幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

中日は貧乏なのかケチなのか

2018-11-30 23:59:46 | 野球
 中日のガルシアが条件面で折り合わず今季限りで退団することが決定的になったそうです。今シーズン、ガルシアは27試合に登板して13勝9敗、防御率2.99。リリーフ陣が打たれてかなりガルシアの勝ち星を消していましたから、もっとしっかりしたチームにいれば15勝以上は確実だった中日の大黒柱でした。

 今季の年俸はわずか5000万円。報道によればガルシアは3年以上の長期契約と年俸2億円を要求していたそうですが、成績を考えれば妥当なところでしょう。今季安く働かせたのですから、これくらい出してやれよと思います。松坂に1億円払うならガルシアに2億円は安いものです。

 そもそもガルシア以外にロクな先発もいなかったのに、そのエースを引き留めないで一体どうやってチームを立て直すというのでしょう?与田監督だって就任早々泣きたくなります。6年連続Bクラスの球団ワースト記録を作ってしまった原因は投手陣の崩壊にあることは誰にでもわかります。先発、中継ぎ、抑えの全てでコマ不足。打線は広島、ヤクルトにはかなわないものの、巨人や阪神には勝る「まあまあ」の打力があるだけに、投手陣の整備が急務なのに唯一の頼れるエースが妥当な金額を要求して折り合わずに退団って意味がわかりません。それでオリックスを自由契約になった金子を獲得しにいくとか、安く契約して活躍すれば儲けものの松坂パターンを期待しているのかも知れませんが、どこまでケチなんでしょう。

 最悪なのはガルシアが自由契約になって、また巨人に持っていかれることです。幸いゲレーロはあまり働かなかったので助かりましたが、ガルシアが巨人に入ったら手こずりそうです。丸の獲得にも大金をはたいた巨人の貪欲さはもちろん嫌いですが、でもあまりにケチな中日を見ていると、あれくらいチーム強化の熱意を見せてほしいとも思います。あとは監督からシニアディレクターになった森がまた有望な新外国人を連れてくることに期待するしかないですが、必ず「当たり」ばかりとは限らないのですから、ガルシアのような当たりくじは大事にしてほしいものです。 
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こよみ7か月5.8kg

2018-11-29 23:24:17 | ペット
 我が家の豆柴こよみが生後7か月になりました。体重は5.8kg。ペースは少々落ちたとは言え、着実に成長しています。そろそろストップしないと「豆」ではなくなってしまうのですが、人間で言えば中学生くらいなので、もう少し大きくなりそうな感じです。

 もう避妊手術もできる年頃です。一応来年1月末あたりに手術を予定していて、手術をするとさらに太るそうなので、そうなったらダイエットが待っています。犬にとって幸せなのかどうかと思いますが、避妊手術をしないと乳がんの確率が高くなるそうですから、子どもを産ませるつもりがなければ手術がお勧めだということです。

 最近では散歩にも慣れて楽しみにしているようですが、まだ飼い主と一緒に歩くということができず、好き勝手に走りだそうとします。それだけでも制御するのが大変なのに、気の向くままにあちらこちらに行きたがるし、急に止まって動かなくなったりも頻繁にしますので、とにかく散歩の時に手がかかります。

 特に家への帰り道を覚えたので、帰ろうとすると急に嫌がってUターンしようとするのには手を焼きます。全身で踏ん張って動かないので、どうしても納得しない時には抱きかかえて歩くことになるのですが「反抗期」なのか「遊びたい盛り」なのか、家に帰りたがらない不良女子中学生と同じです。

 まあ人間でも落ち着くのは30歳過ぎてからなので、こよみが落ち着いて散歩できるようになるのはまだ半年くらいは先かなぁと思っています。元気にはしゃいで跳ね回っているのは若い証拠ですから、これはこれで手はかかっても可愛いです。
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技術は螺旋階段を上る

2018-11-28 23:34:39 | テニス
 テニスをもうほぼ40年くらいやっています。そして未だに強くなりたいと考えて努力しています。テニスというのは「体」「技」「頭」「心」の4要素でできていて、それぞれを鍛えて向上させていかないと強くなれないのですが、年齢を重ねるごとに「体」が衰えていくのはある程度仕方ないので、残る3要素をより強化していく必要がありますし、実際に強くなっています。

 特に「技」に関してはいくらでも課題が見つかります。それだけテニスの技術は多岐にわたるわけで、サービス、リターン、ストローク、ボレーと大きくわけてもそれくらいあって、さらにそれが細分化できます。しかもそれぞれがあるレベルまでできるようになると、また次の課題が見つかっていくので際限がありません。

 ストロークが一定の目標まで達すると、次にボレーを何とかしたくなるし、ボレーがある程度打てるようになると、今度はサービスの課題が浮かび上がってきます。そしてサービスもそこそこできるようになると、またストロークに戻って次の段階の目標を設定するようになります。そういう螺旋階段式に技術向上をしていきながら総合力のレベルアップをしていくものです。

 話はテニスに限ったことではなく、技術の向上というのは、大抵そうやってぐるぐる回りながら少しずつ上に向かって進んでいくものでしょう。諦めずにコツコツと地道に精進していくしかありません。ちなみに「頭」はもっと一直線に進歩できるので、いい年をした大人がテニスを早く強くなりたいなら、どれだけ頭を使うかが鍵だと思います。
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大阪万博2025

2018-11-27 23:43:08 | 時事
 2025年の万博が大阪で決まりました。1970年の大阪、2005年の愛知に続く3回目の登録博となります。2020年東京五輪からの2025年大阪万博という、まさに昭和の日本高度成長期をなぞるような流れになります。もっと言えばスカイツリー完成やリニア新幹線開通も東京タワー完成や新幹線開通と同じ流れですし、この一連の「夢よもう一度」感が半端ありません。

 しかしそんな夢がもう一度訪れると期待しているのは一部の官公庁自治体や経済団体、ゼネコンに土建屋あたりだけでしょう。オリンピックはまだしも万博なんてもはや時代遅れのイベントという印象が否めません。

 と言うのも、かつての万博は産業見本市として発展しましたが、今では情報の流通の速度が段違いですから万博をやらなくても新しい技術や製品はいろいろなところですぐに触れられます。また1970年の大阪では「人類の進歩と調和」をテーマに最先端技術と未来の生活の融合を感じさせてくれましたし、愛知万博では環境をテーマにしたことで、科学技術の進歩一点張りではない今後の人類の持続的な発展のあり方を示しました。

 しかし今回の大阪万博はそうした普遍的なテーマ性が希薄です。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに健康や医療を中心にした先端技術を紹介するそうですが、それよりも何よりも「経済効果」ばかりが強調されています。夢洲の再開発とカジノ誘致の話ばかり。大阪らしいと言えばらしいのですが、都市が主体となるオリンピックとは違い、万博は国が開催するものです。だったら大阪ではなく日本としてどんな普遍的テーマを世界に提示できるのか、もっともっと練りこんだ方がいいでしょう。

 せっかく誘致に成功して開催することが決まったのですから、ぜひとも成功してほしいと願っていますが、地盤沈下が進む関西圏の再浮上のために万博をテコにして税金を国から分捕ろう、という「本音」だけでは、とても1970年の熱気の再現はならないと思います。
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懲役18年という判決

2018-11-26 23:23:07 | 時事
 僕が裁判員候補になりながら選ばれなかった裁判の結果が新聞に載っていました。強盗殺人と死体遺棄で懲役18年(求刑20年)だったそうです。この裁判の難しいところは犯人が犯行当時18歳の少年だったことで、少年の凶悪犯罪の量刑をどう判断するかがポイントになる事件だろうと地裁で説明を聞いた時に思いました。

 新聞報道によれば犯人の少年は強盗は認めたものの、被害者が死んでいるとは思わなかったし殺意も否定しているそうです。しかし被害者の遺体をスーツケースに詰めて遺棄しているわけですから「死んでいるとは思わなかった」という言い訳は通用しなかったのでしょう。

 民法の改正により18歳は2022年4月からは成年に変わります。2022年春以降なら成年として裁かれますが、現時点では少年ということでしたが、裁判員は「ほぼ成年」として判断したということが「懲役18年」という判決になったのかなと感じました。

 もし自分が裁判員に選ばれていたらどういう判断を下したかは、実際に裁判に立ち会ったわけではないですから軽々には言えません。ただ概ねこの「懲役18年」は僕の感覚と同じなので妥当なのではないかと考えています。そしてやっぱり裁判員をやってみたかったなぁと改めて思いました。
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貴景勝の初優勝

2018-11-25 23:20:24 | 大相撲
 3横綱1大関が休場するという九州場所でしたが、小結の貴景勝が13勝で初優勝しました。場所前に貴乃花部屋が消滅し、千賀ノ浦部屋に転籍した貴景勝としては、前の親方と今の親方の両方に恩返しができた素晴らしい優勝になりました。

 今場所の貴景勝はもちろん場所前から意気込みも違っていたことでしょう。部屋の消滅と転籍という激変の後だけに、部屋頭としての責任も十分に感じていたと思います。そして初日にひとり横綱の稀勢の里に勝って勢いがつきました。翌日には大関豪栄道にも勝って突っ走り、最後まで優勝争いをリードしたままゴールしました。

 小結の優勝は2000年夏場所の魁皇以来、史上9人目。初土俵から26場所での優勝は、元横綱・曙に並び史上4位のスピード記録だそうです。まだ22歳と今の横綱大関陣よりほぼ10歳も年下なだけに、今後の大相撲を背負って立つ期待の若手筆頭です。来場所は大関取りの場所になる可能性も出てきました。

 最後まで優勝を争った高安は初優勝を逃しました。横綱大関の中で優勝を経験していないのは高安だけなので、今場所は大きなチャンスでしたが、最後に勝負弱さをまた見せてしまいました。横綱大関で唯一の20代だけに、まだまだ優勝のチャンスはあるはずですが、とは言え力士はいつ大怪我をして力士生命を終わらせるかもわかりません。取れるときに取っておかないとダメだよなぁと少々心配になってきます。

 
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懐メロばかりの音楽番組

2018-11-24 22:43:42 | テレビ・芸能
 僕の若い頃はテレビの音楽番組と言えばもちろん最新ヒット曲を流すものでした。特に高校生から大学生の頃は『夜のヒットスタジオ』『ザ・ベストテン』『ザ・トップテン』などが全盛期で、家庭用ビデオもない時代ですから、欠かさずテレビの前に座ってチェックしていたものです。もちろんラジオでも最新ヒット曲は聴いていましたが、テレビの音楽番組が主力であったことは間違いありません。

 ところが若者のテレビ離れが進んだ昨今は、最新曲を歌わせる音楽番組は『ミュージックステーション』くらいしかありません。代わりによく放送されるのが懐メロ番組です。昔から夏にNHKが『思い出のメロディー』を放送しますが、懐メロなんてそのときくらいしか聴かなかったものなのに、今ではいつでもどの局でも懐メロ番組ばかりです。

 先日放送していたTBSの『歌のゴールデンヒット-年間売上げ1位の50年-』もそのひとつで、過去50年のオリコンチャートを基に当時のヒット曲を紹介していきました。もちろんオリコン大好き大学生だった僕は録画をして見たのですが、「50年」と言いながら明らかに前半の60年代~80年代に偏った構成でした。なにせ企画のメインがグループサウンズ時代のスターである堺正章と萩原健一の対談でしたから。

 古い歌謡曲好きの僕ですら、まだ幼児から小学校低学年だった60年代のヒット曲は知ってはいますが思い入れは薄いです。30代や40代のファミリー層は80年代から90年代じゃないと見ていてもわからないことでしょう。GS時代の秘話を聞いて楽しいのは60代以上の人たち。ターゲットが年金受給世代なのは明らかです。

 平成時代、特に2000年以降のヒット曲はほとんど紹介しなかったのも、番組が若者には一切向いていない証拠でした。個人的にはジャニーズとAKB48グループばかりがチャートを独占しているこの10年くらいも、もう少し見せてくれたら面白かったのにと思いましたが、まあそれでは番組として成立しないという局側の判断もあったのでしょう。

 懐メロが大好きな僕はこういう番組も嬉しいですが、テレビがすっかり年寄り向けメディアになってしまったことを痛感させられてしまい、なんか意味もなく「やばいよ、やばいよぉ」と呟いてしまいました。
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次の曲を考える楽しみ

2018-11-23 23:37:47 | 音楽
 先日サックスの発表会が終わったので、次の発表会で演奏する曲を検討し始めています。毎回のことながら、「どの曲にしようかなぁ?」と考えるのは本当に楽しいです。車を買い替える時に「次はどれにしようか」と考えているのに似ていますが、発表会は車の買い替えよりもずっとサイクルが早いし、お金のことを気にしなくて良いので気楽です。

 ただお金のことは考えなくてもいい代わりに、他に考えることはあります。まず楽譜を見つけられるかどうか。これが一番大きな要素です。さすがにイントロからエンディングまで全て耳コピして楽譜を起こすというのは現実的ではありませんし、伴奏用の楽譜も必要なので、この楽譜が実際に見つかる曲というのが大前提。ただアルトサックス用ではなくても、ギターやピアノ用の楽譜でも自分で移調して楽譜を書き起こす手間が少しかかるくらいですから、楽譜さえ見つかれば何とかはなります。

 次に曲の音域がサックスに合っているかどうかも大事です。ボーカル曲ならまず問題ありませんが、インストの曲の場合は時々サックスでは出せない音域の広い曲もあります。またアルトサックスの場合は女性ボーカルの方が高さとしては合うので、そういう音域の曲を選ぶことが多くなります。

 さらに大事なことはサックスで演奏することに向いている曲かどうかということ。これに加えて僕の技術で吹けるかどうか、ということまで検討して、最終的に曲を決めています。まあ僕の技術については、いつも先生が絶妙に難しい曲を薦めてきて苦労しますが、易々と吹きこなせるような曲を選んでも成長しないので当然といえば当然です。

 今回もあれやこれやと考えていますが、次の発表会は来年5月の予定なので、まだしばらく時間的には余裕があります。ゆっくりと考えて曲選びを楽しみたいと思います。
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村田を切って中島を取る巨人

2018-11-22 23:39:03 | 野球
 オリックスを自由契約になった中島宏之を巨人が獲得しました。何でも欲しがる原監督らしいチョイスです。ですが、どこの球団も手を挙げなかった中島をなぜ今さら獲得するのか、本当に戦力となると考えているのか、どこを守らせるつもりなのか、疑問符だらけです。

 中島と契約する前日に巨人は新外国人としてビヤヌエバを獲得しています。今季パドレスで20発をマークした内野手で、1塁か3塁を守ります。中島とポジションがもろ被りの選手です。そして今季ブレイクした新4番の岡本をマギーがいなくなって空いた3塁にコンバートする計画があるそうです。ビヤヌエバと岡本が1塁と3塁を守るなら、中島が入る隙間はありません。

 もちろん、スーパーサブとして獲得したんだと原監督は言うかも知れませんが、だったらなぜ去年巨人は村田を切ったのか、ということになります。貧打の巨人打線の中ではまだ頼りになる打者でした。しかもチームの中で慕う選手も多く精神的な支柱でもあったという話だったのに、「若返り」の元にリストラが断行されたのです。

 村田はまだ力があったのに37歳という年齢を理由に首を切られ、その翌年に37歳になるどこのチームも不要だと判断した中島をポジションも空いていないのに獲得する。監督が変わったからとは言え、あまりにもチーム編成に定見がなさすぎます。無制限に選手を抱え込むことができるならともかく、中島を取ることで誰か若い選手の首を切らなければならないのに。金はあっても育てる力がないチームに入った若手は本当に不幸です。

 同じように育てる力がない中日もポジションは空いていないのに根尾を獲得しました。中日は今季レギュラーがほぼ固定できました。捕手の松井は怪しいですが、1塁ビシエド、2塁高橋、3塁福田、遊撃京田、左翼アルモンテ、中堅大島、右翼平田。ただし両外国人と大島平田以外はレギュラーとしては少々力不足ですから、内外野ともできるルーキーの根尾がポジションを奪いにいくことで、レギュラー陣も必死になることでしょうし、全体の底上げにもつながります。

 可能性が無限大の根尾と違い、この先に伸びしろがない中島が入っても、巨人のレギュラー陣の尻に火がつくとは思えません。引退目前の阿部を今さら捕手に戻すプランも本気みたいですし、やってることが無茶苦茶ですが、まあアンチ巨人の身としてはそれで全然かまわないので好きなようにやってくれて結構なんですけどね。
 
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テニスで年齢を感じたタイミング

2018-11-21 23:29:34 | テニス
 人間誰しも年を取ります。年と取ってくるといろいろと衰えてくることも多くなります。テニスを長年やっていて最初に年齢を感じたのは35歳頃のことでした。それまでは20代前半と差なんかないと思っていましたが、その頃になると「回復力」が衰えたことを実感し始めました。同じことをしても翌日の疲れが取れない、また怪我の治りが遅い。学生時代に比べ明らかに回復力、再生力が落ちてきたことを痛感しました。

 次に衰えを感じたのは10年後。45歳頃のことです。まだまだ若い奴らに真っ向から対抗できると思っていた40代前半、しかし45歳を過ぎる頃に「目」が見えなくなっていることに気づくのです。特に暗くなってくると本当に見えません。周りの若い連中は平気でテニスをしているのに自分だけ見づらい、しかも速いボールに目が追いつかなくなってきた、と感じ始めたのが45歳頃でした。

 同時にこの頃になると「瞬発力」の衰えも感じます。パワーとスタミナはまだまだいけると思うのですが、スピードだけはどうやっても若者に勝てません。目が見えない上にパッと動けないのですから、当然反応も悪くなってしまいます。今まで以上に頭を使い予測精度を高めないとコートで若者のボールに対応できなくなってきたのです。

 そしてとうとう55歳頃には、完全に若い頃に比べて全体の運動機能が落ちてきたことを認めざるを得なくなりました。スピードはもちろん、パワーも落ちてきていますし、スタミナも以前ほどはありません。回復もしないどころか、柔軟性も失い怪我が増えてきたのには参りました。無理をすると簡単に体の各所を痛めるのです。体に負荷をかけ過ぎないように、無理なプレーは避けるようになってきました。昔と違って転んだりしたら何が起きるか心配です。

 今はまだ若者とギリギリのところでテニスをしていますが、恐らくは60代に向かってどんどん身体能力は衰えていき、65歳頃になるともう若者とテニスをするのがしんどいからいいや、と諦めるのかも知れません。若者のスピードとパワーに対して、テクニックとタクティクスで対抗できるのにも限界があります。まあすでに親子ほど年の離れた相手と勝負しているだけでも我ながら頑張っているとは思いますけどね。
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