変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

不老不死

2013-02-26 12:49:03 | Weblog

 今日も寒く…遠く富士山が綺麗に見えました。
 おかげさまで、叔母は28日に退院が決まりました。
 昨日からやっと、点滴が取れて(酸素は4日前に取れました)、入浴の許可もおり、
 元気におしゃべりができる様になりました。

 一安心です。
 帰ってくるのに合わせて、新しいデイサービスの施設探しや、往診と医療マッサージへの
 連絡、薬を取りに…と、昨日は4時間以上外にいましたら…

 花粉が…
 目がイタかゆい、喉がイガイガ、なんとか鼻は大丈夫でした。
 花粉症の方にとって、これからの一ヶ月半は大変なことになりそうですね。
 昨年の5倍ひどい!!  何て話も聞きました。


 睡眠障害を克服したわけではないので…
 鼻が詰まって寝られない… なんてことになったら、悲劇になる、と昨夜主人にお願いして、
 加湿器つき空気清浄機をジャパネットへ注文しました。
 今ある一台は、叔母がいる時には、叔母の部屋におくので…
 昨夜は、私たちの寝室に置いて作動させていましたら、快適でした。

 
 今回、叔母の入院のときにベッドが満床で…どうなることやら?! と思った原因のひとつ、
 自宅から歩いて7分の所に中型の社会保険病院があった! のですが…
 財政破綻して、昨年12月から閉鎖しているのです。社会保険病院が何故、破綻したのかさえ?
 はっきりせず…
 200前後のベッド数が無くなった訳ですから、足りないのは、誰が考えてもわかります。
 家の周辺、車で30分以内のところに病院は大中小合わせて、5つありますが、今回は、
 インフルエンザとノロウイルスの患者さんでベッドが足りなくなったようでした。
 老人施設のお迎えが来て、退去して退院したので、叔母の入院が間に合った、と後で
 知りました。

 普段の往診医、看護婦さん、一度目の救急医、入院先の主治医、全ての人たちに、
 叔母さんはダメかもしれません。心の準備をして、延命治療はどうしますか?
 と、その日に聞かれました。
 叔母の年齢は、86歳、りっぱに平均寿命は生きました。
 だから、こころの準備… と言われたのでしょう。
 寿命… があったのだと思いました。


 そんなことを考えていた時の新聞の記事です。ご紹介します。
 ごもっとも!!  です。



             『不老不死』    西田小夜子(作家)

 内科医をしている甥は時々耕作さんの家へ遊びに来た。
 姉の息子で「駿ちゃん」と呼んでかわいがっている。駿ちゃんも40歳だ。
 「おじさんたちは、夫婦で『平穏死』希望の書類作りましたよね。ぼく、いいことだと思うな」

 「うん。おれの親、駿ちゃんのじいさん、ばあさんみたいな最期が理想なんだ。どっちも81歳と84歳
 でストンとあの世に行ってさ、見事なご臨終だったね。おやじなんか
 「びっくりしたァ、心臓がハイお迎えに来ましたよってしゃべるんだ」って俺達を笑わせたすぐあと、
 死んだんだもん」

 駿ちゃんによると、今お年寄りは死なせてもらえない。心肺停止になっても救急車が病院へ
 運び、あれこれ蘇生術を試みるのだ。
 90過ぎた人の心臓が静かに止まったのだから、昔なら大往生である。

 終末医療費は高額だ。支払いが一割だもんね、などと能天気な人も大勢いる。
 超高齢者で病院のベッドは満員、働き盛りの人たちが救急車でたらい回しなんて気の毒だ。

 「おれたち年寄は、不老不死なんぞ願っていないんだよ。みんな最期は穏やかに終わりたいのに
 機械で無理やり呼吸させられて、胃に食い物流し込まれる。
 平穏死に力入れてもらわんと、国が立ち行かなくなるぞ」

 「その通りです! 駿ちゃん」
 妻が隣で力をこめて言った。






 義父は95歳で、施設で心臓が止まり、法定医の死亡診断書が必要となり、大学病院まで
  兄弟姉妹7人で呼ばれて、夜中に大変な思いをして、高額な診断書の料金にビックリしました。
  実母は、どんな形でもと、胃ろうも酸素吸引(ベッドに拘束までされて)や肺の水を2回抜きました。
  胃ろうした人が再び口から食べられるようになった、とも聞いています。

  終末医療…むずかしいですね。
  けれど、ベッドが足りなくて、、、なんてことは、あってはならないことですねよ。
  はたして、家の近くの病院は4月から買い取られて新しく運営が始まるや否や?!と
  噂が飛び交っています。


      『変形性股関節症に負けないでね!』
 

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災い転じて福となりつつ…

2013-02-23 15:45:38 | 私と介護

 すごーーーくご無沙汰してしまいました!
 ブログの更新がないと、皆様、私の身体の具合が悪いのか? 介護で何か?
 と、とても親身になってくださいます。


 ご心配お掛けしました。
 もう、大丈夫です!!


 13日の日に、叔母が緊急入院しました。
 前回のブログでも叔母の具合の悪さは、書きましたが…

 12日に往診をお願いして、500㏄の点滴を自宅でしました。
 そのときに血液を持ち帰り検査して、翌日の往診でその結果が、かなり悪く(入院のレベル)
 なのと、酸素濃度も90を切り86とかなり、悪い。
 主治医が電話で系列の病院に入院ベッドの問い合わせをするも…満床…と。

 前に、何度も入院したことのある「川崎市立病院(財前教授の白い巨頭の撮影場所)」
 に問い合わせるも…満床ですから、転院という形での救急対応はする…
 と、救急車で一度、市立病院へ行き転院先を決めてまた、救急車で転院先へ…ということでした。

 入院先の病院が決まらないので、自家用車でいつもは救急車を追いかける(帰りの足のため)
 ところを一緒に救急車に乗りました。何度目の救急車か!!
 酸素濃度が低いので、酸素を投与、微熱あり血圧心電図を…

 胸が締め付けられ……ドキドキ、しました。

 市立病院で、また検査。点滴(脱水がひどく)と酸素投与。
 検査の結果、肺炎と脱水とのこと。
 16時に到着したのに…なかなか次の受け入れ先が決まりません。
 手を握って、傍らで励ますも…意識朦朧のよう…

 近隣の病院がすべて満床で…神奈川県のセンターに問い合わせていると。
 横浜の戸塚(うちから、車で一時間20分くらいかかる、病院からも、もし救急車で移動しても
 一時間以上かかる所)の病院しか空いていないかも、それでもいいですか? と。
 エーーーー、毎日通えないーーー。仕方がないと、あきらめた頃、
 近隣の病院に空きが、その病院へ転院の救急車を呼んでもらい、またまた、救急車へ同乗。

 その病院へ20時に着きました。またまた、検査。レントゲンと血液、その間も点滴と酸素。
 何度も同じ検査を病院ごとに繰り返す。
 紹介状に添付されていないの!?  具合が悪い叔母は、自分が何処にいるのかも??
 わからないようでした。もっとも、当たり前だと思いましたが!

 そんなこんなで、疲れてしまい、主人も翌日の仕事が遠方なので、タクシーで自宅に戻ったのは、
 22時でした。
 主人は主人で食事もお風呂もいつ私から、電話で迎えに来て、と言われるかと思っていたようで…
 気が気ではなかったようでした。


 今回の叔母の入院は、もうダメかと思いました。
 実母も肺炎(誤嚥性肺炎)で亡くしているので…また同じ病気で叔母も…
 と思ってしまい、、、

 「神さま、仏さま、ご先祖様」って、お願いしましたーーーーー!!!!
 涙を流して、涙が出てしまいました。

 必死になって、見舞いに食事の介助に行きました。昼、夕連日行きました。
 21日のきらら体操教室も休みにしなければならないかも、と覚悟しました。

 19日くらいから、状態が安定するも酸素投与は続き…
 心配していたその日、神さまだなぁー神さま仏様はいる、なぁーと感謝したのは、
 昼食の介助の時に、主治医がふらっと叔母のベッドに様子をみに来てくれて…
 「熱も下がってきて、血液検査の結果もよく…今月中には退院できますよー」って。

 嬉しかったーーー、2月13日は亡き母のお誕生日でした、母が叔母を護ってくれたのだと、
 また、思いました。



 やっと、安心して、昨日から昼食介助のみの一度だけの病院通いにしました。
 必死になっていたので、自分の足が痛みが出て病院に行かれなくなったら、大変とばかりに…
 筋肉ほぐし(楽股ちゃんで)40分を2回計80分、必死でほぐしまくりました。
 だから、快調です。

 歩数も広い病院の2回分と買い物や家事やらで、普段の何倍も歩いています。
 結果、筋肉強化したのと同じことになりました。

 そして、そして、疲れ果てているので、(だけど神経は不安ではないからか?)
 22時には眠くなり、熟睡できました、しています。

 あんなに、6時間続けて寝たかったことが、いとも簡単に実現しました。
 ま、時々は、睡眠中断してしまう日もありますが、このまま、好転しそうな気がします。


 災い転じて、福となる、、、、、ようです。
 これからは、また、ぼちぼちとブログを更新しますので、またよろしくお願いします!



     『変形性股関節症に負けないでね!』



    

 

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何が大切か、考えた…

2013-02-06 13:40:52 | 私と介護

 朝から、テレビに張り付いて雪の情報を何度も見ています。
 思ったより、降らなくてよかったです。

 でも、電車が7割りの運行なのでさぞや混んでいるのでは?
 変股症の人がご苦労していなければよいのだけれど… と心配しています。

 この分でしたら、明日の‘きらら体操教室'は開催できそうです!
 きららの皆様へは、後でメールいたしますね。


 さて、昨日は理想的な老人施設のお話をしました。
 叔母の介護をしていますので、高齢者のこと介護施設のこと…
 普段から色々と考えて、情報も取り寄せます。

 昨年、信頼するケアマネが新しい介護業務の会社を立ち上げする(理事)ことになり、
 理想とする施設作りを目指していたので、叔母をそちらのデイケア施設へ移動させました。
 
 が…………

 理想は、現実に勝てず…
 介護未経験者の社長(お金を出す人)が、現場を会社と同じように考えて、介護士たちに無理な
 要求をして、立て続けに私が信頼している介護士3人が辞めました。


 そして、問題は起こりました。
 ジャジャジャーンンンンて曲が入るところです。


 昨日、叔母は9時半にデイのお向いが来て14時に送ってもらい戻りました。
 その後、18時にいきなり、マンションのインターホンで、
 「ディサービスの〇〇です。湿布をお返し忘れましたのでお届けに来ました」と。

 そのときの私、一生懸命、嫌いなお料理作りに奮戦中で(まさに、かに玉の卵が半熟の手前で)
 火を使っていました。
 思わず、、「湿布なんか、売るほどあるから…今日じゃなくていいのに…」って言いました。

 しぶしぶ、下の玄関まで下りていくと
 「お届けに来ました。ご利用だと思って。あっこれは、今日お誕生日でしたので、お祝いの写真です。
 私、2月から施設長になりました」
 と、…①シップ、②写真の入った封筒、③自分の肩書きが入った名詞を順番に私に渡しました。

 私は、怪訝に思いながらも…
 「ありがとうございます。火を使っていたので失礼します」とすぐ別れました。

 なぜか、その人の顔を見て、ピンときました。
 ははーーーん、あの様子だと、叔母さんのお誕生日を忘れていたので、形だけの写真を届けに
 来たのでは?
 今の施設長はケアマネから今月で辞めると聞いていたのだが…
 いつ辞めたの? もう来ないの? 誕生日祝いの写真は今日撮ったの?、
 …案の定、昨年のクリスマス会のときに撮った写真と同じだった。

 普通の介護士だったら、来訪の電話を入れてから来るよねーなんて、考えながら、
 ケアマネ(信頼している)に電話を入れました。

 私が話した内容は、
 まず、来訪時は来訪の内容を話して来訪してよいかの旨を電話で確認する。
 (その〇〇さんは、私と同い年で子どももあり、家庭を持っているので、主婦にとって
 18時は忙しい時間とわかっているはずなので)

 2つめは、施設長に就任したのだったら、電話では、何度かお話しておりますが、今月から
 〇〇施設長が一身上の都合で退職しますので、私が拝命することになりました。と、
 名詞をまず第一に出して、挨拶から始めるのが順序。

 3つ目は、そして、今日は叔母様のお誕生日でしたのに…うっかりして忘れてしました。
 大変申し訳なかったと思い、クリスマスの時の写真ですが、お持ちしました。
 シップは、ついでにお持ちしました。

 となるのが、心ある介護士さんだと思います。と私。
 まず、湿布から入って、写真、名詞、順番が違うだろうー、体裁だけ整えて、
 私へのへつらいのような態度と叔母へのお義理の介護が感じられ、、、はっきり言って不愉快でした。

 正直に謝って、素直に話してくれれば、いいのに。
 そんな、お体裁の施設に叔母は預けなれない、心のある、施設へと思いました。


 ‘きらら'では、40代~70代の方たちがいらっしゃいます。
 お誕生日には、バースディソングを歌うだけですが…皆さんとても、喜んでくれて笑顔になります!!

 ささやかな、ことが人の心を温かくします。熱くします!

 だから、私、昨日は叔母のために、バースディソングを大きな声で歌いました。
 食の細い叔母には、ケーキは食べられないので、あんみつを主人が買ってきて、たった今
 叔母は、そのあんみつを食べました。


 叔母の誕生日は、当たり前ですが、一年に一回しかありません。
 老い先短い叔母にとって、では、また、来年にお祝いしましょう~ は、無いかもしれないのです。
 だから、忘れてしまったこともあまり良くありませんが、

 ケアマネが後から、今日電話で、(叔母の誕生日)やはり忘れていたようです。
 誕生日会といっても、お昼ご飯の時にみなさんに〇〇さんのお誕生日です、拍手~  と、
 たったそれだけのようですが… と聞きました。


 笑顔になる、ことが、大事です。
 年寄りを喜ばせて、おだやかに過ごす…  せめて、それだけは、介護士にお願いしたい。


 介護福祉士 介護支援専門員  社会福祉主事  とその名詞には、載っていました。
 肩書きだけでは、人間相手の仕事は、やっぱり勤まらないのではないでしょうか!!



 人として、ナニを大切に考えるか?
 大事ですね。 私も何年生きられるかわかりません。
 せめて、人様に喜んでもらえるような人になりたい、と常々思っています!
 明日のきららも楽しく笑顔で頑張りたいです!!!



    『変形性股関節症に負けないでね!』
 

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音楽家憩いの家

2013-02-05 15:50:00 | 心のこと

 明日は、関東の平野でも…大雪の予報がでました。
 7日のきららのお教室開催? の件は、もう少し待ってください。
 明日の朝の雪の具合で、判断しますね。

 今、窓の外はどんよりと厚い雲に覆われてしまいました。
 鹿児島で春一番が吹いて、立春も迎えたのに…

 また、寒い毎日になりそうです。

 団十郎さんがお亡くなりになりました。
 勘三郎さん、団十郎さんともにまだまだ、これからの方々だったのに…
 残念です!!

 若い若いと思っても…
 人生、50年ではありませんが、どんなに若ぶっていても肉体は年を取って…
 人の一生は、死ぬ運命は、科学も人智も及ばないということでしょうか…


 そんなことを寝られなかった(12時から7時までの睡眠の中で…5回も目が覚めた、、
 でも、すぐ寝られたが、、でも、やっぱり、起きた時にすでに疲れている)頭で考えていたら、
 平成14年の愛読誌「高野山教報」→私は、結婚前(30年以上前)から高野山の信者なので、
 新聞を大事に取ってあります。
 
 が、目に入りました。ご紹介します。



      
                  『音楽家憩いの家』    徳島市 田中富榮



 平穏無事に暮らして見える日々の生活でも、ある日突然びっくりする出来事が起こる。
 先日、同級生のMさんが早朝救急車で病院に運ばれた。
 くも膜下出血であった。しばらく生死の境をさまよっていた。がその後一命をとりとめたものの、右半身
 不随になり今だ病院の個室で寝たきりの状態が続いている。

 日頃、Mさんは自分の健康管理に気をつけていただけに、突然の脳出血をきいてみんな大きな
 ショックを受けた。
 倒れる前日仲良しグループが集まってカラオケに行き、夏の夜のひとときを楽しんだそうである。
 それが一夜明けるとこんなことになるなんて、人生一寸先は闇だとつくづく思った。

 「Mさん倒れる」の報はふるさとを離れて暮らす他の同級生たちの間をかけめぐった。
 私も知らせを聞いて驚き、「死」は何の前触れもなくいつ自分の上に襲い掛かってくるやもしれない。
 今元気だからと言って明日どうなるかわからない厳しい現実を突きつけられた思いがして、
 気が重く自分のこととして受け止めている。

 他の人たちも思いは同じで、もし自分が倒れたら一体どうなるのか、家族があっても世話を
 してもらえるのか、倒れた後の生活をどうやって支えてゆけばよいのか、経済的な心配やら不安が
 いっぱいでしかし明確な解決策はなく、友達からかかってくる電話はいつもその話題になる。
 見舞いに行った同級生は病人の世話をしているご主人を見て、退院のめども立たない看病に
 この状態が延々と続くのかと思い漠然とした不安を抱いて帰ってきたとのことである。

 最近、病院では入院患者死亡の連絡をしても、すぐに引き取りに来てくれない家族がいて困って
 いるという話を聞いた。
 核家族が定着してきた現在では、親子関係も希薄になり、一昔前のような家族に見守られながら
 死ぬという死に方は、望む方が無理かもしれない。

 独居老人が増える一方で家族を当てにできない昨今、「健康で明るい老後」などあり得るのかなあと
 あれこれ自分の行く末を考えていたら、NNKテレビで「人生を奏でる家―老音楽家が共に暮らす―」という
 タイトルで、老後の生き方を考える番組があった。
 新聞の番組案内には次のように書かれていた。

 「イタリアのミラノにある“音楽化憩いの家”と呼ばれる施設は、年老いた音楽家達が共同で生活し、
 人生を全うするための福祉施設である。
 造ったのは数多くのオペラで知られる作曲家ヴェルディ。
 仲間の多くが貧困と失意の中で生涯を終えていく現実を見て、資財を投じて施設を造ることに踏み切った。
 以来およそ一世紀を経たが、運営は途絶えることなく続いている」

 テレビを見終って私は感動した。
 老人施設であるが入居している人達は、自分が人の世話になるという意識を持たないで暮らせるような
 運営方法が考案されている。施設の建物全体がホテルに設定されていて、老人たちはホテルに
 宿泊しているお客様である。

 また介護者はお客様にサービスを提供するホテルマンとして自覚を持って働く。
 客室はすべて個室でありプライベートな生活を自由に楽しめる。

 ピアニスト、バレリーナ、オペラ歌手、チェロ奏者などその昔ミラノスカラ座で名声を博した
 芸術家ばかりだから、ホテル内には演奏会場も完備され、年一回演奏会が開催される。
 日頃使用する練習室もあり98歳のピアニストが備え付けのピアノを弾いたり、歌手が発声練習を
 したり充実した日々を過ごしている。

 命の尽きる日まで共同生活をしながら音楽を愛し、音楽家としての誇りを維持し堂々と生きる。
 かつて社会に貢献した人々が最後まで音楽家らしく生き、人間としての尊厳死を迎えられることを
 目的にした理想的な福祉施設である。さすがヨーロッパだなぁと羨望した。

 ヴェルディはイタリアの歌劇作曲家であり「椿姫」「リゴレット」「アイーダ」などのオペラを
 作曲した有名な音楽家であるが、福祉活動家としての偉大な業績をも残した人物であったとは、
 この番組を見るまで私は知らなかった。
 現在でも進歩的な考え方なのに、百年も前にこのような発想を実現させたヴェルディを私は
 心から尊敬した。

 この施設では今までに90名の芸術家が、仲間に温かく見守られながら死を迎えている。
 ヴェルディ夫妻もここに眠っている。


 

 書いていて、日本は、百年経っても…無理かもしれない、と思ってしまった。
   ごく一部の超ーーーがつく金持ちだけかも、しれない、、
   体罰、一つとっても、今、騒がれているだけで、体質の改善には、果てしなくいつになることか? 
    暴力、と思っていない、指導者が蔓延っている、現実に口が開く……………
    憂鬱になってきました。

   皆様、御自愛くださいね。雪が降ったら、無理な外出は控えてくださいね。



            『変形性股関節症に負けないでね!』
   
 

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レ・ミゼラブル

2013-02-02 14:51:51 | Weblog

 一雨ごと… これからは、暖かくなりますねー。
 今日は、15℃と3月下旬の陽気です。 

 買い物先で、マスクをしていると暑くて取りたくなりました。
 が、今、風邪とインフルエンザが大流行なので、取れません。


 先日の水曜日(30日)に叔母の往診の内科医が、午前中に診た患者さんの中に
 36.5℃と熱がないのに、家族全員インフルエンザで自分も体調が変なので、ぜひ、検査を、、
 ということで、検査をしたら、インフルエンザだったそうです。

 熱がでないインフルエンザもあるんですねーーー 
 知らなかった


 そういう人から、移るんですねーー


 やはり、(自分を守る予防のために)むやみに用事がないときや、体調が思わしくないときは、
 外出は控えたほうがやっぱりいいのでしょうか?!

 

  今回、いつも、映画を一緒に観る戦友(7年前の股関節手術時の入院友)が、娘さんから風邪が
 移って咳が止まらなくて、映画はやっぱり× と連絡がありました。

 私は、映画のチケットは、ネット購入していますので…
 一度購入するとキャンセルや変更がききません。

 で、きららのお仲間に連絡すると… 0Kでした。
 ありがたいことです。 一人で映画を観れないんです 恥ずかしいけど… 私

 なんだって、一人は嫌で嫌いです… 困った子どもです。。へへへ。


 映画は、「レ・ミゼラブル」

 以下、レミゼの公式ページです。   

http:/www.lesmiserables-movie.jp/
  


 
  泣きましたーーー

 司教様が、出てきた途端…泣きました。
 その後は、ボロボロです。

 3年前に日生劇場で、観たレミゼも感動しましたが、映画のレミゼも最高でした。
 ミュージカルなんですが… 英語ははっきり言って、チンプンカンプンですが
 …曲が心にしみました。
 


 3年前の舞台の画像が、頭によみがえり、映画の画像とリンクしました。

 どの演者も素晴らしかったのですが…
 映画の中の子役の男の子(バリケードの中で殺される役)が、みなを勇気付けるために
 歌いだした、曲が声が、、素晴らしかった!!
 

 どうぞ、まだご覧になっていらっしゃらない方は、映画館へ足をお運びください!

 そのためには、やっぱり元気な足が必要ですね!!!
 今日も明日も自分の足は、自分で守りましょうーー。



    『変形性股関節症に負けないでね!』

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