第70期本因坊戦挑戦手合七番勝負の第5局が6月29日、30日に大阪府吹田市で行われた。結果は白番の井山裕太本因坊が山下敬吾九段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を4勝1敗としタイトルを防衛した。これで井山は本因坊4連覇。棋聖、名人、碁聖とあわせて4冠を堅持した。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山4連覇、最後が堂々のシノギ」 「山下無念、またも及ばず」
(週刊碁見出しより)
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井山四冠が4-1のスコアで本因坊4連覇を達成、スキのない打ちぶりで山下九段を圧倒しました。
敗れた山下九段、得意の攻めに重厚さがイマイチのように感じましたね。
本シリーズを見て、日本囲碁界はしばらく井山四冠を中心に推移していきそうです。
棋聖戦、本因坊戦と相次いで敗れた山下九段。碁聖戦五番勝負も0-1とリードを許していますが、奮起してほしいですね。
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今回の対局地は大阪府吹田市の「ホテル阪急エキスポパーク」。
井山四冠はこの対局場で4戦負けなしとのことでした。
1970年の大阪万博、大変な人出でした。
人の多い場所はあまり好きでない私は、TVで来場者の熱狂ぶりを横目で眺めていましたね。
東京オリンピック、大阪万博と世紀の一大イベントが続き、日本も自信を持ち始めた時期でしょうか。
2020年には再び東京でオリンピック開催、意義深いイベントになるでしょうか・・・。
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