変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

整形外科医 ④

2007-06-27 16:23:12 | Weblog

   私たちが 望む 整形外科医 とは?   

 ☆一緒に考えてみましょう。
  
1 患者の立場に立って 一緒に考えて、良く説明してくれる。
2 手術が上手い。 色々な種類の(骨きりも含め) 技術と経験を持つ。
3 他院でうまくいかなかった患者にも、親切に対応してほしい。 たとえセカンドオピニ                   
  オンで行った患者でも。
4 患者が傷つく様な事を 平気な顔をして言わない。
5 触診して筋肉の状態や痛みの原因について説明してほしい。
6 人工股関節の開発と研究にも力を入れてほしい。

  以上 考えてみました。  あなたは どうですか? 

 私たち 変形性股関節症の患者にとって、 信頼できる先生探しはとても大切です。  私たちの病気は、脚の状態が一人ひとり 本当に違います。 顔と身体つきが 皆 異なるように。骨も筋肉も。 だから、友人にとって良い先生があなたにとって良い先生、とは限らず、そしてそれは、リハビリにもいえると思います。私たち一人ひとりが積極的に病気と向かい合い、勉強して、 自分の身体は自分が一番良く 分かっているぞ。と 言える と良いですね。

 

  整形外科医の①で初めに書いた先生のおっしゃったこんな言葉が印象的でした。

 ◆人工股関節に置き換えると、完璧に治る、と思って過度な期待を持って手術を望む  
  人がいる。→結果 制限もあるし、自分が考えていた手術後の身体の機能において
  ひらきがあるので、後悔する。

 ◆整形外科の手術は例えが悪いけれど、プラモデルの組み立てに似ている。
   (私が人工の手術の時に、脚長差が出ないのか? と質問した事に対する先生の
   回答)

 ◆人工股関節置換術で どのくらい 機能が改善するのか?
   前に屈曲(仰向けに寝て 膝を 胸の方へ) …20度
   開脚 (横に脚を開く)              …30度

 後悔 しないために 勉強して 考えましょう。
  
  

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

整形外科医 ③

2007-06-26 15:58:12 | Weblog

 セカンドオピニオン の先生

 Aさんは 主治医の先生を信用出来なくなった。 彼女は左脚 (先に手術した脚) が上手くいったので 右脚 (左脚よりも悪い) も続けて ( 6ヶ月後なら左脚が軸足になるから と医者に言われて ) 手術にふみきったのに- - -。

  回復路線からはみ出した人は 泣くしかないの?

 Aさんの右脚は 確かに凄く ボロボロで手術が4時間以上かかり、屋根 (骨盤側)を作るのが 大変だった、と主治医は言った。 だけど、中には  内の大学病院では この手術は 難しくて出来ないから、紹介します。 と 言われて地方から沢山の方が関東の病院へ来ている。  その断った先生たちの様に 断ってくれれば 良かったのにと私は思ってしまった。
 一人目の先生は、彼女のレントゲンを見て 「ゆるみ があるから手術した方が良いですよ。リハビリをして良くなるとかの問題ではありません。」

 二人目の先生は 「このままにしておくと、自分の骨も削れて ますます悪化してしまう。右と左の人工股関節の臼蓋にあたる部分が、右脚の方が上にずれていて 骨頭が外側にずれているから 中殿筋に力が入らない、どうしてこんなつけ方をしたのだろう?」  と - - -。 私たち二人は顔を見合わせ 思わず絶句。  確かに良くレントゲンを見ると、明らかに3㎝くらい上についていて、外についている。  だけど彼女は 悪くない。 じゃ 誰が悪くて責任を取ってくれるの?   彼女の身体がまた 傷つくだけ  !  ! さらに先生は「 今回はステムを入れ替えて、だけど骨盤の方も本当はやった方が良い。でもやるとしたら、ボロボロに崩れる可能性があり大変だと思うけれど、 長期的にみたら、筋力も両方変えた方が出るよ。」
 この一回の手術で 終わらない。
   
 この三人目の先生は 私も去年セカンドでみてもらった。 私は、正直相性が悪い。「70歳の間接だ。 多発性関節炎かも。 僕だったら そんな手術(間接唇切除と筋解離) はしない。 」  リハビリが目的だったので 我慢をしたが 家に帰って泣いた。 整形の先生は競争意識が強すぎる。 同世代の活躍している先生たちなので、だと思うが 許せない 発言だ。  話が 横道にそれました。  でも、 その病院のその先生を私は紹介した。( Aさんは長距離歩けないので私の車で連れて行った。 )  彼女の家からの事 家族の見舞いの事 退院してからの事 、すべて考えて 他に無かった。   造影剤を入れての検査へ 先日行った。  彼女は 今 痛くないので手術をしたくない、 と 言った。
  それでも 手術は しなければ いけない 現実 !  !  !

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

整形外科医 ②

2007-06-25 15:45:16 | Weblog
 私の友人 Aさんは人工股関節に置き換えて たった 2年で 再置換を医者から言われてしまいました。(このブログに書いても 良い と了承済み です。)


 私と 同時期に 彼女も 手術をしたので いわば 戦友です。 彼女は凄くショックを受けていました。  私も ショックで、 なぜ なぜ---! ! !

 Aさんは 先天性の股関節脱臼です。 赤ちゃんの時にギブスで固定したそうです。 体育の時間は無理をしないでそれなりに動いていた、お産も普通分娩で、痛みが出たのは子供を抱っこしたりおんぶをして、買い物の荷物も持って距離を歩いたから だと言っていた。 それでも 若かったから そのままにして いよいよ40歳過ぎて 会社勤めの行き帰り の 階段の上り下り フルタイムで働いて 家に帰ってからも フルタイム---。 今なら 重たいものを持たない、 階段の上り下りも少なく、 家族の家事への協力など、 誰でもわかる事 が 当時は まだ出来ずに、分からなかったのだと思う。 かなり毎日 痛かったのだと 思うが 我慢していたのでしょう。 と いうのも  子供が小さかったり 家を 空けられなかったり、手術が怖かったり---
 
 また、 当時は 50歳すぎまでは 温存が 主流だったのも あると思う。

そして、Aさんは、 最初に 軸足 に するため  3年前に まず、左脚を人工に そして6ヶ月後の 私と同時期の 2年前に 右脚を人工に。
 今回 その右脚の 【ゆるみ】 が原因で 3人の 医者から 再手術した方が良い と言われた。 

 彼女は 私が2ヶ月 入院したのにたいして、人工なのに 3ヶ月も入院していた。  入院中 ずーと脚が 痛くて車椅子 で過す方が多かった。 退院してからも なかなか脚に 体重をかけられず むくみやしびれ も続いていた。 退院後、 2ヶ月に1回 は 検診に行っていた。(一人では歩けないので 必ず私か友人の車に乗って)  毎回 毎回 レントゲンを取って いたそうだ。 主治医の先生は しびれている、 と言っても 一度も彼女の脚に 触りもしなかった。 そして、手術は 上手くいったのに---、順調ですよ。  を その度に 繰り返した。 じゃ なぜ、 痛くて立てないの?と 私はいつも思っていたが、気の毒で言えなかった。 様子を みましょう。 の 先生の言葉を信じて 2年経った。 今年の2月。 突然 レントゲンで やはり ゆるみ が 見られるから 再手術した方が 良い。 僕が責任を 持って手術 するから。 


 当然 彼女と私は 怒って 怒りで 震えた。

変だ 変だ 変だ  痛みを取るために 人工にしたのに、2年間も ずーと痛みをこらえて 我慢していたAさん。 かわいそうで かわいそうで 一緒に泣いた。  


 もし 自分が その立場になってしまったら あなた どうしますか?  

 
 

 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

整形外科医の選び方?

2007-06-23 14:09:04 | Weblog
 全国に股関節専門の整形外科の先生は沢山いらっしゃいます。

あたなは どのように判断して、あなたの 主治医と 考えましたか?
あるいは まだ決めていない人はどのように 選びますか?

 『何箇所かまわって自分と相性が合いそうだ。  自分の考え方に一番合っている。 口コミ 評判も良さそう 痛くてどうしょうもないから助けて欲しい』  そんなに痛くないからまだ決めてない それぞれだと思います。
 
 ★一緒に 考えてみませんか?

つい 最近 ある機会に恵まれて、都内のある有名な股関節専門医と二時間に渡って、手術を含め 股関節に関してその先生の 日頃のご意見をまじかで 伺う事が出来ました。 気さくな感じで めんどくさがらずに 一つずつ丁寧に答えてくれたので、真実だと思う。  私が疑問に思った事に対して先生がどう答えたか を下記に 書き出します。

 Ⅰ 手術の事   
   
  ①なぜ骨切り術 が減り 人工股関節置換術 が増えているのか?

 人工の人は 単純に痛くない。 自骨の人は少しの間は調子が良いがやがて 痛がる。(人にもよるが) 自骨手術は、年齢にもよるが 人工に置き換えるつなぎ(せっかく 手術をしたのに すぐ又 悪くなって人工にした例の方が多い。)だ、 そうだ! 私の手術をした主治医も次に悪くなったら 人工だから 大事にしなさい。 と 検診に行くたびに 注意してくれる。 内心 ありがたいけれど、脅されている様であまり聞きたくはない。
 自骨手術は 人工に置き換えるまでの 【つなぎ】 と 先生たちは考えている。  え、え、ほんとに。 そうかしら。 この問題は 一口では言えない私たちの 重大な テーマです。 これからも考えていきましょう。

  ②初診で 手術の話はしない。 
 私は 初めて行った近所の医者から 手術の話をいきなりされて、ビックリし 一年以上整形に行かなかった。 私と同じ想いをされた経験を持つ人も沢山いると 思う。 たぶん予想で申し訳ないが この先生も若いときは、何も考えずに 手術の話を患者さんにしていた くちだと思った。  私たちにとって、手術は 一大事だけれど 医者にとっては 年がら年中 の事だから 鈍感だ。  手術の回数が多いほど 症例が沢山あって 安心かも知れないけれど、一生に一回かもしれない、(何回もしなければならない人も、もちろん )
 手術を簡単に言わないで貰いたい と皆思っているはず---。
 
  ③ 医者との信頼関係を作る?  そして手術。
 この先生は 信頼関係は お見合いで結婚(手術)を 決めるのににている。 と言われた。 そうかも と思うけど 腕の良し悪しは 話だけでは 分からないじゃない!   自分の事を上手くない という 整形外科医をみた事がない。 当たり前だけど---。  

  まだまだ 次回に 続きます。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変形性股関節症に負けない心と身体 -笑顔を取り戻そうー

2007-06-15 00:04:21 | Weblog

 私は、「踊りが命」と 舞台活動に指導にと…
 週に5~6日も家庭(主人 子供)もおろそかにして、遊びもせず50才を過ぎても毎日毎日、
 したすら真面目に、、若い人たちとおなじくらい いやそれ以上にそれ以上にばんばん
 とレッスンしていました。

 46才のときに一度一歩も突然歩けなくなりました。

 レッスンのやりすぎだろうー くらいに考え、痛み止め座薬 整体 針灸 
ありとあらゆるものに大枚をはたくも 効果なく とうとう頭の上まで上がっていた脚が
どんどん下がり 横にも縦にも180度開いていた脚が 閉じてきました。


 脚もひきづり 爬行もおこり誰から見ても 異常。

初めて整形外科の門をくぐるも いきなり 何の説明も無く変形性股関節症で
人工股関節しかありません。(股関節の専門医でない医師に言われたので)

この時点で、一度医者にたいして不信になりました。

踊りが命の私にとって青天の霹靂!驚き!!
(病気が一般にはほとんど知られていないから、皆一応に驚くが)

 
「二度と病院なんて行かないーー。」


そしてその後、又一歩も歩けなくなりました。
病気について生徒さんの父兄にPCで調べてもらうもの、あまりに知られていない病気
なので…

どうしていいのか どこへ行けばよいのか?
専門医も分からずに 勉強した今なら手術でしなかったであろう
手術(間接唇切除 筋解離)を引退したくない一心でしてしまいました。

そして リハビリ 身体を使う専門家の私がPTの言われるままのリハビリで 
痛みがでない程度のノルマとしての運動の回数、これは何回 これを何回
あれもこれもやりました。

よいというで、嫌いなのにプールにも行きました。
自分の病気のことを勉強しないといけないと、他にも本 雑誌を読みあさってリハビリのために
運動をやってみましたが、 自分が満足する考えていたように効果はまったくなく、、
かえって 頑張りすぎて 痛みがましました。。

バレエの指導者として、まずは復帰すべく…
何とか頑張るも 一年立っても走れない!!

スキップはおろか、ジャンプもできない!!
四度も見せられないなら、、と、、、泣く泣く引退を決意し 
憔悴の日々ーー。


こんな自分は、今まで苦労して身につけた私の芸と才能、財産をどぶに捨てている事だ、
と心を強く持つも、時々来る痛みに決意も消えそうになった。

ある日、納得のいった理学療法士にめぐり合う事が出来、今では痛くない 
走れる スキップジャンプも出来 少しなら自由に踊れるまでに回復しました。

私が痛い思いをして選びぬいた
「股関節に良いストレッチと筋トレ リラクゼーシヨン」
をおいおい紹介したいと思います。

そして一人でも私と同じ病気の人がやりすぎて痛めたり、
どうしていいのか 迷わないように
私で役に立つならと今は強い想いで一杯です。

現在は障害者体操指導員としてストレッチ 筋トレ きれいな歩行を指導しています。 
私と同じ病気で泣いている人たちのために 楽しく体操を指導する事が
これからの私の使命
と思い頑張ります。


 「一人ひとりが笑顔を取り戻すために!」

コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする