対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

ハクチョウゲの花と蕾

2024-05-10 | 庭の草木
ハクチョウゲの白い花が咲き始めている。

名前を確認しようと調べていたら、色々思うことがあった。漢字では白丁花と書く。これは花が白い丁字型に咲くということから命名されたとあるが、「丁字」がわからない。字形を指す場合、「テイジ」と読むようだ。Tではない。ただし、花を横からみると丁の字で、それを「ラッパ」と見立てる説があった。「チョウジ」と読む場合は、丁子(チョウジ、丁字)という植物をさすようであった。調べていくと、紋所に丁子紋(チョウジモン)があり、丁子の実を車輪形に配列した図柄が何種類かあり、5つ並べたものに由来するのかと思った。

中国では「六月雪」と表示。英名も「June snow」。イメージがわいてきて、なかなか良い。

学名はSerissa japonica (Thunb.) Thunb.とあり、あのツーンベリーかと思った(あの、というのはシャガの命名として知っていたからである)。調べてみると、やはりそうで、江戸時代に日本から持ち帰り、命名していた。ただし、Lycium japonicum Thunb.だった。今は先の学名になっているが、名前は混乱しているという。シノニム( 異名)表示されている。