幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

選手だけでは成り立たない

2021-05-31 23:43:54 | テニス
 大坂なおみの全仏テニス会見拒否問題がどんどんと大きくなってきています。先日ここで取り上げた時点より物事は進展してしまい、実際に大坂は1回戦の試合後の会見を行いませんでした。そして4大大会の主催者が連名で、このままなら大坂をグランドスラムから締め出す可能性まで示唆しています。グランドスラムから追放となると大坂の選手生命自体が絶たれてしまうこともあり得ます。そんな大坂を積極的に擁護するテニス界の人間は今のところ見当たりません。

 テニス界全体、もしかしたらプロスポーツ界全体を敵に回してまで大坂がメディアの会見を拒否したいという理由が正直わかりかねます。もちろんメンタルを保つために、という理由はわかりますが、その代償が大き過ぎるのに突っぱねている理由がわからないのです。プロスポーツはビッグビジネスであり、アスリートだけではなくファン、スポンサー、メディア、スタッフなどがなくては成立しない構造になっています。アスリートがプレーを見せるためには多くの人々がそのビジネスに関わってようやく成り立たせているのです。その彼らの生活も経済的に支える必要があります。アスリートはあくまでも大きなビジネスの一翼を担っているに過ぎません。

 大坂は記者会見がストレスだと言いますが、他の選手もみな応じていることで、大坂だけが特別に記者たちからバッシングを受けているわけでもありません。それに選手ではない他のスタッフだってノンストレスで働いているわけではありません。それなのに選手だけが段違いに大きな名誉と莫大な報酬を得ています。その名誉と報酬に釣り合わないくらい過大なストレスだと本当に言えるのか、大坂はちゃんと考えて発言しているのでしょうか?自分の都合の良いことだけしか聞いて欲しくないというのでは、どこかの国の首相の記者会見と同じです。

 もし大坂がアマチュアでオリンピックのように得られるのが金メダルだけ(実際には違うでしょうが建前上は)ならば、まだメディアに傷つけられたくないという主張も理解できなくはないですが、プロである以上はその報酬に見合っただけの「業務」を果たすべきでしょう。どうしてもその報酬に見合わないストレスフルな業務だから会見を拒否したいというのならば、大会側に微々たる罰金を払うのではなく賞金を全額返上すると提案してみたらどうでしょう?多分それでも大会側は納得しないだろうとは思いますが、そこまで言えばもう少し世間も大坂の主張に耳を傾けてくれるかも知れません。
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全仏オープン開幕

2021-05-30 23:24:29 | テニス
 全仏オープンテニスが始まりました。今年は何といっても男子シングルスのドローが話題になりました。BIG3と言われるジョコビッチ、ナダル、フェデラーの3人が同じトップハーフに入ってしまったのです。これはナダルが第3シードという全仏としては異例に低いシードになってしまったせいもあるのですが、独自のシードを決めるウィンブルドンと違って、全仏はランキング通りにシード順を決めるから仕方ありません。

 この結果、ジョコビッチとナダルの本命対決が準決勝となり、決勝はこのどちらかとボトムハーフから勝ち上がってくるであろう次世代エースたちとの対決になりそうです。トップハーフに入ってしまったフェデラーにとっては厳しいドローですが、ボトムハーフに入った選手たちはチャンス到来です。第2シードのメドベージェフはクレーとの相性が悪く、第4シードのティエムはコンディションに難があるようなので、第5シードのチチパスと第6シードのズべレフがボトムハーフでは勝ち上がるチャンスが広がっています。

 ジョコビッチ、ナダルのレジェンド対決と、チチパス、ズべレフの次世代対決をそれぞれ制した者の決勝というのも構図としては悪くありません。しかもジョコビッチとナダルが限界まで削り合った対決をすると、決勝に元気な若者が勝ち上がってくればいよいよどうなるかわかりません。もっともクレーコートは時に番狂わせを演出します。体力を限界まで使うコートだけに体調面で不安があると足元を掬われます。今回のドローはなかなか先が読めないドローで面白くなりそうです。

 ちなみに女子は大坂なおみは第2シードで比較的戦いやすいドローになったのでこれまで最高成績だった3回戦を超えていけるのではないかと思います。準決勝でサバレンカとセレナの勝者と対戦することになるので、ここまで勝ち上がれれば今回は御の字ではないでしょうか。本命はやはり第1シードのバーティでしょう。どのコートでも安定した成績を残せるところがバーティの非凡なところです。
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アキレス腱がアキレス腱

2021-05-29 23:32:31 | テニス
 最近またアキレス腱が痛いです。以前から繰り返し定期的に痛くなるのですが、ここ3回テニスをするたびに痛さが増してきていました。最初はまずアキレス腱を触ると痛い、次は伸ばすと痛い、そして歩くと痛いと段階的に痛さが増してきて、今日のテニスはさすがに無理はできないから見ているだけにするつもりでした。

 とは言え、半ば予想はしていましたが、やはりテニスコートに行けばどうしてもテニスしたくなり、最初はあまり動かずに自分の打てるところきたボールだけ打っていたのですが、徐々に調子に乗ってきてしまい、結局最後の方は普通にゲームをしてしまいました。さすがにアキレス腱を本当に切ったらシャレにならないので早めに切り上げましたが、肉離れをしている時でも腰痛の時でもコートに行けばボールを打ってしまうのはもはや病気みたいなものです。

 それにしても長年テニスをしてくると、体中故障だらけです。痛めては治して、それでもまた何かの拍子にまた痛めてを繰り返して古傷だらけになってしまいました。上から肩、肘、手首、腰、股関節、膝、ふくらはぎ、アキレス腱、足首。サポーターだけでも腰と肘と膝にして毎回テニスをする惨状です。古参の力士かよって思います。

 若い頃はサポーターだらけのオジサンプレーヤーを見て「そんなになってもテニスしたいんかな?」とか思っていましたが、それはまさに若気の至りで、そんなになってもテニスをしているオジサンたちは本当は同じテニス好きとして尊敬に値します。別に頑張ってテニスをしたってお金が稼げるわけでもないし、誰も誉めてくれないし、何なら家族からもテニスばっかりやってバカじゃないの、とか思われているのに。

 とは言え、怪我を酷くするとそのテニスもできなくなるので、いかに痛みとうまく付き合いながら長くテニスをするかがベテランプレーヤーにとってはテーマになってきます。とりあえずアキレス腱に湿布を貼って、また鍼灸院に通うことにします。
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大坂なおみの記者会見拒否

2021-05-28 23:33:32 | テニス
 大坂なおみがツイッターで「これまで記者会見に参加したり見たりし、アスリートの心の健康状態が無視されていると感じていた。自分を疑うような人の前には出たくない」とつぶやき、30日開幕の全仏オープンで記者会見に応じない意向を表明しました。この発言は世界的に大きな反響を呼んでいて、賛否あると言うものの多くは否定的な意見が占めています。

 まずフランステニス協会の会長は「とんでもない間違い」だと強く否定しています。大会規定で会見拒否すれば罰金が科せられますが、それ以上のペナルティもあり得る事態になりそうです。世界1位のジョコビッチも記者会見は「スポーツの一部であり、ツアー人生の一部」だと語り否定的です。同様にナダルも錦織も大坂の心情に一定の理解を示しつつも会見は必要なことだと語っています。

 ナダルや錦織らも触れているように、観客、スポンサー、メディアがあってプロスポーツは成り立っているのですから、単に自分が不快だというだけで会見拒否をするのはいかにも子どもじみています。大坂は精神的に未熟なところがこれまでも多々見受けられましたし、それが成績面でも足を引っ張っていると思いますが、今回はオンコートのことではないだけに余計に彼女へのダメージ大きくなりそうで残念です。

 そもそもハードコートでは無類の強さを発揮するものの、クレーコートは苦手意識が強く前哨戦でもラケットを叩き壊すようなナイーブさを見せていただけに、全仏への出場自体もあまり前向きではないのかも知れません。しかしもうグランドスラムを4回も制しキャリアも積んだ23歳です。ジュニアではないのですから、もう少し大人としての振舞いを身につけてほしいと思います。そもそも海外メディアは日本のマスコミと違って忖度をしてくれませんから、こんなことを言えば余計に厳しく突っ込まれることは間違いないですし。

   
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峯岸みなみの卒コン

2021-05-27 23:48:02 | AKB&乃木坂
 コロナのせいで1年も延び延びになっていたAKB48峯岸みなみの卒業コンサートが先日開催されました。僕は動画でその一部を見ただけで、後はネットでのファンの評判などを読んだだけですが、それでもわかるくらいかなり上出来というか、「神」コンサートに近かったようです。確かにセットリストを見ただけでもよく練られているし、卒業したメンバーが大挙して登場していますから、ファンにとってもメンバーにとっても楽しいコンサートだったのだろうと推察できます。

 主な卒業メンバーで参加していないのは他のスケジュールと重なってビデオ出演となった前田敦子と芸能界を引退した渡辺麻友くらいで、大島優子、篠田麻里子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、指原莉乃、北原里英、宮澤佐江、秋元才加、河西智美ら全盛期主力メンバーのみならず、まだAKB48がブレイクする前にグループを去っていった大島麻衣、川崎希ら1期生の年長メンバーも揃って登場しています。

 しかも単に顔を見せたというだけではなく、峯岸とユニットを組んでいた高橋、小嶋はもちろんのこと、篠田も大島も「上からマリコ」「ヘビーローテーション」を衣装を着てセンターで全力で歌い踊ったのです。篠田麻里子が自らのInstagramで「多分最後」だと綴っていたように、もう二度と見られないかも知れません。返す返すも前田、渡辺の不参加は残念ではありますが、これだけのことが実現したのは、やはり最後の1期生として長きにわたりグループに残って支えた峯岸に対する彼女たちの感謝とエールなのだろうと思います。

 逆にもうこういことが実現する卒業コンサートもないだろうと思います。残る全盛期メンバーは柏木由紀だけですが、3期生の柏木にこれだけの卒業メンバーを集めて歌い踊らせることができるかは疑問です。まだグループに力が少しでも残っているうちに「解散コンサート」でも行えば、改めて豪華な卒業メンバーがまた出てくれるかも知れませんが、実質的には今回の峯岸の卒コンが「みんなが知っている」AKB48のラストコンサートになってしまったかもと思います。
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今年はセが強いのか?

2021-05-26 23:35:50 | 野球
 プロ野球セパ交流戦が始まりました。昨年はコロナの影響で行われなかったので2年ぶりになります。交流戦と言えば圧倒的にパ・リーグが強いことで知られているというか、すっかりパの優位が定着してしまった感がありますが、今年はまだ2試合ながらセが健闘しています。昨日がセ3勝パ2勝、今日がセ4勝パ1勝。2日間トータルで7勝3敗とセの大量リードです。

 特に巨人は楽天、中日はソフトバンクとパの上位球団相手に連勝しました。もともとセで唯一交流戦に強い巨人はともかく、打棒が全く振るわずリーグ5位に沈んでいた中日がパ首位のソフトバンク相手に連勝するとは予想外です。阪神、ヤクルト、DeNAも1勝1敗ですから負け越しチームなしということで、一体どうしちゃったんだろうという感じです。

 もちろんまだ始まって2試合では今年はセが強いと断言することはできませんが、考えらえる原因のひとつとしてはパの有力な選手がメジャーに行ってしまっているので徐々に戦力ダウンをしてきているのではないかということです。もっともここ2年間では菊池と筒香くらいでセパ痛み分けですから、この説は今年に限ってセが強い理由にはなりません。

 ソフトバンクに限って言えばデスパイネ、グラシアル、モイネロという主力の外国人選手がオリンピック予選のためにキューバに帰国してしまったからという理由も考えられますが、あれだけ選手層が厚いソフトバンクですからそれが弱小中日に連敗する理由としては弱いです。しかも中日もマルティネスとロドリゲスがキューバに帰ってしまっています。巨人と中日はホームでDH制なしで戦っているので有利というくらいしか結局理由が見つかりません。

 これから先ですが、12球団随一の防御率を誇る中日投手陣がこのままパの各チームにも通用するようなら、中日は安定した戦いができるかも知れません。どうせパの広いスタジアムでは中日の非力な打者ではホームランなんか打てっこないのですから、スモールベースボールに徹底してコツコツと勝利を積み重ねていってほしいものです。
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趣味のサステナビリティ

2021-05-25 23:12:06 | テニス
 ときどき知人から「趣味が多くて良いですね」とか「人生を楽しんでますね」などと言われますが、自分としてはそんな大したものではないと思っています。世の中には僕なんかと比較もできないくらい趣味にのめりこんでいる人はいくらでもいますし、そういう人たちのエネルギーとか情熱とかは本当にちょっと頭がおかしいのではないかと思うほどスゴいです。「趣味」という穏やかな表現では表しきれない、人生を賭けた没頭ぶりです。

 で、そういうとんでもない巨人たちに比べたら、僕なんかはごく常識的な範囲内で仕事も家庭も維持しながら長年ささやかに楽しんでいるわけですが、それでも時々モチベーションが途切れそうになる時はあります。趣味というのは本来やらなくても良いことを、やむにやまれぬ情熱で時間とお金と体力を削って無理してやっているものですから、モチベーションが無ければやってられません。そしてそのモチベーションを失いかける時には理由があります。

 ひとつは体調です。特にテニスのようなスポーツがそうですが、膝が痛いとか腰が痛いとか、もしくは倦怠感が強いとか息が苦しいとか、外科的内科的な疾患があると途端にやる気が失われてしまいます。体が求める爽快感が得られないので、やっていても楽しくないからです。仲間とのコミュニケーションが楽しみの場合もありますが、自分だけ体調が悪かったらやはりつまらないですからね。

 また体調以外では、その仲間とのコミュニケーションがうまくいかなくなった時もモチベーションが低下します。完全にひとりで楽しむ趣味なら良いですが、仲間、もしくはコーチや先生など誰かと関わりながら行う趣味の場合は、喧嘩したとか気まずくなったとか意見が合わないとか行き違いがあったとか、そういうことが起きると一気にイヤになります。うまく別のコミュニティを見つけられたら良いですが、大人になるとなかなか新しく仲良くなるのはしんどいですし。

 そういうわけで、僕も長年健康には留意することと、趣味を通じて知り合った人たちとは仲間であれコーチ先生であれ、良好な関係を長く続けられるように気を遣っています。理想は仲良くなり過ぎず、お互いに適度な距離で付き合うことです。近くなり過ぎると、それはそれでまた揉めることも多いので。まあそうやって努力していても体調は崩すし怪我はするし、人とは気まずくなったりするんで、最後は運と言うか巡り合わせかなと思います。
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テニス雑誌が消えていく

2021-05-24 21:54:54 | テニス
 月刊テニスマガジンが来月から年4回刊になるそうです。季刊というには発行月が変則で、5月、6月、9月、2月の年4回。テニスファンならピンと来る人も多いでしょうが、グランドスラムに合わせた発行スケジュールです。夏に頑張って冬はお休みするTUBEのような商売、というわけではなく、これまでの技術特集的な内容は全てオンラインマガジンの方に移行していくようです。

 かつては月2回、隔週刊で発行していた時期もあったことを考えるとグランドスラム特集の時しか発行しないというのは寂しい限りですが、まだ一足飛びに廃刊にならなかっただけマシだとも考えられます。なにせ日本にはかつてテニス雑誌が5誌もありました。世界的にも珍しいと言われていましたが、今はテニスマガジン、スマッシュ、テニスクラシックの3誌しか生き残っていません。一時期はこれにテニスジャーナルとT.Tennisがあって、僕は奇特なことに毎月全部買っていた時期がありました。

 テニス雑誌というのはどれでも似たような誌面構成をしていて、サービスやストロークやボレーなどのアマチュアプレーヤーのための技術特集と、グランドスラムを中心にしたトッププレーヤーの動向を伝える記事ページがメインです。ただ技術を紹介するなら紙よりも動画の方がはるかに優れているので、今やYouTube動画を参考にしている愛好家が大半でしょう。テニスマガジンがグランドスラムに絞った年4回刊にするのも必然的な流れです。

 サッカーや野球、バレー、バスケット、陸上など他の競技の専門誌も経営が苦しい状況には変わりはないだろうと思いますが、「見る」よりも「やる」スポーツという特徴が顕著なテニスは特に紙媒体では厳しいということでしょう。僕は長年にわたって愛読してきただけではなく、何回も誌面に名前や写真を載せてもらってきましたし、編集部の人とも顔見知りになったりしたので本当にテニス雑誌が消えていくのは残念ですが、コンテンツとしてのテニスのニーズはまだまだ高いと思うので、紙媒体でなくても頑張って欲しいと願っています。
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ラグビー日本選手権決勝

2021-05-23 23:40:14 | スポーツ
 注目のラグビー日本選手権決勝が秩父宮ラグビー場で行われて、パナソニックがサントリーに競り勝って6回目の優勝を果たしました。この試合はトップリーグの王者決定戦を兼ねていて、ともに今シーズン無敗、守りのパナソニックと攻めのサントリーという優勝候補同士の激突。ずっとライブで中継を見ていましたが期待通りの面白い試合で、やっぱりラグビーは実力が拮抗したチーム同士のゲームになるとワクワクします。

 前半、パナソニックが最高の立ち上がりを見せて開始早々5分にライリーの独走トライでいきなりリード。そのまま一気に引き離していきました。スタンドオフ松田のキックも冴えわたり、逆にサントリーはちょっとしたペナルティやミスがことごとく失点に繋がっていってしまいました。特にこの試合限りで引退する福岡堅樹に前半30分に素晴らしいトライを決められた時には「もう決まったかも」というくらい勢いに差がありました。前半終了近くにサントリーもキャプテン中村亮土が自らのキックを自ら取ってゴールに飛び込む見事なトライを決まましたが、前半は23対7でパナソニックがリードします。

 しかし後半に入るとサントリーが巻き返していきます。後半2分に早速トライを返すなど3トライを上げて後半38分にはついに5点差にまで迫りました。ワントライワンゴールで逆転という白熱した展開になりましたが、パナソニックディフェンスが踏ん張って最終的には31対26で勝利。日本選手権6回目の優勝とともに、トップリーグでも東芝、サントリーと並ぶ5回目の最多優勝記録タイにしました。トップリーグは今回をもって改編を行うことが決まっているので、最後のトップリーグ王者ということになります。

 パナソニックは福岡の引退の花道を飾れて良かったですが、サントリーは今季限りで日本を離れることになっているニュージーランド代表のボーデン・バレットを優勝して送り出すことができず残念。バレットにはまたいつか日本に戻ってきてプレーを見せて欲しいものです。今日の試合では彼らしいプレーはちょっと少なかったですが、世界最高の選手だけに見ていてもひとりオーラが違います。

 最初に書いたようにラグビーは実力拮抗したチーム同士の戦いは本当に面白いのですが、実力差があると大差がついて全然見ていて面白くないのが難点です。15対15の大人数の団体競技の上、コツコツと点数を細かく積み重ねていくルールだけに番狂わせが起きにくい競技だから仕方ないのですが、なんとか面白く見てもらおうとトップリーグの改革を試行錯誤しています。W杯の盛り上がりをいかにトップリーグに繋げて見てもらえるかが相変わらずの課題です。各国代表も多くレベルが高くて面白いんですけどね。

 

 
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古畑任三郎のBlu-rayボックス

2021-05-22 23:24:09 | テレビ・芸能
 先日田村正和が亡くなって、フジテレビは急遽古畑任三郎のスペシャルでイチローと松嶋菜々子の回を再放送しました。ところが関東ローカルの枠だったので、地方によっては放送されませんでした。東海地方でも東海テレビはイチローの回は放送せず、松嶋の回は1日遅れで再放送をしました。うちの娘が古畑をちゃんと見たことがないので(20代にとっては年齢的に無理ありません)見たかったのにと怒っていましたが、地上波テレビの限界ですからどうにもなりません。

 娘が古畑任三郎のDVDが欲しいというので、Amazonで調べてみました。ドラマ放送20周年を記念して発売された「古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX」。なんと21枚組で58,520円。第1話の中森明菜の回から古畑任三郎 FINAL 、さらに「古畑中学生」まで収められています。完璧なコレクションですが価格が価格なので、かなりのファンじゃなければ手が出せません。しかも在庫切れとなっています。

 じゃあ中古品でも良いんじゃないかと思ってみたら、Amazonでは68,800円が最安値であとは99,000円と、とんでもない高値をつけています。もちろん今だけの特需ですが、さすがにぼったくり価格です。10万円払ってでも欲しい人はいるんでしょうか。調べたら楽天やヨドバシドットコムでは新品でももう少し安く手に入るようですし、メルカリだってそれなりの値付けです。いずれにしてもいま人気が急騰していることは間違いないでしょう。

 僕自身は放送開始当初から見ていて全話視聴済みなので、安く買えるなら買っても良いですが、あくまでもコレクションであって買っても改めては見ないかもなぁと思っています。第2シリーズは傑作揃いでしたが、第1シリーズの特に初期はまだキャラクターに安定感がなく刑事コロンボの劣化版的な感じでしたし、第3シリーズはちょっと変化球を投げ過ぎたかなという印象でした。一番好きなのはクイズ好きなので唐沢寿明の「VSクイズ王」の回です。

 ところで古畑のDVDを探していたら、Amazonで刑事コロンボのコンプリートブルーレイボックスが安く売られているのを見つけました。こちらの方がずっとお買い得ですし、古畑と違って見逃している回も多いので思わずポチりそうになりましたが、衝動買いはやめようと今回はいったん見送りました。冷静になって改めて考えてみます。
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