幹事クリタのコーカイブログ

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愛想のないセンター

2022-10-11 23:28:14 | AKB&乃木坂
 テレビ朝日の月曜深夜枠で放送されている「ハマスカ放送部」という番組があります。ハマ・オカモトと乃木坂46の齋藤飛鳥がMCの音楽トーク番組です。まあ詳しいことは調べてもらうなり見てもらえればわかりますが、この番組の斎藤飛鳥の態度がとにかく愛想がありません。ハマ・オカモトが頑張って盛り上げていますが、飛鳥は基本的にローテンションで笑顔も少なく、やる気がなさそうに対応していて、とてもアイドルとは思えない態度です。

 乃木坂のファンなら「これが飛鳥の平常運転」だとわかっていますが、そんなことを知らない一般視聴者からはちょくちょく苦情がきているようで、飛鳥もそれをこぼしたりしています。ただそれも含めて見どころというか、そもそも齋藤飛鳥目当ての番組なのですから、企画する側もわかっていてやっていることですし、飛鳥もそういうキャラを演じている部分もあるだろうと思います。

 振り返ってみれば、齋藤飛鳥だけではなく過去にはAKB48の前田敦子や島崎遥香、乃木坂46の西野七瀬、欅坂46の平手友梨奈などもそういうタイプのセンターでした。愛想がない、笑顔が少ない、テンションが低い。センターに立ってパフォーマンスをするグループの顔という立場でしたが、決してトークでグループを引っ張るというタイプではありません。もちろん大島優子や指原莉乃、白石麻衣のように同じセンターでも愛想が良くて、しっかりとした受け答えをするサービス精神にあふれたセンターもいましたが、彼女たちの方がセンター回数は少なく、むしろセンターを支える側に置かれていたように思います。

 このあたりのキャラクターと立ち位置の役割分担が秋元康の戦略の巧みさなんだろうと思います。センターはパフォーマンスで芯となって敢然と自立していることが要求されます。その周りに協調性があり、笑顔をふりまき、ファン対応が巧みなメンバーを配置することで、よりセンターを際立たせるとともにグループとしてのバランスを取っているのでしょう。「前田だけがセンターをやりたがらなかった」から、前田を敢えてセンターに抜擢したと秋元は以前語っていました。センターをやりたい人間にセンターを任せても面白くならないし化学反応も起きないことを秋元はわかっていたのです。

 とは言え、AKB&坂道的なグループアイドルの時代はとっくに全盛期を過ぎています。秋元自身も最近はアイドルのプロデュースよりもドラマの企画脚本にはまっているような仕事ぶりです。次にヒットするものがなんなのか、それとももうテレビからは新しいヒットなんて生まれないのか、いろいろ興味深いです。
 
 
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