うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

モンマルトル。

2012-01-20 20:55:38 | おやつ


帰り道に、地元のケーキ屋さんを偵察。

バレンタインも近くなってきたし、どんなギフトやディスプレイしているのかな~と。

…と思ったけど、いたって普通でした(^^;)

せっかくなので、モンマルトルという名前のケーキを一個、買って帰ることに。

箱にリボンをかけますか?と聞かれたので、一個買いで悪いなぁと思いつつ、どんな感じか
みてみたくて、お願いしました。

なかなかシックな仕上がり。

一個でもプレゼントっぽくなりました。



さて、モンマルトル、チョコレートのムースです。

中にフランボワのソースが入っていて、私はこの組み合わせが割と好き。

チョコレートとグリオットとか、チョコレートとオレンジとか。

ちょっと強めの風味の果物が甘いチョコレートにはよく合うのです。

下のクッキー生地が食感としてはいいけど、なんだか安っぽい感じで、せっかくの美味しいケーキの
バランスを崩していたのが残念。

ここのお店はどちらかと言うと果物系タルトが豊富なので、次回はそちらの路線で行ってみようかと思いました。
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輝く日の宮。

2012-01-19 22:52:27 | 読書


丸谷才一さんの「輝く日の宮」を読みました。

丸谷さんの本を読むのは初めてなのですが、とっても面白いくて夢中で読みました。

言い回しが、古典的仮名遣いというか旧仮名遣いなので、
なんだか柔らかい感じがすごくよかった。

「そうでせう」とか「ぢやなくて」とか。

国文学者の女の人が主人公なのですが、最初は松尾芭蕉の話から始まって、
次に源氏物語の学者との論争になり、

その焦点は、「輝く日の宮」という段があったかどうか。

藤壺と源氏の最初の逢瀬が描かれておらず、六条御息所や朝顔が途中から唐突に登場するのも、
小説としておかしい、「桐壷」の後に実際は「輝く日の宮」という段だあったという過程に
基づいて話は展開していきます。

そもそもなんでこの段がなくなったか、それは紫式部のパトロンである藤原道長が、
この段をすてたから。
紫式部と藤原道長は当時貴重だった紙の提供者というだけでなく、実際に光源氏のモデルにも
なっていたようで、こうなるとまさに先日みた「源氏物語 千年の謎」みたいな感じになってしましますが。

いろんな学者の源氏物語論なども出てきて、文学好きにはたまらなく面白い本でした。

結局主人公の国文学者は、小説形式で「輝く日の宮」をかくことになるのですが、
途中で彼女が紫式部の生まれ変わりのように、千年前の紫式部と藤原道長の会話を空想(?)する場面があり、
過去と現在がリンクしているような、なんとも言えない不思議な感覚を味わえます。

小説の技巧としても、章ごとに脚本仕立てになっていたりと、読み応えがある本ですが、飽きさせない趣向。

古典から現代まで、「小説」というものをよく研究した丸谷文学を堪能しました。

そういえば、瀬戸内寂聴さんの「輝く日の宮」、発売されたときに読んだなぁ…。
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オイル。

2012-01-18 23:13:10 | つれづれ


お正月太りのダイエット特集が、テレビや雑誌やネットでよく見受けられる中…

やっぱりプチダイエットには昔から関心のある私。

マッサージ用にアロマオイルを探して、あまりの多さとピンキリの価格に迷いに迷い、

まずは初心者なのでクナイプのラベンダーのオイルにしました。

顔から首にリンパマッサージしてます。

結構ハマるかもしれません。

乾燥の季節には、肌にも良さそうです(^^)






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居酒屋。

2012-01-17 18:11:35 | ごはん


久々にダンナさんと居酒屋。

久しぶりと言っても、二人で居酒屋に行くことはめったにないのですが…(^^;

居酒屋に行く機会もめっきり減ったなぁと思いつつ、コジャレたメニューに感心したり。

バーニャカウダサラダはおいしかった(^-^)v
生野菜を食べたい気分だったのです。

後は串焼き盛り合わせとか、揚げ出しとか、居酒屋メニューを堪能してきました。



串焼きはプチトマトと餅ベーコンが美味しかったです!

飲んでから歩いて家まで帰れるのも嬉しいですね(^-^)v
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初詣。

2012-01-16 19:57:51 | 旅行・参拝


柏の諏訪神社、おすわさまに後れ馳せながら初詣に行ってきました。

流山を通過中に、新撰組陣所跡を横目で見て(近藤局長の顔写真入り看板)、
ああ、そういえばここで近藤さんと土方さんは別れたんだなぁと
冬枯れた流山を車で走りながら考えたりしました。

今度、久しぶりに板橋までお墓参りに行ってこようかな。
ついでに母校ものぞいてこようかな。

さて、諏訪神社狛犬がいろいろいて、森に囲まれた素敵なところです。
まさに神域。



門のところの狛犬。



拝殿のところの狛犬。

おみくじをひいて、病気平癒のお守りを買って帰ってきました。
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ただいま。

2012-01-15 21:10:11 | つれづれ


仕事から家に帰ってドアを開けたら…

チョッパーがお出迎えしてくれてビックリでした。

いつものダンナさんのいたずらです(^^;)

でも可愛いから、そのままだっこして居間に連れて行きました。

だって私のマフラーとセーター来ているんだもん。
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お蕎麦。

2012-01-14 21:37:45 | ごはん


ダンナさんの打ったお蕎麦で天ぷら蕎麦を作った!

おつゆはかなり薄めて薄味で、葱もじっくり煮込んでみた!
(生の葱を食べるとお腹がおかしくなるから…)

美味しかったです。

お蕎麦は大好きです。

某ケーキ屋のオーナーT.Yさんは、健康のために私生活では「ケーキは体に毒だ」と、
お蕎麦ばかり食べているとか…。

天ぷら入れているようじゃ、ダメか、自分…。

でもかき揚げ蕎麦、昔から最高にすきなんだな…。
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源氏物語。

2012-01-13 23:37:56 | 映画
先日は、山本五十六アフターで、「源氏物語 千年の謎」を見てきました。

知らず、原作小説と、それを基にしたマンガ、実は昨夏買って読んでいました…。

なんか内容がマンガも小説も似ているなあ…と思っていたら。

紫式部が何のために源氏物語を書いたか、藤原道長とのつながりと、
実際の源氏物語の世界が錯綜する内容で、肝心の源氏物語の方が尻切れトンボな感じがするのが残念。

藤壺、六条御息所メインで若紫なんて影も形も出てこないし、
いっそ紫式部物語にしても良かったのでは…。
安倍清明もそれでも十分活躍できるだろうし…。

内容的には、源氏物語ファンには、もう十年位前の「源氏物語 千年の恋」の方が面白かったかも。
源氏が年老いた?姿までやって、しっかり源氏物語を締めくくってくれた感じで。
(原作よりはるかに現実的な世界をシビアに見せてくれた作品!)

生田斗真君主演を描きたかったのだから、しょうがないかな。

紫式部が、藤原道長に書かされたのは事実だと思うけれど、
帝の心を奪うと同時に、やっぱり藤原氏に蹴落とされた「源氏」一族の鎮魂の意味合いが大きいと思います。

だって、以前から、物語とはいえ、明らかに藤原氏に敵対する者と思える光源氏の栄華物語を、なぜ道長が許したのか、
(「この世をばわが世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば」…と謡った人ですよ!)
という疑問がありましたよね。

これを解決するのがやっぱり御霊信仰だと言われているのです。

それとは別に、源氏物語多作者論にも私は賛成なところです。

それでもいろんな角度から源氏物語を楽しめるのは嬉しく、
源氏と付くと、手当たり次第に手を出してしまう自分がなんだか滑稽でもあり…
同じ現象に幕末と太平記と新撰組があります…(--;)
これらのキーワードを見ると、なんでも手を出したくなってしまいます…
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海老。

2012-01-12 22:46:06 | ごはん


池袋のアジオにて今日は新年会。

12月から着任したチーフにもごあいさつしてきました。

もと上司や同僚と、総勢7名。

開けたワインはボトル4本!!

私はほぼオレンジジュースにしていましたけど…。

薩摩軍鶏の唐揚げ、ピザ、パスタ、オマール海老のリゾット、
スペアリブ、締めはデザート!

苺のセミフレッド、美味しかったです。

5時から開宴し、お別れしたのは10時だったので、たっぷり楽しみました(^^)

数年ぶりに会う方もいましたが、やっぱり気の合う仲間との会合は楽しいです。

メンバーの平均年齢50歳以上になりますが…。
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山本五十六。

2012-01-12 09:19:57 | 映画
池袋のシネマサンシャインで、

「連合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」を見てきました。

いい映画でした。

いい映画…と言っても、日本の悲しい戦争の歴史のお話だし、痛みを伴うものだから、
面白かった、というのとは違う。

山本五十六の、人柄、生き方が本当に「いい映画」と思わせた。

日清、日露戦争の勝利から、戦争になれば景気が良くなる、神国日本が外国との戦いに負けることがない、
という世の中に対し、冷静に状況を判断して、戦争を避けようとしたところ。
三国同盟を最期まで反対したのも、ドイツの日本に対する見識をしっかりと持っており、
そうすることによって、アメリカとの戦争は避けられなくなり、
しかもアメリカと日本の国力の差をしっかりと認識していたところ。

真珠湾攻撃も、アメリカの前線基地をたたくことによって、早く講和につなげようとしたところ。
軍人だが、決して日本の勝利のためにではなく、戦争が長引くことによって日本がどれだけ
損害を受けるか、はっきりとした認識をもっていたところがはっきりと描かれている。

結局情報操作されていた日本の国民、やはり戦争は国外のことと楽観的すぎた。
まさか本土が空襲されることなんて、太平洋戦争勃発前には考えなかったことに違いない。

真珠湾攻撃は奇襲のようにいわれるが、映画の中ではしっかりと山本五十六が、
何度も米国に通信はしたかと念を押している場面が印象的だった。

長岡出身の山本五十六、長岡藩河井継之助の武士道の精神をしっかりと受け継いでいるのだ。

同じ長岡出身の少年牧野が配属されて、牧野が五十六に「徳川の恩に報いるというのは、
徳川の世が終わった今では、何のために戦えばいいのでしょう」というような質問をした時、
五十六は、「親のため、自分を育ててくれた故郷のため、つまりは国のためだ」と答えた。

武士の精神がしっかりと根付いていて、つい数十年前まで、幕末の動乱の世だったことを意識させられた。

同じく、山口多門との会話で、入隊して来た若い鹿児島と長州、長岡出身の隊士に、
「薩摩に長州、長岡が一緒になって国のために戦う」…というような会話もあった。

ちなみに山口多門は、炎上する船に一人残って戦死するが、その場面も、
城と運命を共にする武将のようで、潔くむしろ清々しく描かれている。


山本五十六を見ていると、幕末に海外の情勢を知って、日本の未来を考えた、
勝海舟や高杉晋作を思い起こされた。

部下思いで、日本の未来を若い人々に託そうとして常に日本の未来を案じた山本五十六、
その生き方に刺激を受けてもっと彼のことが知りたくなってしまいました。

さらに河井継之助と長岡藩も(私新潟出身なのに…)。
こうして結局また幕末へ回帰していくのかもしれないけれど、
今を生きている私たちも、過去の歴史をしっかり知っておかなければいけないなぁと再認識。

空襲で焼かれた東京のシーンも出てきて、東日本大震災の津波で被災された方々には、
このシーンは痛々しすぎるんではないかと思いましたが、そこから今の日本に見事に復興した、
というのも、この映画のメッセージだと思う。
やっぱり、人間は強いと思う。

そして、最近は日本回帰の風潮が強いと言われtれいるが、
外国に比べて民族意識の希薄な日本人には、大いに結構なことだと思う。

敗戦国というせいもあると思うが、明治維新のころから、日本の文化財が
随分世界に流出したり、やっぱり、日本というものを歴史を踏まえてもっと大事にしていきたいと思う。
国を、文化を守るのはやっぱり自分たちしかいないから…。

いろんなことを書いてしまいましたが、お勧めの映画です。
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