハムの町の水道に起こる現象。6~8月にかけて水道管と貯水池内の水が、小さなウェルシュ・コーギーに変換される。犬は縮小による健康問題や、食糧不足により大半が死に絶える

SCP-2958 - Marooned (離れ小島に一人きり)
ノース・イースト・イングランド全域にある環状交差点の中央島(植林されたラウンドアバウト)とその周辺道路の数%に影響を与える異常現象。中央島が無人の時、範囲内に入った人物は周辺を海、車両をボートと認識する。そして中央島に入ると、そこを無人島に、車両を巨大な海洋生物と知覚し、脱出できなくなる。やがて知覚している環境の影響を受け、サメ等に襲われた傷を負ったりする

SCP-2966 - Backbone of the Community (地域社会の屋台骨)
カナダのアルバータ州西部に埋まった巨大な未知の生物の脊柱。半径20km以内に入った人物はその地域に愛着を感じ、6・12・48時間ごとに効果は進行し、外部にいた頃の記憶や人格を失い、ここで生まれ育った偽の記憶を生成される

SCP-2967 - Australian Selkie (オーストラリアン・セルキー)
オットセイの皮で作られたマント。羽織るとオットセイに変身し、知性と人格を失い、4時間以内に臓器不全で死に至る。その後、死体の皮がこのマントに戻る。マントとともに回収された男性だけが人格を保ち、着脱が可能だったが彼も死亡した

※男性は1967年に水泳中に失踪した実在のオーストラリア首相と思われる

SCP-2983 - Capel Celyn (カペル・ケラン)
ウェールズの水没したカペル・ケラン村。13名の人物が水中で暮らしている。13名は近親者の墓地があることから水没にも移転にも反対していた

SCP-3151 - Murder, She Wrote (ジェシカおばさんの事件簿)
TVドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」の存在しないはずの第13シーズン。家庭でビデオ録画された物だけが回収されている。内容は陰鬱で数百話もあるが、途中から展開が無くなった

SCP-3211 - Worth Remembering and Avenging (思い出すに足る、復讐するに値する)
ある自殺した女性。彼女の氏名を知るか、遺体を直視した人物は、殺害されたと確信し、犯人を探そうとする。さらに彼女の人生の一部を思い出すが、各人ごとに異なり、マフィアや政治家、旅人等の事実とは異なる素性を語る

SCP-3326 - On May 3rd 2005, Dr. Tobias Scranton died in a car accident in 1964 (2005年5月3日、トビアス・スクラントン博士は1964年の自動車事故で死亡した)
1993年に開発されたスクラントン現実錨(※現実改変能力を無効化する力場を生成する道具)を取り巻く事象。2005年5月3日、スクラントン現実錨を開発したスクラントン博士は、現実改変の影響を受け1964年の、実際には生還した自動車事故で死亡したことになった。これによりスクラントン力場から外されたスクラントン現実錨は存在しなくなり、その現実錨によって無効化されていた現実改変が発生し、過去に遡及して多大な被害をもたらしてしまう

SCP-3548 - A Clocking Madness (時計の狂気)
巨大なデジタル時計。停止させられず、60秒ごとに鼓膜を破るほどの爆音を放ち、黙示録的な幻覚を見せる

SCP-3578(記録用1:Sebastian of Portugal and his Army/ポルトガル王セバスティアン1世と彼の軍勢)
人型実体。SCP-076 - "Able" (アベル)と類似したタトゥーが彫られ、傷を負うと傷口から他人の四肢や武具が生えてくる。四肢は本体を傷付け、さらに四肢が増える。傷口の中は異空間に繋がり、多数の兵士が存在している

SCP-3861 - Safer (より安全に)
財団施設サイト-61で発生する現象。ある日、設置された184台の監視カメラが全て、サイト内にあるマイルズ・サヴェッジ博士の住居入口へ移動した。外へ移動させたカメラはサイト-61に再出現し、サヴェッジ博士を別サイトへ移動させると184台のカメラも移動する

SCP-3906 - Blasphemous Balut Parade (冒涜的バロットパレード)
フィリピンのヴィザヤ諸島周辺で起こる現象。シヌログサントニーニョ祭の参加者や見学者の体質量の2.5%が食物やアヒルに変換される。変換される身体部位はランダムだが、臓器が影響を受ければ致命的。生涯に食べたバロット(アヒルの雛の料理)の量に反比例して変換される質量は減り、100個以上食べていれば影響は受けない。年に一度、シヌログサントニーニョ祭に匹敵する規模の、アヒルを祭るパレードを行うと発生を抑えられる

SCP-3967 - Hand On My Heart (私の心臓にある手)
心停止し死亡した財団職員フィアチラ・マコーネル上級研究員の胸の中で発見された人間の手。心臓をこの手に握られたことによって心停止したと思われる
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削除済SCP-001~2000

2021年03月10日 | SCP紹介
SCP-001 - A New Day (幕開け)
巨大なコンピューターとその端末。あらゆる破壊・移動・変更を試みても一瞬でも観察をやめた瞬間に元に戻る。周囲を施設等で覆ったり、通じる道を塞いでも無効化される。SCPオブジェクトの代表からのメッセージが残されており、それに対応するため財団が設立された

SCP-150 - The Prosthetic Parasite (寄生義体)
寄生虫。人間に寄生し、最も近い四肢を乗っ取る。7日後には宿主は自らそれを切り離さざるを得なくなり、切り離された四肢からは複数の寄生虫が孵化する。一部は宿主に戻り他の四肢に侵食し、四肢全てを失うと胴体を食い破る

SCP-194 - Carrion Host (腐肉喰いの一団)
カラスそっくりのSCP。孤独で穏やかな人間に付きまとい懐柔し、羽根を食べさせる。やがてその人間はSCP-194へと変身する

SCP-199 - Ferns (羊歯)
固体であればどこにでも繁茂でき、驚異的な耐性を持つシダ植物。植物兵器として開発されたと考えられている

SCP-285 - A Hack Job (雇われのハッカー)
ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスター・チート。現実のHTMLコードをいじり些細な変更を加えられる

SCP-285 - Mental Megaphone (精神的拡声器)
3500m先まで発した言葉を心の声として届けられる拡声器。スイッチを切ると逆に周囲の心の声を受け止められるが、一斉に押し寄せるため言語として処理できない

SCP-287 - Spectral Manifestation Sword (霊召喚剣)
バイキングが用いた錆びた剣。通電するとバイキングの霊を召喚する。電流の強さに応じて霊の数と強さが増し、霊は互いに相争ったり、周囲の人間に憑依する

SCP-351 - Fluid Canon (流動性正史)
テキストファイルのSCPで、読んだ者は偽の記憶を刷り込まれる。強力な感染力を持ち、感染者の話を聞いた人々に次々と効果を現す。感染者の集団だけを隔離すると、やがて彼らは全員の記憶を偽の情報で上書きし、それを共有する

SCP-378 - Brainworm (脳虫)
人間の脳に寄生する無脊椎動物。発見されるまでその人物のように振る舞い、発見されると暴れ出す。きわめて頑丈だが火に弱い

SCP-474 - Broken Mason (壊れたる石工)
人口の構造物に穴が現れ、同じ材料で造られた人型の物体が出現する現象。物体は構造物の空洞を埋めると生命を得て、近くの破損した別の構造物に移り儀式を行う。儀式を終えると物体は崩壊し、その構造物に穴が現れ……を繰り返す

SCP-475 - Pope on a Rope (ヒモつき教皇)
ローマ法王を模した石鹸。水につけ皮膚に塗るとあらゆる汚れを100%落とす。ローマ・カトリック信者にはさらなる効能が現れるが、他宗の信者には天罰を与える

SCP-520 - Knife Switch (ナイフスイッチ) ※記事変更
ナイフスイッチのアンティーク。ハンドルを動かすと地球上のどこかの電気機器のメイン回路を切断・接続する

SCP-577 - Bullet Cat (弾丸猫)
弾薬の集合体の身体を持つ生物。他者に観察されていると様々な生物の仕草を模倣し、特に猫の真似を好む。友好的な性格だが、未知のエネルギーにより発射された弾丸のように加速するため非常に危険

SCP-618 - Smoky Cigars (煙たい葉巻)
皮膚を壊死させ、嚢胞を作らせる煙を出す葉巻

SCP-633 - Ghost In The Machine (マシンの中の幽霊)
生きているコンピューターウィルス。テキストやPC内蔵のカメラ、マイクを用い人間と会話する

SCP-638 - The Roaring One (咆哮するもの)
全身を火傷で覆われた男性。古代ギリシャの方言で単語を発し要求を告げ、かなえられないとガラスを割るほどの威力の咆哮をする。また半径20m以内の女性を踊らせたり、操って脱走に加担させたりする

SCP-654 - Thunderhorn (サンダーホーン)
牙から放電し獲物を襲うイッカク。近距離の相手を襲うと自身にも落雷するため火傷を負っている

SCP-746 - Pseudo-Avian (偽物の鳥)
鳥類の特徴を持つ1.3mのヒト型生物。言語を操り700歳を名乗り、敏捷で格闘技にまで習熟している。数十年にわたり逃げおおせていたが東京都八王子の神社で負傷しているところを捕獲された。

※要するに烏天狗か?

SCP-783 - Baba Yaga's Cottage (バーバ・ヤーガの小屋)
シベリアにある石造りの小屋。中に入った全ての生物は著しく変貌する。実験では体内の微生物すら変貌した

SCP-910 - Immortality Serum (不死血清)
未知のタンパク質。接触した哺乳類を不死身にさせる。非常に遅くだがあらゆる傷が治癒するようになり、容易に致命傷を与えられない。また汗や唾液とともにこのSCPを分泌するようになる。ただし生物学的、精神的には劣化を続けるため長寿の者は激しい苦痛を訴える

SCP-941 - Carsickness (車の病気)
車に感染する病気。数日にわたり不具合をもたらし、排気ガスから他の車に感染する等、風邪に似ている

SCP-947 - Jasper's Hill(ジャスパーヶ丘)
ジョージア州のある未舗装路からのみたどり着ける丘。「ジャスパーヶ丘」の看板があり、立ち入った者はシボレーに乗ったジャスパーと思われる男に襲われ逆さ吊りにされる

SCP-947 - Their Own Fault(自業自得)
ある廃カジノで起こり続けている霊現象。霊体の集団が地面に空いた大穴と、その中の死体を注視するよう強いられている。彼らは苦痛を訴えるが、金の亡者と化した彼らの自業自得だとするメモが見つかった

SCP-948 - Hope (希望)
ギリシャのある島の廃病院。立ち入った者は幸福感に包まれ、後天的な精神病が完治する。ただし繰り返し利用すると1~3週間の間に知性の退行を起こし、最終的には獣のような状態になる

SCP-952 - Jack Of Hearts (ハートのジャック)
ハートのジャックを名乗る金髪碧眼の男性。16歳未満の女性に数週間~数ヶ月かけてアプローチし子供を産ませる。子供は4ヶ月で産まれ角や毛皮を持つが、成長するに連れて失われ、代わりに父親と同様の性質を得る

SCP-972 - Immunity (免疫)
異常な免疫力を持つ男性。体内に病原体が入ると、急速に免疫を作り排出する

SCP-1037 - Rotbolt (侵食ボルト)
ボルト。ナノレベルで振動しており、周囲の物体を次第に脆弱な結晶体へ変える。結晶化は拡大して行き、放置すれば数年で都市全域にも及ぶと推定される

SCP-1143 - Suricate Altar (ミーアキャットの祭壇)
アフリカ南部のカラハリ盆地で発見された砂岩の塊。直視したミーアキャットのうち75%は怯えて自殺を試み、20%は岩を守るために戦い、5%は岩を祭壇のように祀る

SCP-1313 - Infini-Measure (無限巻尺)
1960年代製の巻尺。おそらく無限に引き出せ、25m以上引き出した状態で接触した人物は宇宙の広大さを感じ重度の鬱病を患うが、それに耐えると回復し多幸感や驚きの感情を訴える。ただし自己中心的な人物やナルシストは負の影響しか受けず、必ず自殺するか植物状態に陥る

SCP-1444 - Brahmastra (ブラフマーストラ)
古びた矢。人間が取り扱うと超高熱や放射線を放つ。その持続時間や影響範囲等の数値はヒンドゥー教や古代インドの単位にちなむ。ヒンドゥー教の信徒に使わせたところ4倍の威力を発揮した

SCP-1463 - Senor Purple (セニョール・むらさき)
白人男性を模した自動人形。触れた者を紫色に染め上げる。人間には25%の確率で金属中毒を引き起こす。「ファンタスティック!教授」なる人物が関わっているらしい

SCP-1466 - The Undiscovered Continent (まだ見ぬ大陸)
アメリカの詩人エミリー・ディキンソンの詩。これを好み、理解した人物は自由に瞑想状態に入り、覚醒から7時間経つとディキンソンの未発表の詩のどれかを書く。

SCP-1548 - The Hateful Star (きらいきらい星)
かに星雲に存在する中性子星。人間を憎悪し、望遠鏡を向けている相手を未知の手段で特定し、モールス信号で脅迫する。財団の存在はおろか施設や幹部の情報も握っていると語り、徐々に太陽系に近づいている

SCP-1549 - Anti-Empath (逆方向共感者)
パキスタン人女性。最も近くにいる人物に自身の感情を上書きする。最も近くにいる限り効果は永続的で制御もできない

SCP-1631 - The Ghost Vehicle (車霊)
オレゴン州の森林道路に現れる自動車の亡霊。実在した車両を模倣していると思われ、その車両の最期の瞬間を再現する。もし人間や動物に衝突していれば、付近の適当な人間や動物を引き寄せて衝突する

SCP-1654 - Knowledge of the Cause (因果の知識)
フランシス・ベイコンの著書。人間が近付き、異常性に気付くとそれに応じて周囲の時空間を捻じ曲げる。異常空間は範囲内の人間が死滅するまで拡大して行き15分経過すれば世界崩壊を招くと推測されるが、冷却によって進行を遅らせることが出来る。17日間放置しても効果が発揮されるため15日ごとにDクラス職員を用いて起動させている

SCP-1701 - Sapient Nuclear Reactor Colony (知的原子核反応群体)
古原生代(約17億年前)に知性を持っていたバクテリアの痕跡。気流や石の模様で哲学的な会話を交わしていた

SCP-1767 - An Urban Slump (都会の荒廃)
イギリスのシティ・オブ・ロンドンのある区画。貧困状態の居住者の生活環境を悪化させ、建物の内部構造が縮小する。さらに土やコンクリートの身体を持つ人型生物が現れ、建物を破壊したり汚染する

SCP-1798 - Boeing's Best (ボーイングの全力)
87台のホンダ・シビック。ランダムに現れ、クラクションを鳴らすことでモールス信号でウィリアム・E・ボーイングの伝記の一節を発信する。後にボーイングの死体の一部や旅客機も現れ、旅客機の座席全てにボーイングの死体が座っていた

※突然の残酷描写、誰も知らないボーイングの伝記からの引用、訳注すら戸惑う謎設定と、文句なしの削除作品である

SCP-1822 - The Colonization Guide (宇宙開拓のすゝめ)
(※意味不明なので説明をそのまま引用する)エリスを含む太陽系の主要な惑星すべての周回軌道上に存在する異常情報プラークをSCP-1822と総称し、22個それぞれのプラークをSCP-1882-SLから-EXTと指定します。エリスと水星を除く各惑星に付き同一のインスタンスが2つずつ確認されています

※説明だけでわかる意味不明さ、さすが削除の貫禄。パルスのファルシのルシがパージでコクーン?

SCP-1831 - Mr. Shapey (ミスター・シャピー)
リトル・ミスターズの一人。十次元上の存在で、三次元には球体として投影されている。友好的で記号や音で交流を求めるが、相手は様々な感情を覚える

SCP-1917 - The Armour Maker (装甲製造車)
知性を持つ巨大な装甲車。内部は異空間の装甲車生産ラインになっており、芸術作品と称し独自の戦車を造る

SCP-1926 - The Mewts (ミューツ)
生きている65体のプラッシュ(ビロード)人形。「ミューツ」はタグに書かれていた名前。無害で、2体の大人と、半分のサイズの1体の子供が家族で遊び暮らしている。胸部に縫い付けられたボタンを2体同時に押すと子供が生まれる。「フロップシー」という1体だけ小さく、全く異なる外見の人形がおり、ミューツから虐げられている
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ミステリ感想-『向こう側の遊園』初野晴

2021年03月09日 | ミステリ感想
~あらすじ~
廃棄された遊園地にいる耳の聴こえない男性。
彼に最も大切なものを差し出せば、訳ありの動物の遺体を弔ってくれる。
まことしやかにささやかれる噂と、彼のもとを訪れる、訳ありの人間たち。

2012年本ミス10位 ※カマラとアマラの丘 改題

~感想~
文庫化にあたって改題されたが、神奈川県民なら一度は行ったことのある向ヶ丘遊園(※廃園。しょぼい)と丸かぶりして、なんとも言えない気分になる。
内容も訳ありの動物への弔いと聞くとハートウォーミングな物語を想像するかもしれないが、実際の内容は、異能力と地形効果により圧倒的優位に立っている男が、動物目線と道徳を盾に相手の弱みにもつけ込み、来訪者の主張に聞く耳を持たず一方的に論破していくレスバ最強伝説で、少なくとも人間に対する優しさや温かみはほとんど無く、むしろ弱肉強食な野生の厳しさを見せつけてくる。

連作短編集の形式の、いま話題のいわゆる特殊設定ミステリで、この設定でしかなし得ない突飛な発想やトリックを繰り出し続け、本ミスでもベストテンに入っており、ミステリ的には非常に美味しいのだが、それはさておき管理者の男が「命を大切にしない奴は死ね!」系の人格で、個人的には実に不愉快だった。自分が彼岸に立ってるから忘れてるのかもしれないが人間もその大切な命の一つなんやで?

少なくとも動物好きとか感動物語が好みな向きが、あらすじに惹かれて読んだら、たぶん想像とだいぶ話が違うことになっているので、取り扱いには注意していただきたい。
ただ最終話は実に良かった。


21.3.6
評価:★★★ 6
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