こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

子育ての終わりは終活の始まり

2023年07月31日 | 日々思うこと、考えること
酷暑は続く。
夕立の予報が出ているが、それは北関東だけの話で、南部は関係無いようだ。
こんな日照りともなると庭の草木には1日2度水やりをしなくてはいけなくて、おとといのように夕方の1度ができなかっただけで、葉は萎れてしまう。
ウィークデイの朝の私の任務は、ゴミ集めとゴミ出し、コーヒーとオートミールの朝食の準備、そしてベランダのプランター栽培の野菜と鉢植えの草木への水やり。
この間、妻は弁当を作ってくれていて、朝といいタイミングで駅まで送ってもらえる。

たまに早く帰宅すると、延々と家事をやっていて、あれもこれもとずいぶん大変だと思う。
家に帰ると、妻は掃き掃除をして、庭木に水をやる。
家に入っても掃除、洗濯、アイロンがけと色々ある。
これが親子4人だったころはいったいどうやって回していたのだろうかと思うが、おそらくモノが今ほどなかったからうまくいったのだろう。

子供の学年が進むほど、持ち物は増えるし、大型化する。
もちろん体も大きくなるので、そのために一軒家を買った。
子供達が出ていって、徐々にものを整理しているが、いったん増えたものを減らすというのは思い出がつまっていてなかなか難しい。

家だって、手が回らなくなったら手放した方がいいに決まっていて、ではその時に残った一切合切はどうしたらいいかということになる。
今困っているのは、PC。
ウィンドウズ、マックを合わせると、妻の分とで10台ぐらいある。
1台、5、6年使うとしても、30年近く捨てないでいたらそれぐらいになる。
今は、どこで処分してもらうかで頭を悩ませている。

後のことなど考えないで、そのままゴミ屋敷の中で死んでしまってもいいかと思うが、なかなかそうもいかないのは何故だろう。
仕事だって、定年になってしまえばそれまでなので、後継者など考えなくていいのだが、それがそうとも言えず、病理医不足の中からいい人を探し出すというのはなかなか難しい。
それにしても、子育てが終わったばかりというのに次は終活とは、これじゃあ一体いつのんびりしたらいいのだろうか。
あっけらかーのかー、とならないか

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隅田川花火大会、1,035,000人

2023年07月30日 | 日々思うこと、考えること
昨晩は隅田川花火大会、近くに住む知人の家で花火見物。
4年ぶりの開催で、100万人を超える人出だったとか。



そんなわけで、今日はお疲れ休み。
風の強い一日。
大谷翔平のエンゼルスは敗戦。
ポストシーズンへの進出に黄色信号。
しっかり休んで

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たまには病気というものを考えてみる

2023年07月29日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
先日、私より少し年上の知り合いが、心疾患で入院した。
幸い、一命は取り留めたが、この先の生活にはずいぶん制限が生じるだろう。
歳の近い人が病に斃れたという話を聞くと気が滅入るが、それはいつか自分もそうなる、という恐怖があるからだろう。
でも、病気というのは必ずしも年齢とともにかかるものではない。

病気、といわれるものにはたくさんの種類があり、心疾患、脳血管疾患、感染症、腫瘍、精神疾患と枚挙にいとまがない。
それぞれ全く異なる病態だが、かといって関係がないわけでもない。
たとえば、感染症から始まって、心疾患、脳血管障害を起こし、その療養中に精神を病み、そのうちに癌が見つかるなどという経過はいくらでもある。
一連に疾患が生じた場合、それぞれを別と考えるかというのは難しい。

病気を臓器別に考えるべきか、統合的に考えるべきかは難しい。
病は気から、とよくいうが、確かにそうだがそうともいえない。

免疫能が低下しているから、感染症にかかりやすかったり、癌が生じやすいなんてことではない。
保菌者と接触したら感染症にかかるし、一部の癌は遺伝子の病気だ。
"健康"にいくら留意してもどうしようもない時はどうしようもない。

急に思いついたように病気のことを考えて本質的なことがわかるわけはないが、自分の仕事のためにはもいつも考えるよう心がけておくに越したことはない。
足が攣るのも病気

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最悪のタイミングで目が覚め最高のシーンを見届けた

2023年07月28日 | スポーツ・健康・ダイエット
暑さに体が少し慣れてきたのか、今日は気持ち湿度が低いせいなのか、ごみを出しに行った時の風は若干心地良く感じられた。
でも、本当の理由は大谷翔平の大活躍にほかならない。
彼のことについては一家言ある人がそれぞれいろいろな記事をニュースやブログに書いているが、偉業の前ではどれも似たり寄ったり、称賛の言葉を工夫しているに過ぎない。
とにかくその歴史的快挙は私なりにも残しておかなくてはならない。
スポーツに関するエントリーは事実を書くだけなので、寝不足で頭もあまり働かない今日は、愚考は止して、彼の快挙を書き留めることにする。

昨日、エンゼルス戦は雨で中止になって、日本時間の未明からのダブルヘッダーに変更になった。
大谷翔平が先発する第1試合は2時からということで、テレビ観戦はやめておこうと思っていたが、あろうことか2時ちょうどに目が覚めてしまった。
1打席目だけみてから寝ようと思ったら、凡退で、じゃあ初回のピッチングだけはみておこうと思ったら、快投で、結局4回までパーフェクト。
あれよあれよというまにアウトを重ね、エンゼルスも2、4、6、8回に得点し、寝そびれているうちに完封勝利。
テンポのいい試合で、結局プレイボールから、大谷がウイニングボールを受け取るところまでしっかり見届けることができた。

しまったと思ってもあとの祭りで、空はすっかり明けていた。
虫の声がやかましかったが、これでガビチョウが鳴き出したらたまらないと、枕を押し付けてやっと眠ることができた。
これで、ダブルヘッダーの第2試合の中継があって、そのまま大谷の37号をみていたら、ほぼ徹夜になるところだった。
2打席連続の38号を打った後、痙攣のため交代したらしいが、鉄人超人の域にあっても生身の人間なのだから、無理をしてほしくはないが、今のエンゼルスの牽引車は大谷しかいないから、トレードを封印してまでポストシーズンを目標にするチームとしても本人が大丈夫といえば使わざるを得ない。
タイガースを難なくスイープし、次はいよいよブルージェイズ戦。
厳しい戦いからますます目が離せない。
誰もが言葉を失って

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暑くて頭が働かない今日この頃

2023年07月27日 | 日々思うこと、考えること
空気のせいだろうが、夏の夜明けは面白くない。
気がつくと薄ぼんやり明るくなっていて、もう一寝入りして次見ると空は真っ青になっている。
夕暮れどきに屋外にいることはないので、空を見ることはないし、そもそも暑くてそんなにいられない。
猛暑が続いているが、まだ7月で、来月は一体どうなってしまうのだろうか。
暑さのせいだろう、夜は寝苦しくおかげで昼間は頭もよく働かず、ろくなことがない。

昨日のアブラゼミがどこかに行っていたので妻に尋ねたら、

 あなたが、(セミが)何も食べられないでかわいそう、と言うからはちみつをやろうとしたら、びっくりして向こうのほうに逃げちゃったの

とのこと。
そりゃあそうだろう、最後の力を振り絞って逃げたのだろう。
庭の隅から、ジジ、と言う声が聞こえたからまだ息はあるようだ。
命尽きた後、アリにたかられる姿を見ることにならないのはいいかもしれない。

このところ、仕事はなんとか進めているが、診断にキレがない。
鑑別診断が浮かんでこないので、臨床医の診断の後追いのようなことになって、失敗することもある。
ほぼ一人で仕事をしているせいもあるのだろうが、危険な状態だ。

危険と言えば、岸田内閣の支持率が35%まで落ち込んでいるそうで、危険水域だと言う。
なにが要因なのかわからないが、少子化、マイナ、増税等々色々あるのだろう。
中国のように日本をスケープゴートにしてしまえば楽なのだろうが、さすがにそうはいかない。
ウクライナへのロシアの侵略は食糧難にも関わっているだろうが、実感としてまだそれは伝わってこない。
いや、市井の人は物価高に苦しんでいるのに、報道ではそういう声をあまり拾い上げることなく、現政権の政治ばかり報道しているから、よくわからないのかもしれない。

世の中はなんとなく回っているけれど、日本自体はすでに崖っぷちにあって、多くの国民がそのことを受け入れることができないでいるだけかもしれない。
世論調査に答えた人もそんな不安を”支持しない”としたのかもしれない。
岸田さんにとってはとんだ八つ当たりだろうが、無力な野党に助けられているのでプラマイゼロだ。

あれこれ考えたいところだが、頭のてっぺんのあたりがぼんやりしていて、億劫に感じる。
今月いっぱいが締め切りの原稿を書く方がまだ楽なので、今日はこの辺で失礼します。
事件ばかりでうんざり

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アブラゼミの立ち往生

2023年07月26日 | 生き方について考える
7月26日水曜日。
取り立てて何ということもない日で、語呂にも特徴なく、今日が誕生日の人は誰かに覚えてもらうにはどうするのだろう。
今日はカンファレンスも会議もなく、こんな日は仕事に没頭して過ごせる。

3、4日前から庭のプラタナス(ヒポクラテスの木、スズカケ)には大きなアブラゼミが止まっていて、ジジ、ジジ、と鳴いている。
立派なセミがどうしてひと所に止まっているのはどうしたことかと、このような状況のセミのことを検索してみたら、どうやら寿命で飛び立つ元気がなく、日に日に弱っているようだ。
立ち往生の場として、大きな葉が生い茂るプラタナスを選んだのは賢明で、これなら鳥についばまれることもない。

命のたどる運命は様々だ。
虫も草木も、命のほとんど全ては自然に消えゆくものだが、人間の場合、命の終わり方はそれぞれ極端に違う。
ここで、人の死に様の良し悪しを述べたらキリがないが、望んだように死ぬということは難しい。

死に方については人それぞれの考え方があり、一概にどれがいいとはいえない。
私が死ぬ時は、体が衰え、生きる気力がなくなり、眠るように逝きたいと思っている。
だが、そうおあつらえ向きにいくかは最期の時までわからない。

プラタナスのセミが、あと何日生きることができるかはわからないが、ここを終の住処としてくれるのなら、最期まで見守っていてやりたい。
一寸の虫にも五分の魂

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民主主義最大の敵は人間の欲望

2023年07月25日 | 日本のこと、世界のこと
気温も湿度も朝から高い。
ギリシャでは山火事で大変だそうだが、湿度の高い日本では滅多に起きないのは幸いだ。

世界中の様々な人の剥き出しになった欲望が連日報道されている。
もちろんその最たるものが各国の政治で、強権的な政治手法が取り沙汰されている。
当初は民主的な選挙を掲げ、それによって選ばれたのに、やがてそれを守るために、強権的な手法を用いて政敵や民衆を封じ込めたり、抹殺したりする。
やがてはそれを継承するに至り、非民主主義的な政治は一層加速する。
日本でも、世襲は当たり前で、今やそのことを問題視する人もずいぶん減った。
マスコミが政治家に忖度しているのか、懐柔されているのかわからないが、これで丸く収まっているのだろうか。

民主主義というものがこの世に出てきたのを18世紀終わりのフランス革命とすれば、200年ちょっと、あとはずっと少数の強者が多数の弱者を支配し、搾取する専制的な環境だったわけだし、そもそも民主主義的な国家そのものが世界の中のごく一部にしか過ぎない。
それに、今、民主主義的な国にしてもかつての植民地からの富の収奪とか先住民を追い出すことによって成り立っているところがほとんどで、自前でやっているところなどあるだろうか。

民主主義はたしかに優れた考え方であって、いまのところこれに勝る政治体制はないのではないかと思う。
でも、民主主義国家群の中にも、自分たちの生活さえ良ければ、専制君主的な政治であってもいいと考える人はいる。
そういう人たちは民主主義の定義もそれぞれ全く違うだろうから、何を守るべきなのかということもよくわからない。
そう考えてみるとつくづく、今の日本はいい国だと思うが、それは今のところの話であって、いつ政権維持のために自民党が強権的な手法を編み出すかもわからない。
せめてそのことを気をつけて見守る必要がある。
ぼんやりしてると自分が消される

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医療者としての病理医である自分の存在意義

2023年07月24日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
日が昇るとあっという間に暑くなるうえ、今日は少し蒸し暑い。
起きがけに寝違えて、背中が少し痛むが、これは早晩おさまるだろう。

なんとなく肩身の狭い思いがする。
何がどうというわけではないのだが、いろいろ面倒と思うことがある。
これも早晩おさまってくれるだろうが、職場でのことが原因の一つであることは間違いない。

そんな仕事なら放り出してしまえばいいのだが、何より生活もあるし、職場では自分が必要とされている(と思う)ので、いなくなったら困るだろうからそうもいかない。
まあ、代わりなんていくらかはいるだろうから病院はなんとかするだろう。

それはさておき、私はなんのために働いているのかと言われたら迷いなく、医療のため、と答える。
医療とは何かと、10年ちかく前にいろいろ考えたことがあり、『医療とは人の願いの実現』とか『医療とは国家が医療者を通じて行う生命のサービス』と結論づけた。
前者は患者目線の、後者は医療者目線の定義で、それぞれ当たらずともいえども遠からずといったところだろうと思う。

ただ、病理医の場合、その定義がそのまま当てはまるかというと、最近少し自信がない。
病理医は直接患者さんを診ないからだが、これは患者さんを診たくない病理医が決めつけているような気がする。
まあ、ただでさえルーチンの診断で忙しいのに、これに外来や入院患者さんへの説明などが加わったら時間がなくなるが、診断に責任を持つのであれば説明を直接行うことが要求されても仕方あるまい。
そのようなことをやらせてくれたところもあったが、臨床医も時間調整が面倒なのだろうか、ほかでは依頼はない。

この先も、診断とカンファレンスや学会発表の手伝いだけをやっていたらいいのだろうかと思ってしまう。
でも、最近、あれをやってやろうこれをやってやろう、という気概が少し減ってきていて、このまま消えていくのもいいかと考えることが多い。
何のために働くの

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考えなければいいのに考えるから疲れる

2023年07月23日 | 日々思うこと、考えること
大暑。

太平洋高気圧のおかげで雲ひとつない梅雨明けの夏空。
湿度は40%ほどで、気持ちがいい。

昨日は病院での当直のあと所用があり、その後夜には同窓会の準備会があった。
移動の時間に隙間があったので、床屋まで行き、東へ西へと大忙しだった。
そんなだとやっぱり疲れる。
準備会に出た友人の一人は帰りに救急車で病院に運ばれたとか。
大したことはなかったようだが、それがたまたま彼だっただけで、私だっていつそうなるかなどわからない。
年には勝てないと、今日はゆったり過ごした。

なのにせっかく休んでいても、あれこれ考えることがある。
世界のこと、この国のこと、家族のこと、そして仕事のこと。

人間考えるだけでも疲れるから、考えなければいいのに、つい考えてしまうのはなぜか。
取り越し苦労か

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病院は眠らないところだ

2023年07月22日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
関東地方もいよいよ梅雨明け。
そろそろ、そろそろと待ちかねていたのがやっとだ。
空は青く雲は気持ちよさそうに浮いている。
梅雨入りの時は、もう2度と青空を拝めないのではないかとまで思っていたのがウソのようだ。

そんな今日の私は当直明け。
管理当直という、夜間に何かあった時に院長代行として危機管理をするための職務で、当直者に医長級以上の役職者がいない時に非番の人が入る。
いよいよ私にお鉢が回ってきて、久しぶりに病院に泊まった。
当直室は医局の横にあって、私のような普段当直のない科の医者は、外科系とか内科系とかの並びの臨時当直室を使う。

幸い私が呼ばれるような事態は起こらなかったが、近くの部屋のドアが開いたりしまったりする音がしていたから、夜中に誰か起こされていたのだろう。
朝に検査科の当直技師に会ったら、やはり何度か起こされたらしかった。
病院では必ず誰かが起きていて、寝ずの番をしている。
病理医を長くやっているとそんなことを忘れてしまう。

今日の当直は、臨床医やコメディカルへの感謝の気持ちを思い出させてくれありがたいものだった。
私もそのうち世話になる

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お花が美しく咲きいい香りを出すのは自分を見て褒めて欲しいから

2023年07月21日 | 妻の名言
東海以西が昨日梅雨明けとなったらしいが、鎌倉の空にはまだ厚い雲がかかっている。
それでも昨晩は、涼しくて冷房を入れず、窓を開けて眠ることができた、と言いたいところだが、別の意味で寝付けなかった。
夜中に目が覚め、何度も寝返りと打って唸っていたら、妻のことを起こしてしまった。

 なに?眠れないの?

と、尋ねられたので、このところ、職場が少しギクシャクしていて悩んでいると相談したら、

 けんちゃん、ちゃんとみんなのこと褒めてる?助かります、いい仕事ありがとう、お疲れ様、ありがとうって、言ってる?

と尋ねられた。
特段、そんなことはしてないないと答えると、

 それではダメよ、みんな自分がどう思われているか、自分の仕事がどう評価されているかということを気にしているのよ。
 仕事なんて、そのために頑張っているようなものなんだから、そのことに対してきちんと声をかけてあげなくちゃ。

プロがする仕事なんだからダメだったらダメと言うけど、悪くなければそんなこと言う必要はないのでは?
と訊くと、

 それではダメ、お花だってそうでしょ?
 自分の方をみて欲しいから美しく咲くのだし、自分の方に来て欲しいからいい香りを出すのよ。
 そして、人はそのお花を美しい、いい香りだと愛でるのでしょ?

生物学的にはちょっと違うんじゃないかと思ったが、例えとしては確かにそうだと思って首肯し、なんだか安心して、いつのまにか眠ってしまった。

私自身、褒められることなく生きているとは思うが、臨床医に喜んでもらえるであろうことこそが、患者さんの役に立つことだろうと考えながら仕事をしている。
そのバロメーターの一つは臨床医がどれだけ部屋に顔を出してくれるかで、自分なりには私が赴任してから増えたと思う。
声にしてはくれないけれど、私にはそれで十分だ。
でも、職場内ではどうかというと、評価する人は私以外にいない。
となると、私がちゃんと言葉にしてあげなくてはいけないと反省した。

などと、あれこれ考えていたら降りる駅を乗り過ごして、遅刻してしまった。
しっかりしろ

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人新世時代の夏の過ごし方

2023年07月20日 | 日々思うこと、考えること
薄曇りで、暑さ一服と言いたいところだが、梅雨明け前ということだけあって蒸し暑い。
この暑さは今年になって特にひどいのかと去年の今頃のエントリーを読んだら、やはり熱帯夜に悲鳴をあげていて、似たようなものだった。
先日天気予報で、偏西風の蛇行の幅が狭まってその南側が酷暑に見舞われているという。
さすがは人新世というだけあって地球環境が変わりつつある。
コロナといえば、第7波、自分は4度目のワクチンをうけていた。
去年の今頃、真面目にマスクをつけていたのだろうか?

やっぱり夏は夏、楽しいし、そんな話題を目にすることが多い。
海や花火、夏祭り。
こんなに暑いのによくぞ頑張るものだと感心するが、伝統もあるし、そもそもそれで生活している人がいるのだから経済効果を評価しなくてはいけない。

だが、これに伴う水難事故、雑踏事故そして熱中症がもたらす被害もバカにならない。
海水浴に川遊びなど、わざわざ行かなくても、いや、少なくともそれほど水に入らなければいいのに、ついリスクをとってしまう。

各地の花火大会では有料の場所が増えているという。
鎌倉の花火大会は今年はやらないようだが、由比ヶ浜と材木座、それぞれの入場料を3000円程度取ったら経費もだいぶ浮くのではないだろうか。
まあ、その分あぶれた人が周りの道にあふれて、結局雑踏事故が起きてしまうかもしれない。

夏祭りの思い出というのも、すぐに破けた金魚掬いのポイの穴ぐらいで、ほとんど覚えてない。
今にして思えば、夏祭りというのはなんのためにやっていたのだろうかと思う。
地域交流のためなのかもしれないが、もともと行動範囲の狭い小学生だった私など、出かけたところで顔を合わすのは小学校の先輩後輩同級生で何も変わり映えしなかった。
そして昼日中にやったら熱中症の危険が先立つ。
夏といえば汗だが、部活動も暑い最中によくやったもので、しっかり熱中症になったこともあった。

今や暑さは一層進み、命の危険すらある時代、あらゆることに様式の変更が求められている。

夏の話題、というか思い出はいくらでも出てくるが、唯一安心だったのは、受験勉強をした予備校図書館。
快適な環境の中、日々刻苦勉励、大変生産的だったといえる。
人新世時代、人類はパックされた空間に暮らすようになりつつある。
それほど頑張らなかった

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今さらこれを外圧なんて言ってちゃダメだろう

2023年07月19日 | 日本のこと、世界のこと
昨日よりは少し気温が下がるみたいだが、やっぱり暑い。
寝室の冷房の場所がイマイチで、風が顔に当たる。
寝ているうちに喉が少し痛くなって目が覚めてしまうので、外気温が下がっていたらそのまま窓を開けるのだが、昨日は無風で寝苦しかった。
気になっている症例の診断のこともあって、なかなか寝付けなかった。
気楽な仕事があればそれに就きたいところだが、そんなものおいそれとはない。

つい先日、働いてくれる人のいない国 というエントリーを書いたが、昨日、こんな記事をネットニュースで見つけた。


地方進出を展開するコストコが、高い時給で、働く人を集め、それが地元商店の経営を圧迫しかねないという話だったが、コメント欄にはコストコを肯定する論調ばかりだった。
・高い金を出せば働いてくれる人はいくらでもいる。
・さらに、楽しそうで、おしゃれな感じであればもっと働きたくなる。
・せっかくのいい仕事、クビにならないように一生懸命働く。
当たり前のサイクルがある。
コストコに行くとわかるが、高齢の人も結構な数働いている。
でも、名札がHANAKOとかICHIROとかアルファベットで書かれているだけで、若々しく、年齢など気にならず、そこはもうすっかりアメリカだ。
単純計算だが、時給900円として、一日4時間月20日働いて7.2万円、これが時給1500円なら12万円になるし、これがフルタイムなら月14.4万と24万の違いとなるし、年にしたらもっと差が開く。
誰も辞めたくなくなる。
でも、これってなんてことない、アメリカでは普通の時給。
それにコストコもIKEAも日本経済を圧迫しているわけではなく、雇用を生み出し、そこで働く人は税金を払うし地域経済に役立っている。
日本に進出し、低賃金でいい人材を雇い、日本に来る外国人相手のビジネスができる。
このところの外資系のホテルの進出にしてもそんな図式ではないか。

日本のホテル、旅館では日本文化を知る日本人によるサービスを受けたい。
それは、外国人だけでなく日本人自身もそうだ。
外資が日本に入ってくることができなかったのは、日本語という最大の非関税障壁があったからだが、賃金のグローバル化によりこれが徐々に打ち破られ、日本もやっと真のグローバル化の波に晒されることになるのだろうか。
高い賃金を払ったら働いてくれる人はまだまだいるみたいだし、人の取り合いは結局高い金を出せるかどうかということだ。
それなりの賃金が払えないなら、その分自分で働くしかないし、その程度の価値の仕事ということになる。


日本にしても、海外から投資されているうちが花、せっせと日本文化に磨きをかけよう
英語教育はこのためだったか

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地球がトータル・リコールの世界のようになってしまう前に

2023年07月18日 | 自然災害・事故・感染症
今日もいい天気、また昨日のような暑さになるのだろう。
週の半ばに天気が崩れるということで、梅雨明けは来週以降に持ち越しとなるらしい。
東北地方もまた大雨が降るようで、これはもう踏んだり蹴ったりとしか言いようがなく、お気の毒だ。
それにしても年々暑さが異常に暑くなっているように感じる。

息苦しいと夜中の3時ごろ妻が窓を開けた。
冷房を弱めに入れておいたが、今は外の方が涼しくなっているからということだった。
たしかに、窓から入る風は優しく、冷房の起こす一定の向きと強さの風とは違い、のどにも優しく、体もホッとしていたようだった。

その寝入りばな、アーノルドシュワルツェネッガーの映画『トータル・リコール』を思い出した。
映画の中で、空気の薄い火星で暮らす人たちは、ドームの中で生活しているのだが、これが冷房の効いた部屋の中にいなくてはならなくなりつつある今の私たちの生活にオーバーラップして見えたのだ。
こうして夜中まで暑くなるようでは、やがて窓を開けての生活などできなくなるのではないかと思うと、途端に息苦しさを感じた。

私は閉所恐怖症で、この先こうして窓の世界に出ることができなくなったらどうしようとちょっと慌ててしまった。
その時期は案外目前に迫っている。
庭の植物たちをみていると、暑さによく耐え頑張っていると思うが、地球規模で見れば温暖化の影響は植生などにでているわけで、対策が急がれる。

そう思いながら、冷房の効いた電車に乗って通勤し、病院も快適だ。
目が覚めているうちは、窓1枚で隔てられた外の世界に出て行こうという気には全くならないし、気にもならない。
こんなことでいいのだろうか、と思いながらも地球温暖化に加担しているという小さな罪悪感は、日常の雑事であっという間にかき消されてしまう。
さあ、また仕事だ

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酷暑の一日

2023年07月17日 | 日々思うこと、考えること

昨日遊びに来た娘の友人二人、揃って酒豪で夕方から夜まで飲み続け、私が一番先に寝てしまった。
テニスファンの妻はそのあと、ウィンブルドンの男子決勝を最後まで見ていたらしい。
その妻が、もう遅いから泊まっていきなさいと言って、そのまま泊まり、朝早くに帰ったようだ。
私は夜中に一度目が覚めたが、二人の気配を感じることはなかった。
それにしても朝から暑い。

部屋の温度が30度を超えたところで、冷房を入れた。
昼すぎに駅まで娘を送りに出たら、車の温度計は40度。

鎌倉は夏の似合う街。
これほど暑くてもそこそこの人出だったが、さすがに熱中症が心配になる。

帰って、気温を測ったら、オーニングを出してあるのに、ヴェランダが37度、裏庭は35度だったが、炎天下の2階のヴェランダはなんと42度。


テレビニュースをつけるたび、暑さへの警戒をずっと流していた。
今夜も気温は下がらないらしく、気をつけて過ごそう。

こんなに暑いと書く気も起きず

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