カヤックと過ごす非日常

大人は水辺で子供に返ります。男は無邪気に、女はおバカに。水辺での出来事を通してそんな非日常を綴っていきます

8.カヤックの組み立て方 ― マイカヤック・アルピナ1

2006年09月13日 | Weblog
「館の霊能者」によってお買い上げとなったマイ・カヤック (ここをご覧下さい)
名前は「KIDUの女王号」だが、科学的に(?)分類すると

船舶界・人力航行門・カヌー網・カヤック目・ファルト科・
アルピナ属のアルピナ1
 
(ただし分類は「びわっこヨ」無作為抽出独断偏見法による)


参考までに、カヤックも、広い意味でのカヌーの仲間だ。一般的にパドル(漕ぐもの。ボートで言えばオール)の漕ぐ面が片方だけの物がカヌー、両方ついている物がカヤックと言う(らしい)

とまぁ、硬い話はここまでとし、早速組み立ててみよう。

私が担ぐとこうなる。このザックは私の身長より26センチ位高い人を想定して作ってあるようだ。私が担ぐと重心がぐっと低くなる。 - 私が26センチ高ければそれでいい話ではあるが - 


   ツノの生えた「ヌリカベ」

私のザックの中にはカヤック本体の他に、排水ポンプ、ライフジャケット、エアーポンプ、パドルが入っている(パドルは両サイドに挿している)

             

   重さ:本体約12キロ。 何だかんだと詰め込んで17キロ。
   出来上がると長さ全長400cm、幅60センチ

出来上がったら、担いでいる時は半径2メートル以内は立ち入り禁止!
回った時に誰かをなぎ倒しても、私は責任取らない、

    とにかく私に近づくな!


では順番にやってみよう。

ただし、

本来なら取り扱い説明書に書いてある専門用語を使うべきなのだろうが、私はどの「取説」も大っ嫌いだ。もっと簡単に言えば良いものを、やたら知ったかぶりして横文字を使いたがる。「私は日本人だ!」と叫びたくなる。

とにかく日本人であることを誇りに思う私は何語かわからないカタカナは日本語でかくことにする。
前置きはこの位にして先に進もう。


1.全てのパーツをザックから出し、ペキペキと折りたたんであるポール類を展ばす
  (中にゴムひも?が入っている物や、ポチンという突起がついている物 がある)

2.台形のフレームをさっきのポールにはめ込む

3.全てのポールをどうにかこうにかつなぎ、とりあえず骨組みを作る
  (この時、つなぎ間違えや、はめ残しがあると、後でマズイことになる)

     

4.骨組みに座る所(シート)をくくりつける
  (あまり前にセットするとコックピットが狭くなり乗り降りに不便。やせていれば問題ないが)

5.骨組みにカバー?(船体布)をかける。と言うより、カバーの中に骨組みを入れる
  (カヤックには前と後ろがあるので入れ間違えないこと。逆向きに進む恐れあり)

6.きっちり入れるために足で突っ込む (上品ぶっているとカヤックは作れない)

                   
7.それでもはみ出す時はヒモ?を引いてテンションをかける。

8.ファスナー、マジックテープ等でカバーを閉じる

9.両サイドに空気を入れる体裁よく整え、飾り物があればここでつける。

        
                 完 成!

と、ざっとこんなものだ。いたって簡単

…の割には悪戦苦闘を繰り広げ、いつも誰かが手伝ってくれる。(自立しなくては)

以上組み立て時間は今の私で20分。(スタッフは目にも止まらぬ早さ)


使い終わるとまたザックに入れられ、たいていは「館」の隅っこに置き去りにされている。


   今度、家族として家に迎え入れてあげようと思う…。