こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

今までそれにぶら下がってきたんでしょ?

2018年06月29日 | 妻の名言

 先輩の先生たちが定年とかで第一線から退くようになって、だんだんとあちらこちらのあれこれの仕事が回ってくるようになった。
  処理能力の有無にかかわらず、次の私たちの世代が対応しなくてはいけない。
  同世代ではすでに教授とかに出世して活躍している人は何人もいて、そういう人がみんなで手分けしてやってくれたらいいと思うのだけどそうもいかないようだ。そういう人たちはもちろん教室の運営もあるし、外の仕事も大きな学会の運営とかに関わっていて、それより小さな、ずっと小さな仕事には手が回らず、そういったことが私のような末端のところに持ち込まれてくる。小さい仕事と言っても、数十から数百人は関わっているので、適当にうっちゃっておけばいいわけではない。どれももうしんどいからと断ってしまいたいのだけど、そうもできずに引き受けてしまう。その挙句、仕事がもうパンパンになっている。

 「もう、あれもこれもでほんと、大変だよ。」と妻にこぼしたら。

 「文句言ってもしょうがないでしょ!今までそれにぶら下がってやってきたんだから。今度はあなたがそれをもり立てていくのが筋っていうものでしょ?ついでに言っておくけど、そういう仕事をする時にイヤイヤオーラを出しちゃダメよ。あなたはそれがよくわかるんだから」

 と、だめ押しまでされてしまった。

 ぶら下がってきた、というかこれまで多くの先輩方のお世話になってやってきた。思い返せば、社会人になってから自分で頑張ったことなんてほとんどない。全て、素晴らしい先輩が、時には後輩が私がより良い方向に進むことができるようにお膳立てして、助けてきてくれた。そうしてくれた人のことは良く覚えているし、どうしてくれたかも良く覚えている。

 ならば、今度は私がそれをする番。

 それも、「いやいや」ではなくて、「喜んで」。

 人生で起こる出来事の多くは人との関わりの中から生まれ、人との関わりの中からやるべきことが出てくる。そう考えてみたら、人間、自分でやっていることなんてほんの少ししかない。それら全てのことに対して自分は幸運な人間だと感謝の気持ちを持っていたら、嫌な顔一つしないでやっていけるはずだ。

感謝の気持ちを忘れずに

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タコの予想通りとなりました

2018年06月29日 | スポーツ・健康・ダイエット

私がサッカー日本代表戦を観るとき、その日の朝の空を見る。ある時から、日本代表が勝つときは私が見る空がとても美しいというジンクスができている。なでしこジャパンが初優勝したときもそうだった(朝焼けとサッカー日本代表・・・なでしこジャパンの快挙 2011年07月18日)。だから、昨日の朝、どんよりした空をみたときに「ああ、こりゃ勝てないな」と思った。口に出すと、言霊が日本代表の足を止めてしまうだろうから、言わないでいた。北海道のタコの予想(下記)もあった。そもそも相手のポーランドが世界ランキング8位で日本が61位だろうがどうだろうが、バスケットボールのように体格差で勝負が決まるようなスポーツと違って、サッカー素人の私に実力差はよくわからない。セットプレーで1点取られた後、うつらうつらしていたら、延々とボールを回しているうちに試合終了。その直後にチャンネルを変えたらセネガルが負けて、日本の決勝トーナメント進出が決まった。

サッカーワールドカップは夏場に行われるから、梅雨の時期である日本で美しい朝をみるというのはなかなか難しいが、岡田ジャパンとのきも朝焼けが美しかった(東雲 2010年06月25日)。是非、今回はこの先を目指して頑張ってほしい。

次の相手のベルギーは世界ランキング3位。試合の最後のボール回しについてはあれこれ言われるだろうけど、最強の敵に勝って、戦略が正しい選択であったことを示して欲しい。

ところで、サッカーのことばかりで、気もそぞろなうちに国会ではカジノ法案に続いて高度プロフェッショナル制度に関する法案が成立するらしい。誰がなんのためにやっているのかよくわからないことが起こっているけど、国会運営が自民党優位に進んでいることには野党乱立の影響も少なからずあるようだ。

清濁併せ呑む覚悟で自民党に入った人は、そのことで日本の政治に関わっていこうとしている。これに対して野党の人たちは、どうしてこうもバラバラなのだろうか。2大政党制もかつての民主党が自壊したわけだし。この先何が起こっても、前回の総選挙の結果に基づいて進められていく政治に、私たちは口を挟むことはできない。それが、あれこれ隠蔽しようと画策した後のことであってもだ(誰もが総選挙後の日本を受け入れる覚悟を 2017年10月20日)。あれこれ文句を言う前に、前回選挙の投票率が戦後2番目に低かったということを思い出さなくてはいけない(無党派層の覚醒 2017年10月23日)。

ラビオ君、W杯が終わった後はどうなるの?

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小平の占いダコ、ポーランド戦の予想は負け W杯サッカー  北海道新聞 06/27 18:38

ポーランド戦の結果を占おうと、小平臼谷漁港でプールに放たれるミズダコのラビオ君
ポーランド戦の結果を占おうと、小平臼谷漁港でプールに放たれるミズダコのラビオ君

【小平】サッカー・ワールドカップ(W杯)に合わせ、留萌管内小平町の漁師阿部喜三男さん(51)がミズダコのラビオ君に占わせた日本代表の1次リーグの結果が、ここまで2戦とも的中し、話題を集めている。占いは19日朝、同町の臼谷漁港で行われた。日本、対戦国、引き分けの三つのかごを設置した円形ビニールプールにラビオ君を放し、3分後にどのかごの近くにいるか、3カ国ごとに占った。連続的中にネット上では「ラビオくん半端ないって」の書き込みも。ただ、決勝進出を懸けた28日のポーランド戦の予想は負け。ラビオ君を信じる阿部さんだが「日本勝って」と複雑な心境だ。


病理医の仕事をアピールする

2018年06月28日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

病理医の数は足りない。病理医に限らず、そもそも医者の数自体が足りないのだが、この先の人口減少時代を見越してか医者の数は調整段階に入るようだ。一学年の入学定員を一割増しにしたから、医学部10校分ぐらいは増えていたことになる。この先、医者をまた減らしても、コメディカルの人の対応権限を広げていけば、医者の仕事の一部は減るかもしれないが、安全対策意識の高まりによって医者が関わらなければいかないことが増えているので、プラスマイナスゼロのような気もする。

”大昔”だったら、「あの患者さん、昨日と同じようにしておいて」と言ったら、処置でも処方でも通じていたようなことも”あったかも”しれないが、”現在”では電子カルテに事細かに指示の内容を記載することが当たり前というか、義務になっている。言った言わないは許されないのだ。もちろん、書き込むのは医者の仕事。だから、医者の数が増えても、今まで”やらないですませていたこと”をやるようになっているだけの話で、仕事は減らない。結果として医者の数が足りるということは、多分、ない。

医師不足の原因は診断科による人気の偏りとか、女性医師の離職とか色々な要因も他にある。それぞれの人のワークライフバランスについて、私はそれらを分析する立場には無い。少なくとも、”新(いつから 新なのかよくわからない)専門医制度”がスタートして、いろいろなところに手が入れば、少しは”偏り”が減るかもしれないが、その効果が現れるまでに10年20年はかかる。

医者一般のことはさておき、病理医不足。

この前の病理学会でも、学生のように若く見える病理医がたくさんいてびっくりした。専門医試験の受験者も年々増えているらしいから、いつまでも足りない足りないとはいっていられない。それでも、一つの病院に最低二人とかいうのにはほど遠い状況だし、一つの病院でも診断件数が年間一万件を超えるような病院だったら、病理医は五人ぐらいいなくてはとても質の高い診断はできないのに、そんなところはない。一人の病理医の診断処理能力がどのぐらいかという判断をするのは難しいけれど、せいぜい年間3000件ではないだろうか。熟練した病理医であれば、これが5000件ぐらいになるかもしれないが、その病理医が年間を通じて”心身共に”健康で一人で持ちこたえるのは難しいと思う。検査会社も頑張っているけれど、病院に常駐してこその病理医であって、まずはそういう病理医に増えて欲しいところだ。

先日、ツイッターでフォロワー数数万という有名病理医がが病理診断の知名度向上のための活動をネット上で始めた。

私のブログでも病理医に興味があるという若い人が時々コメントをくれたりするが、どうもずっと病理医になろうと思っている人はなかなかいない。臨床医になろうと思って、医者になる人がほとんどだけど、医学研究がやりたくて医者になる人も少なくない。高校生とかで、どうしたら病理医になれますか?という質問もあるから病理医になりたくて医者になる人もいるにはいる。そういう若者に、夢を忘れないように少しでもアピールしていくことが、第一歩だから私も陰ながらそのお手伝いができたらいいと思っている。

ブラック教室はもちろんNG

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人生は数式に置き換えられるか

2018年06月27日 | 生き方について考える

生きるには悩みがつきものだ。私なんか、ちょっと時間ができたらすぐに悩んでしまう。ある程度の答えとか指針がすぐに出てきたら随分と楽だろうけど、そんなものあるわけ無い。

何をがんばったらいいのか、それだけでもわかれば随分助かるけれど、あちらたてばこちら立たず。

どうしようもないということも世の中には少なからずある。多くは、完全にどうしようもないというわけではないのだけど、ほとんど無理という場合が多い。人類の辿ってきた愚かな歴史を振り返ればすぐわかるけど、国家による人権抑圧などはその最たるものだ。国家でなくても、自分が所属する組織、コミュニティの中でどうしようもなくなるということもある。そういう時、人はどうするか。状況に対して、諦めて受け入れるか、それとも踏ん張って自分の意志を貫くか。大抵の人は、当初は踏ん張ってみるけど、最後には諦めるだろう。諦めるまでの時間の期間によってそれぞれの人の精神力が試される。精神力の強さも人それぞれ。それでも少しでも希望があれば諦めるまでの時間は長くなる。これに、健康状態を含めた”寿命”が加わってくるから、人生というのは複雑だ。

そう、人間には健康状態という大きなファクターもついてくるので、それを無視して人生を語ることもできない。

人生を構成する要素はたくさんある。基本的に、人生というものがその人自身が切り開いていくものとすれば構成要素は、精神力(S)、能力(知的能力)(A)、健康(生きる長さ、寿命、体力)(H)、環境(C)の4つに集約できないか?このうち精神力は他の因子に比して重要なので2乗する。

一人の人の人生をXとしたら、f(X)=S2xAxHxC

となる。なんてね。人生そんなに簡単だったら苦労しません。

それぞれをどう数値化するか?

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暑さに体が慣れるまでもたせる

2018年06月26日 | 日々思うこと、考えること

先週、病理学会総会をなんとか乗り切る事ができた。でも、その分あとまわしになった仕事がたくさんあって、今月は大忙しになりそう。今日も、切り出し、診断、打ち合わせ、カンファレンスと朝から晩まで仕事がびっしりあって、実際忙しかった。

夏至も過ぎていよいよ本格的な酷暑の季節がやってきた。いよいよ昨日から30度ごえとなってきて、表を歩くのも一苦労だ。朝の通勤散歩も暑くなってきて、鎌倉駅に着いて横須賀線に並ぶ時には汗が吹き出す。暑さに体が慣れるまでは注意が必要で、ナイトは散歩の途中で舌が赤くなって、家では1日中ぐったりしているらしい。

7月は毎週末、どころかウィークデイにも研究会とか院外でのカンファレンスとかがある。秘書さんがいて、その日のスケジュールを知らせてくれるわけはないので、自分でほとんどを管理しなくてはいけない。それでも、教室には秘書さんがいて、事務的なことは知らせてくれる。ありがたいことだ。

色々と仕事は目白押しだけど、定年まで時間がそれほどあるわけではない。いわゆる”現役”の間にできることはやっておきたい。そう思うと少々無理をしてもいいのかもしれない。無理といっても、体が気温の変化に慣れるまではそうそう調子に乗ってはいけない。慣れるまでは持たせないといけない。

まあ、それほど根を詰めることもあるまいと、全てを抱え込んだりしないで、気楽にやっていたらいいのではないか。

帰りがけにはジムに寄って、通勤電車の中ではブログも書けた。

忙しさをそれなりに楽しむ

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サッカーワールドカップ・・・大熱戦に時間を忘れてちょっと寝不足

2018年06月25日 | スポーツ・健康・ダイエット

うーん、学会出張で疲れたとかなんとか言ってブログもサクッと流してしまい、午後10時ごろにはソファでうとうとしていた。それなのに、11時50分すぎには君が代を聴いて、そのあとは日本の連携プレーのうまさに感心したり、サッカーの解説者というのはどうしておっさん口調になったりするんだろうと呆れたりしながら、結局大熱戦に時間を忘れて、2時過ぎまでサッカーワールドカップ、ロシア大会、日本対セネガル戦を観てしまった。

2メーター近いディフェンダーが両サイドに二人なんて、まるでキャプテン翼の世界だなどと妻相手に喋りながら見ていたら、点を取られてその都度追い付く大熱戦。はるか格下の日本を振り切れなかったセネガルは残念だろうけど、格上の国に食らいついて引き分けに持ち込んだ日本代表はよくやった。頑張ればそれなりの試合となるのがサッカーの面白さだ。

観客席には多くの日本人サポーターがいた。セネガル人サポーターはもっと多そうだったし、コロンビア戦でも随分多くの人が応援していた。サッカー好きというのは世界中どこにどれほどいるのだろうと感心してしまう。応援、引き続きよろしくお願いしますと、心の中で頼んでしまう。

予選最後の相手はコロンビアに負け、2連敗で予選敗退が決まったポーランド。ポーランド代表だって意気消沈どころか、手ぶらで帰るわけにはいかないと必死になって来るだろうから、やっぱり厳しい戦いになるのだろう。

さすがに今日はちょっとねむい。電車でも眠りこけている人がいつもより多い気がする。ポーランド戦は28日(木)午後11時から。昨晩よりは長く眠れそうだ。セネガルーコロンビア戦も同時に行われる。予選突破に向けて、頑張って欲しい。

 

気をつけて、仕事はしっかりと決めましょう。

頑張れ、サッカー日本代表

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長いようで短いようで・・・第107回日本病理学会総会@札幌

2018年06月23日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

学会の過ごし方というのは人それぞれだ。

今回の場合は、自分の研究の発表の場というかこの機を利用しての研究成果の整理、セッションの司会、講習会の講師、誰かに会って情報交換、仕事の打ち合わせ。なんだか色々あった。自分では発表なんかしないで、勉強に専念する人もいる。学会活動に熱心なエネルギーの塊みたいな先生もいる。そういう人をみるとつくづく尊敬してしまう。

最終日の今日の私の出番は、自分の研究成果の発表。大学病院勤務といっても、教室を主宰しているわけではないし、誰かと一緒に仕事をしようというつもりもないので、ほとんどは自分でやっていることのまとめ。今回は自分なりには手応えのある結果を皆様にご披露、という感じで気楽に臨む事ができた。

せっかく持ってきたので赤いネクタイを締めて行った。

それなりに楽しくリラックスした気持ちで発表できた。いつもこうできたらいいのにと思うけど、なかなかできない。難しいものだ。

それにしても、今回もあっという間だった。実働は3日だけど、準備期間を入れたら半年近くになる。

観光といえば、札幌市内をウロウロしただけだった。滞在を1日延ばすというのは家族に会えないので、寂しいので、選択肢にはあがらない。

発表が終わってから、時計台近くの雪印パーラーで上司の教授とおじさん二人でパフェを食べ、少し早めに空港に行って新千歳空港温泉に入った。やっぱり温泉はいい。ある意味、今日、最終日が一番楽しかった

北の国は少し涼しく過ごしやすかった。

お土産も忘れずに

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赤はやめて青ネクタイで

2018年06月22日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

一度宿に帰って、さあ出かけようと気合いを入れて赤(真っ赤ではない)ネクタイを締めたのだけど、
「これ、俺入れ込みすぎなんじゃね?」
と、なんだか急にバカバカしくなって、昨日司会をした時に締めた、青いネクタイにした。

講演したセッションは日本専門医機構の指定講習ということもあって、会場は超満員。

立ち見まで出るほどで、”受講証明書”の威力はすごいものだと感心しつつ、そうは言っても、今日ここにきてくださっている方たちに伝えたいこと、持って帰ってもらいたいことを話した。なかなか寝付けず、何度か軽く予行演習をしていたこともよかったようで、30分の講演時間、一気に話をする事ができた。


「講演をするときは、聴衆と一緒に楽しむことだよ」という私の先輩病理医の言葉を思い出してリラックスして発表した。

ホッとしたら、疲れがどっと

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結婚式の司会者になったつもりで

2018年06月21日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

教授とか部長とかいう偉い先生が、学会で”座長座長”と座長があって忙しいなんて言っているのを聞くとなんとなく居心地が悪い。なんだか威張っている、というか上から目線を感じてしまうのだ。そういうお鉢があまり回ってこないという僻みがあるのかもしれないし、まあ、偉い先生がやっている事だから、それでいいのだろう。でも、何か他に良い言い方はないかと思う。今回の病理学会総会では、プログラムには”司会・座長”と役割の名前が併記されている。
自分としてはなるべく”司会”という言葉を使いたいのだけど、自分の中では司会者というと宮田輝か久米宏の顔が浮かんでしまい、なんとなく、あくまでもなんとなく軽い感じがしてしまい、複雑な気持ちになる。

英語だと”座長”は”Chairman”、”司会”は”Chairperson”と分けることができるようだけど、会話の中ではどちらも”Chair”で済む。聞いている方は相手がどんな立ち位置から言っているかはわからない。
今日の出番はその”司会”。
「本日の座長を務めさせていただくコロ健です」、というと会場が堅苦しくなってしまうから、そうならないように
「このセッションの司会をさせていただくコロ健です」
ということにする(できるかな?)。

結婚式の司会者でもやっているつもりで、演者も聴衆も、会場にいる誰もが楽しく有意義な時間を過ごす事が出来るように進行して見たい。

一日中、笑顔で楽しく過ごそう!

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もう1日、頑張る

2018年06月20日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

明日からの第107回日本病理学会総会は札幌で開催される。

セッションの司会と、講演と、発表、その他会議がそれぞれの日にあるので、明日から3日間とも行かないといけない。まずは留守番をしてくれる先生たちにお礼を言わなくてはいけない。私のような地味なポジションにいる病理医でも、専門があると多少は覚えてくれている人がいて、今回の出番は3つとも私の専門領域に関連したもの。当たり前と言ったらそれまでだけど、この年になったら最後まで頑張るしかない。

頑張るといえば、今回の発表もそう。

昨日も診断業務が終わらなくて、結局ポスター発表用のポスターを大学で印刷することはできなかった。日本語で書いたポスターは完成したのだけど、プレゼンは英語であることが推奨される、ということで病理診断科の他の先生たちはみんな英語で書かれた美しいポスターを用意していた。日本語のままでもいいらしいし、その方が意図が伝わりやすいと思うのだけど、若い先生の手前、さらにはかつての同僚などの手前、みっともないことはできない。夜になって英語に直していたら、もうプリントアウトする気が無くなってしまった。

考えてみたら、我が家にもインクジェット式のカラープリンターがある。今夜まで原稿をチェックしてからプリントアウトしたらいいということに気がついた。あと1日、頑張れる。

今日もまた診断業務で忙しいから、どれだけの時間を割く事が出来るかはわからないけど、あと1日、最後まで頑張る。

講演の準備は直前まで

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備えよ常に

2018年06月19日 | 自然災害・事故・感染症

日本の建築物はしっかりしているので、よほどのことがなければそれ自体が倒壊することはないだろう。
津波に対してはなかなか厳しく、防ぎようもないけど、落下物や火災による被害の発生は防がなくてはいけない。

昨日の大阪北部地震では倒れた塀の下になって亡くなった方がおられたようだ。リスクは身近なところにある。

ある意味、私たち日本人は安全ボケ、平和ボケに陥っていたのかもしれない。戦争や内戦、テロが常時起きているような国にいる人たちは、神経をすり減らしながら生きている。地震大国と口では言いながら喉元過ぎれば、では元も子もない。

災害に対して、私たち自身が常に備えなくてはいけないのはもちろんだが、自治体レベルぐらいで身近なリスクを低減させることに取り組む必要がある。

昨日は通常の仕事が忙しすぎて、学会の準備が何もできなかった。いつもだったら、くどくどと今日のテーマを書き連ねるのだけど、今日はこの辺にして準備に取りかかります。

学会の準備も備えていたのだけど結局直前

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小鳥の餌がこんなに立派に

2018年06月18日 | ガーデニング・菜園・花・緑

小鳥の餌台からこぼれ落ちたど根性ひまわりがいよいよ花をつけはじめた。ひまわりの上に見えるのがその小鳥の餌台。スズメ・ガビチョウクラスの小鳥しか乗れない。一時期鳩がきていたが、乗るとひっくり返ってしまうので諦めたようだ。リスも同じように来ていたがやっぱり乗ることができなかったのだろう。カラスは初めからこなかった。

真下のフラワーポッドには10本近くのひまわりが目を出したのだけど、元気のないのを間引いたり、2本を移植して、5本残した。二番目に大きく育ったのは黒カビ病にやられてしまったので、開花まであと一息と言うところで残念ながら抜いた。そうしたら、画面の一番下にある小さなひまわりがあって、大小5本咲いた。

観賞用のひまわりではなく、花びらはシワシワであまりパッとしないけど、むしろヒマワリというのはもともとこんな形だったのではなかったのではないかと思ったりするし、かえって珍しく味があっていい。虫もずいぶんやって来ている。

この子たちにはしばらくの間、楽しませてもらえそうで嬉しいのだけど、さすがはひまわりやっぱり背が高い。

見るときは下から見上げるか、ベランダから見下ろすかで、同じ高さで見えないというのはちょっと残念。

観賞用のは他に植えています(が、開花はまだ)

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父の日だからって、わざわざ・・・

2018年06月17日 | 家族のこと

明日が義理の父の本命日ということで、明日仕事があって墓参りできない私は今日妻と墓参に。妻の実家の墓は神奈川県内にある。

ところが、出かける段になって、妻が「健ちゃん、大変、今日は父の日だわ!」と言い出した。

「父の日だからって、今度の学会の準備があるから、わざわざ(私の両親の住んでいる)東京まではちょっと。」といったら、「あと何度、(父の日が)あると思っているの?」と一言返され、確かにそうだと。

義父の墓参を終え、お祝いにと地元で売っている健康食品を買って東京まで行った。

父はとても喜んでくれて、行ってよかった。

ちょうど、妹夫婦も姪を連れて来て、楽しいひと時を過ごすことができた。

帰りの車の中で、横横を降りたところで、「結局、今日は何もできなかったなー。どうしよう、病理学会」と言いかけたら、妻にとても怒られてしまったのはいうまでも無い。

そう言えば私も

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カジノ、私は大丈夫?

2018年06月16日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル

不肖コロ健、大学生時代パチスロにハマっていた。大学近くの繁華街のパチンコ屋のパチスロにはずいぶん金をつぎ込んだ。負けが込んでいるのはわかっていても、たまに大勝ちするので、それですった金を回収しているような気になる。マイナスが月に1、2万なら遊びの範囲で許されるだろうと見積もっていたが、思い返せば半分ぐらいに過小評価していたように思う。ギャンブル依存だったといまは思うが、自分なりにコントロールできていると思い込んでいた。当時から付き合っていた妻も誘って一緒にやっていたこともあった。結婚してからもしばらく一緒にやっていたが、いつの間にかやめた。それでも、一人でふらふらとパチンコ屋に何度か入った記憶はある。

数年前、海外旅行に行ったときにカジノがあってやってみた。そこそこ勝たせてもらったが、そのあとの地獄を思い出すとあまり楽しいとは思えず、4、5千円勝っていたところでやめて、食事代に充てた。お金に色はついていないけど、賭け事で勝ったお金で食べるというのはどうも楽しくなかった。

 

昨日、カジノを含む統合型リゾート実施法案というのが衆議院内閣委委員会で採決されて、いよいよ日本にもカジノが設置されることになった。今度は、どの政治家のどのつながりの人たちが得をするのかわからないが、今までなかったものを作ろうというのだから誰かが得をするのは間違いない。この先、カジノ産業が大きくなってパチンコ屋を圧倒して、駅前の一等地から消えてくれたら、この国の景観もずいぶんよくなるだろうと思うが、カジノもパチンコも両者が共存共栄、新たに多くのギャンブル中毒者が生まれるようになっては元も子もない。それとも、パチンコ屋をカジノに移行させて国で管理しようということなのか。それならそれで悪くは無いのかもしれないが・・・。

私が大学生時代に戻ったとしたら、やっぱりカジノに行くだろうと思う。入場料が6000円とかいうのなら、まずは6000円勝つまで賭ける。次に10000円ぐらい勝ったら、往復の交通費を取るまでということで、さらにつぎ込むし、カジノ内で豪勢な食事でもと思ったらあと30000円ぐらい勝たないといけない。とんとん拍子に10万円勝ったら最初からなかったものとして8万円ぐらいつっこんで、最後にはする。すったあと取り返そうとあと、4、5万はつぎ込む。胴元からお金を貸してもらえるらしいので、それであと5万。学生だから、収入は限られているから、とんでもないことになるのは火を見るよりも明らかだ。学生でなくても、若い人はこういうのにハマりやすいから大変なことになる人は増えるのでは無いだろうか。金がどこにも無ければ人のものを盗るということになんてならないでほしい。でも、最近の犯罪の変容の仕方をみると、このさき、何がどうなって行くのか心配になる。

昔、本宮ひろ志の「俺の空」という漫画の中で主人公がとんでもない額の金をかけて見事に勝つという話があった。ギャンブラーはそういう幻想に取り憑かれて、最後には身を滅ぼす。ギャンブル依存対策なんていくら立てても無駄だ。一定数の人はギャンブル中毒になる。ある意味、中毒になって金を使ってくれる人がいなくては、ギャンブル産業そのものが成り立たない。

私にとっては、タバコと同じで、かつて依存症だった者としては、また依存症のタネが復活したようで、不安になる。私はギャンブル依存になんてならない、大丈夫、なんてことは絶対に言えない。

注意深く避ける

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