幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

橋下は本当に大阪を変えられるのか

2011-11-30 02:14:59 | 政治
 大阪府知事と大阪市長のW選は鮮やかなほどの橋下徹の圧勝に終わりました。全ての既成政党と経済団体と労組とマスコミを敵に回して、それでもなおかつ圧勝する橋下の人気は、いくら面白いモノが好きな大阪と言えども目を見張るものがあります。「大阪都構想」が支持されたと言うよりも、今の政治と政治家にうんざり飽き飽きしている人々がいかに多いかということを如実に示した結果になりました。

 さて、問題は今後です。いくら府民、市民の支持を得たとは言え、相手は海千山千の議員と役人。そうそう簡単に彼らが橋下の言うとおりに動いてくれるはずもありません。全ての既得権益層と戦おうという橋下の戦いは選挙で勝つよりもはるかに難しいことは誰の目にもわかります。例え「ハシズム」と揶揄されようとも、手練手管を使い時には恫喝をしてでもやり通さなければ、結局小手先だけの変革にとどまり根本は何も変わらなかったという結果に終わることでしょう。

 かつて長野県知事になった田中康夫もそうでした。彼が知事を辞めた途端に役人は新しい知事と一緒にせっせと全てを元通りにして「なかったこと」にしていきました。いま大村愛知県知事と河村名古屋市長が対立しています。河村がいくら大胆な改革をやろうと思っても、現実には多くの壁に前をふさがれて身動きが取れません。盟友であるはずの大村までが壁になってしまい、公約だった市民税の10%減税すら諦めて、公明党と結ぶことで7%に下げて何とか実現しようと躍起になっているところです。

 一見大阪の全ての権力を握ったかのような橋下も河村と同じです。わかりやすいパフォーマンスで人気を得ることができても、ここから先は全て敵では何も通すことはできないでしょう。各個撃破していくためには当面の敵以外とは手を結び、ひとつ片付けたら次の敵に向かうという戦略を取らないと包囲網で潰されてしまいます。そこまでうまく橋下が立ち回ることができるのかどうか、目的のためには手段を選ばないくらいの覚悟がないと結局橋下が辞めた後に全て元通りにされてしまい、単なる空白期間でしかなかったことになってしまいます。

 ところで橋下の圧勝を見て早速小政党が彼にすり寄っているようです。選挙前から連立しているならともかく、勝った後に手揉みしながら近づいていくのは本当にさもしい姿だと思いますが、本人たちはそんなこと微塵も感じてはいないんでしょうね。

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女子高生はドラマを見ない、らしい

2011-11-29 01:23:23 | テレビ・芸能
 どうやら史上最悪のバカ大河が終わったようです。もう酷評の嵐渦巻く凄まじい様相を呈していましたが、それでも最後まで見届けた方々には「お疲れ様」としか言いようがありません。今週から始まる『坂の上の雲』でお口直ししてください。

 大河ドラマに限らず民放ドラマも含めて最近のドラマは本当に面白くありません。今クールもキワ物の『家政婦のミタ』が視聴率をそこそこ稼いでいるようですが、怖いモノ見たさですし、後は軒並み沈没。月9にはまっている30代独身女性は複数知っていますが、あれもターゲットが限られ過ぎていて広がりゼロ。鳴り物入りで始まった『南極大陸』は「難局大陸」になってしまって、いよいよキムタクの神通力も失われたようです。時々NHKドラマがスマッシュヒットを飛ばすくらいで、今のドラマ状況は悲惨です。

 18才の娘に聞くと、テレビドラマを見ている高校生なんて今どき絶滅寸前とのこと。10数年前までは女子高生こそドラマの主たるターゲットだったのに、隔世の感です。この子たちが20代、30代と年齢を重ねていくにつれ、間違いなくドラマの視聴率はもっと酷いことになります。

 もっと言えば高校生はテレビ自体をあまり見ないそうです。うちの娘のようなテレビ大好きッ子は少数派。そりゃバラエティも歌番組も軒並みアウトなわけです。辛うじてスポーツ中継だけが命脈を保っています。こればかりはまだテレビに敵うメディアはありません。

 新聞を若者が読まなくなったと言われて久しいですが、今の新聞は若者どころか中年でも読みません。読者層は初老以上。テレビもすっかり中年以上向けのメディアになってきてしまいました。ただ新聞は広告収入と販売収入が半々ですから、広告メディアとしての価値が下がってきても何とかその影響を半分にとどめていますが、テレビはほぼ全てが広告収入だけに「ダメ」となった時の落ち込む速度は新聞の比ではありません。

 ネットと携帯に向いてしまった若者層をテレビに再び振り向かせられるかどうか。僕はまだまだテレビのパワーはあると信じていますが、懐疑的な意見も多いです。まあ昨今のドラマやバラエティの体たらくを見ていると懐疑的になるのも頷けますが、それはコンテンツのパワーが足りないだけで、テレビというシステムのパワーは未だにかなり大きいと思います。問題はテレビを作っている人たちがいろいろな意味で萎縮してしまっていることなので、そこから元気にしていかないとダメなんだろうなと感じています。

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稀勢の里を本当に昇進させて良いのか

2011-11-28 01:51:46 | 大相撲
 大相撲九州場所は稀勢の里の大関取りが注目を集めましたが、残念ながら昇進基準となる直前3場所で33勝にひとつ届かない10勝止まり。これで初場所にまた昇進をかけることになると思われました。ところが14日目を終わったあたりからいきなり協会内部で「昇進ムード」が高まり、九州場所10勝で終わっても大関昇進させようという話に様変わり。実際千秋楽で琴奨菊に敗れたものの、どうやら内定を得て来場所の大関が確定となった模様です。

 1999年に32勝で大関昇進した千代大海以来の低レベルでの昇進となるわけですが、その理由が「クリーン」さにあると言うことらしく、そんな理由で特例で昇進と言われたら「なんじゃそりゃ」です。だって、それではこれまでの大関は「クリーン」じゃなかった、つまり八百長で星勘定を合わせて昇進していたということを認めているようなものです。ガチンコの稀勢の里だったら昇進条件を甘くするということは、そういうことに他なりません。

 協会としては国技館の優勝額が32枚全て外国人力士になったことからも、一刻も早く日本人横綱を誕生させて人気復活を図りたいということなんでしょうが、だからと言って日本人だから基準を甘くしてでも昇進させるというのでは、それもまた「クリーン」ではありません。

 例えばモンゴル人関脇の鶴竜は、ここ4場所、関脇で12勝、10勝、9勝、10勝の合計41勝です。この4場所の成績では稀勢の里の40勝を上回っています。もし来場所鶴竜が13勝を上げて直前3場所32勝になったら、協会は大関昇進を認めるでしょうか?もし認めなければ、その理由は鶴竜が「クリーン」じゃないからか、モンゴル人だからかのどちらか(もしくはどちらも)だと思われても仕方ありません。

 確かに稀勢の里は白鵬に連勝したこともあるように地力のある良い力士だと思います。でもだからこそ、きちんと来場所にもう一度チャンスを与えて堂々と大関昇進させてやれば良いのではないかと思います。ここで点数を急に甘くすることは決して良いことではありません。協会のそういう場当たり的な姿勢が、いつまで経っても大相撲全体の信用回復につながらない原因のひとつなのです。

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ねるとん庭球団(?)参加者募集

2011-11-27 01:59:19 | テニス
 昨日のサークルの練習には男10女12計22人のメンバーが集まり、4面コートを使って賑やかにテニスを楽しむことができました。季節はもう初冬とは言え、風もなく穏やかな日だったこともあり、絶好のテニス日和。気心の知れたメンバーが集まって、ワイワイと喋りながらボールを打ち合うのは本当に心が和むひとときです。

 ただ昨日の参加メンバーの最年長は52才、最年少は31才。男性の平均年齢43才、女性の平均年齢38才。さすがに創設25年ともなるとメンバーもかなり高齢化してきています。サークルを作った時の規約では「メンバーは30才未満」としていたのに(さすがにすぐにこの規約は撤回しましたが)、25年後の今では20代のメンバーなんて数えるほどしかいません。

 昨日最年少だったSちゃんに「20代を入れなくてはね」と言われたのですが、平均年齢40才の集団に入りたい20代があまりいるとは思えません。もちろん昨日書いたように40代男性に惹かれる20代女性も多いようですから可能性がないとは言いませんが、ことテニスとなるとどうなんでしょう?なにせオヤジのテニスは強くても爽やかさはあまり感じられません。20代女性にしてみれば「ちょっとなぁ」と思ってしまうのではないかと危惧しています。

 ただ20~30代の独身女性にアピールできるポイントがあるとすれば、アラフォーながらも独身男性が結構いるということです。それもほとんどが釣書的には悪くないタマが揃っています。テニスを趣味にするだけに健康的で金もそこそこ持っていて仕事も安定しています。遊び相手としてではなく、真面目に結婚相手を探している女性ならいかがでしょう?テニスを通じて相手の人となりを判断できるのもポイント高いと思いますよ。

 と言うことで、20~30代の女性入会希望者お待ちしています。詳しくはこちらの募集要項をご覧ください。昔に比べて最近本当にネットを通じての入会希望者が少なくなってしまったので、ちょっと宣伝でした。ただし、出会い目的の男性の入会はお断りしていますのでご了承ください。こんなこと書いても実はテニスに真面目なサークルなので。

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不倫ビジネスが日本を救う

2011-11-26 02:48:15 | 男と女
 ツイッターで「不倫レストラン」の話をしました。僕がしたわけではなく、フォローしているまだうら若い広告ウーマンが芝浦にある某レストランを「40代男性と20代女性(派手め)が多い」通称不倫レストランだとツイートしていました。さらに「4000円のコースがお薦め」だと不動産屋のオジサンが教えてくれたとか。お酒入れると7000円~8000円ってところのようです。

 確かに美味しくて雰囲気が良くてロケーションも良くてコスパが良いフレンチやイタリアンというのは、遊び人のオヤジにとっては絶好のスポット。僕も名古屋ならそういう店をいくつも知っています。大抵予約がいっぱいで早めに電話しておかないと週末は入れなかったりします。

 こういう店にいるのは40代男性と20代女性のカップル以外だと、平均年齢ちょい高めの女子会か、アニバーサリーで来ています風アラサーカップル。ただ女子会はランチの場合も多いし、アニバーサリーカップルはあまりリピーターにはなってくれません。頻繁にディナー利用しているのはやはり遊び人オヤジでしょう。2年前に「いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか」という話を書きましたが、ますますその傾向は強くなっているのかも。

 この手の遊び人オヤジは1980年代からずっと遊んできた年季の入った強者が多いので、金の使い方も心得ています。レストランだけではなく、シティホテルや高級旅館もこうしたオヤジの需要で潤っているわけですし、輸入車とか高級腕時計とかファッションブランドとか、さらにはレオンのような男性雑誌までも含めた「不倫ビジネス」はバカにならない経済効果を生んでいることだろうと想像できます。

 さらにはこうした金は、それにまつわる様々な大人の文化を支えています。遊びに使われる金こそ文化をより発展させるもの。見栄を張って女性を喜ばせようとするオヤジの下心が、日本の経済と文化を活性化させているんだと考えると、遊び人オヤジたちに何らかの補助があっても良いのではないかとさえ思います。お金もやる気もない若い「草食系男子」の代わりに体を張って頑張っているんですから。

 例えば「不倫手当」はさすがに無理にしても「不倫控除」くらいはできるのでは?不倫レストランに指定された店におけるカップルでの飲食代は領収書を添付すれば所得控除されるとか、不倫車種指定の高級車も購入すると一定額の免税があるとか、そいう施策を打ち出せばもっと消費活動は盛んになり経済の復興も早いと思います。不倫ビジネスこそが日本を救うのです。

 後はネーミングですね。「不倫控除」では世の中の奥様方から猛反発を喰らうこと必至なので、「恋愛控除」とかにすれば良いのかな。そうすれば一見したところでは晩婚化・少子化対策のようにも誤魔化せるし。その実態は「不倫ビジネス用」であっても、表向きが整っていればOKなのが日本のお役所だから意外にいけるかも。

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談志で一番思い出すこと

2011-11-25 01:12:31 | 時事
 立川談志が亡くなりました。75才。うちの母と同い年です。そうか、談志ももうそんな年になっていたのかと思いました。いつまでも尖っていて身勝手で気難しくて変わり者で、老成という言葉から一番遠いタイプだったのに。

 談志の功績とか人となりとか落語とかについては、いろいろなところで語られているので敢えて書く必要もないと思います。僕がまだ大学生の頃は志ん朝、円楽、小金治らと並び称されていましたが、その中でも談志は「奇才」「風雲児」という言葉が似合う異端の落語家であり、それが若者から見てカッコイイところでした。

 さらに昔。僕がまだ中学2年生の1975年。談志はタレント議員でした。そして沖縄開発庁の政務次官になったにも関わらずわずか1ヶ月で辞任。タレント議員のくせに変わった奴だなと思いました。当時中日新聞の夕刊に読者投稿の一言ネタコラムがあり、僕は「ダンシ一生の仕事にあらず~立川談志」というネタを投稿して掲載され薄謝をもらいました。14才としてはオッサンくさいことを趣味としていたものですが、まあ長じてコピーライターになったのですから、当時からそういうことを考えるのが好きだったみたいです。

 何回かそうしてネタが掲載された新聞は切り抜いて取っておいたはずですが、今はどこにあるのか皆目見当がつきません。多分引っ越した時に何かに紛れて捨ててしまったのかも。今ならスキャンしてデータとして保存しておくんですが、当時は切り抜いてスクラップにするくらいしか保存手段がなかったですから。

 ともあれ、談志に関する思い出として個人的に一番なのは「政務次官辞任」なのです。談志にしてみれば「そんなこと覚えてんじゃないよ」と言いたくなるかも知れませんが。ご冥福をお祈りします。

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テニス漬けの一日

2011-11-24 01:37:08 | テニス
 昨日は朝から晩までテニステニステニス。まず朝から豊田まで行って「ダンロップ・ワールドチャレンジ」を見てきました。日本のトップ選手がほとんど参集しているシーズン最後の大会。毎年見に行っているので、今年も時間をやりくりして行ってきました。

 観客の一番のお目当てはクルム伊達公子。本来なら彼女が出るクラスの大会ではないのですが、ランキングを怪我により落としてしまったので2年振りの出場となりました。ただ伊達以外にも良い選手はたくさん出ています。デ杯とフェド杯のメンバーも錦織圭と森田あゆみ以外は全員出ているんですから、まさにオールスター戦。ただ残念なことにテニスファンでも日本のトップ10クラスの選手をほとんど知らないんですよね。僕のようにランキング30位くらいの選手までチェックしているようなコアなテニスファンは稀です。

 僕はとりあえず伊達の試合の行方が見えたところで会場を後にして、今度は名古屋に戻って山本麻友美プロとの練習会。ついでに山本プロと仲が良い選手たちの話もします。一緒にツアーを回っているプロ選手同士でなければ知らないような裏話をいろいろと聞かせてもらいました。もちろんここでは書けないような話が多いのですが楽しそうです。

 山本プロとの練習は午前中にイメージトレーニングをしたので良い感じでできました。もちろん相変わらずスーパーショットを打たれてやられ放題なんですが、それでも昔に比べればかなりマシ。安易にやられることは減ってきています。

 さらに夜はスクールへ。昨晩のクラスはレベルが高く大学の体育会でバリバリやっていた人もいるのですが、プロとテニスした後となるとプレッシャーが全然違うので楽勝です。イメトレに加えてプロとの練習の成果が出て良い感じで練習できました。

 仕上げは深夜にGAORAで放送されているロンドンでの「ATPワールドツアーファイナル」を観戦。イメトレもこのレベルになると差が有りすぎて参考になっているんだかなっていないんだか良くわかりませんが、ずっと起きている間は全てテニス漬けという生活を堪能しました。

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年齢とともに見るところが下がっていく話

2011-11-23 01:07:59 | 男と女
 よく男性の女性に対する興味は、年齢とともに上から下におりていくということを言います。つまり若い頃は顔、胸にばかり目がいくけど、徐々に尻や足を見るようになるという話。僕はまだ大学生の頃にこの俗説を初めて聞いたのですが、当時は全然ピンときませんでした。当たり前です。まだ女性の顔しか見ていない年頃でしたから。

 10代では顔が好みならスタイルなんて太っていようが痩せていようが関係なかった記憶があります。好きな女の子の体型は、いま思うとスリムな子の方が多かったのですが、自分ではぽっちゃり好きだと思っていたくらいですから。単に大学生の時に好きだった女の子がコロコロとした体型だったからです。

 20代に入ると胸に興味がかなりもっていかれていました。単に大きいというのではなく、スレンダーなのに大きいというのが好きでしたから、やっぱりスリムな女の子が基本的には好きだったんだと思います。ただ当時はやはり自分では「巨乳好き」なんだと思い込んでいました。なぜいつまでもぽっちゃり好きだと思い込んでいたのかよくわかりませんが、多分まだ顔と胸しか興味がなかったので、プロポーションについてはあまり考慮していなかったのでしょう。まだまだガキでした。

 さて、30代に入るといよいよ興味は腰に下がってきました。いわゆる「くびれ」が好きだと急に自覚したのです。ようやく大きい胸が好きなのではなく、細い腰が好き(結果として胸が強調される)ということを理解した瞬間でした。グラビアを見ていても、当時流行っていたイエローキャブ系の巨乳は「ただのデブ」だと感じるようになりました。

 その流れで40代になると大事なのは尻だ思うようになりました。くびれを作るのは胸よりも尻なんだと思い至り、その結果女性の魅力は尻にあり、と結論づけました。キュッと上がった綺麗なヒップを見ると、思わずその造形の美しさに「ほー」と感動します。小さくてはダメだし、大きすぎてもダメ。芸術家が女体をモデルにする気持ちがようやく理解できるようになりました。また30代までは「尻を追いかける」という言葉に「女の尻なんて見てないよ」と思っていたのに、40代に入って「ああ、そういうことか」と納得したのです。まことに人間、年を取るといろいろなことがわかるようになるものです。

 さて、僕もついに今年50代に突入しました。ふと気付くと、あまり女性の顔に拘っていない自分がいます。その代わりスラリと伸びた綺麗な足は「ステキやん」と思います。ちょっと前まで女性のファッションはパンツルックが主流だったのに、最近はスカートを履いている若い女性が本当に多くて、それだけ足を見る機会が増えたということもあるかも知れません。膝から下が長いイマドキの若い女性のスタイルの良さは感動ものです。もっと正確には足と言うよりも全身のプロポーションを見ている気がします。

 俗説通りに顔から足へと興味が移ってきたわけですが、このままジジイになったら一体どこを見るのでしょう?グルッと一周してまた顔ばかり見ているのかも知れません。え?外見ばかりで性格は見ないのかって?もちろん性格は大事です。ただ年を取ってくると外見に性格が表れてくるのがわかるようになります。見た目に騙されない、もしくは騙された振りをするのが大人の男ってもんです。

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ロンドンに行けないから豊田へ

2011-11-22 01:59:57 | テニス
 いまロンドンでは男子テニスの最終戦「ATPワールドツアーファイナル」が開かれています。この大会は年間ランキングの上位8人の選手だけが集まって競う大会。まず4人ずつ2つのグループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦)。そして各グループ上位2人が決勝トーナメントに進出します。

 いま男子テニス界は4強(ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレー)が実績では群を抜いていますから、順当にいけばこの4人がラウンドロビンを勝ち抜くと考えられるところですが、フェデラー以外の4人は体調がいま思わしくありません。シーズン最終戦だけに1年を戦い抜いてきた選手は多かれ少なかれ故障を抱えています。かつてはこのツアーファイナルに上位選手が軒並み棄権ということもありました。今の4強は真面目だけに少々故障があってもちゃんと出場してきますが、やはりその状態では5位以下の選手につけこまれることになります。

 初日に登場したナダルとフェデラーはともにフルセットの大熱戦になりながら何とか勝ちました。しかし2日目のマレーはフェレールにストレート負け。かなり足の具合が良くないようです。これを書いている時点ではまだジョコビッチは登場していませんが、最近は錦織に負けるなど決して万全とは言い難いので、これも危ういのではないかと思います。そうなると優勝争いの筆頭は体調が良さそうでしかも速いコートを得意とするフェデラーでしょう。上海、パリと連続優勝してロンドンに乗り込んでいるだけに、ここは一気に3週連続といきたいところです。

 さて、ロンドンで世界のトップが競い合っている同じ時期に、豊田では日本のトップクラスの選手が集まって戦っています。「ダンロップ・ワールドチャレンジ」です。大会が少なくなってきているオフシーズン直前の時期だけに、この大会はポイントを少しでも稼ぎたい選手にとっては貴重。男子の錦織圭、女子の森田あゆみというワールドツアーを主戦場とするトップ2人を除いて、ほぼ日本の主要な選手が参戦しています。

 男子のナンバー1シードは添田豪、女子のナンバー1シードはクルム伊達公子。ともにランキングが100位前後なので、来年の全豪オープン本選にストレートインするためにはここで優勝しておきたいところ。また200位台の選手たちも全豪の予選に入れるかどうか、この大会での活躍が鍵を握ります。名古屋近辺でこのクラスの選手たちが本気で戦う試合を見られる数少ない機会だけに毎年観戦しています。ちょっと遠いのと、会場の豊田スカイホールが底冷えするのが難点ですが、ロンドンまでは簡単には行けないので豊田で我慢します。

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落合野球の閉幕

2011-11-21 00:53:16 | 野球
 日本シリーズ第7戦はソフトバンクが中日に3-0で完勝。落合監督はとうとう「リーグ優勝しての日本一」という悲願を達成できないまま退くことになってしまいました。残念です。もしかしてこれで中日の「黄金時代」が終わってしまうのかと思うと、ファンとしては二重に残念でなりません。

 このシリーズは結果だけ見れば最終戦まで競り合った試合が続いた接戦でしたが、内容的には中日が一方的に押されていました。ずっとサッカー並みのロースコアでしたが、試合展開もほとんどソフトバンクが中日陣内で攻め続けていたのを、中日が堅い守りで跳ね返してたまにカウンターで攻撃を仕掛けていたという印象。しかし最後はそのカウンター攻撃すらさせてもらえないほど守勢一辺倒でした。なにせこのシリーズで一度も中日は3点以上取れなかったのですから。2点目が取られたらもう「負けた」と思ってしまうくらい打てないって、いくらなんでも酷すぎます。

 ここまで打てないと見ていても辛いです。勝っても1-0とか2-1とかの辛気くさい勝ち方ですし、負ける時は往々にして大敗で本当にへこみます。勝つから何とかファンは耐えて見ていますが、これでは観客動員が伸びないのも無理ありません。来季から落合監督から高木監督へとバトンタッチされるわけですが、改めて「恐竜打線」復活への改革を進めて欲しいです。

 なにも巨人やソフトバンクのように大砲を並べろとは言いません。広いナゴヤドームで巨砲主義はあまり意味がありません。ホームランバッターは2~3人もいれば十分ですから、もっと打率を上げて連打で点が取れるように、さらには機動力を使えるようにならないと、このままでは投手陣がもたないと思います。

 岩瀬はもう年齢による衰えは隠せないし、チェンとネルソン、ソトの外国人はいついなくなるかわかりません。浅尾の投げ過ぎによる疲労も心配です。しばらく安心なのは吉見だけ。さらに不安なのは谷繁です。彼のリードで中日の投手力が維持されてきたわけですが、年齢的にそろそろ限界が近いのは今回のシリーズで全く打てなかったことからもわかります。「投手王国」を支えてきた森コーチも落合監督と一緒に退団するし、本当に来季からも守り勝てる保証はどこにもないのです。

 投・打・守・走の「投」と「守」だけに特化したようなバランスが悪いいまの戦力を再分析して、リソースの再分配を早急に図るべきでしょう。それにしても落合ほどの大打者が指導者を8年間も務めていながら、打線はどんどん沈滞化していったというのは不思議です。大打者だけに普通の打者に期待しなくなってしまったのでしょうか。守り勝つ中日における落合野球はいったんここで閉幕しますが、またきっとどこかで監督として再登場することでしょう。その時にはどんな野球を見せてくれるか楽しみです。

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