うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

海老。

2012-01-12 22:46:06 | ごはん


池袋のアジオにて今日は新年会。

12月から着任したチーフにもごあいさつしてきました。

もと上司や同僚と、総勢7名。

開けたワインはボトル4本!!

私はほぼオレンジジュースにしていましたけど…。

薩摩軍鶏の唐揚げ、ピザ、パスタ、オマール海老のリゾット、
スペアリブ、締めはデザート!

苺のセミフレッド、美味しかったです。

5時から開宴し、お別れしたのは10時だったので、たっぷり楽しみました(^^)

数年ぶりに会う方もいましたが、やっぱり気の合う仲間との会合は楽しいです。

メンバーの平均年齢50歳以上になりますが…。
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山本五十六。

2012-01-12 09:19:57 | 映画
池袋のシネマサンシャインで、

「連合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」を見てきました。

いい映画でした。

いい映画…と言っても、日本の悲しい戦争の歴史のお話だし、痛みを伴うものだから、
面白かった、というのとは違う。

山本五十六の、人柄、生き方が本当に「いい映画」と思わせた。

日清、日露戦争の勝利から、戦争になれば景気が良くなる、神国日本が外国との戦いに負けることがない、
という世の中に対し、冷静に状況を判断して、戦争を避けようとしたところ。
三国同盟を最期まで反対したのも、ドイツの日本に対する見識をしっかりと持っており、
そうすることによって、アメリカとの戦争は避けられなくなり、
しかもアメリカと日本の国力の差をしっかりと認識していたところ。

真珠湾攻撃も、アメリカの前線基地をたたくことによって、早く講和につなげようとしたところ。
軍人だが、決して日本の勝利のためにではなく、戦争が長引くことによって日本がどれだけ
損害を受けるか、はっきりとした認識をもっていたところがはっきりと描かれている。

結局情報操作されていた日本の国民、やはり戦争は国外のことと楽観的すぎた。
まさか本土が空襲されることなんて、太平洋戦争勃発前には考えなかったことに違いない。

真珠湾攻撃は奇襲のようにいわれるが、映画の中ではしっかりと山本五十六が、
何度も米国に通信はしたかと念を押している場面が印象的だった。

長岡出身の山本五十六、長岡藩河井継之助の武士道の精神をしっかりと受け継いでいるのだ。

同じ長岡出身の少年牧野が配属されて、牧野が五十六に「徳川の恩に報いるというのは、
徳川の世が終わった今では、何のために戦えばいいのでしょう」というような質問をした時、
五十六は、「親のため、自分を育ててくれた故郷のため、つまりは国のためだ」と答えた。

武士の精神がしっかりと根付いていて、つい数十年前まで、幕末の動乱の世だったことを意識させられた。

同じく、山口多門との会話で、入隊して来た若い鹿児島と長州、長岡出身の隊士に、
「薩摩に長州、長岡が一緒になって国のために戦う」…というような会話もあった。

ちなみに山口多門は、炎上する船に一人残って戦死するが、その場面も、
城と運命を共にする武将のようで、潔くむしろ清々しく描かれている。


山本五十六を見ていると、幕末に海外の情勢を知って、日本の未来を考えた、
勝海舟や高杉晋作を思い起こされた。

部下思いで、日本の未来を若い人々に託そうとして常に日本の未来を案じた山本五十六、
その生き方に刺激を受けてもっと彼のことが知りたくなってしまいました。

さらに河井継之助と長岡藩も(私新潟出身なのに…)。
こうして結局また幕末へ回帰していくのかもしれないけれど、
今を生きている私たちも、過去の歴史をしっかり知っておかなければいけないなぁと再認識。

空襲で焼かれた東京のシーンも出てきて、東日本大震災の津波で被災された方々には、
このシーンは痛々しすぎるんではないかと思いましたが、そこから今の日本に見事に復興した、
というのも、この映画のメッセージだと思う。
やっぱり、人間は強いと思う。

そして、最近は日本回帰の風潮が強いと言われtれいるが、
外国に比べて民族意識の希薄な日本人には、大いに結構なことだと思う。

敗戦国というせいもあると思うが、明治維新のころから、日本の文化財が
随分世界に流出したり、やっぱり、日本というものを歴史を踏まえてもっと大事にしていきたいと思う。
国を、文化を守るのはやっぱり自分たちしかいないから…。

いろんなことを書いてしまいましたが、お勧めの映画です。
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