うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

運慶。

2017-10-05 19:38:28 | 鑑賞


国立博物館で開催中の興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」に行ってきました。

今日の東京は爽やかな秋晴れです!



いつもは朝イチでいくのですが、今回はお昼に歯医者の予約をしていたので、入ったのは14時半頃。

かなり混んでいましたが、チケットも前売りで買ってあったのでわりとゆっくり間近で観ることができました(*^-^*)



実際に寺院で観るより本当に近くで観られてかなり大満足です!

K君と興福寺北円堂で感激した無著菩薩、世親菩薩にまた東京で会えました(T-T)

南円堂の四天王立像も本当に素晴らしいです。

高山寺の子犬、神鹿、善妙神立像に会えたのも嬉しい驚きでした。
そういえば湛慶でしたか…。
高山寺の明恵上人はずっと私の憧れなのです。

明恵上人がかわいがった子犬、絵葉書買ってきました(^^)

K君がいたら一緒に来ただろうな。
車いす押してでも。

K君と一緒に何度国立博物館に来たことでしょう。

秋の空を見ながら懐かしく思い出しました(´・_・`)
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書だ!石川九楊展。

2017-07-28 19:57:39 | 鑑賞


最後は上野の森美術館。

7月30日まで開催中の「書だ!石川九楊展」です。

全く「書」の知識はないのですが、友人に「とにかくすごい!」と聞いていたので観に行きました。

いや、なんかもう、今日観た中で1番衝撃的で見応えがありました(゜Д゜;)

最初の作品は「エロイ・エロイ・ラマサバクタニ」…

すごく長い紙にびっしりと踊る文字…

書とはいいますが、私には完全にアートです。

K君がいなくなってからは私は聖書(旧約、新約)、歎異抄、何でも読んでいるので特に最初のこの作品は衝撃的でしたね…

イエスが「わが神、どうして私をお見捨てになったのですか」というものですね。

なんというか、石川先生の書は題材をかたちで表しているというか…

例えば歎異抄も1枚の書で表しているのですが、最初はイメージを線で表現している…?と思ったら、よく見ると所々に判読できる漢字がある。
つまり、やはりこれは単なる線ではなくやはり文字…つまり書なのです。

方丈記や徒然草もありました。

徒然草は正直私には判らなかった…(>_<)

でも方丈記は大学生の時にかなり読み込んだので、じっくり見つめると確かに漢字を頼りに読み進めることができました。

そして源氏物語!!

巻ごとに、その巻の内容に合わせて表現方法が違うのは本当に驚きでした。

文字を追える巻もあれば、文字を判読できず、ただイメージとしてズンと視覚に訴えてくるものがあったり、源氏物語絵巻を見ているようでした…すごすぎる!!

最後はアメリカ同時多発テロを表した書とか、東日本大震災の福島原発の事故とか、終戦70年を迎えての思いとか、それらをやはり表現している書があって、思想的にもかなりしっかりされた方なんだと思いました。

やられたらやり返すという思想は本当に恐いです。
私も最近の世界を見ていてそう思う…。

いや、本当に文字って自由だな、と思いました。

最後にすごいものを観ることができて、友人のおかげでまた違った世界を知ることができました。
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アルチンボルト展。

2017-07-28 06:52:08 | 鑑賞


次は戻って国立西洋美術館。

9月24日まで開催中の「アルチンボルト展」です。

チケットは持っていたので並ばずに入れましたが…

中がすごかった(>_<)

もともと西洋美術館はそんな広くないし…というか配置の問題?

アルチンボルトの作品は寄絵(野菜や果物や動植物を組み合わせて人の顔を表現する)だったり上下絵(逆さまにして見ると別の絵が見える)…が有名なので、とにかく子どもが多くてにぎやか&ぎうぎうでした(;^_^A

実はこの前日に区民講座で「アルチンボルト展の見所」の講演を1時間半聴いていたので、見所以外はサッと流して早々に退場しました…(^^;)

すごいのですがひとつひとつのパーツがリアル過ぎて、私はちょっと苦手でした。

唯一「春」だけは表情も優しく、色も明るくて好きです…。

それにしても最近の美術展に行って面白いのは、出口にあるグッズコーナー。

よくもまぁ、作品に関連した面白いグッズを考えるものだと感心してしまいます。

(バベルの時はボスとかブリューゲル作品に登場する変な生き物グッズが多かった!)

さて、アルチンボルト展はというと…

なるほどと思ったのが、野菜チップスとか、瓶詰めのフルーツ、ドライフルーツ!

作品に野菜や果物がたくさん描かれていますからね!

マダムたちはこういうの買っちゃいそうですね(^^;)

あと、フェイスマスク(パック)。
以前から、歌舞伎とか京劇とかキャラクターのイラストのマスクが人気でしたが、アルチンボルト作品になりつつパックできるみたい。
顔にのせたら気色悪い感じになりそうです(;^_^A

昔の私だったら美術館行くたびにグッズを買いまくっていましたが…最近大人になったなぁ(笑)

というか、昔買った美術館グッズが溜まっています(^^;)

クリアファイルとか一筆箋とかマスキングテープとかボールペンとか(*≧Δ≦)

夏休み期間にアルチンボルト展行かれる方は覚悟していってくださいませ。
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ボストン美術館の至宝。

2017-07-27 20:43:38 | 鑑賞


まず向かったのは東京都美術館。

7月20日~10月9日まで開催中の「ボストン美術館の至宝展」です。

9時に上野に着きましたが、美術館は9時半からでしたね(^^;)

途中で横を通った国立西洋美術館は門の前で数人並んでいましたが…

やっぱり東京都美術館も並んでいました!



開門時には80人ほど並んだそうです。
私は20人目くらいでした。

でも中に入ってしまえば、作品の間隔もわりとゆったりめでゆっくり自分のペースで鑑賞できました(^^)

古代エジプト美術、

中国美術、

日本美術、

フランス絵画、

アメリカ絵画、

版画・写真、

現代美術

上記ななつのテーマに分かれています。

これだけでも分かりますが、ボストン美術館、スケールがすごい。

エジプト美術は、ハーバード大学と40年発掘して、出て来たものをエジプト政府から譲り受けたと…エジプト、今頃残念がってないのかな?
かつての日本の美術品が多数海外に流出したように…(^^;)

でもこうして海外の美術館でしっかり展示されているのも素晴らしいことですね。

今回の見所はやっぱり今回やっと修復されて里帰りした英一蝶の「涅槃図」ではないでしょうか。

アメリカ絵画は、その直前の展示室のフランス絵画と全く傾向が違ってへぇ~と思ってしまいました。

なんというか、色彩のコントラストが強い…?というか?はっきりしているというか。面白いですね。

なかなか見応えがありました。
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バベルの塔。

2017-04-28 14:17:23 | 鑑賞


上野の東京都美術館に「バベルの塔」を見に行ってきました。

ゴールデンウィーク前日の上野はにぎわっていました(^^;)

ブリューゲルの「バベルの塔」は、最後の展示室にあるのですが、大きなパネルなども展示してあって雰囲気を盛り上げてくれます。

散々チラシや新聞で見た「バベルの塔」実物は、思ったよりもかなり小さい絵で、ここにあんなに緻密なレンガや人物、道具類、背景が描かれているのかと思うと本当に驚きでした。

何人居るかも分からない人物たちは3ミリ程くらいらしいです。

細部が実物だと分かりにくいので、3DCGの映像コーナーがあるのですが、それで見るとますます緻密さに驚かされました(゜ロ゜)

これがメインではありますが、他にも見所がいっぱいでした。

ネーデルランドの宗教美術から始まるのですが、木彫りの聖人像も服の皺や髭、表情が細やかで、日本の仏像とはまた違った魅力がありました。

ヒエロニムス・ボス~ブリューゲル絵のコーナーもすごくて、この辺りは版画などで小さくかつ細かいので、見るのも大変(^^;)

ボスやブリューゲルの絵に登場する奇怪な生物たちが確かに面白いのですが、クローズアップされすぎていて、グッズコーナーには「バベルの塔」グッズ以上に「へんな生き物」のグッズがあったのには笑えました(^^)

そこでふと思いだしたのが、日本の北斎漫画や百鬼夜行図。

人々の生活や風俗を表情&いろんなポーズで描いていたり、様々な道具類から足や腕が生えて動いているのって…

なんか世界中には同じようなことを考えるひと(天才?)っているもんだなぁと思いました。

ちなみに上野松坂屋では、コラボしてこんなのやっているらしいです(^^)⬇



ブリューゲルのバベル塔展は、東京都美術館で7月2日までやっています。
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東京都写真美術館。

2017-04-27 18:13:13 | 鑑賞


恵比寿の写真美術館へ「夜明けまえ知られざる日本写真開拓史」を見にいきました。

チラシの土方歳三、かっこよすぎ。
中学生の頃からずっとトシさんファンです(^^)

それはさておき…

幕末~明治のリアルな姿を見られるってスゴいですよね。

リアルお侍さんです。

安政年間くらいから写真が残っていてビックリしました。

初めのペリー来航時に同行した写真技師が日本の写真を撮り、それはアメリカに持ち帰られて貴重な資料となったようです。

確かにアメリカ人から見たら、当時の日本人ってまさにビックリな姿形でしょうね(^^;)

それからは特に薩摩の島津さんたちが積極的に写真技術を研究したり、日本にも写真技師が育ちました。

鎖国していても、日本人って勤勉で、新しい知識技術に対する好奇心旺盛だったのをここでも実感。

大政奉還前の幕府の遣欧使節団の侍たち(幕臣だからね)が、寄港地の香港などで撮った写真もありましたが、ちょんまげ、羽織袴、帯刀姿なので、あのまんまの姿で船に乗り、ヨーロッパの地を踏んだのかと思うとなんだかスゴすぎます(゜ロ゜)

本当に現地のひとたちビックリです。

東洋の神秘!

他にも、日本の町を撮影した写真も多く、内田九一が大阪城から撮ったパノラマ写真は、城下に瓦屋根が一面にみっしりと並んでいて、思わず「方丈記」序の一文を思い出しました。

「玉敷の都のうちに、棟をならべ、いらかをあらそへる、貴きいやしき人の住居は……」

鴨長明は鎌倉時代初期の人だし京都だけど、あの頃もやっぱり都に人口集中してあんな感じだったのかな…と。

それから、フェリーチェ・ベアトが愛宕山から撮った江戸のパノラマ写真(文久3~元治元年頃)、これも私は思っていたよりもしっかりした(漆喰の白壁みたいな?)建物がやはり一面(地平線まで!)に連なっていて、木造長屋の勝手な江戸のイメージを反省しました。

しかしたった、150年前のことなのに、現在までの変化ってそれまでの日本の変化に比べたら急すぎて怖いくらいです。

発展しすぎた文明はいつか滅びるとかいいますが……本当に怖い。

ちなみに、数年前もK君とこの美術館に近代日本の写真を見に来ているので(伊勢神宮とか)、あの写真展も今回の「日本写真開拓史」の一部で、今回がその総集編だと知りました。

恵比寿に来たのはその時以来……(^^;)
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リサとガスパール。

2017-04-12 20:57:20 | 鑑賞


新宿高島屋で17日まで開催している「リサとガスパールの絵本の世界展」に行ってきました。

叔母に誘ってもらったのですが、原画がもう素晴らしく可愛くて、行ってよかったです(^^)

「リサとガスパールとうきょうへいく」の刊行記念の展覧会らしく、リサとガスパールが東京タワーの展望室にいたり、ハチ公と一緒にいたり、浅草方面からスカイツリーを見ている絵はすごくキュンとします(*´▽`*)



もともとモフモフ系キャラに弱いわたしはメロメロに…(*≧Δ≦)

もちろんリサとガスパールの住むパリを舞台とした絵本の原画も多数あって、かわいいしフランス的オシャレ感も素晴らしいです。

なんかもういぬだかうさぎだかなんかよく分からないリサとガスパール(と、その家族たち)が人間に混じってふつうにパリに暮らしているというあり得ない世界観もすべてひっくるめてかわいいから許す!!って感じです。

ちなみに、リサとガスパールは「永遠の友達」略して「トワトモ」だそうです。

絵本のアニメを上映しているコーナーがあり、この「トワトモ」が聞き取れず、帰宅してパンフレットを読むまで「フワトモ」(フワフワした友達)だと勝手に納得していました。

アニメでふたり(2匹?)が「わたしたちトワトモだもん!」と抱き合うシーンがほぼ毎回ありますが、フワフワした生物同士が抱き合ったらさぞかしフワフワなんだろうなぁ…と(´-`)

まぁ、でもアニメよりも口のないイラストですべての感情を表現する絵本の方が好きですね。

毎回失敗ばかりするリサとガスパール、その「あちゃー、やってしまった!」的な場面もすべてあの口のない無表情的なイラストで表現できているのが感動的です。

⬇我が家のかわいい子にかわいいパンフを持たせてみました(^^;)

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燈籠。

2017-02-16 19:31:56 | 鑑賞


春日大社 千年の至宝 の展示で、唯一写真撮影OKだった吊り燈籠スペース。

ちなみに上の写真はパネルです(^^)



灯りは癒されますね!



鹿の柄もありました。





瑠璃燈籠実物も見たいなぁ~。
社殿の再現の所にあったのは実物ではないと思うし。

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東京国立博物館へ。

2017-02-15 22:42:47 | 鑑賞


特別展「春日大社 千年の至宝」に行って来ました。

3月12日まで開催中です。

とても見応えある展示内容でした。

平日午前中からすごい人で、春日権現絵巻等、ケース内下部の展示品は何重もの人の壁に遮られていましたが…

今回の目玉は、「奉納された武具」の四体の国宝の甲冑。

どれも煌びやかで細工も細かくて神々しかったです。

ちなみに甲冑の展示期間がそれぞれ微妙に違うので、今日は四体すべて観ることができてラッキーでした。

春日大社の神事なども映像等で観ることができ、ずっとこういうことが続けられてきたのだな、と今さらながらこういう日本に驚かされます。

春日大社と御蓋山の俯瞰の映像がかつての春日曼荼羅等の画そのままなのにも驚きました。

春日大社に行ったのはもう10年以上前なので、またお詣りしたくなりました。

しかし鹿を見るとK君を思い出して(´・_・`)

K君とは奈良に行くといつも鹿と戯れていたからなぁ(つд`)
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両国。

2017-01-06 21:51:50 | 鑑賞


今日は両国へ。

江戸東京博物館の戦国時代展と、すみだ北斎美術館、そして行きつけの美容室に予約し、最後はK君と過ごした家の前を通って帰るというコースを計画。

江戸東京博物館の戦国時代展は、1月は東国の大名の展示でした。
展示替えで、西国は11、12月だったそうで…どこで西国、東国が分かれたのかは、東国しか見てないから分かりづらいのですが、正直なところなんとなく物足りなさを感じました。

東国、西国両方を見てこそコンプリート感があるのでしょうか?

それとも戦国時代というテーマが大きすぎて、合戦、人物、鎧や刀、ゆかりの品などテーマが分かれているもののザックリしすぎている感が否めませんでした。

こんな風に感じたのは私だけかな?

両国に住んでいる時も感じたけど、あのあたりは本当に外国人の旅行者の方が多いので、そういう方がターゲットなら十分楽しめるのかも?

次に行ったすみだ北斎美術館は、建設中からずっと見守っていたのでいけてよかったです。



建物はとても近代的ですが、中は狭くて使い勝手悪いな~と思ってしまいました(≧◇≦)

開館直後よりはいいと思いますが、それでもまだ混雑していて、ロビーもトイレも狭いし、なんといっても展示室のある4階、3階に行くのに小さなエレベーターしかないというのが…(´`:)

展示的には北斎の作品が素晴らしいので文句はつけられませんが、作品自体が小さく細かいので、混雑していると鑑賞がしにくいのがつらいですね…。

改めて北斎は偉大だし、隅田川という広大(今はあまりそう感じないけど、江戸のひとたちはそう感じたんだろうな~と広すぎる川の絵を見て感じました)な川によって発展した生活や風俗や自然描写が素晴らしいですね。

今は板橋に住んでいるから、ちょっと隅田川が恋しくなりました。

ただ個人的にはこんな近代的な冷たいシルバーの建物より、場所的に江戸下町的な
建物にして欲しかったですね。



すみだ北斎美術館が出来て、となりの公園も道路もきれいに整備されていました。

K君とさんざん散策した街もちょっとずつ変わっていきますね。
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