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川淵チェアマン(キャプテン)について5

2015-05-31 00:01:03 | スポーツ文化・その他

 事例紹介コラムです。
 このタイトルを使うのは'08年以来です。二宮清純氏の講演の紹介の中で、川淵氏の話題が出ました。この時はまだ日本協会の「キャプテン(会長)」でしたね。それ以降、特に例のバスケ界で一躍名前が目立っていましたが、その時は川淵氏よりはバスケ界が主役ですから。
 バスケ界の改革で大活躍の川淵チェアマンですが、何とスポーツ報知に「川淵氏、ハンドとバレーとホッケーも改革!球技活性化機構新会長に昇格」というタイトルで、バスケ以外の競技の改革にも乗り出すというニュースが飛び込んできました。ビックリです。以下、抜粋して紹介。
  
 団体球技のリーグ活性化を目指す一社)日本トップリーグ連携機構が29日に総会を開催し、'05年の設立以来5期務めた森喜朗氏に代わって、川淵三郎副会長が会長に昇格。川淵新会長の「最初の」公約は4団体の改革た。先日、日本バスケットボール協会の会長に就任したばかりだが、それ以外にハンドボール、バレーボール、ホッケーと続けて「4つに的を絞っている。順番に、集中的にガバナンス(組織統治)、強化を見ていきたい」と宣言したとか。
 1番手はハンドボール。'88年のソウル五輪以降、出場できていない男子代表は主力8選手が合宿中に禁煙エリアで喫煙して処分されたというチーム。「少なくともバスケットでやれたし、かなり本気でやる」。日本ハンドボール協会には来月から実態調査を開始し、低迷が目立つ団体競技にメスを入れるとしています。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20150529-OHT1T50228.html
 
 いろいろ読んでいくと、日刊スポーツにまた違った角度から見た今回の川淵改革の話題が出ていました。競技団体でそれぞれの課題がある事がよくわかりました。以下、抜粋して商会。

 川淵新会長のコメントによると、ハンドボールは、男子代表が味の素ナショナルトレセンの合宿中に、禁煙エリアで喫煙する問題があり、トレセンは各団体の日本代表が鍛える場。たるみが出ている。今、改革への情報収集を実施中とか。ハンドボールは男子が'88年ソウル五輪、女子が'76年モントリオール五輪以降は出場が無く、強化も進んでいない。男子が'68年メキシコ五輪から遠ざかるホッケーは協会で長らく分裂騒動が続き、競技人口1万人で財政難もあり、改善が必要。バレーボール協会は2期連続で不可解な会長交代。ガタガタしてるのはガバナンスに問題があるからで、それを改革して強化に結び付ける事が必須。
 同機構では昨年、日本サッカー協会副会長で田嶋JOC選手強化副本部長をリーダーに置いた「2020強化支援プロジェクト」を発足。ラグビーの平尾氏、サッカーの岡田武史氏ら、同プロジェクトのメンバーが、JOCなどの協力を得て改革を主導。
 川淵新会長のコメントでは、競技団体の中に手を突っ込んで、ベクトルを明確にしていく方針。どこまで首を突っ込めるかは分からないが、バスケットではできた。できなかったら、メディアに公開して、どれだけだらしない競技団体かを示す事を本気でやるとか。
 スポーツ界全体が良くなるようにしたい。各競技団体は排他的で、選手第一を考えているのかと。誰が選手のことを考えるのか。もっと選手のことを考えろと。そのことが腹が立ってバスケットボールの改革を実行。今度はハンドボールに怒りをぶつける方針。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/sports/news/1484403.html

 確か昔、一社)日本トップリーグ連携機構を記事を紹介した覚えがあるのですが、昔過ぎてまだ発見できていません(苦笑)。日本のアマチュア団体球技リーグによる組織で、現在10競技12リーグが加盟。その加盟競技団体は以下のとおり。

 アジアリーグアイスホッケー(ALIH)(アイスホッケー男子)、Xリーグ(アメリカンフットボール男子)、日本フットボールリーグ(JFL)(サッカー男子)、なでしこリーグ(サッカー女子)、日本女子ソフトボールリーグ(JSL)(ソフトボール女子)、ナショナルバスケットボールリーグ(NBL)(バスケットボール男子)、Wリーグ(バスケットボール女子)、Vリーグ(バレーボール男女)、日本ハンドボールリーグ(JHL)(ハンドボール男女)、ホッケー日本リーグ(HJL)(フィールドホッケー男女)、日本フットサルリーグ(Fリーグ)(フットサル男子)、ジャパンラグビートップリーグ(ラグビー男子)
 
 今回の川淵さんの行動については、当ブログとしては以下のとおりコメントいたします。
【いいと思う点】
 ①トップダウンで、なおかつ経験者なので、成果を期待できる点
 ②各競技団体が奥に抱える課題を情報開示できて、改善を期待できる点
 ③サッカーを中心に日本のアマチュアスポーツを引っ張っていける事は理想的な点
【どうかなと思う点】
 ①競技数が多過ぎて、果たして本当にそこまで見切れるのか
 ②バスケ界は目の前の損失があったが、他の競技は目の前の損害が無い点
 ③一競技(サッカー)がそこまで、強権的になっていいのかと思われる点

 個人的には、川淵さんには足元のJリーグを改革して欲しいとも思います。「チャレンジ」として今シーズン導入した「2ステージ制」も、報道では観客動員数は昨シーズンと変わらない見込みで、今のビジネスモデルが限界と思われるJリーグについて、ファン・サポーター本位の立場に戻り、商業主義の色合いを薄くする改革をぜひ川淵さんにやって欲しいですね。
一社)日本トップリーグ連携機構公式HP:http://japantopleague.jp/
川淵C関連④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080119
 〃     ③:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051124
 〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051116
 〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051105

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