小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #411 悪魔超人界の未来!!

2023年03月27日 | 今週のキン肉マン
・しゃべってる最中に蹴ったらもうジャスティスマンだよ
・倒すためのヒントをくれるザ・ワン
・普段使わない空中殺法の連打で膝を突かせる
・マンモスマンがやった流れ
・早くも超人十字架落とし
・ガンマン戦で急遽作ったハリケーンギガブラスターに次ぐ奥義をもう
・死に急ぐバッファローマン
・ただのシットダウンパワーボムだが名前付きのフェイバリット
・ザ・マンはザ・ワン基準で始祖を鍛えていた説は本当だな
・ザ・ワンだけ他の超神と格が違う
・反省するバッファローマン
・まだ友情パワーは使っていないが実力差は大きい
・そしてここで明かされるバッファローマンの始祖
・え? ついさっきスグルがマグニフィセントとやったばかりなのにまた?
・ミートなら「癖がわかる!」と喜んでる
・やったばかりの話をどう違う要素で見せてくるのか
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今週のキン肉マン #410 苦闘の立ち上がり!!

2023年03月20日 | 今週のキン肉マン
・ハリケーンミキサーがちょっとうつむいただけで止められた
・串刺し
・串刺しは決定打だよ
・プリズマンもやってたけど串刺しの威力が弱すぎる
・ま、まあサンジもアブサロムに串刺しされてたけど大したダメージじゃなかったし
・でも刺さってる場所が心臓に近すぎる
・「全力で殺す」「弱点以外を攻撃して言い訳させない」のジャスティスマンと言ってることが同じ
・ジャスティスマンとザ・ワンがやったらMMAになってしまう
・ミザリー、エクソシストと謎のホラー映画祭り
・エクソシストは悪魔超人に出す技名としては正しい
・あっさり絞め落とされた
・MMAなら終わってるし喧嘩なら追い打ちで終わってる
・プロレスなのでダウンカウントを待ってくれる
・よし、ザ・ワンもプロレスやってくれてるな!
・そういう問題ではない
・勝ち筋が見えない
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ミステリ感想-『失はれる物語』乙一

2023年03月12日 | ミステリ感想
~あらすじ~
交通事故により五感を失った私に残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻は腕を鍵盤に見立てて演奏し、日々の想いを伝えてくれる…失はれる物語
他5編に文庫オリジナルの書き下ろし「ウソカノ」と掌編を収録。


~感想~
Twitterの企画で傑作短編集ランキング上位に入り、他にもおすすめしていた方もおり、乙一の短編は「GOTH」も大好きなのでなにげなく読んでみたら、あまりの超傑作揃いで度肝を抜かれた。
世間的には「ZOO」の方が評価を集めているが、(自分にとっては)玉石混交でそれこそ0~90点まで当たり外れが大きかったものの、本作はほぼ全てが余裕で90点台を叩き出してきた。厳密にはボーナストラックの掌編だけ問題外で、他は軒並み90点オーバー。
「ZOO」では(自分にとっては)オチがどこにも見当たらない、ゆえに無価値に等しい話がまま見られたものの、本作はどれもこれもオチが完璧でこれ以上無いところに綺麗に着地してみせる。
作品紹介でネタを割られている表題作だけはあらすじを書いたものの、どの短編もものすごい魅力的かつ突飛な発想ばかりで、まずそれだけで心をつかまれてしまう。そのうえ物語の展開も抜群で、数十ページしかないのが信じられないほど豊かな作品世界を広げてくれるのだ。あらすじでネタを割ってしまうのももったいないので、ぜひ予備知識無しで読んで欲しい。
その上、その上にだ。我が愛するミステリとしても読める作品まで用意されているのだからたまらない。しかも素晴らしい伏線と意表を突く推理を兼ね備えた傑作が2つもだ。
「極上の」「珠玉の」と冠して全く問題ない、本好きならとっくに読んでいると思うが、でも本好きなら絶対読んで欲しい一冊である。


23.3.11
評価:★★★★★ 10
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ミステリ感想-『化石少女と七つの冒険』麻耶雄嵩

2023年03月11日 | ミステリ感想
~あらすじ~
良家の子女が集う京都の名門高校でまたも頻発する殺人事件。
部員2名の古生物部を率いる神舞まりあとお守り役の桑島彰に新入生の部員が加わり、見当外れの(?)推理が繰り広げられる。


~感想~
※「化石少女」の正統続編で、前作のネタバレが第一話から連発されるため、絶対に順番に読んでいただきたい。

今回も金田一君の母校も真っ青のペースで殺人事件が相次ぎ、まりあの思いつき命の牽強付会・我田引水の強引きわまりない推理も健在。それを彰が容赦なく一刀両断するのも相変わらずだが、まず個々の短編のクオリティが前作から上がっているのが良好。
特に冒頭からパンチの効いた第一話「古生物部、差し押さえる」、言われてみればごもっとものシンプルな伏線が際立つ「化石女」、いかにもこの作者らしいひねくれた結末の光る「乃公出でずんば」と、良作揃い。
そして前作の読者ならその先にあるものを当然期待するだろう。前作は言ってしまえば(非常に嫌いな言葉だが)麻耶作品の縮小再生産、焼き直しに過ぎなかったが、本作はそこから一歩進み新たな地平に踏み込んでみせた。
シリーズ続編に期待する点が全部入りなのはもちろんのこと、麻耶雄嵩に期待する尋常じゃなさも十分。そのうえ単独の短編としても楽しめる、要するに前作の読者は黙って買うべき一冊である。


23.3.10
評価:★★★☆ 7
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ミステリ感想-『逆転美人』藤崎翔

2023年03月10日 | ミステリ感想
~あらすじ~
美人に生まれたせいで幼少期から様々ないじめや危険な目に遭ってきた香織は、ある事件に巻き込まれたのを機に、自身の半生を振り返る「逆転美人」を上梓した。美人に生まれることは罪なのか、不幸なのか。
そして出版により社会を震撼させる前代未聞の大事件が起こった。


~感想~
帯に「ミステリー史上初の伝説級トリック」「紙の本でしかできない驚きの仕掛け」と書かれているからには、一部の読者はもしや某作家K(※いちおう名は伏す)のアレなのではないかと期待するだろう。そう、アレだ。Kが1年に1回やっていたアレである。
作中作の「逆転美人」がまるまる収録される構成で、これがまあきつい。ただひたすら美人が嫌な目に遭うだけの内容で気が滅入るし、予告されたある事件もだいぶしょぼいもので、わざわざ手記にする、この形式で描く必要があったのかと思うほど。
しかしそれもこれも、全てはアレのためにあり、必要なのだ。
アレの出来の良さもさることながら、アレと物語の展開、作中作その他の形式の全てが高レベルで噛み合い、アレをやるだけの必然性がきちんと用意されていることも素晴らしい。Kが何作も出したどのアレよりも、一面では優れていると言えよう。
Kがとっくの昔に、それも何作もやっているからには「ミステリー史上初の伝説級トリック」はもちろん言い過ぎだが、アレを知り、そして期待する読者はきっと満足行くだろう良作である。
Kにもアレにもピンとこない方も、少しでも興味があればぜひ読んでいただきたい。


23.3.2
評価:★★★★ 8
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今週のキン肉マン #409 神のリングに上がりし者!!

2023年03月06日 | 今週のキン肉マン
・怪鳥パートいらないだろww
・ザ・マンにそっくりで仲がいいと言っちゃうバッファローマン
・読者みんなが思ったことを代弁してくれる
・全く否定しないザ・ワン
・ピースを使わないで残った
・「占いは信じない」ミスターカーメンに占ってもらった過去を指摘されてて笑った
・確かにあいつは絶対ストローで吸っちゃいけないクラッシュマンを神のお告げで選んだ奴だからな
・腕組みしてたらもうアルデバランだよ
・やばいこいつジャスティスマンだ
・強いけどプロレスしてくれない
・肉世界ではあんまり意味はない石のリングだ
・勝てるかどうか以前にこの先プロレスやってくれるのかどうか不安な相手だ
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3月の新刊情報

2023年03月01日 | ミステリ界隈
1日 徳間書店
麻耶雄嵩 化石少女と七つの冒険

1日 新潮文庫
奥泉光 死神の棋譜
白井智之 名探偵のはらわた

3日 小学館
柳広司 南風に乗る

6日 文藝春秋
青山文平 本売る日々

8日 講談社
今野敏 署長シンドローム

8日 文春文庫
柴田よしき さまよえる古道具屋の物語

14日 光文社文庫
鮎川哲也 マーキュリーの靴

15日 講談社
須藤古都離 ゴリラ裁判の日 ※メフィスト賞

15日 小学館
長岡弘樹 新・教場

15日 講談社文庫
西尾維新 掟上今日子の旅行記

17日 角川書店
東野圭吾 魔女と過ごした七日間

17日 集英社ジャンプブックス
おぎぬまX キン肉マン 四次元殺法殺人事件

17日 集英社文庫
恩田陸 スキマワラシ

20日 創元推理文庫
倉知淳 月下美人を待つ庭で
辻真先 たかが殺人じゃないか

22日 角川ホラー文庫
澤村伊智 さえづちの眼
三津田信三 逢魔宿り

23日 早川書房
斜線堂有紀 回樹

24日 集英社
西澤保彦 走馬灯交差点

29日 講談社
西尾維新 怪人デスマーチの退転
柚月裕子 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

30日 東京創元社
真紀涼介 勿忘草をさがして ※鮎川哲也賞優秀賞
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