経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 4月1日 ◇親鸞と比叡山 ◇徒然草 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第一段2 御門の御位はいともかしこし

2025-04-01 12:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 4月1日 ◇親鸞と比叡山 ◇徒然草 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第一段2 御門の御位はいともかしこし  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 当ブログの【心 de 経営】シリーズをお届けしていますが、その一環として「徒然草」を題材としたシリーズをお届けしています。

 経営コンサルタント歴半世紀の視点で、感じたことを、独断と偏見に満ちてはいますが、ひとり言をつぶやいています。

 

 

 

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、老いぼれコンサルタントが、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

【 注 】 加筆等再編集して、再掲の原稿を含んでいます。

 

◆02 第一段その2 御門の御位(おほんくらゐ)はいともかしこし。竹の園生の末葉まで、人間の種ならぬぞやんごとなき。

 

 第一段を分けてご紹介しています。(下図は、前回に同じ)

 

 

 御門の御位(おほんくらゐ)はいともかしこし。竹の園生の末葉まで、人間の種ならぬぞやんごとなき。

 

【語彙】

 かしこし: 「畏し(かしこし)」、恐れ多いこと
 竹の園生(たけのそのふ): 皇族等
 末葉(すゑば): 子孫、「竹」を受けて「末葉」としています
 人間の種: 人間(庶民)の血筋、血統
 やんごとなし:尊い、高貴な

 

【現代語訳】

 (いろいろな願望がある中でも第一番目に挙げられることは)天皇という位で、これは、(庶民とはかけ離れすぎていて、口にすることもはばかられるような)大変恐れ多い願望です。


 皇族である子孫まで、(神様のようであられ)人間(庶民)の血統でないことが尊いことです。

 

【ひと言】

 庶民には、実現不可能な、天皇という位を望む人はいないと思いますし、皇族になることも手に届かないことです。

 しかし、総理大臣というポストになりますと、「なってみたい」という願望を持つ人はいるでしょう。

 歴代の総理経験者を見ますと、退任後も、その権力を振りかざしたがっている人が多く見られます。

 「いと恥ずかしや」

 

■ 「日暮パソコンに向日て」 バックナンバー

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

 

■【今日のおすすめ】

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
   この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  【今日は何の日】 4月2日 ■ 日光山輪王寺『強飯式』 ■ 図書記念日 ■【今日の写真】 曼殊院の庭園

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。


   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆  真宗の開祖「親鸞」と天台宗の聖地「比叡山」は関係があるのか 401

 4月1日は、親鸞の誕生日です。
 親鸞といえば、真宗の開祖として知られています。
 その親鸞は若かりし頃、比叡山に登り諸宗を学んだといわれています。

 比叡山といえば天台宗の聖地です。
 そこで「諸宗を学ぶ」というのは矛盾しているとお考えの人も多いでしょう。
 実は、比叡山は、宗派に関係なく、多くの人が出家前後に学ぶ場でもあるのです。
 大講堂に行きますと、私でも知っているような人がたくさん祀られています。

 

(ドアノブ)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

  

■バックナンバー
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■【経営コンサルタントのつぶやき】 「あたりまえ経営のすすめ」への読者コメント紹介

2025-04-01 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報

 

  ■【経営コンサルタントのつぶやき】 「あたりまえ経営のすすめ」への読者コメント紹介    

 

 経営コンサルタントとして感じたことを「つぶやき」として、毎日複数のブログでお届けしています。
 本日は、次のようなことをつぶやきました。
■「あたりまえ経営のすすめ」への読者コメント紹介
 私は、半世紀の長年にわたって経営コンサルタント業をやってきていますが、その基本は「あたり前のことがあたり前にできる企業創り」です。
 「高い金を出して〃あたり前〃のことを教えてもらうために、コンサルタントに依頼するつもりはない」というお叱りをしばしば受けます。それでも「あたり前は〃廻っている〃」とガリレオのごとく言い続けています。
 そのような、私の言葉に反応してくださった、経営士・コンサルタントであり、行政書士のW先生が、Facebookで下記のようなコメントを下さいました。私が言い足りないことを補足してくださっていますので、ご紹介します。

◇「あたり前のことがあたり前にできる企業は成長する」!
 これこそ究極の真理と思います。トリセツがなぜ存在するのか。なぜ新入社員に基本を教えるのか。なぜ取締役になっても勉強をし続けないといけないのか。なぜ職場が乱雑だと生産性が落ちるのか。なぜ挨拶やマナーが出来ていないと売上が伸びないのか。何から何まで、キチーット出来ているでしょうか?
 案件獲得に成功したからといって褒めるだけで良いのか?
 なぜ成功方法を皆で共有し「まねぶ」しないのか。なぜ早急に「まねぶ」するだけでなく、もっと良い事例事案を社員自ら作っていく活動にならないのか?
 いくらでも、なぜ、なぜ、なぜ・・・はあります。
 頭では「やってあたり前」なのに、なぜやらないのか?
 あたり前を馬鹿にする人は、あたり前がわかっていないし、あたり前をやっていないと思います。
 あたり前が出来る人は、自分自身を見つめて、常に他の人の良いところを盗み、自分は出来ているかを反省し、他の人があたり前に出来ている様に努力します。
 でも、本当に大事なのは、他の人の良い処ばかりに踊らされるのではなく、自分が本当にすべきことやらなければいけないことをしっかり出来ているかを自分でチェックし、自分で改善すること。
 「自社の強みはー」や「戦略はー」ばかりが目立ちますがいくらでも身の回りを見れば、やっていないこと、できていないことが山積みです。
 建設現場や各種専門工事で事務所の改修工事であっても工事をする現場の職員は、「職人であり、かつ営業マン、広告物」ですよと、私は伝えています。
 元請けから、他の工事会社の親方から見られています。一般のお客様から見られています。それもニーズ(需要)のある所が見ています。だからこそ、言葉遣い、態度、綺麗な仕上がり、ゴミの少なさ・・・、あたり前にすべきことをやらないといけません。コミュニケーションは挨拶や言葉遣いから始まります。
 AIの先端技術を開発する事業じゃないからといっておろそかにできないのが現実の一つ一つの仕事です。
 こんなの低レベルで、あったりまえじゃん、と小馬鹿にする人に大きな仕事を任せられません。
 人の行動や態度が、即、ブランドに直結します。
 社員は人的資本という棚卸資産ではなく、しっかり稼働する組織の手足です。学者的な理屈もわかりますが、それでは中小企業経営者には理解できません。
 抽象的な世界の概念や観念は理解しづらいのが経営者でもあります。だからこそ、コンサルが?み砕いて話さないといけないと思います。
 あたり前経営という重要概念を理解してもらうためにも日本最古の経営コンサルタント団体は努力すべきかと思います。
 なぜこんなに自分は熱くなってしまうのでしょうか・・・。
 お恥ずかしい・・・・。 
 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。
   ユーチューブで見
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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月31日 ◇まもろうよ こころ ◇四字熟語で目から鱗が落ちる 1-0 第1章 はじめに「心の経営と経営の心」

2025-04-01 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月31日 ◇まもろうよ こころ ◇四字熟語で目から鱗が落ちる 1-0 第1章 はじめに「心の経営と経営の心」 

 2023年夏より開始しました「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」ですが、お陰様で概ね好評です。

 それに甘んずることなく、このシリーズを、今年も継続して参ります。

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

3月31日

 4月1日から4200品目以上が値上げということで、年度末最終日は、スーパーを始め多くのお店が駆け込み需要で混雑したようです。
 値上がりする品目数で1番多かったのは、冷凍食品やパックご飯、さらにはカップ麺などの加工食品でした。
 良心的なお店では、「安い時に仕入れた商品はすぐに値上げせずにいる」という声もあるようです。その在庫がなくなるまでが購買のチャンスかもしれません。

 経営コンサルタントという仕事をしてきましたが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。

 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「老いぼれコンサルタントの日記」で認めることにし、時間を取っては執筆してまいり、それをご紹介します。

 

◆【経営四字熟語】 第1章 心の経営と経営の心

 1970年代から半世紀もの永きにわたり経営コンサルタントとして、経営者・管理職の皆さんと接してきました。その間、経営コンサルタントの目から見ても素晴らしい経営者・管理職の方がたくさんいらっしゃることを発見しました。一方、そのような素晴らしい経営者・管理職でさえも類似している課題が存在することも感じてきました。
 他方、どちらかというと元気のない企業に、換言しますと「一般的な企業」といえますか、その経営者・管理職の方々に見られる問題点も目の当たりにしてきました。
 【心 de 経営】の「 de 」は、フランス語の前置詞です。「de」は、英語の「 of 」に相当する「~の」という所有を表す意味があります。すなわち「心 de 経営」というのは「経営の心」という意味で、上述前者の優良企業におけるコンピテンシーを中心に、経営のあり方を、四字熟語を通じてご紹介します。
 後者の、一般的に多く見られます中小企業で感じられるのが、経営のやり方に、もっと違うやり方や工夫があるのではないかと思うことが多々あります。社員の人間性を認めた上で、自発性を活かしている企業が多いのです。そこに欠けているのが「心で経営」ということです。
 上述のように、たとえ優良企業といえども、社員の人間性が認められていなかったり、自発性を活かし切れていなかったりする企業が多いのです。そこに欠けているのが、人間性を大切にし、相手を思いやる「心で経営」ということです。
 お解りいただけたと思いますが、【心 de 経営】は、二つの意味を兼ねたものです。「経営の心」すなわち、経営を行う真髄はなにかを、また「心で経営」は、人間性を大切にした、相手を思いやる気持ちを大切にする経営や自己管理を含む管理のあり方を、ノウハウ本としてではなく、読者それぞれに、行間を補完しながら、それぞれの方に適した形で感じ取っていただきたいのです。
 本章では、経営者として、あるいは管理者としてのあり方を中心に四字熟語から選択して、私見をまとめてみました。ブルース・リーが主演した「燃えよドラゴン」の中で「Don't think! Feel!」という有名な台詞があります。「考えるな、感じろ」という言葉に通じるものを感じます。あなたに適した形で感じ取る契機となることを期待しています。

【経営四字熟語】 バックナンバー

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇「まもろうよ こころ」
 悩みや不安を抱えて人に、愛の手を差し伸べてくれる施設です。困っていたり、周囲に困っている人がいらっしゃるときには、心配せずに相談をするようにしてはいかがでしょうか。
 https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

 コンサルタント・士業には時代に応じた支援が必要
 

 働き方改革関連法に基づいて、時間外労働(残業)の上限規制が、4業種を対象に、2024年4月1日付けで施行されることになりました。
    自動車運転業(トラック、バス、タクシー)、
    建設業、医師、鹿児島・沖縄両県の製糖業
 例えば「自動車運転業」の場合には「年960時間以下」という歯止めがかかります。時間数や例外規定は業種により異なりますので、関係する方は確認をしておかれると良いでしょう。
 過労死など長時間労働の反省から始まった働き方改革ですが、一層の人手不足や物流停滞、建設工期の遅れなどの懸念があります。いわゆる「2024年問題」で、景気の減速要因となることが最も大きな課題です。
 5年間猶予がありましたが、この間に十分な対策を講じていない場合には深刻な影響が試算されています。物流分野で対策不十分な場合、24年度に輸送能力が14%、30年度には34%不足する可能性があるそうです。
 ただ、おろおろするだけで、具体的な手立てを何もしてこなかった企業も多いでしょう。われわれコンサルタント・士業が、それを見過ごし、放置していたとしたら、無責任を問われると言っても過言ではないでしょう。
 

 

  経営コンサルタントは雄弁であっても多弁であってはならぬ 331

 経営コンサルタントとして名を馳せている人の多くは、大変話が上手です。
 説得力ある経営コンサルタントは、成功しやすいという面があります。

 ところが経営コンサルタントにとって、最も大切なことの一つが「守秘義務」です。
 話が上手な人でも口を滑らせてしまうことがあるかもしれません。
 私は、顧問先の固有名詞は口にしないようにしてきました。
 意図しないで、機密に触れたことをいってしまうことがあるからです。

 一方で、説得力ある人の話は、具体的で、わかりやすく、聞いていてわくわくしてきます。
「具体的」という点では「固有名詞とデータ」を明確に示すとよいのです。
「固有名詞を出さない」v.s.「固有名詞とデータで語る」
 この矛盾を、使い分けられてこそ“真”のプロと言えるのかもしれません。 

 

(ドアノブ)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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◆【季節 一口情報】 4月 卯月 卯の花が咲き始める季節

2025-04-01 07:03:00 | 【話材】 季節

【季節 一口情報】 4月 卯月 卯の花が咲き始める季節

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

「日本には四季がある」といいます。それに伴い、四季を表すいろいろな言葉もあります。二十四節気は、四季を感ずる契機となります。それらの中から、話材になるような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

4月 卯月(うづき)

 

「卯月」とは、卯の花が咲き始める季節から「卯の花月」を略して「卯月」となったといわれています。「稲を植える時期」から「植月」、それがなまったという説もあります。

 十二支の四番目が「卯(うさぎ)」であることから「卯月」になったという説もあります。しかし、この説は、他の月には見られないことから個人的には採用しかねています。

 

■ 英名の由来

 4月はAprilですが、これはラテン語の「Aprilis」を語源としています。

 ギリシャ神話に出てくる女神「アフロディーテ(Aphrodītē)」は、エトルリア語で「Apru」といいます。Aprilisは、このApruから来ていると言われています。したがいまして、Aprilの語源を遡りますと、なぜかエトルリア語のApruのたどりつくのです。

 因みに、女神アフロディテは、日本では「ビーナス」と英語読みされるのが一般的です。世界的には古典ラテン語の「ウェヌス(Venus」と発音される方が、通りが良いようです。

 ビーナスは、もともとは菜園を司る神様でしたが、ギリシャ神話のアフロディーテと同一視され、ビーナスはいつのまにか「愛と美の女神」といわれるようになりました。

 

■ 4月の異名(Wikipedia)

いんげつ(陰月)、うえつき(植月)、うづき(卯月)、うのはなづき(卯花月)、けんげつ(乾月)、けんしげつ(建巳月)、このはとりづき(木葉採月)、ちんげつ(鎮月)、なつはづき(夏初月)、ばくしゅう(麦秋)、はなのこりづき(花残月)、もうか(孟夏)

◆【季節 一口情報】バックナンバー ←クリック

 


【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会
 
 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 詳しくは、サイトでご覧下さい。 
 
  https://www.jmca.or.jp/
 
 

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■【きょうの人】 0401 親鸞 真宗の開祖 天台宗の比叡山との関係は  本日、ゆかりの人をご紹介

2025-04-01 06:33:00 | 【話材】 きょうの人04月

  【きょうの人】 0401 親鸞 真宗の開祖 天台宗の比叡山との関係は

 

 本日、ゆかりの人をご紹介します。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。

 

 親鸞 真宗の開祖

 4月1日は、親鸞の誕生日です。

 親鸞(1173~1262)は、真宗の開祖で、善信とも綽空(しゃくくう)とも言います。9歳にして慈円に就いて出家し、その後比叡山に登り諸宗をを学びます。

 法然を訪問することから念佛門に入ることになり、法然が流罪されたときに連座して越後に行くことになりました。

 5年後に赦免され、常陸に行き、「教行信証文類」全六巻を著し、初めて浄土真宗を開きました。

【Wikipedia】 親鸞
 建仁元年(1201年)の春頃、親鸞29歳の時に叡山と決別して下山し、後世の祈念の為に聖徳太子の建立とされる六角堂(京都市中京区)へ百日参籠を行う。そして95日目(同年4月5日)の暁の夢中に、聖徳太子が示現され(救世菩薩の化身が現れ)、
 「行者宿報設女犯 我成玉女身被犯 一生之間能荘厳 臨終引導生極楽」
意訳 - 「修行者が前世の因縁によって[注釈 12]女性と一緒になるならば、私が女性となりましょう。そして清らかな生涯を全うし、命が終わるときは導いて極楽に生まれさせよう。」
という偈句(「「女犯偈」」)に続けて、
  「此は是我が誓願なり 善信この誓願の旨趣を宣説して一切群生にきかしむべし」
の告を得る。
 この夢告に従い、夜明けとともに東山吉水(京都市東山区円山町)の法然の草庵を訪ねる。(この時、法然は69歳。)そして岡崎の地(左京区岡崎天王町)に草庵を結び、百日にわたり法然の元へ通い聴聞する。

◆ バックナンバー

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

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■【今日は何の日】 4月1日 ■ パンダ一般公開 ■ 復活祭 ■ 新元号「令和」決定に思う ■ 商標登録できる範囲が広がる  一年365日、毎日が何かの日

2025-04-01 06:03:00 | 【今日は何の日04月】

  【今日は何の日】 4月1日 ■ パンダ一般公開 ■ 復活祭 ■ 新元号「令和」決定に思う ■ 商標登録できる範囲が広がる

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

卯 月 

今日から4月です。

早く新型コロナウィルスが終熄してくれるとよいですね。

 

今日は何の日      4月1日
 
【今日の写真】 春の京都 曼殊院

 曼殊院(まんしゅいん)は、洛北に位置しています。曼殊院門跡というのが正式な表現で、皇室一門の方々が住職をされていたことから「門跡」と呼ばれています。
 勅使門の両側の壁には5本の白線が入っていますが、これが皇室を示しています。因みに3本線は豊臣家などのゆかりのお寺です。 曼殊院門跡 ←クリック
曼殊院  カシャリ!ひとり旅 京都府

■ 復活祭(年により日付が異なる)

 復活祭は、キリストが十字架にかけられてから三日目に蘇ったことをお祝いする日です。「春分の日後に来る最初の満月直後の日曜日」というちょっとわかりにくい決まり事により日が決まります。ただし、年によっては祝う日が教会によって異なることもあるそうです。

 ご存知のように「たまご」が不可欠です。色をつけた卵をイースター・エッグと言いますが、それをあちこちに隠して子供が見つけるというゲーム的な風習もあります。また多産の象徴として「うさぎ」があり、イースター・バーニーとして不可欠な存在です。これはゲルマン人のお祭りに由来しているそうです。

 日本では、これまで地震や津波だけではなく、台風を始め多数の自然災害や大火などを経験してきましたが、国民性の強さでしょうか、復活してきています。そのような国に生まれて幸せと思います。
 

■ 新元号「令和」決定に思う

 平成最後の年、平成31年が4月30日に終了。これに先立ち、2019年4月1日に、新元号が「令和」として、発表になりました。

 「令」は、「よい」とか「りっぱな」という意味で、たとえば「令嬢」などと熟語に用いられます。

 「和」は、「やわらぐ」「なごむ」「なごやか」という意味であることは知られています。

 元号の出典が、これまでは、すべて中国の古典に由来していますが、今回は、万葉集の32番目の和歌から引用されました。

 実は、私事ですが、家族との会話の中で、元号が話題になった折に、「なぜ、中国の古典なのか。日本にも素晴らしい文化があるのだから、日本の古典から選ばれるべき」を息巻いていました。

 それだけに万葉集からの出典と聞いたときには、「令和」を自分が言い当てたような気分にさえなりました。

 人間というのは、自分に都合の良い解釈をしがちなのですね。


■「令和」の出典と意味

「万葉集」巻第五 梅の花の歌三十二首あわせて序

▽引用箇所
 初春令月、鴛淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮(ハイ、おびる)後之香

▽読み下し文
 初春の令月にして、気淑(よく)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披き、蘭は珮後の香を薫(かお)らす

▽現代語訳
 新春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている。

(中西進「万葉集全訳注原文付(一)」講談社文庫) 読売新聞2019/04/02
 
■ 商標登録できる範囲が広がる

 海外で日本の地名が商標登録されて、それがカタログなど宣伝広告に使えないという事態はいまだ解決されていないようです。海外の駅のプラットフォームで、綺麗なメロディーがなったら何となく懐かしさを覚えるということも今後起こるかもしれません。良く聞いてみたらJRの東京駅のメロディーかもしれません。

 音や色も海外で使えなくなったとすると困ります。それが商標で保護されるようになれば、音を聞いただけで、あるいは色を見ただけで企業や商品・サービスのイメージがわく効果を保護することができます。

 商標は企業などが独占的に使うことができる商品名やデザインなどを指します。政府は法律を改正し、「音」や「色」などを商標を欧米と同様に登録できるようにし、2015年4月1日から出願の受け付けを開始しました。
 
■ パンダ一般公開

 2011年4月1日に、上野のパンダが3年ぶりに一般公開されました。当初のお披露目は3月22日でしたが震災の影響で休園していました。パンダのかわいい仕草が、被災者やその関係者の皆様の慰めになると嬉しいですね。

 公開された2頭のパンダの名前は、オスが「リーリー」、メスが「シンシン」だそうです。被災された方には、期間限定ですが無料で入園できます。

 因みにパンダのレンタル料は、2頭で年間95万ドル(7800万円)だそうです。

■ その他
◇ 新財政年度
◇ ひな会式(~7日)
◇ 新学期
◇ エイプリルフール
◇ 年度初日
◇ 桜まつり 別府温泉祭
◇ 清涼寺大念佛会
◇ 親鸞聖人降誕会
◇ 泉涌寺開山(月輪大師)忌

(ドアノブ)

【経営者・管理職の皆様へお勧めブログ】 

 ◇ 心 de 経営

 ◇ 経営マガジン 

 ◇ 経営コンサルタントの独り言

 ◇ 経営四字熟語

 ◇ 経営コンサルタントの使い方                 

 ◇ 経営コンサルタントからのメッセージ

 ◇ 経営トップ十五訓

 ◇ 杉浦日向子の江戸塾

 ◇ ニュース・時代の読み方

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◆【きょうのおすすめ】 『あたりまえ経営のすすめシリーズ 3部 【ビジネスパーソン編】 ビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル

2025-03-31 12:03:00 | 【話材】 きょうのおすすめ

◆【きょうのおすすめ】 『あたりまえ経営のすすめシリーズ 3部 【ビジネスパーソン編】 ビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル 

 これまで半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、見てきたこと、感じたことなどを、その都度、書きためてきました。それをもとに徒然に記述してまいります。「あたり前」のことを書くのですから、読者の皆様はご存知のことです。ただ、行間を読んでくださいますと「別の意味」「別の意図」も感じていただけると思います。
 書きためたことを大まかに複数の大きなカテゴリーに分類して書いて参ります。書きためたものですので、順不同になっている部分もあります。別項で、すでに触れたことを、異なった視点で再び書いている部分もあります。
 わがままな書き方でご迷惑かも知れませんが、どうぞ、末永くご愛読くださるよう、お願い申し上げます。

メモ

『あたりまえ経営のすすめシリーズ   3部 【ビジネスパーソン編】 ビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。
 将来社会を担うビジネスパーソンのためのテーマでもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。この論理を「痛感できる」ビジネスパーソンでなければなりません。
 時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思いますが、そのヒントとして、一助になるように、半世紀にわたる経営コンサルタント歴からお話して参りますので、参考にしてくださると幸いです。
 ビジネスパーソンは、常に「管理とは何か」を知り、自己管理ができなければなりません。ただしい「管理」を理解し、実践する❷は、「温かい管理」とは何かを正しく理解しなければ、上司からも、社会からも正しく評価されません。

 ここ第3部では、ビジネスパーソンなら誰もが知っているようなことを整理してみました。
 知識としてはご存知のことでしょうが、莫迦にしないで、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。
 士業・コンサルタントなど専門業とする先生方は、それを自分のものにし、現場では自分の体から出るオーラのごとく、相手に「感じさせる」ことができるようにして下さい。

◇「あたりまえ創り」にご関心のある企業・組織の皆様

 日本経営士協会の「経営士ブログ」担当または下記メールアドレスにご相談ください。
  info2@jmca.or.jp

◇「あたりまえ経営」シリーズ

 このシリーズは、下記のようなカテゴリーでお届けするつもりでいます。

 気の向くまま、書いて参りますので、今後カテゴリー変更になることもありますことをご容赦ください。


 第七章 目からうろこの経営管理
 第八章 四字熟語に学ぶ経営
 第九章 経営雑学を経営管理の潤滑油に活かす

 

■【あたりまえ経営のすすめ 経営編】 バックナンバー

【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ<経営編>

■【プロの心構え】 バックナンバー

プロとして、いかに思考すべきか ←クリック


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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月30日 ◇ゴッホのひまわり ◇ウォーキングまとめ 5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント 

2025-03-31 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月30日 ◇ゴッホのひまわり ◇ウォーキングまとめ 5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

3月30日

 記録的なウナギの豊漁で、値下がりが期待できそうという報道があります。一方で、一向に値が下がらないのが現状です。
 その理由は、大手流通業者の買い占めにあるらしいのです。お米も備蓄米放出があっても、充分に値下がりしないですね。
 他法、4月から、また、多くの商品が値上がりするとも報道されています。
 かつて、マリー・アントワネットは、「国民がパンを食べられないのなら、ケーキを食べれば良いのでは」と言ったという話(真偽の程は定かではない)があります。ウナギはともかく、ご飯が食べられなければ、ケーキを食べれば良いのでしょうか。<笑い>

 早朝ウォーキングの効果を持続または改善するために、今朝のウォーキングで、自分でどの様にやっているのか反復してみました。

 

5章 ウォーキングと健康体操のまとめ

 これまで、ウォーキングや体操について連載してきましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。
 ここでは、まとめとして、どのようにしたら単調な運動を継続し、効果を上げるのか、ここでも体験を中心にお話します。そのまま鵜呑みにせず、皆様ご自身で体験しながら、修正し、効果を上げてくださるようお願いします。

【 注 】

 ここで紹介する情報は、自分で思考したり、入手したりした情報をもとに、ご紹介します。

 それが皆様にも良い方法であるとは限りませんので、皆様ご自身のご判断で参考にしてくださるようお願いします。


5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント
 早朝ウォーキングを始めたのは、妻となんとなく始めたのが契機で、「健康を目指して」というような高尚な目的があったわけではありません。特別にスポーツをやっているわけではなく、すくなくても何らかの運動をしないとボケてしまうかもしれないと「アラ還」を前に始めたに過ぎません。
 継続できるかどうか、自信もなく始めましたが、強風であったり、本降りの雨であったり、雪で滑りそうであったりする以外は、基本的には毎日続けています。
 続ける基本は、「ジョギングなど、運動や体操は、毎日続けなくても、週三日でもよいのです」というような、その道の専門家の言うことに耳を貸さないことです。
 週三日などといっていると、「今日はちょっと体調が思わしくないから休もう」「気分が乗らないので・・・」などと、自分に対して、言い訳をするようになって、怠け癖に繋がってしまうことが怖いのです。
 朝、目が覚めたら、なにも考えずに、身体を起こしてしまうことです。身体を起こしてしまうと、せっかく起きたのだから、今朝も早朝ウォーキングに出かけようかという前向きな気持ちになります。
 それでもくじけそうになってしまいます。私は、若い頃から、自分がくじけそうになったときに、自分自身に呪文を投げかけることをやってきました。呪文はどの様な呪文でもよいでしょう。
 自分を勇気づけてくれるような言葉、たとえば孫や子供の名前でもよいのではないでしょうか。

■【今日のおすすめ】

 ■【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】6-01 旱天慈雨 個から組織で動くへ~苦境に立っているときに差し伸べられる助け ~

 四字熟語の中には意味深長な意味合いを持っているものがあります。

 また、視点を変えて見ると、意味が異なって見えることもあります。

 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「経営四字熟語」と命名してます。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇「中小企業電話相談ナビダイヤル
 中小企業では、経営に関して、どこに相談したらよいか困っている方が多いでしょう。日本経営士協会(https://www.jmca.or.jp/)など、コンサルタントの団体が一つの効果的な方法です。
 公的な機関としては、下記もあります。
[相談電話] 0570-064-350(中小企業電話相談ナビダイヤル)
[受付時間] 平日9:00~12:00/13:00~17:00
 https://www.chusho.meti.go.jp/soudan/download/nav-dial_flier.pdf
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  ゴッホの「ひまわり」がある美術館のビルも芸術!? 330
 東京にお住まいの人は、新宿西口の高層ビル群に一度は行かれているかもしれません。
 その中に、ひときわ目立つ形状をしているのが、明治安田火災海上ビルです。
 地上から直角に立ち上がっているのではなく、下層階はスロープ状になって立ち上がっています。
 実は、このビルの原型はニューヨークにあります。
 五番街と七番街の間の道は「六番街」ですが、通常は「アメリカス・アベニュー」と呼んでいます。
 一方通行が一般的なマンハッタン中心部を南北に走る道では数少ない双方向の道です。
 この通りに面し、42丁目の通りの北側にモンサント・ビルというのがあります。
 このビルが同じ形状をしています。
 1970年冬に始めてニューヨークに行ったときのことですので、このビルは1960年代後半に建てられたと思います。
 ビルというのは四角いものと思っていましたので、このビルを見たときには驚きました。
 さすがアメリカ、世の中、画一的ではないのだということを思い知らされた一コマでもあります。

【経営コンサルタントの独り言】

 ロシアのエミルタージュ美術館といえば世界的になの遠った美術館です。
 その美術館が、日本でただひとつの「ひまわり」を”返還”せよといってきていると報道されました。
 もともと、ロシアはドイツから持ちだした絵画のひとつです。
 それが市場に出て、美術品のオークションで落札したのですから、言いがかりとしかいえません。
 このようなことをしていては名のある美術館に傷がつくのではないでしょうか。

 かつて、「世界ふしぎ発見」という長寿番組がありました。1年ほど前にレギュラー放送終了が決定され、大輪番組の桜が散ってしまい残念に思いました。

 1986年4月から放送されていたクイズ番組ですが、終了を惜しむ声が殺到したそうです。
 私は、旅好きですし、仕事の関係で世界各国を回ってきましたので、この番組で自分が行ったところを思い出したり、知識を深めたりしてきました。草野仁さんの素晴らしい表現、レギュラー出演の黒柳徹子さんや野々村真さんの会話も楽しめました。
 この番組そのものを惜しむ方も多いですが、「日立の樹」のCMソング「この木なんの木」を惜しむ声が強いそうです。なかには、これまで放送されてきた土曜のこの時間に、この木なんの木のCM流して欲しいという声が目立つほどです。
 この木は「モンキーポッド」で、中南米原産の豆科の植物です。日本では「ネムノキ」と呼ばれていますが、日本のネムノキとはちょっと異なるそうです。

 樹齢約130年、幅約40メートルで、ハワイ州オアフ島にあります。ハワイ旅行をしたときに、わざわざこの木を見に行きました。老妻は、この曲を聴きますと、「あの木の下に、ごみ籠があったのだよね」とよくつぶやいていました。<笑い>

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

  >> もっと見る

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

 

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■【きょうの人】 0331 性空 平安中期の天台宗の僧 圓教寺を創建

2025-03-31 06:33:00 | 【話材】 きょうの人03月

  【きょうの人】 0331 性空 平安中期の天台宗の僧 圓教寺を創建

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 性空 平安中期の天台宗の僧 圓教寺を創建

 しょうくう
 延喜10年(910年)-- 寛弘4年3月10日(1007年3月31日)

 性空は、平安時代中期、京都に生まれた天台宗の僧で、俗名は「橘善行」といいます。

 36歳の折、比叡山で慈恵大師(元三大師)良源に師事して出家しました。霧島山や筑前国脊振山で修行し、966年(康保3年)播磨国書写山に入山し、西国三十三所霊場の一つであります圓教寺を創建しました。

 そのことから「書写上人」とも呼ばれます。圓教寺には、肖像彫刻・性空像(重要文化財)があります。

 山岳仏教を背景とする聖(ひじり)の系統に属する法華経持経者としても知られています。1007年(寛弘4年)、播磨国弥勒寺で98歳で亡くなりました。一説により増すと80歳ともいわれています。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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■【今日は何の日】 3月31日 ■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日 ■ オーケストラの日 ■ 所得税法導入  一年365日、毎日が何かの日

2025-03-31 00:03:00 | 【今日は何の日03月】

 

  【今日は何の日】 3月31日 ■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日 ■ オーケストラの日 ■ 所得税法導入

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

今日の写真  3月31日

龍安寺の桜

 

 【今日の写真】早春の京都 竜安寺  
「龍安寺の石庭」として知られる枯山水の方丈石庭は京都を訪れた人の多くが訪問しているでしょう。室町幕府の守護大名であり、応仁の乱の東軍総帥でもあったりした細川勝元が創建した禅寺です。

 この庭には近世以来「虎の子渡しの庭」の別称がある。この庭を「虎の子渡し」という中国の説話と結び付けるのは伝承にすぎないが、参考までに説話の概略を以下に示す。
 虎は、3匹の子供がいると、そのうち1匹は必ずどう猛で、子虎だけで放っておくと、そのどう猛な子虎が他の子虎を食ってしまうという。そこで、母虎が3匹の虎を連れて大河を渡る時は次のようにする。母虎はまず、どう猛な子虎を先に向こう岸に渡してから、いったん引き返す。
 次に、残った2匹のうち1匹を連れて向こう岸に行くと、今度は、どう猛な子虎だけを連れて、ふたたび元の岸に戻る。その次に、3匹目の子虎を連れて向こう岸へ渡る。この時点で元の岸にはどう猛な子虎1匹だけが残っているので、母虎は最後にこれを連れて向こう岸へ渡る。つまり、3匹の子虎を渡すのに3往復半する訳である。龍安寺の石庭はこの様子を表したものだという訳である。(【Wikipedia】より)
今日は何の日    3月31日
■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日
 

 3月31日は、1947年(昭和22年)に教育基本法(旧法)および学校教育法が発布されたことを記念する日です。教育の機会均等が謳われ、6334制が確立しました「教育拳法」とも言える存在です。

 2006年に全面改定されました。前文は「たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願う」と記され、理想的な教育推進を目指しています。

「ゆとり教育」などで物議を醸し出している日本の教育です。私も東京都教育委員会がらみの仕事をした折りに、教育現場を見る機会が多く、荒廃している都立高校があるかと思うと、生徒の自主性を重視して立派な教育をしている学校もあることを知りました。

 ただ、先生方の中に、社会的な常識に欠如している方がいらっしゃったのを見たときには、彼らから教育を受け、社会人になった人達の「社会人教育」の必要性を痛感しました。これがまたわれわれ経営士・コンサルタントの仕事として重要なテーマの一つであることを再認識する必要があると考えています。

■ オーケストラの日

 今日は日本オーケストラ連盟が制定した「オーケストラの日」です。OCNのアンケートで「最も好きな(または一度は生で鑑賞したい)オーケストラは?」という質問の回答です。

 小澤征爾さんが永年活躍したベルリンがトップかと思いきや、ウィーンがトップですね。サイトウ・キネンが第3位なのは、小澤さんにまだまだがんばって欲しいという現れでしょうか。

■ 所得税法導入

 所得税法(しょとくぜいほう)は、現在は、昭和40年3月31日法律第33号により、広義の所得に対する税のうち、個人の所得に対する税金について定めた日本の法律です。

 日本は租税法律主義を採っており、所得税については、主に所得税法で定められています。しかし、租税特別措置法による修正が採られていることも多いです。

 日本の所得税は、1887年に、所得税法(明治20年3月23日勅令第5号)により導入されました。

 導入の当初は、所得金額300円以上の高額所得者のみを納税義務者としていたことから、名誉税とも呼ばれていました。

 日中戦争(1937年-1945年)・太平洋戦争(1939年-1945年)などの第二次世界大戦に突入することで多額の税収が必要になり、税制も戦時体制に組み込まれることになりました。

 1945年、日本は第二次世界大戦で敗戦し、GHQの統治下になりますと、日本国憲法の制定に伴い、所得税法 (昭和22年3月31日法律第27号)として、全面的に改正されました。

 申告納税制度の導入や総合課税への一本化が行われ、今日の所得税の原型ができあがり、1965年に、所得税法は全面的に改正されました。

 1988年には、「所得課税を軽減し、消費に広く薄く負担を求め、資産に対する負担を適正化する」と、所得税の考え方が抜本的に改正されたことは記憶に新しいです。
 

■ その他
◇ 年度末

(ドアノブ)

【経営者・管理職の皆様へお勧めブログ】 

 ◇ 心 de 経営

 ◇ 経営マガジン 

 ◇ 経営コンサルタントの独り言

 ◇ 経営四字熟語

 ◇ 経営コンサルタントの使い方                 

 ◇ 経営コンサルタントからのメッセージ

 ◇ 経営トップ十五訓

 ◇ 杉浦日向子の江戸塾

 ◇ ニュース・時代の読み方

 ◇ 時代の読み方・総集編

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■【経営コンサルタントへの道】8 経営コンサルタントを目指す人の実力養成

2025-03-30 12:03:00 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

  ■【経営コンサルタントへの道】8 経営コンサルタントを目指す人の実力養成    

 私は1970年代から半世紀にわたり、「経営コンサルタントとはお節介焼き」「当たり前のことが当たり前にできる企業作り」「現場を重視」「管理とは温かいもの」をモットーとして経営コンサルタントという職業に就いてきました。
 経営コンサルタントになってから、いろいろな人から「なぜ経営コンサルタントになったの?」「経営コンサルタントになるにはどうするの」あるいはすでに経営コンサルタントになっている人からは「経営コンサルタントとして成功するこつは」などと聞かれてきました。
 経営コンサルタントを目指す人の大半が、世の中に漂う“常識”的な方向定めと方法で準備を開始しています。しかし、経営コンサルタントへの道は厳しいですが、成功法による近道もあります。
 経営コンサルタントを目指す人が一度は辿るこの道に、正しい回答になるかどうか、お役に立つかどうかはわかりませんが、独断と偏見をお許しいただき、以下のようにまとめてみました。ご参考にされ、皆様の自己責任でもって判断し、行動して下さい。
 8. 経営コンサルタントを目指す人の実力養成
 経営コンサルタントは、相手のニーズに応えるために、専門分野は深く、経営に関する知識は広く持っていなければなりません。そのためには、平素から充電をする必要性があります。
 専門分野においては、常に明日を見て情報の収集を中心に努力をし、また付帯したり、関連する分野へもアンテナも常に向けたりしておきましょう。専門誌が出ていることが多いでしょうから、それを購読するのもよいでしょう。海外の雑誌にもできるだけ目を通しましょう。
 専門分野以外の経営関連については、自分で努力するカテゴリーを決め、何を、どのようにして実力養成をはかるか、そのスケジュールと進捗管理はどのようにするのか、自己管理の一貫として実施してゆきます。
 専門分野については、どのように研究を進めたらよいのかはわかっても、専門分野をはずれると実力養成法はなかなかわからないものです。一般的には、経営コンサルタント向けの雑誌や各種の書籍を利用します。専門外の分野では、中小企業診断士受験者向けの書籍は手頃です。
 セミナーや講習会などにも積極的に参加しましょう。(特)日本経営士協会が開催している上述の知修塾は、知識の修得には最適な方法と言えます。しかし、首都圏でしか開催されていないこともあり、万人向けとは言えません。一方で、各地で同協会がセミナーを開催していますので、そちらに参加するのもよいでしょう。
 資格取得をしたからといって安心してはなりません。世の中は常に変化していますし、企業は生き物といわれるように成長もすれば衰退もします。それに対処するには平素からの地道な努力が必要です。

■【経営コンサルタントへの道】 バックナンバー

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月29日 ◇転職流動化時代の管理職の心得 ◇竜安寺石庭を囲む壁の向こう側 ◇「仁義」とは 本来の意味は?

2025-03-30 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 3月29日 ◇転職流動化時代の管理職の心得 ◇竜安寺石庭を囲む壁の向こう側 ◇「仁義」とは 本来の意味は? 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

3月29日

 4月3日から自動車関税が、一律25%上乗せになります。「上乗せ」ですから、日本車は27.5%の関税がかかります。当然、メキシコに組立工場を持つGMも対象となります。関税を上げれば、輸入品の物価が上がります。アメリカ製品も便乗値上げをするでしょう。
 トランプ大統領は、関税引き上げを理由に自動車の販売価格を上げないよう警告しました。販売価格の上昇によるインフレ懸念を抑え込むことが狙いです。
 トランプ大統領就任前の民主党政権の折、食料品小売価格の引き上げを抑制しようとした議員を「社会主義的な価格統制だ」と言ったことを忘れて、自らも同じことをやろうとしています。
 彼の政策に矛盾が多いことを、アメリカ国民はもっと理解すべきではないでしょうか。
 先日も書きましたが、日用品など輸入依存度の高いアメリカですから、物価が上がるのは必定でしょうから、不謹慎な言い方ですが、早くアメリカの物価が上がり、トランプ関税の誤りに気がつき、世論が沸騰することを願っています。それ以外、トランプ大統領が政策変更をする機会はないのではないでしょうか。

 知人からビデオ通話のコンタクトがありました。

 わたくしのブログの話になり、「仁義」とは、暴力団や寅さんをイメージしていたけど、本来の意味を知ることができて良かったと、リップサービスを残してくれました。

■  仁義とは 

 毎年4月25日に開かれる孔子祭では、孔子や儒教の先哲を祀る儀式が行われます。中国で儒教が国教となったときに、釈奠(せきてん/しゃくてん)と呼ぶようになりました。

  孔子は紀元前5~6世紀の春秋時代における中国の思想家、哲学者で、儒家の始祖でもあります。幼くして両親を失い、孤児となってからも苦学をつづけたそうです。しかし、生きている間は無冠で、一人の学者であったようです。しかし、後の漢代(前漢)に司馬遷は『史記』の中ででは、孔子の功績を「王に値する」と記述しています。

 孔子は、それまでにあった原始宗教を今日の儒教に体系化しました。孔子の考えの基本は「仁(じん)」です。「仁が貫かれるところに道徳が保たれる」と説いています。

 「仁」は徳の一つで、人間関係の基本、人間愛をさす倫理規定でもあります。主に「他人に対する親愛の情、優しさ」をさし、仁と、人間の行動に関する概念である義を合わせて、「仁義」という表現もよく知られています。

 仁義というと、ある種の世界の言葉のように思われがちですが、人間のあり方の基本のことです。むしろその世界だけに限定すると、映画などでの情報でしかありませんが、一般の人よりもむしろ仲間意識、結束感は強いのではないでしょうか。

 今の日本は、残念ながら他人に対する思いやり、気配りがあまりにも希薄になっていると平素思っています。ところが、東日本大震災のような時には、眠っている「仁」が呼び起こされるのか、義援金やボランティア活動などへの参加という形で現れてきます。

 「まだまだ日本は捨てたものではない」とテレビでどなたかが言っていましたが、「仁」ということを考え直す時間を各自がとっても良いと思います。もちろん、私自身も実行します。

■【今日のおすすめ】

 【知り得情報】 有能なビジネスパーソンといわれる成功している人の特徴

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 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログです。
 経営管理やコンサルティング情報だけではなく、話材となるような情報も、お節介焼きコンサルタントが、毎日複数回つぶやいてお届けしています。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

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■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《セミナー》組織が活性化するPDCA型マネジメント
  ~中小企業向けの少人数制オンライン研修~
 中小企業大学校web校では、組織活性化の土台となるPDCAサイクルを活用したマネジメントについて学びながら、自社の業務推進方法の見直しにも取り組む研修を実施します。
[日 時] 4/9(水)~5/9(金)14:00~17:00[3時間×4回]
[場 所] オンライン(Zoom)
[参加費] 28,000円(税込)
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい
 https://webeecampus.smrj.go.jp/courses/250032/
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


■ 竜安寺石庭を囲む壁の向こう側はどうなっている? 329

 史跡・特別名勝として知られます竜安寺の方丈庭園を知らない人はいないというほど日本でも代表的な石庭です。

 その幅は、わずか22メートル、奥行きに至っては10mに過ぎませんが、そこに大宇宙を感じます。

 お恥ずかしながら、そのように説明されますので、そういうものなのだろうと思っています。

 15個の石が無造作とも思える配置にあるだけです。


 その大宇宙を囲む壁の向こう側はどうなっているのか・・・

 宇宙の果ては、どうなっているのでしょうか・・・

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/611f7991762eae7a53b9bbddf7b037ed

 

【頭でっかち厳禁講座】転職流動化時代の管理職の心得
 「グローバル」というのは境界をなくすことでもあります。企業間の境目が薄くなり、人の流動化時代は、経験やスキルを重視する「ジョブ型雇用」の普及もあり、ますます一般化してくるでしょう。管理職として、せっかく育てた部下ですが、それも有能な部下ほど流出してしまう時代です。
 部下に転職されないためには、転職の理由をまず理解していなければならないでしょう。
 転職の理由はいろいろありますが、かつては人間関係に起因する退職が多かったようです。近年は、キャリアアップ思考で、更なる成長の機会を求めて転職する人が多いようです。また、期待していることと現実との乖離や、自分に対する評価が不充分である等も理由となっています。若手の場合には、仕事が多すぎる、仕事の範囲が広すぎる等々、レベルが比較的低いものもあります。

 管理職として、転職気運を事前に察知しておきたいですが、部下の気持ちを読むことは難しく、適切な対応をとれないことからやめられてしまうことは避けたいです。そのためには、あまりにも月並みですが、平素の対応、コミュニケーションに腐心すべきです。
 転職を考えるようになった部下は、何らかのシグナルを発信しているものです。それを見落とさないことが肝要です。
 社員から転職しそうな雰囲気を感じ取ったときに、私は、「最近、君の○○のようなことが気になっているのだけれど・・・」とぶつけるようにしてきました。この時に肝要なのは、「○○」というように具体的なことで声をかけることです。「最近、どう?」などという抽象的な声かけでは、相手は、何と答えたら良いのかわかりませんし、こちらが期待することとは異なる局面の回答がかえってきて、会話の歯車が合いません。
 声をかけたら、懸念課題について、一緒に問題対処に取り組みたいことも伝えることが必要です。この方法が成功するのは、平素の信頼関係づくりが必要です。平素から、話しやすい雰囲気を醸し出して、実践し、真摯に話し合うことの積み重ねです。
 平素から、部下のキャリアプランについて話し合っていますと、事前予知も可能になりますし、部下にとっても、社内での今後の展望にも繋がります。しかし、人事というのは自分ひとりで決められる問題ではないだけに、「コミットしてもらえた」と部下が感ずるような表現は厳に慎まなければなりません。
 平素から、部下の夢や目標、身に着けたいスキルなどを聞き出し、それをアップデートして行くことをします。この会社で働くことのメリットを、感じ取ってもらえるような話し方も必要です。部下の存在感を知ってもらう話も必要ですし、会社として、その人を必要としていることを、部下の成功事例などを挙げながら伝えることも良いでしょう。
 また、転職理由が、会社側や管理上の課題であれば、それを改善する機会でもありますので、その改善・変革の担当を当人にしてもらうことを提案しても良いでしょう。

 一方で、時代が時代ですから、転職をすべて防ぐことはできません。転職者があることを常に前提にしていることも欠かせません。そのためには、誰かが抜けても立ちゆくようにたら立ちゆかないようなことがないように、平素からの備えも必要です。
 「特定の人しかできない業務」を作らず、誰もが代替できるようにしておくことです。ダブルシフトにより、ひとりが休んだり、やめたりしても、誰かが対応できるように市、並行してマニュアルの整備をしておきます。
 人手不足の時代に「ダブルシフト方式はムダ」という考えもあります。ダブルシフトの重複によるムダ感はありますが、後進の育成などを並行して進めますと、長いスパンではメリットが大きいと考えます。
 転職しようとしている人は、こちらが気がつく前に、それなりに考えていますので、引き留めを実現できる確率は低いです。「引き留めは困難」と悟ったら、気持ちよく送り出すようにします。
 業務に支障がでないよう、後任を誰にするか決め、引き継ぎをさせることです。引き継ぎを沿革にするために、転職までのスケジュールを聴き出します。

会社としての対応
 私自身、商社マンから経営コンサルタントとしてスピンアウトした人間ですので、その時に私の体験も参考にしていただけると幸いです。私は、上述した「正当な評価をされていない」ということとともに、上のポストが詰まってしまっていますので、今以上のポストに就けるまでには時間がかかりそうだという気持ちがありました。上昇意識が強かったというよりは、「上司が上司としての仕事をしていない」という不満が強かったのです。
 高い評価の部下に対して与えられるポストがないなら、ないなりのことをしなければ転職されてしまうことは必定と考えるべきです。給与体系をフレキシブルな運用ができるようにしたり、休暇や留学等々、福利厚生面でのメリット感を持たせたりするなど、まだまだ工夫の予知はあるのではないでしょうか。
 「転職」という面では逆行するかも知れませんが、すでに一部の大手企業が実施している「副業可能」などを思い切って導入することも考えるべきです。その制度により、対外的な評価が高まり、より良い人材が入ってくる可能性もあります。マイナス面ばかりを見ないで、別の面もみる必要があります。

 転職があたりまえのように行われる時代です。会社も管理職も、平素から部下をよく観察し、管理のあり方に工夫を加える姿勢が必要ですね。

■【連載小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【最新号】
  ■【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業8章 5 コンサルタント資格に挑戦

【これまでお話】 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

   >> もっと見る

■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

 

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■【きょうの人】 0330 白隠慧鶴 臨済宗中興の祖  本日、ゆかりの人

2025-03-30 06:33:00 | 【話材】 きょうの人03月

  【きょうの人】 0330 白隠慧鶴 臨済宗中興の祖

 

 本日、ゆかりの人をご紹介します。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取っていただけると幸いです。

 

■ 白隠慧鶴 臨済宗中興の祖

 はくいん えかく
 1686年1月19日(貞享2年12月25日)-1769年1月18日(明和5年12月11日)
 諡は神機独妙禅師、正宗国師

 白隠は、臨済宗中興の祖といわれる江戸時代中期の禅僧です。

 駿河国原宿(現・静岡県沼津市原)にあった長沢家の三男として生まれ、15歳で出家して諸国を行脚して修行を重ねました。

 禅修行のやり過ぎで禅病となりましたが、白幽子という仙人より「内観の秘法」を授かって回復したといわれています。

 42歳の時に、コオロギの声を聴いて仏法の悟りを完成しました。この経験から禅を行うと起こる禅病を治す治療法を考案し、多くの若い修行僧を救ったそうです。

 他の宗門を兼ねて修道すべきではないと戒めています。これは他の宗門を排除するためではなく、それぞれの宗門を修めることがそれぞれに成道することに繋がると捉えているからです。

 

◆ バックナンバー

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

 


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■【今日は何の日】 3月30日 ■ ひまわり落札 ■ 白隠祭  一年365日、毎日が何かの日

2025-03-30 00:03:00 | 【今日は何の日03月】

  【今日は何の日】 3月30日 ■ ひまわり落札 ■ 白隠祭

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

今日の写真  3月30日

見どころは石庭だけではない、龍安寺の桜と池

 

 【今日の写真】早春の京都 竜安寺  
「龍安寺の石庭」として知られる枯山水の方丈石庭は京都を訪れた人の多くが訪問しているでしょう。室町幕府の守護大名であり、応仁の乱の東軍総帥でもあったりした細川勝元が創建した禅寺です。 15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されているという。しかし、中の部屋から1ヶ所だけ15個の石全てが見える位置がある。ハルト・バン・トンダとマイケル・ライオンズによれば、それは方丈の間の中心であり、15の石の配置は、ここを根元とする「二分岐構造」になっているという。ただし、この程度の面積の庭に15個の石を並べれば、そのうちの1つは隠れて見えなくなるのはむしろ当然のことだとする意見もあり、これを表現意図とする考え方には賛否両論がある。(【Wikipedia】より) 
今日は何の日    3月30日
■ ひまわり落札

 1987年の今日、3月30日、安田火災海上がフィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり(15本の向日葵)」を53億円で落札し、世界の話題をさらいました。バブルの最中のことで、当時の日本は異常な熱にうなされていました。当時の後藤康男社長が、強引とも言えるような形で落札したニュースを覚えている人も多いのではないでしょうか。  所蔵している東郷青児美術館のサイトによると「15本のひまわりが、黄色い壺に入っています。 眼のような赤い点を持つ一輪が核となって、豊かな花が広がり、1つ1つが表情を持つ花達は、全体で生命の輝きをうたいあげています」と記されています。  ゴッホのひまわりは精神破綻を来す前に、何枚も描かれています。私がその現物をはじめたのは、ニューヨークメトロポリタン美術館でのことです。その強烈な筆のタッチは、実物を見ないと感じ取れないですね。二十代半ばの私にはショックと言えるような感動を持ったことを記憶しています。  その後、ボストン美術館、フィラデルフィア美術館、アムステルダムのゴッホ美術館、イギリスのナショナルギャラリー、パリのルーブルなど、数え切れないほど各国の美術館でゴッホの絵を見る機会に恵まれました。  印象派を中心に見てきましたが、モネが好きな私はパリのオランジェリーの睡蓮はもちろんのこと、スイス・チューリッヒ美術館の地下にある睡蓮は大好きな絵画の一つです。美術専門家でない人の中では、美術館巡りの多い人間の一人ではないかと自負しています。といっても私の美術知識は、小学生より劣るかもしれません。

■ 白隠祭  白隠祭(はくいんさい)は、3月30日から31日にかけて、静岡県沼津市で開催される、白隠禅師を顕彰する祭典です。  白隠禅師の遺徳の顕彰が行われ、自然と歴史を学び、環境保護を推進します。桜並木に提灯を飾り、露店が多数出店します。

■ その他 ◇ 奈良薬師寺花会式

(ドアノブ)

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■【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】6-06 羽化登仙 マズローの欲求五段階説 ~ 俗世間の煩わしさを忘れ、仙人のような心地よい境地

2025-03-29 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営四字熟語・名言

  ■【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】6-06 羽化登仙    マズローの欲求五段階説 ~ 俗世間の煩わしさを忘れ、仙人のような心地よい境地   


 
  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。
 経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。
 四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。
 以前にも四字熟語をご紹介していましたが、一般的な意味合いを中心にお話しました。このシリーズでは、四字熟語を経営の視点で診て、つぶやいてみます。以前の四字熟語ブログもよろしくお願いします。

第6章 仕事上手になる法
 論理思考で現状分析をキチンとし、方向性を明確にしてからPDCAサイクルを回し始めても、実際に行動に移したときに旨くいかないことがあります。やりたいという気持ちはあっても、いざ行動に移そうとしたときに、動けないこともあります。
相手の人を説得したり、納得させたりしても、必ずしも相手は期待通りに動いてくれないことがあります。日常生活においてだけではなく、経営者・管理職にとっては、社員や部下が動いてくれないというのは深刻な問題です。
 人の価値観というのは、多様性に富んでいます。論理思考で相手を説得したからといって、相手は納得したわけではありません。一つの価値観だけでは、相手は納得してくれません。人は、理屈だけで動いているわけでもなく、感情もあります。
 うまくいかない原因として、やろうとしていることにコツやカンというものがあったり、それを行うための技術が必要であったりして、その習得ができていないことでうまく行かないことがあります。コツの飲み込み方が上手な人もいれば、そうでない人もいます。
 このような時に、役立つ四字熟語がありますので、ご紹介します。ここでは、四字熟語の中から、相手を理解し、一方、相手にその気になってもらうには、どうしたらよいのか、心に訴えるヒントを感じ取っていただきたいです。

■6-06 羽化登仙    マズローの欲求五段階説
    ~ 俗世間の煩わしさを忘れ、仙人のような心地よい境地 ~

 「羽化登仙(うかとうせん)」の「羽化」は「羽が生える」、「仙」は「仙人」ですから「羽化登仙」は、直訳的には「羽が生えて、仙人となり、天に昇る」ということです。
 酒に酔うと良い心地になります。それはあたかも天に昇るような良い気持ちです。仙人しか登れない天の心地と言ってもよい状態です。
 私は下戸ですので、お酒のみにいわせれば、羽化登仙の本当の意味は体感的にはわからない不孝な人間なのかもしれません。
「仙人」というのは、「採薪吸水(さいしんきゅうすい)」の人、すなわち「世捨て人」でもあり、広辞苑によりますと下記のような説明があります。ちなみに「採薪吸水」は「山野で薪を集めたり、川の水を汲んだりする」ことで「自然の中で簡素な生活をする」人のことから転じて「日常生活」という意味で用いられることもあります。
1)道家の理想的人物。人間界を離れて山中に住み、穀食を避けて、不老・不死の法を修め、神変自在の法術を有するという人。
2)〔仏〕世俗を離れて山や森林などに住み、神変自在の術を有する修行者。多く外道を指すが、仏を仙人のなかの最高の者の意で大仙、あるいは金仙(こんせん)ということもある。
3)浮世離れした人のたとえ
 このことから、「羽化登仙」は、「俗世間の煩わしいことを一切忘れて、仙人のように自由で気ままな心地よい境地」になるたとえと言えます。
 仏教では108の煩悩を人間は持つと言われています。煩悩から脱却することは難しいので、仏教が存在するのでしょうが、我々は色々な欲望の渦巻く中で生活しています。
 しばしば「悠悠自適(ゆうゆうじてき)」という言葉を聞きます。「悠々」は「優遊」とも書きますし、自信たっぷりなときに「ゆうゆうとして」というような表現を用います。「自適」は、「自らに適する」ということからも想像ができますように「自分の心のまま」という意味です。このことから「世の中の煩わしさから解放されて、自由自在に、思うがままに、ゆったりと過ごす」ことを刺します。
 類語として「一竿風月(いっかんふうげつ)」というのがあります。「一竿」は一本の釣り竿、「風月」は、自然を表しますので、太公望のように、とりわけ欲も持たず、のんびりと釣りを嗜むように、人生を楽しむという意味です。「雲心月性(うんしんげっせい)」は、「雲や月のように清らかな心」という意味の四字熟語です。名声や富などの欲を持たず超然としている人を形容します。宮沢賢治の「雨にも負けず」を連想します。
 さらに類語としまして、「のどかに浮かぶ雲や、のに遊ぶ鶴のように、何かに梗塞されずに悠々と自然の中で生きる」とう意味の「閑雲野鶴(かんうんやかく)」や「孤雲野鶴(こうんやかく)」という四字熟語もあります。
 荘子に「曳尾塗中(えいびとちゅう)」が出てきます。莊氏に仕官の話があった折に、「亀が死んで、占いに使われ、利用価値が認められるのと、尾を引きずりながら泥の中で生き延びるのと、どちらを選ぶだろうか」と言って、婉曲的にやんわりと仕官をこだわったと言います。このことから「曳尾塗中」というのは、高貴な身分になって束縛されるよりも、貧しくても「自由奔放(じゆうほんぽう)」に生きる方が良いというたとえをする時に用いられます。
「自由奔放」の「奔放」は「勢いある」ことを指し、「他の人の思惑を気にせず、自分の思うままに生きるというやりたいように振る舞うこと」を言います。類語として「不羈奔放(ふきほんぽう)」「奔放不羈(ほんぽうふき)」があります。「羈」は繋がれるということですので、「不羈」は、繋がれていない状態を指し、「自由奔放」と同じような意味となります。
 中には社長は何をしても良いものと勘違いして「酒池肉林(しゅちにくりん)」「肉山脯林(にくざんほりん)」の贅を我が物顔に尽くす人もいます。前者は、「酒を満たした池や肉で飾った林」という意味で、「贅沢で豪華な酒宴をしたり、おごり高ぶった遊興をしたりする」ことを指します。
 出典は、史記で、殷の暴君で名高い紂王(ちゅうおう)が、「池に酒を満たし、木々に肉を掛け、男女を裸にして、その間を追いかけ回らせ、昼夜を分かたず酒宴を張った(新明解四字熟語辞典)」という故事からきています。
 後者では、「肉」は生の肉のことで、「脯」は干した肉で、「山」「林」はともに量がたくさんあることから前者と同じような意味で用いられます。
 多少意味合いは異なりますが、「天衣無縫(てんいむほう)」という四字熟語があります。「天衣無縫」は「天女の衣には縫い目がない」という意味で、自然で巧みな詩文を指したり、純真で無邪気な人柄を表していったりします。「天真爛漫(てんしんらんまん)」も同じような意味で用いられます。


 欲望という言葉で連想することは多種多様でしょうが、私はマズローの欲求五段階説を先ず思い浮かべました。
 人間は、「生理的欲求」が満たされるようになりますと、自分の身を守るという「安全の欲求」を意識します。
 欲求五段階説のレベルの低い間については、ロビンソン・クルーソー(イギリスの小説家ダニエル・デフォーの書いた小説)を思い浮かべながら、マズローの欲求五段階説を考えます。安全の欲求を満たすために、クルーソーは家を作ります。家ができ、安全の欲求が満たされると一人でいる孤独の寂しさを覚えます。奴隷や犬と共に生活を始めます。それは第三レベルの「帰属と愛情の欲求」に相当します。
 奴隷や犬との主従関係は、第四レベルの「尊敬の欲求」までを充分満たし得るとは思えませんが、人間社会では人から馬鹿にされることは誰しも嫌います。クルーソーは、母国に戻って第五レベルの自己実現として何をやりたかったのでしょう。
【ウィキペディア】 ロビンソン・クルーソー
 経済学的な視点からも注目を集めてきた。カール・マルクスは『資本論』の中でロビンソンを引き合いに出して論じており、シルビオ・ゲゼルは主要著書『自然的経済秩序』の中で独自のロビンソン・クルーソー物語を紡ぎ出している。
 また、マックス・ウェーバーは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中でロビンソン物語を取上げ、主人公の中に合理主義的なプロテスタントの倫理観を読み取っている。
 同時代の文人ジョナサン・スウィフトが代表作『ガリヴァー旅行記』を執筆したのも、本作の影響が大きいと言われている。


 クルーソーから目を転じてみます。少しでも良い大学を出て、良い会社に入るというのがかつての大学生やその親の考え方でした。東日本大震災以降それが少し変化をして来ているようですが、人から尊敬されたいという気持ちは誰しも持っていると思います。名誉欲はその典型かも知れません。
 尊敬の欲求を持たすために、人は自分の夢の実現を願います。「自己実現の欲求」です。「経営コンサルタントになって、困っている社長さんの手助けをしたい」というのもこの段階の欲求です。
 この欲求があればこそ、人はがんばれるのです。裏を返しますと、「自己実現の欲求」を失うと人間の成長は止まってしまうのかも知れません。「自己実現」で重要なことは、「夢を持つ」その夢実現のために「計画性」ということを忘れてはなりません。
 俗に「P・D・C・Aサイクル」というデミングサイクルを回し続けることが重要です。
 マズローの欲求五段階説という言葉を見ますと、私は「意馬心猿(いばしんえん)」という四字熟語を思い浮かべます。
 人間というのは、欲望・欲情から逃れることがなく、仏教では108の煩悩を持つと言われています。この煩悩を押さえがたいというのが、意馬心猿です。「意」も「心」という字も、われわれの「心」を指します。野生馬が野を駆け巡ることも、猿が騒いでいるのも、本能的な行動の成せる業です。私たち人間も、自分の心の乱れを押さえることができず、その欲望に打ち負かされてしまいがちですね。
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