小金沢ライブラリー

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1/3のNXT #428  ショーン・マイケルズ無双

2018年05月31日 | 今週のNXT
今回は2時間スペシャルで2017年を振り返る。

中邑真輔 VS ボビー・ルード
オーサーズ・オブ・ペイン VS #DIY
ボビー・ルード VS ドリュー・マッキンタイア
アリスター・ブラック VS ベルベティーン・ドリーム

のハイライトのほか、各タッグチームが紹介され、長らく登場していないTM61の復帰も発表された。


NXT王座戦
ドリュー・マッキンタイア ◯-× アダム・コール
(クレイモア)防衛成功

11月17日に行われたハウスショーでの一戦をボーナストラックとして放送。
ゲスト・レフェリーとして開催地サンアントニオの、いやWWEの英雄HBK(ハートブレイクキッド)ことショーン・マイケルズが招かれた。

ショーンはコールに加勢するアンディスピューテッド・エラの二人をたっぷり間を使ってから退場させるが、マッキンタイアはロープブレイクを無視してコールを蹴り続け、止めに入ったショーンを突き飛ばしたせいで険悪な空気となる。
さらに雪崩式シュバインをロープに逃げられるとまたも口論となり、その隙にコールに膝を蹴りつけられ、シャイニングウィザードを2連発で被弾。
だがカウント2で返されるとコールはショーンに猛抗議。むしろ落ち着きのないショーンのカウントは普通より早かったのだが、コールは抗議がてらショーンの必殺技スイート・チン・ミュージックをパクろうとするもマッキンタイアの反撃に遭う。

そしてコールのスーパーキックがショーンに誤爆し、その間にマッキンタイアのクレイモアが炸裂するがカウントが遅れ、さらにエラの二人が戻ってきてショーンを場外へ引きずり出してしまう。
二人はマッキンタイアを暴行しツープラトンを狙うが、ショーンがそれを妨害。ボビー・フィッシュの足がロープに絡まり、マッキンタイアが投げたカイル・オライリーがショーンの上に落ちる事故が重なるも、ショーンは本家スイート・チン・ミュージックでオライリーを一蹴。
コールはショーンを狙ったスーパーキックをかわされると、マッキンタイアに悪魔将軍のスピンダブルアームソルトを喰らうジェロニモのように振り回された挙げ句にフューチャーショックで落とされ、とどめのクレイモアで仕留められた。


試合後も番組は続き、ウォー・ゲーム戦のハイライトや前回の4ウェイ戦の様子、トマソ・チャンパの復帰を匂わせる内容もあり、最後はエンバー・ムーンのレスラー人生の軌跡をたどった。
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今週のキン肉マン #247 美しきルチャドールの意地!!

2018年05月28日 | 今週のキン肉マン
・「ひ…火だ!」彼岸島みたいなりアクションだな
・あの小さな火種から全身を燃やせる理屈の説明はやはり無い
・「勝利までもう一歩だったのに~~~っ」ヘイルマンが急速に小物化していく
・でもこっちのほうが輝いてるな
・脳筋っぽいヘイルマンが寝技も練習してるテクニシャンと見抜くマリポーサすごいな
・盗っ人ジョージは名を馳せてないぞww
・シルバーマン「あれは…マッスルリベンジャー?」
・単純な上下動ではなく回転しながら仕掛ける偽リベンジャーかっこいい
・似ているが違うと急いで弁解するマリポーサ
・前シリーズで正義超人の始祖としての勇姿を見せつけたのに、いまだに偽リベンジャー見たらビームくらい撃つよなと認識されてるシルバーマン
・アステカセメタリーはルチャのコルバタなのはもちろんロビンスペシャルからもヒントを得ているはず
・カギャバーーッという小物そのものの断末魔
・勝ち名乗りだけで1ページ使った
・まずは順当勝ち。ビッグボディ続けるか!?
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12/27のNXT #427  スクリューパイルドライバー以上の吸い込み

2018年05月27日 | 今週のNXT
ストリートプロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンテス・フォード) ◯-× クリス・スター&ライリー・アペックス
(スパインバスター→フロッグスプラッシュ)

プロフィッツがどことなくアンドレ・ザ・ジャイアント似のアペックスを簡単に料理した。


NXT女子王座戦
エンバー・ムーン ◯-× ソーニャ・デビル
(イクリプス)防衛成功

すでに一軍昇格しており絶対勝つわけないソーニャは打撃と絞め技でエンバーを苦しめるが、やはり絶対勝つわけはなく、串刺しクローズラインを浴びると、なぜか遠い対角線のコーナーに上ったエンバーに吸い寄せられるようにフラフラと近づいていき、イクリプスの餌食になった。
吸い込み範囲がスクリューパイルドライバーよりすごい。

その後カイリ・セインが現れベルトに意欲を示すと、その背後に数週間前から登場予告されていたシェイナ・ベイズラーが忍び寄り、チョークスリーパーに固めてタップさせてしまった。


NXT王座挑戦権争奪フェイタル4ウェイ戦
◯ ジョニー・ガルガノ × アリスター・ブラック キリアン・デイン ラーズ・サリバン
(スリングショットDDT)

序盤から場外乱闘を繰り広げ、ブラックがトップロープから場外のサリバンにムーンサルトアタックを仕掛けるも、軽々と受け止められてしまう。だがすかさずデインがトペで頭から突っ込んでなぎ倒す。
サリバンはガルガノを実況席にパワーボムで叩きつけようとするが、ガルガノは近くのセットにつかまり逃れると、スーパーキックで逆に実況席に蹴り倒す。するとここにもデインが飛び込み、クロスボディでサリバンを実況席ごと破壊した。

無事なガルガノとブラックがリングに戻り攻防を繰り広げ、ブラックがガルガノ・エスケープに捕らえられるが、タップ寸前にデインがセントーンで阻止。サリバンも蘇生すると図抜けたパワーで暴れ回るが、ブラックが後ろ回し蹴りでサリバンの顎を撃ち抜く。
フォールに向かうがアンディスピューテッド・エラの3人が乱入してそれを阻止してしまう。さらにブラックはアダム・コールのブレーンバスターの体勢から決める牛殺しを被弾。
ガルガノが好機に乗じてコールをトペで片付けると、サリバンとデインも鉄階段にぶつけて排除し、リングに放り込んだブラックにDDTを喰らわせ、ブラックにNXT初黒星を付けるとともに王座挑戦権をもぎ取ってしまった。
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12/20のNXT #426  絶対面白いUK王座戦

2018年05月25日 | 今週のNXT
NXTタッグ王座戦
SAnitY(エリック・ヤング&キリアン・デイン) ×-◯ アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)
(ネックブリーカー+水面蹴り)王座奪取

序盤優勢のヤングはエプロンでフィッシュに蹴り倒され顔面を強打し、いつものように長時間捕まる。
交代したデインが二人まとめて片付け、ヤングがトップロープからのエルボードロップでとどめを刺そうとするが、そこにアダム・コールが現れリングに突き落としてしまう。
ニッキー・クロスが駆けつけコールに飛びかかり、必要以上に殴るがレフェリーに連れ去られ、デインもコールを排除しようとして逆に鉄柱にぶつけられる。
ヤングがトペでようやくコールを倒したものの、リングに上ったところをツープラントで狙い撃ちされ、オライリーにフォールとベルトを献上してしまった。

故障中なのか最後までアレクサンダー・ウルフが現れず、エラの数の暴力に対抗できなかったのが痛手だった。


NXT王座挑戦権争奪戦 予選
ロデリック・ストロング ×-◯ ラーズ・サリバン
(スパインバスター)

ストロングは足を止めずに猛攻を仕掛けるが、サリバンは力任せに停止させる。
スーパープレックスやアングルスラムでこれまで誰も成し得なかったサリバンを綺麗にぶん投げることには成功したストロングだが、ポップアップ・パワースラムからスパインバスターを連続で喰らうとフォールを返すことはできなかった。


UK王座戦
ピート・ダン ◯-× タイラー・ベイト
(ビターエンド)防衛成功

ダンと揉めたマーク・アンドリュースではなく、なぜか前王者のベイトが挑戦者に。
何度も戦っている両雄は、前半戦は趣向を変えてコミカル路線で執拗に指折りや手首足首を狙い合う。
他ではなかなか見られない変わった技や、遠慮なしの強烈な打撃を応酬しながら次第に盛り上がっていき、いつの間にか通常の放送時間を超えて延長戦へ。
互いに必殺技を返し合い、どうすれば決着がつくのかわからないほど白熱するが、最後は雪崩式バックドロップからムーンサルトで脱出したダンが、すかさず2発目のビターエンド(パンプハンドル・パーフェクトショット)を叩き込み、激闘を制した。
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ミステリ感想-『許されようとは思いません』芦沢央

2018年05月24日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
村八分にされた挙げ句、夫を殺した祖母の納骨のため久々に故郷を訪れた孫は、恋人から祖母の意外な思惑を聞かされる…許されようとは思いません
誤発注をごまかすため営業マンは配達員に変装するが、そのさなかに交通事故を目撃。証言できず悶々としていると事故はおかしな方向へ進み…目撃者はいなかった
子役の孫娘のため全身全霊で尽くしてきた祖母は、寒空の下その孫娘に閉め出されてしまい…ありがとう、ばあば
姉が逮捕されて以来、色眼鏡で見られるように感じる妹は、育児ストレスからつい娘に手を上げてしまい…姉のように
凄惨な人生を歩んできた女画家が遺した地獄絵図のような幻の作品。その贋作と思われるものが持ち込まれ…絵の中の男

2016年このミス5位、文春7位、日本推理作家協会賞(短編)候補(※表題作)


~感想~
大傑作。5編収録のノンシリーズ短編集だが全部が全部、短編集中のベスト作品級の逸品揃い。
どれもブラックな味付けなので好みは分かれそうだが、連城三紀彦か米澤穂信好きにはぜひお勧めしたい。

冒頭の表題作からがっちりハートをつかまれ引き込まれた。終結した過去の出来事として語られ、全ての罪を認め「許されようとは思いません」と告げた祖母の犯行。だが語り手の恋人の気付きから事象は反転し、明かされる祖母の真意には唖然とした。そこからさらに捻りも加わりと、表題作にも冒頭の一編にも相応しい傑作である。

続く「目撃者はいなかった」はスラップスティックのような展開ながら、たった一つの過ちからのっぴきならない事態に追い込まれ、地獄の底へと叩き込まれるリーマンの悲哀に黒い笑いが込み上げる。

そして超笑ったのが「ありがとう、ばあば」で、クソババアが見え見えのフラグを着々と立てて行く、伏線も真相も着地も全部見え見えだからこそのカタルシス。ラストシーンは思わずガッツポーズが出た。個人的には本作中のベスト。

「姉のように」は前の一編が簡単に見抜けたからと油断していたわけではないが、真相が明かされるや目が点になった。「目撃者はいなかった」のようにじわじわと真綿で絞められるように追い込まれ…というか自分で自分を追い込んで行き、しかしまさかこういう結末を迎えるとは思わなかった。これをベストに挙げる向きも多いだろう。

そして「絵の中の男」は作風もさることながら一人称で昭和30年頃が舞台ということもあり、まさに連城三紀彦の風格。導入から結末まで短編とは思えないほどに濃密な物語が描かれタイトルへと収斂して行く、その着想といい雰囲気といい連城ばりに実はここまでは嘘(嘘とは言ってない)と書かれていないのが不思議なほど。

総じて2014年にこのミス・文春W1位に輝くなど激賞された米澤穂信「満願」にも比肩し得る、しかも米澤作品とはまた異なる黒さと毒を併せ持った素晴らしい短編集である。


18.5.22
評価:★★★★☆ 9
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SCP-1411~1420

2018年05月23日 | SCP紹介
SCP-1411 - Mirror, Mirror (鏡、鏡)
ウズベキスタンの洞窟で発見された機器。ディスプレイには未知の惑星が映し出されており、生物はいないが良く似た機器が置かれている。他星の機器は損傷しており、放置すると地球の機器にも放電や熱伝導率の上昇が起こり壊滅的な被害をもたらす。使用者の意識をコピーしたロボットが作成出来るためそれを用いて修理されているが、完全には直せず24~48時間ごとにメンテナンスが必要

SCP-1412 - Two Dead Sisters (枯れた姉妹)
天竜奥三河国定公園で発見された、杉に良く似た2本の樹。動植物を消費して樹皮を作り、その推進力で動き回る。人間は消費せず積極的に狩りもしない

SCP-1413 - Black Pen
未翻訳

SCP-1414 - Passive-Aggressive Radio (受動攻撃性ラジオ)
古びたCDプレイヤー付きラジオ。電源を入れた人間が所有者となり音声認識し、地球上のあらゆる信号を受信出来る。ただし音量設定を「7」以上にし一定時間聞くと、このラジオからの放送以外の音が聞こえなくなる

SCP-1415 - Flesh Gauntlet (肉の小手)
左手用の皮の小手。つかんだ物体を人間の組織から造られた生体に変換する。大きさに応じて装着した者の体組織を消費する

SCP-1416 - Transmigratory Teapot

SCP-1417 - Swiss Army Banana (スイスアーミーバナナ)
バナナと用紙とチップ。いずれも腐敗せず破壊も出来ない。用紙には「拳銃」や「ナイフ」「コンパス」等と書かれており、所定の位置にチップを置くと、バナナが拳銃やナイフやコンパス等の機能を持つ

SCP-1418 - The Dowager's Comb (後室の櫛)
12世紀に造られたと思われる櫛。使用した人物を前の所有者と思われる女性に変身させる。女性は生物学的に死亡しており、18時間後には腐敗が始まり24時間ほどで息絶える。22時間以内に櫛を外せば回復するが、それを過ぎれば助からない。その性質から前の所有者は何百年も前の人物と推測される

SCP-1419 - Religious Broadcasting
未翻訳

SCP-1420 - Tartary Eggs
未翻訳
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SCP-1401~1410

2018年05月22日 | SCP紹介
SCP-1401 - Lost Highway (ロスト・ハイウェイ)
アメリカのある国道。夜間に通行した車両の●%が消失する。うち何割かが3日~17年の間に再出現し付近を走行する。追跡すると猛スピードで逃げ回り、停車させると乗員は消失期間に相当する衰弱を急激に表し死亡する。緊急医療処置により生存させた乗員は、何十年も走行していたにも関わらず数時間の出来事としか認識していなかった

SCP-1402 - The Tell-All Briefcase (全てを暴露するブリーフケース)
ブリーフケース。生物や物体に向けて開くと、その生物や物体の現時点までの詳細な記録が書かれた文書が現れる。ただし正確なこともあれば全くの虚偽なこともある

SCP-1403 - Electric Goldfish (金魚灯)
金魚が入っている電球。電流に繋げると栄養を生成する。電力を上げるとそれに応じて放射線を発する

SCP-1404 - Cereal Bowl (シリアル入りボウル)
ボウルとスプーン。食卓に向かって自律移動し、到着すると内部にミルクを生成し、英語のシリアルが浮かびメッセージを作る。脅迫やネガティブな内容がほとんどだが他の異常性は無く、食べられる

SCP-1405 - A Large Prehistoric Sloth (先史時代のオオナマケモノ)
絶滅したオオナマケモノの模型。プラスチック樹脂や金属で出来ているにも関わらず、時折まるで生きているように動き回る。驚くと即座に模型に戻るが、傷付けると活性化した際に興奮状態となり暴れ回る

SCP-1406 - An Old Entity (ある旧き実体)
フランスのある廃墟の小屋。内部には発光する液体に覆われた椅子があり、様々な幻覚が見える。付近で火を伴わない炭化現象により奇妙な像が生成され、小屋の影響を受けた人物は名状し難いある旧き実体の存在を語った

SCP-1407 - DJ's Headphones (DJのヘッドホン)
ヘッドホン。装着すると耳道にワイヤーを延ばし、骨や体内組織をヘッドホンに作り変える。115デシベル以上の音に晒されると体内でその音を再現し、長時間に及ぶと音量が増大しやがて身体を突き破る

SCP-1408 - Victorian-Era Memory Rewriter (ヴィクトリア期の記憶書き換え装置)
1851年に造られた、木材や滑車、ぜんまい仕掛けで構成された装置。ケーブルで繋がった帽子を装着させ、記憶の書き換えや抽出が出来るが、部品の劣化や操作方法の消失により現在は使えない

SCP-1409 - The Whalesong Beacon (ホエールソング信号)
南大西洋で記録されたザトウクジラの群れの声。未知の言語による人間の歌に聴こえ、一定時間聴くと声の発生源へと向かわずにいられない衝動に駆られる。無事に到着すると価値のある何かを得られなかった失望感に囚われ、効果は終了する

SCP-1410 - Sweating Stone
未翻訳
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今週のキン肉マン #246 氷笑の吸血鬼!!

2018年05月21日 | 今週のキン肉マン
・フリージングコフィンで鎮火するのは予想通りだが氷自体があっさり消えたのは予想外
・そのまま閉じ込めてればいいのに
・カゴの中の蝶々とか言ってたのはなんなんだ
・ブロックハンマーも次ページで一瞬で消えてるし、ヘイルマンには出した氷を自在に消せる能力がある
・舞台にはオモシロ起源説があるわけではなく、六鎗客を象徴する舞台ということか
・じゃあ悪魔六騎士の○○地獄と一緒だな
・足4の字固めの脱出法を知ってるどころか鎌固めに切り返すなんてヘイルマンも寝技の練習してるんだな
・いずれ始祖のように六鎗客の練習風景や会議も描かれると思うと超楽しみ
・六鎗客の会議とか絶対面白い
・ヘイルマン! 背中、背中~~~!!
・煽りでネタバレするなwww
・ヘイルブレスをアイーンと言われてたがまさかここでも志村とリンクするとは
・ヘイルマンの身体の構造が不明だからどういう理屈で火が点いてるのかよくわからん
・やはり頭脳戦では六鎗客のブロッケンJr.ことヘイルマンは分が悪かったか
・でもアリステラの誰も死ぬな命令が友情パワーを発動させそうな気も
・さすがに一試合目は五王子が勝つとは思うが
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ミステリ感想-『ψ(プサイ)の悲劇』森博嗣

2018年05月20日 | ミステリ感想
~あらすじ~
遺書とも取れるメモを残し八田洋久博士が失踪してから一年。
博士をしのび、また情報を募るため友人らが八田宅に集う。
そこへ島田文子と名乗る女性が飛び入り参加し、博士が残した「ψ(プサイ)の悲劇」という小説を発見する。
Gシリーズ第11弾。


~感想~
何この鬱小説。あらすじや登場人物紹介でだいたいの予想が付く通りの物語が進み、島田文子のスーパーハカーぶりがまた楽しめる。島田御大言うなww
中盤に急展開を迎えた後は観念的な方向に進むが、最後の最後にとびっきりの鬱展開が待ち受ける。
ただ前作「χ(カイ)の悲劇」はエラリー・クイーン「Xの悲劇」にかなり忠実だったが、本作も「Yの悲劇」と同様に凶器の謎を扱い、他の要素はやはり忠実に踏襲しながら、凶器に関しては全く解決されないまま終わった気がするのは難だが。

もはやなんでもありのシリーズになっていることは承知していたが、本当にもうなんでもありになっており、これがあと一作でシリーズはもちろん、作家森博嗣もおしまいになるのはもったいなく感じてしまう。ひょっとして森博嗣はいま一番書きたいことを書いてるのではなかろうか

次作にして完結編「ω(オメガ)の悲劇」は作者によると2020年刊行予定。
これまでシリーズ完結編の「有限と微小のパン」、「赤緑黒白」、「ダマシXダマシ」はシリーズ全体に仕掛けられたトリックが明かされてきたが(ダマシXダマシは変化球だったが)シリーズどころか作家森博嗣の完結編ともなるだろうそこで何が起こるのか、楽しみに待ちたいと思う。


18.5.18
評価:★★☆ 5
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SCP-1391~1400

2018年05月19日 | SCP紹介
SCP-1391 - Field of Stone (石像の野原)
カナダのある野原。かつてここを訪れた人物が死亡すると、底部にその人物の名前と没年月日が刻まれた、絶叫する顔を模した石像が現れる

SCP-1392 - Functioning Scarificator
未翻訳

SCP-1393 - Somebody Else's Mess (誰かのゴミ捨て場)
直径1.8メートルの球状のポータル。高熱の廃棄物を排出し続ける。活動開始前に謎の人物が現れ、博士が聴取を試みると、ゴミ処理業者の名刺を渡されたという

SCP-1394 - Doctor's Syringe
未翻訳

SCP-1395 - Cave Apparition
未翻訳

SCP-1396 - Jovian Kill-Sats (木星攻撃衛星)
木星の周囲に浮かぶ5機の人工衛星。発見後18ヶ月にわたり木星を爆撃し、何らかの実体への衝突を確認。何者かに撃ち返され4機が撃墜された。財団の探査機が交信を試みると衛星のAIは迎えの使者と勘違いしたが、誤解を悟り沈黙した

SCP-1397 - A Failed Work of Art
未翻訳

SCP-1398 - Hateful Dead
未翻訳

SCP-1399 - Another Way of Hearin
未翻訳

SCP-1400 - Sirens (サイレン)
ガスマスクだけを装着した全裸の男性。絶えずくぐもった声で喋りながら、自身と似た体型の男性を標的とし20m以内で追跡する。標的にされた人物は当然ながら不快と警戒を感じるが決してこのSCPには触れられず、断固として素顔を見たくないという思いに囚われる。逆にSCPの声を聞いた周囲の人物はガスマスクを外したいという衝動に駆られ、標的の男性に暴力的な手段でマスクを外すよう訴えかけ、結果的に死に至らしめる。死亡せずマスクの剥奪に成功すると、SCPは液体へと融解し、代わって標的だった男性がマスクを被り新たなSCPとなる。同様の存在と思われる覆面だけをした全裸の異常な人物が他に5体確認されている


1301~1400で好みは、
SCP-1312 - Site 41 (サイト41)
SCP-1322 - Glory Hole (死滅の穴)
SCP-1335 - Fortune Cookie Neighbor (フォーチュンクッキーの隣人)
SCP-1340 - The Fraternal Order of Cave Mantas (洞窟マンタの友愛組合)
SCP-1370 - Pesterbot (困らせルボット)
SCP-1384 - Taker of Turns (順番で動く者)
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