ヒトリシズカ(一人静）

　早いもので４月ももう１０日。北国ではこれからサクラの開花が進みそうですが、東京のサクラも満開まで少々時間がかかったためかまだしっかり咲いている所も多いですね。今日は、気温はそこそこ高かったのですが、風がやや冷たく感じ体感的にはそれほど暖かくなかったです。明日はまた広く雨が降りそうで、しかも冷たい雨で関東でも寒い一日だそうですから体調管理に気を付けたいものです。その後は寒の戻りで寒い北海道を除いてはまたお天気は回復して暖かくなるようです。季節の花も、十分に楽しませてくれたサクラから主役が交代し、ツツジやサツキの開花を迎えます。このほかにもいろんな草花が咲きだし、散歩中の目を楽しませてくれています。

　これまであまり見たことのなかった花も結構多く、ヒトリシズカもそのひとつでした。牧野庭園に咲いていたブラシのような小さな花は、名札があったのでわかりましたが、実際見たのは初めてです。フタリシズカは前に見たことがありますが、こちらは二本の花穂の先に米粒のような白い小さな花がついていたのに対してヒトリシズカはもうちょっと大きい変わった花が一本ずつ咲いてます。源義経が好んだ静御前が一人舞っている姿に見立ててつけられた名だそうです。フタリシズカは静御前とその亡霊の舞いだそうですが、花はまったく違いますねえ。