経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 9 竹根にとっての営業活動

2024-04-26 12:03:00 | 【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 9 竹根にとっての営業活動

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。
 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
 討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。
 一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。
 竹根に何の説明もなく、ニューヨーク駐在の人事発表が発表されました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりで、どの様な準備をしたらよいのか途方に暮れていました。そのような時に、直接の上司である池永が再びアドバイスをしてくれ、準備を始めました。しかし、あっという間に出発の日が来たのです。
 空港で家族や長池の見送りを受け、初めての飛行機に搭乗。シートに座っても落ち着きません。次々と出てくる機内食にも戸惑います。初めてのカルチャーショックを味わう竹根です。
 雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。着陸したときの安堵感は束の間、自信があった英語のリスニング力も吹き飛ぶほどで、空港内のアナウンスが聞き取れないのです。
 ようやくニューヨークに着き、竹根にとって初めてのアメリカ生活が始まりました。まずは、アパートさがしとニューヨーク事務所さがしです。幸い、日本人の不動産屋さんに出遭うことができ、順調に決めることができました。しかし、家具や内装などでは、カネ次第で、アメリカ時間で動くことに竹根は打ちのめされそうになりました。
 アメリカ生活、最大のショックが訪れました。戦後25年も続いてきた1ドル360円が崩壊したのです。そのような経済環境にもかかわらず、一方で竹根の胸にはひとりの女性が悩まし続けています。しかし、会社は次々と新たなミッションを命じてきます。
 新しいミッションが届きました。その準備の合間にも日常業務や東京からの来客のアテンドもあり、子ネズミのように走り回る毎日です。


【過去のタイトル】
 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り 有益資料へのお褒めのお言葉 福田社長の突っ込み 竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない 福田社長の腹は決まっていた
 2.思いは叶うか 初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢 竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる 
 3 アメリカ初体験  いよいよ渡米、最初のカルチャーショック キュンとしたりトロトロしたり 心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ ニューヨーク事務所開設準備が始まる ニューヨークで稼働開始 ニューヨークの時計はカネ次第で回る速度が変わる!? ニューヨーク生活もカネ次第
 4 迷いの始まり 初めてのアテンドも吹き飛ぶ事態発生 これって“恋”? 新しいミッションはCIA??? 新しいミッションはCIAのスパイではなかった 新しいミッションの準備と竹根の気づき 仕事を通して人脈ができてくる 誠意を持った対応
 
■■ 4 迷いの始まり
 私の会社を引き継いでくれた竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めました。思わず私は乗り出してしまうほどですので、小説風に自分を第三者の立場に置いた彼の話を、友人の文筆家の文章を通して、ご紹介します。

◆4-9 竹根にとっての営業活動


 日本からのアメリカ詣での人達は後を絶たず、アテンドのスケジュールがびっしりの感じである。アテンドの合間に、自分の仕事のスケジュールを入れるほど、日本からの来訪客は続いた。日本のどのメーカーもアメリカという広大な市場を無視できないのである。いつしか、ハドソン川に上流から流れてきた氷の固まりが、桃太郎の桃のようにドンブリコドンブラコと流れる季節になった。
 青く透明な色をしている塊、黒くすすけた感じの氷がピンクの桃とは大きく異なるが、それはそれで壮観である。それは、東京でしか生活したことのない竹根には当然初めての光景である。氷同士がこすれて、時々ギリギリというような恐竜の鳴き声をたてる。耳を澄ますと、サラサラという軽やかな音も聞こえる。気温零度の日が当たり前の厳しいニューヨークでの初めての冬はまもなくの終わりを告げてきている。
 駐在員としては、アテンドの合間の竹根自身の仕事も無視できない。福田商事の商品は、何千点もあるが、その中で、アメリカに売れるものが何かが見えてこない。ファイルフォルダーなどの消耗品は、単価は低いが売れれば金額が張る。そこで、福田商事が扱っているファイルフォルダー一式の見本を相本に送らせた。
 ライトバンに見本をすべて乗せると、バックミラーで後ろが見えないくらいになってしまう。そこで、適当に見繕って、売れそうなフォルダーだけを持って行くことにした。フォルダーは紙なので、ファイルがぎっしり詰まっている書類とは異なり、比較的軽い。それを持って歩ける、地下鉄で移動可能なマンハッタンにある文具卸商をまずは訪問することにした。
  <続く>

■ バックナンバー
 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月25日 元気な会社 利用価値が高まるソーラーシステムハウス 2928-4425

2024-04-26 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月25日 元気な会社 利用価値が高まるソーラーシステムハウス 2928-4425 

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

4月25日(木)

 企業訪問を兼ねた【カシャリ! ひとり旅】の最終日です。

 新幹線が17時前の指定席なので、朝から結構時間を取ることができました。

 浜松城日本庭園と松韻亭庭園を巡ってから、浜松城の前身の引間城跡に立つ東照宮に寄りました。

 そこで、二人連れの男性に声をかけられました。

 お一人は私よりも年上、他のお一方は私より十歳くらい年下のように見受けました。

 ボランティアガイドさんをなさっている方達でした。

 よろしければガイドをしますというお申し出でした。

 予定もあるので、短時間でもよければとお願いをしました。

 ご高齢の方は、ガイド歴代ベテラン、お若い方は浜松で3年のご経験とか。

 お陰様で有意義な小旅行をすることができました。

 お名前をも聞きませんでしたが、ありがとうございました。

 その後、ホテルに戻って、今回出張の最後の仕事に取りかかることにしました。

 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、遠方にあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。

 

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 利用価値が高まるソーラーシステムハウス 2928-4425

 1978年に最高気温40.1度という猛暑があった。戦後になって初めて40度を超え、大きな話題となった。かき氷をぱくついて暑さをしのいだという話を聞いた。翌日の地元紙には「セミが木から落ちた」という目撃談が見出しを飾り、今も語り継がれている。

 近年では40℃を超えることも、はや珍しい話ではなくなってしまった。過去3番目だったあの時の記録はトップ20にも入らず、平成以降の記録が並ぶ。地球温暖化の脅威を感じざるを得ない。そんな厳しい猛暑の中、野外で作業をされている方々には頭が下がる思いだ。土木・建設工事の現場などは、作業員が熱中症にならないよう注意が欠かせない。熱中症対策としてエアコンを効かせた休憩所を設置しているところも少なくないそうだ。

 名古屋市西区のD社は太陽電池パネルと蓄電地を備えたソーラーシステムハウスの販売・レンタル事業を手掛けている。エアコンやカーペットなどが標準装備され、電気工事も内装工事も必要とせず、設置してすぐ利用できる。発電した電気は蓄電され、日照がなくても2、3日は通常通り利用できる。環境にやさしい商材として利用者から高い評価を得ている。

 O社長がソーラーシステムハウスに着目したのは、2008年のリーマンショックがきっかけだったそうだ。売り上げが低迷する中、当時注目されていたソーラーパネルを扱うようになった。そんな折、東日本大震災が発生。当時販売していたソーラー街路灯を携え、被災地の支援に向かった。「電気が通っていない被災地にソーラー街路灯の明かりが灯ると、暗闇の中で過ごしていた被災者の皆さんがそれは喜んでくれた。災害現場だけでなく、日常でも役立つものを作ろうと考えた」とO社長は話す。

 そんなO社長の思いは結実し、58もの自治体がD社と災害連携協定を締結。いざというときのソーラーシステムハウスの活躍に期待を寄せている。利用価値の高い優れた民間技術として国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録され、利用を後押ししている。足元をみると、国際情勢の悪化から原材料価格が高騰し、電気料金の上昇が続く。SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素の観点からも有効な商材だけに、今後、さらに利用価値が高まりそうだ。

【経営コンサルタントの独り言】
 目先の利益だけを考えていますと、被災地に飛んでいくことなどしないでしょう。

 暗闇の中、蝋燭の光だけでもありがたいでしょうに、電灯がついたことは、被災された方はさぞかし心が和んだことでしょう。

 善意でしたことが、結局、話題となり、それがビジネスチャンスを拡大することに繋がったのですね。

 

 LED電球ですと、電力消費が少なく、ポータブル電源でも長時間使えるようです。

 電気容量も大きいものが出てきています。

 これからは一家に最低でも一基必要になるでしょうね。

 わが家でも利用していて、電気工事で半日電気が切れることがありました。

 その時に、冷蔵庫に繋げることができ、中の食品をかろうじて保つことができました。


   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 4月26日 ■ よい風呂の日 ■ 商法発布 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 自分自身に投資をして自分を磨き上げる 425

 

 MSNニュースで、ローレン・クラスノデンブスキの『Reclaim Your Power: A Guide to Allow Your Passions and Purpose Find You(力を取り戻す 情熱と目的に自分を見つけてもらうガイド)』の一節が紹介されていました。

 その中で、ウォーレン・バフェットの有名な言葉である「あなたができる最高の投資は、あなた自身に対するものだ」という言葉に打たれて人生が変わったという話が記述されています。

 私事になりますが、30歳代で、まだコンサルタントという職業について、詳しいことを知りもしないのに経営コンサルタントとして独立起業しました。経営コンサルタント業というのが、まだ世の中でそれほど認知されていない時代でしたので、業界や仕事に関する書籍もほとんどありませんでした。

 幸い、日本経済新聞社に親切な人がいて、当時、唯一と言っても良いようなコンサルタント業の入門書を紹介してくれました。その本の内容は、それほど実践的ではなかったのですが、自分の未熟さを気づかせてくれた本でした。

 上述のバフェット嬢の話を読んだときに、起業時の自分を重ねて思い出しました。


 まずは、「コンサルティング」とは何かを、知識としてだけではなく、実践面で、実務的にどのように進めるのかを体得したいと考えました。

 当時は、「経営コンサルタント」と電話帳で引きますと「経営士の項を参照」と表示されるほど、「経営コンサルタント=経営士」ということが一般的な見方でした。

 そこで、早速日本経営士協会の「経営士補」資格取得の試験勉強を始め、何とか合格し、協会に入会できました。

 先輩に会いたくても、新米会員などを相手にすることは足手まといなのか、会えませんでした。そこで、鞄持ちをしたりして接触する機会を作り、現場経験を通じて「コンサルティングとはなにか」を次第に身に付けるようになりました。

 今になって考えますと、ウォーレン・バフェットの名言を私自身も実践してきたことになり、経営士・コンサルタントという天職にありつけたことに感謝しています。

 

◆ 世界的名著『21世紀の資本』の核心が簡単に掴める解説書425

 

 読書の習慣がない人にとっては、図解があると入りやすいです。

 今回ご紹介した本は、「図解『ピケティ入門』」(高橋 洋一著 あさ出版)です。

 トマ・ピケティの『21世紀の資本』(邦訳=みすず書房)は、現在の世界経済の状況を“20か国、300年分ものデータ”によって科学的に分析した名著です。

 本国のフランスは勿論アメリカ、日本でもベストセラーになった名著です。

『21世紀の資本』は、私達経営に係る者にとっては必読の書と言えます。

 必読と言われても、700ページを超える大著を読む余裕は無いし、でも「何とかして、名著『21世紀の資本』の核心は頭に入れておきたい」と思う人にピッタリの本が、ここで紹介する本です。

 下記のブログを読んだだけでも、本書を読んだ気になるかもしれません。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/6b3342014e8b72f79a5b7d368ca30cb1

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  


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■【今日は何の日】 4月26日 ■ よい風呂の日 ■ 商法発布 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

2024-04-26 00:03:00 | 【今日は何の日04月】

  【今日は何の日】 4月26日 ■ よい風呂の日 ■ 商法発布 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺

 仁和寺は仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって発願され、第59代宇多天皇により仁和4年(888年)に完成しました。
 「御室桜」で知られる仁和寺ですが、「春はこの境内の奥に八重桜多し、洛中洛外にて第一とす、吉野の山桜に対すべし、…花見る人多くして日々群衆せり…」と記され、吉野の桜に比べて優るとも劣らないと絶賛されております。
 そして近代大正13年に国の名勝に指定されました。
仁和寺サイトより)



■ よい風呂の日

「よい(4)ふ(2)ろ(6)」の語呂合せで、2014年にテルマエ・ロマエU製作委員会によって制定されました。

 テルマエ・ロマエは,古代ローマの浴場設計技師が現代の日本にタイムスリップするSF(S:すごいF:風呂の意味)映画で,風呂関連の映画史上,最高傑作と称されています。

 この日の制定理由の一つが、親子でお風呂に入り対話を深めたり、家族同士のふれあいを促してもらいたいということだそうです。

   「気になる話題・おすすめ情報館」を参照して作成



■ 商法発布

 1881年に外務省嘱託のドイツ人法学者であったH.ロエスレルが日本の商法の起草を依頼され、1884年に完成し、1890年4月26日に成立しました。従って、日本の旧商法はドイツの商法がもととなっています。

 商法というのは、商法典そのものを指す場合もありますが、しばしば商法の関連法と共にした総称としての意味を持ちます。後者として、われわれにも馴染みの深い、平成18年5月1日施行された「会社法」があります。

 そのほかにもいくつか代表的な商法関連法として、下記のような法律があります。

 商行為法
  企業活動としての商取引に関する法律

 保険法
  商行為としての保険契約に関する法に関する法律

 有価証券法
  有価証券を巡る法律関係に関する法律

 経営士・コンサルタントだけではなく、企業経営者・管理職としてもそのポイントだけは抑えておきたいですね。ところが、私は法律を暗記するのが苦手で、もっぱら専門家に任せてしまっています。

■ その他
◇ 信州須原定勝寺開山忌
 ◇ 基礎福島興善寺開山忌

(ドアノブ)

 

【経営者・管理職の皆様へお勧めブログ】 

 ◇ 心 de 経営

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◆【経営コンサルタントの独り言】 自分自身に投資をして自分を磨き上げる 425

2024-04-25 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言04月

  【経営コンサルタントの独り言】 自分自身に投資をして自分を磨き上げる 425

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

■ 自分自身に投資をして自分を磨き上げる 425

 MSNニュースで、ローレン・クラスノデンブスキの『Reclaim Your Power: A Guide to Allow Your Passions and Purpose Find You(力を取り戻す 情熱と目的に自分を見つけてもらうガイド)』の一節が紹介されていました。

 その中で、ウォーレン・バフェットの有名な言葉である「あなたができる最高の投資は、あなた自身に対するものだ」という言葉に打たれて人生が変わったという話が記述されています。

 私事になりますが、30歳代で、まだコンサルタントという職業について、詳しいことを知りもしないのに経営コンサルタントとして独立起業しました。経営コンサルタント業というのが、まだ世の中でそれほど認知されていない時代でしたので、業界や仕事に関する書籍もほとんどありませんでした。

 幸い、日本経済新聞社に親切な人がいて、当時、唯一と言っても良いようなコンサルタント業の入門書を紹介してくれました。その本の内容は、それほど実践的ではなかったのですが、自分の未熟さを気づかせてくれた本でした。

 上述のバフェット嬢の話を読んだときに、起業時の自分を重ねて思い出しました。


 まずは、「コンサルティング」とは何かを、知識としてだけではなく、実践面で、実務的にどのように進めるのかを体得したいと考えました。

 当時は、「経営コンサルタント」と電話帳で引きますと「経営士の項を参照」と表示されるほど、「経営コンサルタント=経営士」ということが一般的な見方でした。

 そこで、早速日本経営士協会の「経営士補」資格取得の試験勉強を始め、何とか合格し、協会に入会できました。

 先輩に会いたくても、新米会員などを相手にすることは足手まといなのか、会えませんでした。そこで、鞄持ちをしたりして接触する機会を作り、現場経験を通じて「コンサルティングとはなにか」を次第に身に付けるようになりました。

 今になって考えますと、ウォーレン・バフェットの名言を私自身も実践してきたことになり、経営士・コンサルタントという天職にありつけたことに感謝しています。

■ 世界的名著『21世紀の資本』の核心が簡単に掴める解説書425

 読書の習慣がない人にとっては、図解があると入りやすいです。

 今回ご紹介した本は、「図解『ピケティ入門』」(高橋 洋一著 あさ出版)です。

 トマ・ピケティの『21世紀の資本』(邦訳=みすず書房)は、現在の世界経済の状況を“20か国、300年分ものデータ”によって科学的に分析した名著です。

 本国のフランスは勿論アメリカ、日本でもベストセラーになった名著です。

『21世紀の資本』は、私達経営に係る者にとっては必読の書と言えます。

 必読と言われても、700ページを超える大著を読む余裕は無いし、でも「何とかして、名著『21世紀の資本』の核心は頭に入れておきたい」と思う人にピッタリの本が、ここで紹介する本です。

 下記のブログを読んだだけでも、本書を読んだ気になるかもしれません。

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 (ドアノブ)

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

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◆ ツイッターでのつぶやき 

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■【話材】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 06 勢ひ猛に、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず

2024-04-25 12:03:00 | 【心 de 経営】 徒然なるままに

■【話材】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 06 勢ひ猛に、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。

 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。

 

 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。

 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。

 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

 

 

◆06 勢ひ猛に、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず。増賀ひじりの言ひやんやうに、名聞苦しく、仏の御教へにたがふらんとぞ覚ゆる。ひたふるの世捨て人は、なかなかあらまほしきかたもありなん。

 

【語彙】

 勢ひ: 威勢、権威
 猛なり: さかんである
 ののしる: もてはやされる
 いみじ: 立派
 増賀: 天台宗の高僧で、名誉や利欲を嫌うことで知られている
 ひじり: 高徳の僧
 名聞苦し(ぐるし): 「名聞」は世間の評判の意。
     「名聞苦し」で一語、名誉に夢中になっているように見える
 覚ゆる: 思われる
 ひたふる: いちずなようす
 なかなか: かえって、むしろ

 

【現代語訳】

 活溌な活動が世間でもてはやされていても、それが素晴らしいことだとは思いません。

 名誉や私欲を嫌うことで世間に知られています高僧の増賀が言ったとかいわれていますが、名誉に夢中になっているように見え、仏の教えに背くように思えます。

 それよりむしろ、仏道にひたすらな世捨て人の方が、かえって好ましいところが、きっとあるでしょう。

 

【ひと言】

 増賀という高僧が言っているらしいのですが、僧侶でありながら、その活動やあり方が世の中でもてはやされたとしも、それが利欲や名誉などを求め続けるような仏の教えに背くような行為は、僧侶たるもの、すべきではないのに、それを行うことは、過去において、処々で見られたようです。

 僧侶は僧侶としての務めを果たすべきで、有名なことが必ずしも良いことではないことを認識すべきでしょう。

 たとえば、私が従事してきました経営コンサルタントという職業におきましても、同様なことがいえます。

 経営コンサルタントというのは、クライアントに対して、エネルギー投入をいくらしてもしたりないほど、いろいろとクライアントのためにやってあげたいことがあります。そのために、時間不足になるほどです。

 その結果、出版のための原稿を書いたり、マスコミ対応をしたりする時間は限定されてしまいます。そのために、知名度を上げるような活動は中々できません。

 一方で、知名度の高い経営コンサルタントなどは、マスコミ対応に追われがちで、クライアントの現場に行く時間に制約が生じ、机上の考えが中心になりがちです。

 このことから、知名度の高い経営コンサルタント、必ずしも現場コンサルティングの実力・実績が高いとはいえないのです。

 経営コンサルタントなど、外部ブレインと契約するときの難しさが、そこにあります。

 

■ バックナンバー

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

 


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【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

2024-04-25 10:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言03月

 

  【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 2010年東日本大震災の時には、計画停電が実施されました。

 その時には、日本国中が省エネ努力をしたと思います。


 喉元過ぎれば熱さを忘れる

 あの時の必死さは、薄らいできているように思えます。

 われわれの世代では、停電をしばしば経験していますので、電気をこまめに切るというのは身に染みついています。

 ところがそうでもない年配者が結構いるのですね。

 ある会社に週末訪れたときに、お休みですので社長さん以外は誰もいません。

 その誰もいない部屋にも電気が点きっぱなしでした。

 私に対する配慮から点けたままにして下さっていたのでしょうが、「もったいない」という思いが強いです。


 近年は、技術進歩で、人感センサー付きの電灯が普及してきています。

 人がいなくなれば自動的に電気が消えます。

 電気を食うといわれる冷蔵庫にしろ、エアコンにしろ、省エネ技術のおかげで、なんと一般家庭の電気使用量は減ってきているそうです。

 電気料金は、電力会社の利益が出るように勝手に変更できる法律になっていますので、下がっていないのが現状かもしれませんね。

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月24日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-31 【経営支援】 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり 

2024-04-25 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月24日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-31 【経営支援】 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

  「人材を育てる時代は終わった」という人がいます。

 人材は、出来上がった人を採用すれば、教育費用を削減できるというのです。

 世の中の風潮に乗っていてよろしいのでしょうか。


  コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、出先ですが、オンラインで参加しました。このようなときには、オンラインを使えるのは便利ですね。

 【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 ■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 3 社員研修で人財を効果的に育てる

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 1章は、「コンサルタントとは何をしてくれる職業なのか」という視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。

 第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話してきました。

 残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。

 また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。

 そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。

 コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。

 すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。

 第3章では「社員研修で人財を効果的に育てる」というテーマでお話します。

 社員研修は、景気が悪くなると実施しなくなる企業がいます。一方で、社員研修には麻薬性があり、やり始めると、それを継続しないと心配で仕方がない企業もあります。

 社員研修は、適切な方法で実施すれば、少ない資金投入でも実施できます。

 「社内で意図を育てる時代は終わった」という人を時々見かけますが、それを鵜呑みにしていて良いのでしょうか。


 ■ 第4部3章 31 【経営支援】 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり

 研修には、OJTとOffJTの方法があることはよく知られています。

 OffJTとは、Off the Job Trainingの略で、社員研修というとこちらをイメージする人が多いでしょう。業務に直接携わらない時間帯に、研修講師から、研修室で座講を受けたり、ロールプレイングなどの演習を行ったりする方法です。情報の収集、知識の習得や基本動作を学ぶには、最適な方法といえます。
 それに対して、OJTはOn the Job Trainingの略で、業務を通じた教育です。
 ところが、研修コンセプトや体系がきちんとできていませんと、年度経営方針やOJTとOffJTがバラバラで、投資対効果が上がらないという問題を抱えている企業が多く、「社員研修は金食い虫」と決めつけられることすらあります。

 社員研修は、全社員に公平に機会が与えられ、全体的に、かつ効果を上げるために重点的にという問題を抱えています。それととともに、継続的に実施したい、しかし費用や時間をかけたくないという矛盾など多くの問題をはらんでいます。
 受講により、モチベーションが高まり「研修で修得したことを活用し、さあこれからがんばろう」と意気揚々と職場に戻ってきても、周囲にいる人たちは相変わらず以前と同じような低い意識で仕事をしています。受講した人が、それを見ていますと幻滅し、受講で高まったモチベーションは急速に低下してしまい、以前と同じ状態に戻ってしまうのです。
 かといってそこで教育を中断してしまいますと、それまでの投資が水泡に帰してしまいます。
 そこで、企業は「研修部門」や「研修担当者」を設けて社員研修を必死に継続し、モチベーション維持を図ろうとします。その結果、社員研修に力を入れている企業の多くは、「研修麻薬症候群」に罹ってしまいます。
 研修をやらないと社員のレベルを維持できないような錯覚に陥ってしまっているのです。研修麻薬症候群に罹りますと、研修予算を潤沢に使うようになります。そして「わが社は社員研修に熱心な会社である」と自己満足に陥り、ますます研修麻薬症候群から抜けられなくなります。
 研修麻薬症候群に罹らないためには、「社員研修コンセプト・研修体系」作りに続いて、研修をやらなくても日常の管理を通じてできる仕組み作りが必要です。
 この仕組みを「管理設備」と筆者は呼び、この設備ができれば、管理職は部下が仕事をしやすい条件を整え、部下が自己管理を通して、日々の仕事を自信を持ってこなすことができるようになります。すなわち、OJTを通じて社員を教育していくことができるようになります。その結果、OffJTを減らすことも可能となります。
 企業の研修担当者の中には、「OJTの進め方を研修の場で学んでも少しも効果が上がらない」とおっしゃる人がいます。それは、OJTを知識として学ばせようとするからです。OJTは、管理設備を使うことにより「管理職の管理」や「自己管理」を心と体で覚えさせることにより、研修だけでは一過性で終わりかねない効果を持続させることができるのです。

 この管理設備をきちんと使える企業体にするには、それを使うおおもとである管理職の意識が変わらなければなりません。
 そのために、管理職研修をまず見直す必要があります。管理職の「管理とは何か」から始めます。
 「管理」という言葉は冷たいイメージがつきものですし、企業経営において、難しい管理論よりは実務的な「管理」の理解が重要です。管理職における管理というのは、部下が仕事をしやすくなるように条件を整えたり、他部門と仕事をスムーズに運べるような環境を整えたりすることです。
 すなわち「管理とは、仕事をしやすい環境・条件作り」ということで、管理とは温かいものなのです。ちなみに、社員における自己管理は、「自分自身の仕事をしやすいように条件を整える」ことです。
 このように管理職研修は「温かい管理」とは何かをきちんと心と体で理解させることが、管理職研修のカリキュラム研修には重要なのです。

 

 近年、社員研修などやっている暇はない、その必要のない人を雇用すれば良い、という考え方の経営者も増えてきています。

 中途採用者が増える場合に、その対応策を考慮しなければならない時代ですね。


■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 4月25日 ■ 孔子祭 ■ 壇ノ浦の戦いの日 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ やさしい植物学 424

 4月24日は「植物学の日」です。
 日本の「植物学の父」といえば牧野富太郎博士です。
 子供の頃、伝記を読み、草花に興味を持った時期があります。
 歳を重ねるうちに樹木に興味を持つようになってきました。
 私の知人が樹木医をしています。

 公園などを散歩していますといろいろな樹があります。
 でも、名前札がついてある樹もありますが、何という樹かわからないことが多いのです。
 草花の名前がわからないことはさらに多いです。
 せっかく丹精込めてお作りでしょうから、いろいろな人に見ていただくためにも、名前札を付けて欲しいですね。

 ちなみに易しい植物学に関する名著をご紹介しておきます。
  植物学のおもしろさ
   著者:本田正次(朝日新聞社)
 植物の名前は学術名に和名が付けられことから始まり、その付け方など、私たち素人でも興味を引くような内容です。
 タンポポの名は「病気を治す」ということから命名されたなど余録も含まれています。
 このブログを書きながら、再読してみたくなりました。

■【一口情報】 台風
 この時期、台風一号が発生することが多いのです。
 台風は「颱風(ぐふう)」とも書くそうです。南シナ海や太平洋西部で発生した、風速34ノット(17.2m/秒)以上のものをいいます。ただし、世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)では、64ノット以上をtyhoonと定義付けしています。
 台風の語源は、ギリシャ神話にあります。神話の中に登場する巨大な怪物「テュポン 」に由来し、英語の「typhoon」になったようです。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
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■【今日は何の日】 4月25日 ■ 孔子祭 ■ 壇ノ浦の戦いの日 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

2024-04-25 00:03:00 | 【今日は何の日04月】

  【今日は何の日】 4月25日 ■ 孔子祭 ■ 壇ノ浦の戦いの日 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺

 仁和寺は仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって発願され、第59代宇多天皇により仁和4年(888年)に完成しました。
  「御室桜」の花見の盛んな様子は江戸時代の儒学者・貝原益軒が書いた『京城勝覧』(けいじょうしょうらん)という京都の名所を巡覧できる案内書にも次の様に紹介されています。
仁和寺サイトより)



■ 孔子祭

 4月25日は孔子祭です。孔子や儒教の先哲を祀る儀式が行われます。中国で儒教が国教となったときに、釈奠(せきてん/しゃくてん)と呼ぶようになりました。

 孔子は紀元前5~6世紀の春秋時代における中国の思想家、哲学者で、儒家の始祖でもあります。幼くして両親を失い、孤児となってからも苦学をつづけたそうです。しかし、生きている間は無冠で、一人の学者であったようです。しかし、後の漢代(前漢)に司馬遷は『史記』の中ででは、孔子の功績を「王に値する」と記述しています。

 孔子は、それまでにあった原始宗教を今日の儒教に体系化しました。孔子の考えの基本は「仁(じん)」です。「仁が貫かれるところに道徳が保たれる」と説いています。

「仁」は徳の一つで、人間関係の基本、人間愛をさす倫理規定でもあります。主に「他人に対する親愛の情、優しさ」をさし、仁と、人間の行動に関する概念である義を合わせて、「仁義」という表現もよく知られています。

 仁義というと、ある種の世界の言葉のように思われがちですが、人間のあり方の基本のことです。むしろその世界だけに限定すると、映画などでの情報でしかありませんが、一般の人よりもむしろ仲間意識、結束感は強いのではないでしょうか。

 今の日本は、残念ながら他人に対する思いやり、気配りがあまりにも希薄になっていると平素思っています。ところが、東日本大震災のような時には、眠っている「仁」が呼び起こされるのか、義援金やボランティア活動などへの参加という形で現れてきます。

「まだまだ日本は捨てたものではない」とテレビでどなたかが言っていましたが、「仁」ということを考え直す時間を各自がとっても良いと思います。もちろん、私自身も実行します。

 空港でちょっとしたトラブルがありました。詳細は、相手の方に迷惑がかかるといけませんので記載しませんが、機転を利かせてくれたために難を避けることができました。

空港という人を相手にする仕事が多い人は、どうしてもマニュアル人間になりがちです。上司の方との連携で、利用者に嫌な思いをさせないサービス精神はすばらしいですね。同じことが、マニュアルが定着している国や企業等で起こったらおそらくこのような対処をしてくれなかったでしょう。

  日本で仕事をしていてよかった~~



■ 壇ノ浦の戦いの日

 だんのうらのたたかい

 元暦2年3月24日(1185年4月25日)に、長州沖の長門国赤間関壇ノ浦(現在の山口県下関市)で、源義経が率いる源氏軍が平家軍を破りました。

 栄華を誇った平家が滅亡に至った治承・寿永の乱の最後の戦いです。

 寿永3年/治承8年(1184年)2月に一ノ谷の戦いで大敗を喫して海に逃れ、讃岐国屋島と長門国彦島(山口県下関市)に拠点を置いていました。

 鎌倉政権は、頼朝の弟範頼に3万騎を率いさせて山陽道を進軍して九州に渡り平氏軍の背後を遮断する作戦を実行しますが、平家軍によりなかなか進めません。

 この状況を見て、義経は、後白河法皇に平氏追討を願い許可を得て、屋島へ出撃しました。得意の奇襲作戦で屋島の戦いを制しました。

 平家の総大将である平宗盛は、安徳天皇を奉じて、三種の神器を携え、海上へ逃れましたが義経軍に敗れることになりました。

 ここに平家が滅亡したといえます。


■ その他
◇ 奈良興福寺文殊会
 ◇ 西山浄土宗御忌

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◆【経営コンサルタントの独り言】 ■【一口情報】 台風 やさしい植物学 424

2024-04-24 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言04月

 

  【経営コンサルタントの独り言】 ■【一口情報】 台風 やさしい植物学 424

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ やさしい植物学 424


 4月24日は「植物学の日」です。
 日本の「植物学の父」といえば牧野富太郎博士です。
 子供の頃、伝記を読み、草花に興味を持った時期があります。
 歳を重ねるうちに樹木に興味を持つようになってきました。
 私の知人が樹木医をしています。

 公園などを散歩していますといろいろな樹があります。
 でも、名前札がついてある樹もありますが、何という樹かわからないことが多いのです。
 草花の名前がわからないことはさらに多いです。
 せっかく丹精込めてお作りでしょうから、いろいろな人に見ていただくためにも、名前札を付けて欲しいですね。

 ちなみに易しい植物学に関する名著をご紹介しておきます。
  植物学のおもしろさ
   著者:本田正次(朝日新聞社)
 植物の名前は学術名に和名が付けられことから始まり、その付け方など、私たち素人でも興味を引くような内容です。
 タンポポの名は「病気を治す」ということから命名されたなど余録も含まれています。
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■【一口情報】 台風
 この時期、台風一号が発生することが多いのです。
 台風は「颱風(ぐふう)」とも書くそうです。南シナ海や太平洋西部で発生した、風速34ノット(17.2m/秒)以上のものをいいます。ただし、世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)では、64ノット以上をtyhoonと定義付けしています。
 台風の語源は、ギリシャ神話にあります。神話の中に登場する巨大な怪物「テュポン 」に由来し、英語の「typhoon」になったようです。

 

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◆【お節介焼き情報】 社員研修には、どのくらいの費用がかかるのか?

2024-04-24 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報

◆【お節介焼き情報】 社員研修には、どのくらいの費用がかかるのか?

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。

 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

 大企業ですと、独自の研修施設や関連企業を持っていますし、連日開催している企業が多いので、どのくらいの費用がかかるのかは解っているでしょう。

 一方で、中小企業が、自社独自の社員研修を行うことは希なケースと言えるほど、一般的には行われません。

 その理由のひとつが、費用がかかるからです。

 

 では、本当に費用がかかるのでしょうか。

 中小企業でも社員研修に社員を派遣することがあります。

 一回あたり平均して2万円とします。年間で10人を派遣したとしますと20万円プラス交通費や日当がかかります。

 一方、経営コンサルタントに社員研修を依頼した場合には、どのくらいの費用がかかるでしょうか。

 その差額は表面上の差でしかありません。

 他方、経営コンサルタントを自社に呼びますと、一度に多数の社員を受講させられます。

 しかも、自社に即したカリキュラムを組んでくれますので、社員研修の効果は抜群です。

 観念的に、経営コンサルタント費用は高いと思い込まないで、一度経営コンサルタントに社員研修について問い合わせてみては如何でしょうか。

  http://www.glomaconj.com/keieisha/2kenshutantosha.htm

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月23日 群馬県・谷川岳の高山植物園 

2024-04-24 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月23日 群馬県・谷川岳の高山植物園   

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

4月23日(火)

 浜松出張で、アポイント先を訪問しました。

 社長の世代交代準備での諸問題に取り組みました。

 幸い、娘婿があとを引き継ぐために、会社勤めを辞めて、3ヶ月目ということです。

 経営者の心得をいろいろとお話しました。

 

 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。

 

 

 

 

 

 群馬県・谷川岳の高山植物園 
 

  

■■ ◆【カシャリ!ひとり旅情報】 群馬県・谷川岳の高山植物園 

 

 谷川岳は、群馬・新潟の県境にある三国山脈の山である。日本百名山のひとつ。周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰という。

  頂部は二峰に分かれており、それぞれトマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m)と呼ばれる。

  一ノ倉沢などの谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳・穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングのメッカとなっている。ロープウェイのおかげで、軽装でも、谷川岳ロープウェイ「てんじんだいら」駅まで行かれる。(【Wikipedia】より作成)

 私が訪れたときは、あいにくの雨で、お花畑はぬかるみでした。

 写真を撮るのに夢中になってしまい、靴をぐっしょり濡らしてしまいました。

 それでも、好天の時には撮れないような、雨粒を花びらや葉に載せた花は、凜として自己主張をしていました。

 腕の悪さで、私が表現したい写真にはなっていませんが、ご覧下さると幸いです。

 

谷川岳のお花畑

 

 

谷川岳のお花畑をもっと見る

↑ クリック

 

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
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  ■【今日は何の日】 4月24日 ■ しぶしの日 ■ 植物学の日 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  原子力に代わるエネルギー源 423

 東日本大震災による福島第一原発事故では、多くの人が原子力発電に否定的な考えを抱いたのではないでしょうか。太陽光発電や風力発電など、海外で設備投資が先行していますが、日本では今ひとつ力が入っていないことが、今回の東日本大震災による計画停電でクローズアップされました。かといって、いまさら石炭による火力発電に戻るわけにもいかないのかもしれません。

 ところが、「緑の原油」と呼ばれるエネルギー資源が、日本近海の海底に眠るハイドロメタン、メタンハイドレートと共に日本が有力な産出国になり得ることはあまり知られていません。これは湖などに漂う藻から油分を抽出して作る次世代バイオ燃料なのです。神奈川県横須賀市にある電力中央研究所が必死になって研究しています。

 日本が産油国になる夢が生まれました。

  無線をあまり意識しない中で生活している私達

 昨今では、スマホ/ケイタイなしでは生活できないという人までいるほどに、電波の中で私達は生活しています。
 電波というのは目に見えませんので、「無線」ということをあまり意識していません。
 世界で初めて無線通信を行ったのは誰なのでしょうか?
 何が契機で無線通信の研究を始めたのでしょうか?

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

  明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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■【今日は何の日】 4月24日 ■ しぶしの日 ■ 植物学の日 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

2024-04-24 00:03:00 | 【今日は何の日04月】

  【今日は何の日】 4月24日 ■ しぶしの日 ■ 植物学の日 【今日の写真】 春の京都 仁和寺

 


 一年365日、毎日が何かの日です。
 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺

 仁和寺は仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって発願され、第59代宇多天皇により仁和4年(888年)に完成しました。
 毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られます。金堂前の染井吉野、鐘楼前のしだれ桜などが競って咲き誇ります。その中でも中門内の西側一帯に「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林があります。古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われております。(仁和寺サイトより)


■ しぶしの日

 2006年1月1日に 鹿児島県曽於郡志布志町、松山町、有明町が合併し、志布志市(しぶしし)が発足し、四(し)二(ぶ)四(し)で「しぶし」の語呂合せから志布志市が制定しました。


 志布志市は、鹿児島県の東部に位置する市で、南部は志布志湾に面しています。国の中核国際港湾として整備され、国内外へ複数の航路があり、南九州地域での重要な役割を担っている国際都市ともいえます。

 大都市は、何かと話題に出てきますが、地方の都市は、重要な役割を演じていてもなかなか表に出てきません。

 志布志市のように、記念日を制定して、積極的にPRをし、存在感を高めませんと、市町村と言えども消えていく懸念もでてきます。

 私が、南九州を周遊した折には、志布志市を特別に回ったわけではありませんが、原油の備蓄タンクが志布志湾にあったのが印象的です。


■ 植物学の日

 4月24日は「植物学の日」です。

 文久2(1862)年の旧暦による4月24日は、「植物学の父」と呼ばれた植物分類学者の牧野富太郎博士の誕生日です。

 高知県佐川町の豪商の家に生まれ、94歳まで、生涯現役で植物研究をしました。なんとこの間に新しい品種や変種を約2500種も発見したり、命名したりしてきました。

 因みに、リンネ式階級分類における基本的階級を基に、現代の生物分類法が決められています。Wikipediaによると、我々人類は、下記のようになっています。

 ドメイン: domain: 真核生物
 界: kingdom: 動物界
 門: phylum 脊索動物門
/division: (脊椎動物亜門)
 綱: class: 哺乳綱
 目: order: サル目
 科: family: ヒト科
 属: genus: ヒト属 Homo
 種: species: H. sapiens
 

  図 日本植物分類学会 ←クリック



■ その他
◇ 会津若松高厳寺御忌会

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◆【経営コンサルタントの独り言】  ■ 原子力に代わるエネルギー源 ■ 無線をあまり意識しない中で生活している私達 423

2024-04-23 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言04月

  【経営コンサルタントの独り言】 ■ 原子力に代わるエネルギー源 ■ 無線をあまり意識しない中で生活している私達 

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■【一口情報】 原子力に代わるエネルギー源 423

 東日本大震災による福島第一原発事故では、多くの人が原子力発電に否定的な考えを抱いたのではないでしょうか。太陽光発電や風力発電など、海外で設備投資が先行していますが、日本では今ひとつ力が入っていないことが、今回の東日本大震災による計画停電でクローズアップされました。かといって、いまさら石炭による火力発電に戻るわけにもいかないのかもしれません。

 ところが、「緑の原油」と呼ばれるエネルギー資源が、日本近海の海底に眠るハイドロメタン、メタンハイドレートと共に日本が有力な産出国になり得ることはあまり知られていません。これは湖などに漂う藻から油分を抽出して作る次世代バイオ燃料なのです。神奈川県横須賀市にある電力中央研究所が必死になって研究しています。

 日本が産油国になる夢が生まれました。

■ 無線をあまり意識しない中で生活している私達

 昨今では、スマホ/ケイタイなしでは生活できないという人までいるほどに、電波の中で私達は生活しています。

 電波というのは目に見えませんので、「無線」ということをあまり意識していません。

 世界で初めて無線通信を行ったのは誰なのでしょうか?

 何が契機で無線通信の研究を始めたのでしょうか?

(ドアノブ)

 

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◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

 

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【経営コンサルタントのお勧め図書】 『「経営」稲森和夫、原点を語る』 2404

2024-04-23 12:03:00 | 経営コンサルタントの本棚

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 『「経営」稲森和夫、原点を語る』 2404    

経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

本

■    今月のおすすめ

   『「経営」稲森和夫、原点を語る』
     稲盛ライブラリー+ダイヤモンド社

     「稲森和夫経営講演選集」共同チーム編


本

  稲盛経営の原点は何?(はじめに)
 本欄「経営コンサルタントのお勧め図書」では、2024年3月から5月にかけて、経営理念を新たに構築、或いは、再構築する企業に参考となる図書をご紹介しています。3月は理論的な『「経営理念2.0」会社の“理想と戦略”をつなぐ7つのステップ』をご紹介しました。4月は、実践的な『「経営」稲森和夫、原点を語る』をご紹介します。
 今回の紹介本が示す稲盛「経営」論の価値は、稲盛氏が経営者として実戦・実践してきた経験から編み出した経営論であることです。つまり、実際の企業経営で、自身の考え方を創出、適用し、検証し、積上げ、結果を出していることです。ジム・コリンズ「ビジョナリー・カンパニー・シリーズ」の、‟永年存続企業18社”‟偉大な企業への飛躍企業11社”‟10倍以上の成果「10X型企業」7社”について‟比較対象企業との「一対比較法」“により歴史的・実証的・体系的・帰納的に導き出した、経営理論と高い親和性を有しています。
 ところで稲盛流「経営」は企業経営者としての経験に加え、稲盛氏が理系出身だからでしょうか、人生・経営についての方程式が背景にあり、それらの方程式が連立して、稲盛流「経営」論の中核をなす“フィロソフィ”“アメーバ経営”(=“MVV”+“仕組み”)が出来上がっています。その方程式を見てみましょう。

〔方程式1:大切なのは、「魂」のレベルでの判断〕
 稲盛氏は人間の判断のレベルを、本能、理性、魂の3段階と捉えています。
 本能は、人間が生まれた瞬間からある働きで、小脳の近くにある脳幹網様体が本能を司っています。本能は肉体を守るための機能で、食欲や敵に向かう闘争心などです。本能で判断しているケースは、“自分”、“自分の課”などは“エゴ(自我)”が働く領域です。
 理性は、推理推論し物事を決めていく機能です。人間が生まれてから4歳までに発現する機能で、前頭前野が司ります。理性は論理の組み立てによる判断は出来ますが、前例も何もない状況では判断・決断を導けないのです。これが理性の限界です。
 理性を超えた先にあるのがのレベルでの判断です。魂について、稲盛氏は、「心の階層をラッキョウの皮の様にめくっていくと最終的にたどり着くのが魂」、「魂とは、“自我”の対極にある、“真我”(ヨガ用語。読み方;しんが。悟りの意)の領域」、「人格を高め、人間性を豊かに美しくするには、魂を磨くこと」等と表現します。
 方程式1の結論は、「最終的に頼るべき判断は、本能でもなければ理性でもなく魂であり」行きつく処は「人間とはどのようにあるべきか」「真・善・美」です。

〔方程式2:人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力〕
 能力と熱意は0点から100点迄あり、足し算ではなく掛け算で人生に影響を与えるとします。能力は学歴を例に試算しますと、優秀なA大学出身のAさんの能力を90点とします。普通の大学B大学出身のBさんの能力を60点とします。社会人になってからの熱意はAさんのレベルは30点、Bさんは90点とすると、Aさん,Bさんの熱意×能力は、Aさん2,700点(90×30)、Bさん5,400点(60×90)となります。
 これに“考え方”の掛け算が累加されます。“考え方”はプラス100点からマイナス100点迄あります。反社会的考え方はマイナス、純粋な正義感で社会貢献をする考え方はプラスです。Aさんの考え方が30点、Bさんの考え方を90点とすると、二人の人生・仕事の結果は、Aさんは81,000点、Bさんは486,000点となります。要は魂の力で高めることの出来る“熱意”と“考え方”が大切なのです。
 “考え方”は人生観、哲学です。学校では教えてもらえません。稲盛氏は、27歳で会社を起してから、仕事をする中、魂で学んだ「人間としてこうあるべきだ」ということを、箇条書きにして書き記してきました。その成果物が経営12カ条です。それを企業版に展開したものが“フィロソフィ”と“アメーバ経営”です。組織の「考え方」であるフィロソフィが一人一人の人間力を高め、最善の企業文化を創り、ファンを増やし、売上に繋がっていくのです。“アメーバ経営”は、経営12カ条・第5条の“売上を最大限に、経費は最小限に、利益は後からついてくる”を体現し、事業のプロセスを重視した部門別・独立採算制の管理会計の仕組みです。以下に「経営12カ条」「京セラフィロソフィ」「JALフィロソフィ」「アメーバ経営」のURLを記させて頂きます。一つ一つの原理原則に、その背景を思い浮かべ、貴重な重みを覚えます。
(経営12カ条)
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/manager/twelve/
(京セラフィロソフィ)  
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/thinker/philosophy/
(JALフィロソフィ)
 https://www.jal.com/ja/philosophy-vision/conduct/
(稲盛会計学 7つの基本原則)(アメーバ経営)
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/manager/accounting/
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/manager/amoeba/

〔方程式3-①:方程式1-2の連立から導かれる、“稲盛流のMVV”〕
 稲森流「経営」論で、ミッションとは、魂レベルの考え、全従業員の共感を得られる大義名分とし、「全従業員の物心両面の幸福」「人類、社会の進歩発展に貢献」を掲げます(京セラ、JALのミッションは下記URL)。
(京セラM)
 https://www.kyocera.co.jp/company/summary/philosophy.html
(JALのM)
 https://www.job-jal.com/introduction/philosophy/

 ビジョンとは、「共通の夢、願望を持ち、そこに至る道筋を共有し企業発展の推進力」であり、「一つ一つの山・目標を超えていくゴール」であるとします。
 バリューは“フィロソフィ”です。“フィロソフィ”は「全部門、全従業員が共有でき、粉骨砕身尽くせる大義名分」であり、「組織の価値観」「考え方」を「表出化・形式知化」したものです。因みに“JALフィロソフィ”の素晴らしさは、再生前の評価の低いマニュアルに基づくサービスに対し、“JALフィロソフィ”に基づく人間力でその場その場で臨機応変に応じて、マニュアルを超えて、適切に提供されるサービスを生み出し、驚くほどの高評価を得ているのです。

〔方程式3-②:方程式1-2から導かれる、MVVを反映した“仕組み”である、
  “経営理念を共有し、
   仲間と経営人材を創り、
   業績を上げる「アメーバ経営」”〕

 フィロソフィに基づき行動し、業績をあげる仕組みが「アメーバ経営」です。その特徴は3つに集約されます。一つは、事業として完結でき、会社全体の目標を実現できる「ユニット」を部門とした、部門別独立採算制度の確立です。二つ目は、ユニットを通して経営者意識の人材育成の場とすることです。三つ目は、フィロソフィをベースとした全員参加経営を実現しパートナー(仲間)の絆を深めることです。
 フィロソフィと一対のアメーバ経営がJALの驚くべき再生・復活で実証されました。アメーバ経営についてのJALトップ植木社長(当時)の発言に注目です。「一人一人が数字を真剣に追いかけ始めたのです。費用は最小限に、収入を最大化することをDay By Dayで出来るようになりました。それよりももっと大きいのは、一人一人の社員が、経営者の感覚を持ったということです(次項インタビューより引用)」。

〔JAL再生で実証された稲森流「経営」のパワー〕
 以上で稲盛「経営」の解析をしてみました。ところで、海外メディアからも「奇跡」と報じられた、2024年1月2日の羽田空港での海保機との衝突事故においてJAL機の乗員乗客379人全員の脱出に成功したことは、JALフィロソフィにより、予想を超えた危機に直面しても、最適のサービスを提供した結果と思います。
 また、再生から2年余りで約3,350億円の利益の改善は「アメーバ経営」の力です。
 この様に、再生から大きく変革したJALにおける、稲盛流「経営」の偉力について、次項で見てみたいと思います。
本
■ JAL再生での稲盛経営の中核“フィロソフィ”と“アメーバ経営”の偉力

 JALは2010年1月に会社更生法の適用を申請。申請直後の2010年3月期の営業利益は▲1,337億円。2012年9月に再上場。再上場直前の2012年3月期の営業利益は2,049億円の黒字。約2年余りの再建期間で、3,349億円の採算改善を成し遂げました。2023年には「ワールド・エアライン・アワード」で、世界一のエコノミークラスを提供している航空会社として「ワールド・ベスト・エコノミークラス」を受賞しました。これは、再生前のJAL評価(稲盛発言より)「傲慢さ、横柄さ、プライドの高さ」から脱却し、JALフィロソフィの“一人一人がJAL”の精神で、経営理念の「お客さまに最高のサービスを提供します」を実現する企業へと生まれ変わった結果と言えます。
 稲盛氏は、2010年2月にJALの会長に就任し、2012年9月の再上場までの2年8ヶ月、JAL再生・復活を導きました。
 稲盛氏が『私は航空事業に関する知識も経験も全くなく、勝算もありません。JAL再建のために携えて行けるのは「フィロソフィ」と「アメーバ経営」だけ』と言っているように、稲盛「経営」の中核的「考え方」「仕組み」によりJAL再生を導いたのです。
 何故この様な奇跡と言えることを成し遂げられたのか、稲盛経営のパワーはどこにあったのか、このことを受入れ側のJALサイドから見てみます。以下で、稲盛会長当時、専務・路線統括本部長を務め、2012年2月には社長に就任した植木義晴氏のインタビューでの発言を見てみましょう。
〈“賢者の選択;特選インタビュー”「2014.6.22;翼の再生を納得する“フィロソフィ”の中身とは? 元操縦士の挑戦と行き先 日本航空株式会社代表取締役社長 植木義晴」〈https://kenja.jp/2346_20180214/〉より引用。〉

 ≪「フィロソフィ」について≫
 「経営破綻になるまでは、一生懸命であったが、それぞれのベクトルが合ってなかっ。“フィロソフィ”という共通の考え方を持ったことで、全員が1つの方向へ向かっていけるようになりました」
 「2010年6月から全役員と一部の主要な部長、50人ほどで、稲盛会長をリーダーとする勉強会をしました。1カ月の間に18回、大体午後6時から9時・10時までというのを、ほぼ毎日のように続けていました。今さら道徳的なこと何の足しになるのだと半信半疑でした。しかし、稲盛さんの圧倒的な存在力というか、過去の経営も含めてお話をして下さる中で、乾いた砂に雨が降ったときのように、皆の心の中に入ってきて、最後には、皆で“フィロソフィ”を大切にして行こうという気持ちが出来上がりました(フィロソフィは2011年1月に公開)。」
 「フィロソフィの中の『一人一人がJAL』ですが、これは、客室乗務員が機内でお客様と接しているとき、或いは、カウンターの女性がお客様とお話しているとき、まさしくJALを代表してくれているのです。お客様からすると、その一人の女性を通して、JALをお知りになる。その意味では全てあなたに任せましたよという気持ちで我々はいます。そのためには一人一人の人間力を高める教育が大切であり、それがJALフィロソフィ教育だと思っています」

 ≪「アメーバ経営」について≫
 「意識改革である“JALフィロソフィ”の業績への寄与については自信が持てず、利益が出る仕組みとしての“アメーバ経営”という部門別採算制度を取り入れました。“アメーバ経営”を採用してびっくりしたのは、皆が真剣になって数字を追いかけ始めたことです。今まで計画自体の存在すら気にしなかったような集団が、自分たちの目標とする数字に毎月毎月達成しているかどうかを、本当に真剣に追うようになりました。毎日の一つ一つの便の収支が出ますので、それをベースに、非常に速いスピードで対応しています。例えば、予約の入りが悪いとしたら、中型機から小型機に変えることによって費用は最小限ですみます。逆にここはいいぞと思うと、大型機に変えて、収入を最大化する。そういうことをDay By Dayでやっています。この仕組みは利益を出す仕組みですが、それよりももっと大きいのは、一人一人の社員が、経営者の感覚を持ったことです」
 上記で、植木氏のご発言を見てきました。JALの皆さんが、稲盛氏の熱意を糧に弛まぬ努力をし、「JALフィロソフィ」と「アメーバ経営」を生かし、奇跡的な再建・復活を果たされたことをご理解いただけたと思います。マニュアルによる、型通りのサービスではなく、「人間力」による、マニュアルを超えた、適宜・適切なサービスの力の大きさを確認できます。Day By Dayで収入の最大化と費用の最小化を全員参加で行い、驚異的利益の改善を果たした事が良く判ります。
本
■ 経営理念策定の際は稲盛流経営を守破離しよう(むすび)

 経営理念の実践例としての、稲盛「経営」とJALの奇跡的再建における、MVV、フィロソフィ、アメ-バ経営を見てきました。JALの実践例は、「ミドル・アップダウン・マネジメント」「アウトサイド・インとインサイド・アウトの共創」の成功例でもあります。
 稲盛流「経営」、フィロソフィ、アメーバ経営を学び、これらを守破離し、或いはクリティカル検証のツールとして活用し、自社の経営を生き生きと支える経営理念を構築しましょう。
本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。  企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

  http://sakai-gm.jp/index.html

【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

本

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【経営コンサルタントのひとり言】 「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか

2024-04-23 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報

  【経営コンサルタントのひとり言】 「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか 

 

 

 「そんなこと、常識だろう」と言ったり、言われたりしたことはありませんか?

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソンの皆さんの「あたり前」とはなんでしょうか?

 「常識」とか「あたり前」と思っていることが、じつは、必ずしも適切な判断に繋がるとは限りません。

 こんな、日常茶飯事のことに疑問を持つことの積み重ねが、思考力を高めたり、相手のことを思いやったりと、人間性を高めることに繋がるような気がします。

 経営士・コンサルタントを1970年代からやってきた経験から、思ったこと、考えたことを独断と偏見でもって述べてみたいと思います。

 

「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか

 ある中小企業の開発部長は、東北大学出身の聡明な人であり、人間も信頼に足る人です。ところが、神様は、万人に平等なようで、彼にも欠点というか、問題点があります。
 彼が新たなプロジェクトを始めるときに、資料・情報の収集や調査にたっぷりと時間をかけます。また、事前テストをいろいろとやったり、試作品を何度も作ったりします。完璧主義者といえるように、何ごともキチンとやる人なのです。そのために、社内での人望は厚い方です。
 一方、機械設計担当課長は、どちらかというとずぼらな人で、こちらも開発スケジュールに無頓着です。なにかを先送りすることが多く、部下からは「いいかげんな人」、「ズボラ課長」とみられています。
 技術者上がりの同社の社長は、てきぱきと仕事をする人で、どちらかといいますと、気が短い人です。そのために、開発スケジュールに無頓着な二人にイライラすることが多いのです。

 上述の部長さんが、事前の準備ばかりに時間をかけるのは「失敗したくない」という気持ちが強いのではないでしょうか。完璧主義者で、プライドの高い人に多く、失敗したことを他の人に知られたくないという気持ちが強いのです。
 このような人というのは、スケジュール通りの成し遂げるという意識の低い人が多いのです。それは、「大切なこと」を問題視せず、先送りしているにすぎないという意識もないのではないでしょうか。「事前作業に時間をかける」ことにより自己満足されていては、企業は成り立ちません。とりわけ、部長という立場にいる人ですから問題は大きいです。
 逆に、先送りするのを日常茶飯事にしている課長の評価は一般的には好ましくありません。ところが、近年、「ズボラ人間」が見直されるべきだという考えが出てきています。
 アメリカのベストセラーになった本のひとつに『SECOND BRAIN 時間に追われない「知的生産術」』(ティアゴ・フォーテ著)がその契機です。氏は、完璧主義者は、物事を先延ばしにしがちで、生産性を下げている」と言っています。

 「拙速巧遅」という四字熟語があります。拙速が良いのか、功遅が良いのかは、状況による判断で決まります。
 タイムリミットがある場合には、その状態で最善の策を打つことが求められます。一方、時間的にも資金など他の要因もゆとりがある場合には、良い結果をだすことに重点をおくべきです。
 ケース・バイ・ケースという言葉がありますように、状況をキチンと把握して、判断することが求められます。

 

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