幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

鈴木貴男式スライスサーブ

2022-04-30 23:18:41 | テニス
 テニスのYouTube動画で「スターテニスアカデミー」(略称スタテニ)というチャンネルがあることは随分前にここで紹介しました。登録者数は12万人を超えていてテニスチャンネルでは日本最大だろうと思われます。始まったのは比較的後発でしたが、日本テニス界のレジェンドである鈴木貴男と小野田倫久がレギュラーとして登場していることで、多くのチャンネルとは質の高さ、またゲストの豪華さ(過去に松岡修造や杉山愛、西岡良仁、ダニエル太郎らが出演)でも段違いのレベルを誇っています。

 そのスタテニでも最も「神回」とされているのが鈴木貴男のスライスサーブ解説動画です。アマチュアだけではなくトッププロだった小野田倫久さえ「凄い」「現役時代に教えて欲しかった」と唸るほどの内容で、鈴木が彼のもっとも得意とするスライスサーブの極意を懇切丁寧に解説しています。これが無料で見られるコンテンツだということ自体が驚くほどです。詳しい技術的な解説はそちらの動画を見ていただければ良いのですが、1年ほど前に公開されてから130万回以上再生されています。

 僕もすでに5回くらいは見ていますが、わかりやすい解説で理屈は理解できても実際にこれをやるとなると簡単ではありません。なにせサーブを打つときにラケットのストリングスの何本目あたりに当てるかということを言っているのですが、それ自体も難しい上に、そこにさえ当てれば良いってことでは当然なく、トスの高さや面の角度やラケットの振り抜き方、身体の向きなどもきちんとできて初めて鈴木貴男式スライスサーブが打てるのです。再現性を高めるには練習を繰り返して感覚を掴んでいくしかありません。

 今日のテニスの時も最後に少し時間が余ったので、このスライスサーブを練習してみました。数十球打ったところで肩がヤバくなりそうだったので終わりにしましたが、自分の中で「いまちょっと良かったんじゃないかな」と思えるのは5球くらいでした。もちろん10本に1本でもゼロではないのですから、ここから確率を高めていけば良いのですが、部活の高校生ではないので、毎日サーブ練習ができるわけではありません。何となく感覚を掴みかけてもまた間が空いて掴みかけたものを手放ししてしまうのが大人の趣味のテニスの辛いところです。

 ただ動画の鈴木貴男のフォームを繰り返し見てイメージトレーニングをするのは効果がありそうな気がします。頭の中でそのフォームやリズムを再生しながら実際にサーブを打つと良い感じに打てたからです。お手本にしたい人のフォームを真似るのは本当に上達する上で大事だと思います。逆に変なフォームの人と練習をすると悪いイメージができてしまうので、なるべくフォームは見ないようにした方が良いと思います。
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豆柴4歳になりました

2022-04-29 23:22:25 | ペット
 うちの豆柴「こよみ」が今日で4歳になりました。初めて会った時には生後2か月、体重わずか500g弱の小さな赤ちゃんでしたが、病気ひとつせずすくすくと元気に育ちました。4歳ともなればすっかり大人の年齢ですが、まだ落ち着いた感じはなく好奇心いっぱいに遊んでいます。柴犬らしく散歩が大好きで拘束されるのが大嫌い。爪切りもお風呂も断固拒否して手こずらせてくれます。

 とは言え、さすがに1歳2歳の頃に比べると少し知恵はついてきたようで、いたずらばかりして叱られるということも少なくなり、顔色を窺うのも上手になってきました。ただ変なことを怖がる癖があり、妻がキッチンに立って何かを始めると必ず警戒してリビングの隅に待避してじっと様子を窺います。クイズの時の早押しボタンの音が大嫌いで「早稲田式」は大丈夫なのに「早押しアンサー」は尻尾が下がってブルブル震えます。

 毎月29日に体重を計るのですが、今日なんと8.1kgとついに初めて8kgの大台を突破しました。普通豆柴というのは4~6kgくらいと言われますが、ちょっと大きくなりすぎです。とは言え、普通の柴犬は10kgを楽に超えますから8kgというのは大きな豆柴ということになりそうです。血統書がついていて親犬もその親犬も豆柴サイズだっただけに、そこまで大きくなるとは思いませんでした。

 しかも食いしん坊ならわかりますが、むしろ食べることにはそれほど興味がないにも関わらず大きくなるのですから不思議です。「エサで釣れない」から躾が難しい癖に体重だけは増えていきます。食が細いので肥満体ではないのに、なぜどんどん身体だけはガッシリとしていくのかわかりませんが、とりあえず元気なので良しとしています。
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グダグダしない連休

2022-04-28 23:24:22 | 日記
 今年のゴールデンウィークは祝日が土日に重ならず2日と6日を休むだけで10連休になるということで、コロナが収まっていないにも関わらず多くの人が移動をするようです。僕の周りでも旅行や帰省の予定を立てている人がたくさんいます。中国のように「ゼロコロナ」を目指すのは無理が多すぎるので、ワクチンを打って後は気をつけながら普通の生活をするというスタイルに落ち着いてきたようです。

 そんなコロナになってから3度目のゴールデンウィークですが、僕の場合は以前から変わらずテニスしか予定がありません。ただ以前は10日間のうち7日間くらいはテニスの予定を入れていましたが、今年は4日間にとどめています。コロナはあまり意識していませんが、還暦を過ぎて回復力が明らかに落ちてきているので、休みを適宜入れていかないとあちらこちらが痛くなるからです。

 身体の理想は中3日なのですが、気持ちの理想は中1日なので、その間を取ると10日間中4日テニスというスケジュールになりました。もし仕事をリタイヤしたら週に3回テニスをするくらいのペースが良いかなと考えていますが、その頃は今よりもっと身体が衰えているので今のままの週2回ペースに落ち着いてしまっているかも知れません。

 テニスの回数を抑えめにしたもうひとつの理由は発表会が近いので、その練習をしっかりしたいということもあります。連休最終日にサックスの発表会があります。さらに3週間後にピアノの発表会。ボーカルの発表会は2ヵ月以上先ですが、いずれにしてもこの連休はテニス以上に音楽に力を注ぐことになります。どうせどこにも行かないのは例年と同じですが、ゴロゴログダグダしている余裕は今年はなさそうです。
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新しいラケットとシューズの効能

2022-04-27 23:31:04 | テニス
 ここのところ次々とテニスに新しい道具を投入しています。シューズとソックスを変えたしラケットも変えました。足回りの交換は車でも人間でも動きに効果があります。シューズとソックスが足をしっかりホールドしてくれているので、アキレス腱の痛みが軽くなって、これまでより思い切って動けるようになりましたし、土台がしっかりしているのでラケットも強く振れるようになりました。テニスは「足ニス」と言われるくらいですから、プレーに良い影響が出ています。

 そしてラケット。今回購入したヨネックスのEZONE100は、いわゆる「黄金スペック」と言われる現代の標準的なモデルですが、その中でもある程度の筋力があってしっかりラケットを振ることができるプレーヤー向けと言われています。実際これまで使っていた「黄金スペック」の元祖であるバボラのピュアドライブに比べても違いは明らかで、当てただけでは飛ばないのに、しっかり振るとボールを掴む感覚があって、回転がかかってコートの中に収まります。だから安心して振り切ることができるラケットです。

 その振り切る感覚にも慣れてきて、バボラよりも2割増しくらいで振っているのですが、ヘッドスピードが上がっているので回転がかかりながらもボールの速度も増しているようです。今日山本麻友美プロから「ここのところボールのスピードがぐっと上がりましたけどラケット変えたからですか?」と聞かれました。多分8割はラケット効果で2割は足回り改善の効果だと思います。ヨネックスのEZONE100にしたのは山本プロのお薦めですから(山本プロも同じラケットを使っています)ボールの威力が増したなら感謝しかありません。

 ただストロークとサービスはパワーアップを実感していますが、ボレーがまだしっくりきていません。当てただけでは飛ばないラケットなので、ピュアドライブのように当てただけで気持ちよく飛んでいってくれないのです。ボレーの基本はラケットに当てて余裕があれば足で勢いをつけるのですが、多分僕はこの基本ができていないせいもあるのでしょう。つい勢いをつけようと手で振ってしまいます。このあたりはまた山本プロにレッスンしてもらおうと思案中です。道具を変えれば技術も変わるというのはどんな世界でも共通ですから。
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ファン視点がない審判詰め寄り騒動

2022-04-26 23:44:11 | 野球
 先日の佐々木朗希と白井一行球審のトラブルが思った以上に大騒動になりました。佐々木が投じた外角への一球がボールと判定され、思わずマウンドを数歩ほど降りながら苦笑いをした佐々木に対して、白井球審がマウンドに詰め寄りながら注意をしにいきました。18歳のルーキー捕手松川がこれを制止し他の審判がなだめて収めましたが、若いバッテリーに対して恫喝のような行動を取った白井球審にファンから抗議が殺到しました。

 NPBは白井球審に対して制裁をしないことを表明。現役OBを問わず選手たちからいろいろな意見が上がっていますが、擁護派代表はダルビッシュで批判派代表は落合でしょうか。ダルビッシュは「審判も感情を態度に出しても良い」という意見で、いつも選手から不満をぶつけられている審判の大変さに言及しています。逆に落合は「審判がああいう態度をとるものじゃない」という意見で、そもそも白井球審はストライクをボールに誤審している回数が多いと指摘しました。

 大方は佐々木の態度は決して良い行動ではないが、恫喝まがいに詰め寄る審判も注意の仕方が間違っているという「喧嘩両成敗」的な意見が多いようです。ただ僕はプロ野球が興行でありファンのために野球を見せているのだとしたら、あの白井球審の態度は最低だと考えます。あれを見れば誰だって「なんだあの審判の態度は?」と感じます。佐々木がグラブを叩きつけて怒ったのならともかく苦笑いをしただけで、あんな怖い顔で詰め寄っていくのを見せられるのは不快でしかありません。

 しかも佐々木はまだ20歳の若者です。それを40代の審判が居丈高に注意しようとするなど一般的には「パワハラ」としかとらえられません。そもそもミスをしたのは佐々木ではなく誤審をした白井球審の方なのです。自分のミスなのにそれを棚に上げて若者の態度に難癖をつけようとするなど、今どきあり得ない昭和のパワハラ上司のやり口です。なおかつこの上司は直属の上長ではなく他部署の人です。

 マツコ・デラックスがこの件について「球審は若いバッテリー相手にマウント取りにいったんじゃないか」と発言していますが、いまもっとも注目を集めている若者に対して上から注意する俺、に酔っているとしかファンの目には映らなかったことが問題なのです。ファンから見て極めて不快に思えるような行為だった、という視点からの言論が現役もOBも欠けているように思えます。「野球ムラ」の中の理屈もわからないではないですが、せっかく佐々木というニュースターの魅力でひきつけた新しいファンが「野球ってやっぱり昭和っぽい」と思われて離れていってしまったらもったいないです。
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1971年を生きていた自分

2022-04-25 23:40:51 | テレビ・芸能
 朝ドラ「ちむどんどん」も子役たちが活躍した1964年を終わって一気に1971年、沖縄返還の前年に時代が移りました。主役の黒島結菜をはじめ竜星涼、川口春奈、上白石萌歌の4兄妹が揃って、オールスター感が出ています。こうして並ぶと改めて子役たちが良く似ていてナイスキャスティングだったなと感心します。

 極貧だった家庭環境も長女の川口春奈が教員になったり、母親の仲間由紀恵が共同売店で働き始めていて、少し余裕ができてきたようで安心しました。相変わらず長男の竜星涼はいい奴ですがダメ兄貴で、これは前作の「カムカムエヴリバディ」の濱田岳から続く「ダメ兄貴」枠なのでしょうか。

 「カムカムエヴリバディ」はクドカンのドラマかと思うくらいに小ネタが満載のドラマでしたが、「ちむどんどん」でも仲間由紀恵が働く売店に「まんぷくラーメン」と「まんぷくヌードル」が置いてあるという朝ドラならではの小ネタが仕込まれていました。1971年には「まんぷく」の中でも長谷川博己がすでにまんぷくヌードルを発売しているのですが、早くも沖縄北部の村にまで商品が届いているとは、さすが大ヒット商品です。

 今後、主人公の黒島結菜は料理人を目指して東京に行くことになるらしいですが、1970年代となると僕も10代ですから時代風俗も良く知っています。昔は朝ドラで取り上げられるのは大正から昭和前期、戦後の復興の頃で、親世代が生きてきた時代でしたが、最近の朝ドラは主人公が自分に近い世代になってきたので、見ているとまるで自分の子ども時代や青春時代を振り返ってみているような気がします。それだけ自分が年を取ったわけですし、朝ドラのターゲット世代なんだなと実感します。
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井上陽水は声が合う

2022-04-24 23:17:16 | 音楽
 ボーカルのレッスンを受け始めてまだ2ヵ月ほどですが、7月にある発表会に出ることを先生に勧められてその気になっています。なにせ歌は楽器と違ってとりあえず歌えちゃうところが素敵です。ピアノなんて初心者がいきなり発表会で弾ける曲なんてありません。

 しかも今回2曲歌えるということなので選曲に悩んでいます。夏らしい歌にすることだけは決めましたが、候補が多すぎて実際にレッスンで歌ってみて決めようということになりました。その中ですんなり決まったのが井上陽水の「少年時代」です。カラオケでもあまり歌ったことはないのですが、夏唄の定番ですしピアノ伴奏だけでも様になります。

 そして歌ってみてわかったのですが、陽水は声が合います。音域も発声も良い感じで気持ちよく歌うことができます。実はこれは新発見で、よくカラオケに行っていた20代30代の頃は陽水はちょっと歌いにくいと感じていました。当時はチェッカーズとか沢田研二とか安全地帯が歌いやすかったのですが、年齢を重ねて自分の声帯も年を取ったということなのでしょうか。

 1曲は「少年時代」で決まりましたが2曲目はまだ選曲中です。英語詞の曲にしようかとも考えていますが、英語をカッコよく歌うには発音をかなり頑張らなくてはいけないのが難関です。歌詞を覚えるだけでも大変なのに発音までとなると、歌うだけならという気楽な気分ではできません。悩みどころです。
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テニスは天気との戦い

2022-04-23 23:42:59 | テニス
 テニスをするならやはり屋内コートが一番です。音が響いて気持ち良く打てるということもありますが、何といっても天気に左右されないという点が一番です。まず雨が降っても関係ない。せっかくテニスをしようと予定を空けて仲間が集まっているのに雨で中止になることほど残念なことはありません。屋内コートは台風とか大雪ではない限りは中止にならないというのが最大のメリットです。

 そして風の影響を受けないというのも助かります。向かい風は打ってもスピードが殺されてしまいます。逆に追い風の時は入るはずのショットがアウトします。横風はもっと計算ができません。ロブが上がるとスマッシュの確率が大きく下がります。野球のフライですら強風で野手がボールを取り損なうことがあるのに、それを打って相手コート内に入れてポイントを決めるのはかなり難易度が高いです。しかも屋内なら天井があるのでボールとの距離感が掴みやすいのですが、青空や夜空だとロブの距離感が急に掴みづらくなるのも難点です。

 太陽も厄介です。ほとんどの屋外コートは南北に作られています。東西に作ってしまうと、朝と夕方に低い位置にある太陽とまともに向き合ってしまうためです。とは言え、南に向いたサイドではやはり太陽は眩しいものです。宮本武蔵は巌流島の決闘で太陽を背にして佐々木小次郎と戦ったという伝説がありますが、テニスでも太陽を背にした方がかなり有利になります。

 あとは夏の暑さと冬の寒さが和らぐという利点もあります。冷暖房設備があればもちろんですが、なくとも夏の照りつける太陽を避けられるだけでも体力の消耗は抑えることができますし、冬に北風を受けると体感温度がかなり下がりますから怪我にもつながりやすいです。これほどいくつもの利点があるのですから、テニスは屋内に限ると思います。

 ただいつも屋内コートでテニスをしている人は屋外コートでの大会に出場するとまず太陽や風に不慣れなために大きなハンデを背負うことになります。バドミントンや卓球、バレーボールのように屋内競技なら良いですが、同じネットを挟んだ球技とはいえテニスはたまには屋外でも練習しておかないと、文字通り温室育ちの軟弱プレーヤーが出来上がるので要注意です。まあ僕なんかもう大会にも出ることも滅多にないし、ずっと屋内でも本当は良いんですけどね。
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精神論では長続きしない

2022-04-22 23:19:26 | テニス
 いつも一緒にテニスしている仲間にはさまざまなレベルの人がいます。上はプロから下は初級者まで本当にバラバラです。上手な人を見ていると、あれだけ自由自在にボールを操れたらさぞかし楽しいだろうなと思いますが、じゃあ初級者は楽しくないのかと言えば、どんどん上達していくのはきっと楽しいだろうなと思います。

 じゃあ上達しない「下手の横好き」の人は楽しくないのかと言えば、僕も含めてコートに立っている大半の人がみんなもう大して上手くならない愛好家ですが、これまたみんな楽しそうにテニスをしています。結局プロから初級者までみんなテニスは楽しいのですが、その割にはテニスをやめてしまう人もたくさんいます。僕のテニス仲間を見渡しても20年、30年前からずっとテニスを続けている人たちは「生き残り」感が半端ないです。

 テニスをやめるきっかけは様々ですが、ひとつはテニスをする時間が取れなくなったから、もうひとつは怪我や病気など身体の不調からです。ただどんなに忙しくてもやめないで続けている人も多いですし、身体が痛かろうがコートに立つ猛者もいます。本当にどうしようもない時もありますが、時間や怪我を理由にしてやめてしまう人の多くはそれはきっかけに過ぎず、本当はテニスが楽しくなくなったと感じているからだと思います。

 趣味というのは楽しくなければやっている意味がありません。ただ長く続けていればモチベーションのアップダウンはつきもので、それほどやる気がなくても惰性で続けているとまたモチベーションが上がってくる場合も多いです。僕もこの半年ほどは足が痛くてテニスに対するモチベーションが下がっていましたが、それでも週に2回以上テニスをしていたのは、自分が幹事だからです。そうじゃなければ足の痛みを理由に休んでいたでしょうし、そのままテニスから遠ざかってしまう可能性も十分あります。

 何事も継続していくためには精神論ではなくシステムを作っておくことが必要です。気合や根性では長続きはしません。「サステナブル」という流行語も気持ちの問題で終わってしまったら全然サステナブルではないことでしょう。

 
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記録的な阪神の弱さ

2022-04-21 23:54:34 | 野球
 阪神が最下位を独走しています。今日DeNAに逆転負けを喫して4連敗。なんとセ・リーグ5球団全てに同一カード3連敗を記録しました。ここまで3勝19敗1分、勝率は.136です。特に敵地では12戦全敗。弱いにもほどがあります。東京六大学の東大並みの弱さです。5位のDeNAが勝率5割に戻したことで、リーグの借金を阪神だけが背負っていることになりました。

 阪神は昔も弱かった時代がありました。かつては巨人のライバルと呼ばれていましたがそれは1970年代までの話。1985年に掛布、バース、岡田の活躍で日本一を達成しましたが、その後は「PL学園より弱い」と揶揄された時代が20年近くも続きました。フロントがケチで補強を怠っていた上に、いつも「お家騒動」があってチームがゴタゴタしていた時代です。

 当時とは違って今の阪神は戦力的にはそこそこ揃っています。だからこそ昨年も2位だったわけですし、今年も良い若手や中堅がいて決して他球団に見劣りしていません。それなのにここまで勝てないのは外国人があまり活躍していないということもありますが、何よりシーズン開幕前の矢野監督の退任発言が問題だったとしか思えません。

 シーズン終盤の監督交代の話題でも選手のモチベーションは下がると言われているのに、昨年2位で今年は優勝を狙うというシーズンなのに、スタート前に「俺はやめるから」と言われたら、そりゃ選手は出鼻を挫かれて白けてしまうでしょう。コーチ陣だって監督が交代するなら来季は自分の再就職先を探さなければと浮足立ちます。「優勝を狙わない」と宣言した新庄監督だって「何を考えているのか」と批判を浴びたくらいですから、矢野監督にいたっては論外です。

 こうなってくると、興味はどこまで負けるのかということになってきます。シーズン最多敗戦記録は1961年近鉄の103敗。セ・リーグでは1955年大洋の99敗。シーズン最低勝率は1958年近鉄と1955年大洋の.238。いずれも60年以上前の古い記録です。まだドラフト制度発足前でチームの戦力に大きな差があった時代ですから、近鉄や大洋のような弱小球団が大きく負け込むのも仕方ありません。先ほども書いたように今の阪神はそんなに戦力が劣っているわけではないですから、シーズンを通してここまで負けるとはさすがに思えませんが、さてどうなることでしょう。
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