幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

バラエティ化する紅白

2019-12-31 23:59:26 | テレビ・芸能
 今年で内村光良が総合司会となって3年目の紅白歌合戦。この3年間で紅白がどんどんバラエティ番組と化してきています。音楽番組というよりは「歌」をコンセプトにしたバラエティ番組として見た方がしっくりきます。それを良いとか悪いとか言うつもりはありませんが、出場している歌手は心の中で「なんだかなぁ」と思っているのではないかと少々心配にはなります。

 演歌勢はまず普通に歌わせてもらえることはありません。必ずバックでアイドルが踊ったり、もしくはド派手なセットを組まれたり、コント仕立ての演出が入ったり、けん玉やマジックと組み合されたり、挙句の果てには氷川きよしのように本来の演歌ではなくアニソンを歌ったり。島津亜矢にいたっては自分の歌を歌っている姿をずっと見たことがありません。

 ポップス系でも大抵過剰な演出が加えられますが、そうじゃなければメドレーばかりで、曲が細切れになっています。きちんと歌わせてもらえるのは今年の竹内まりやのように、「出てやってる」特別な歌手だけです。思い入れのある歌をじっくりと聴きたいと視聴者が願っても叶えられることは滅多にありません。

 もちろんそうなっているのは単なる音楽番組ではもう視聴率が取れないからでしょう。チコちゃんが乱入するのも、たけしがボケをかますのも、綾瀬はるかがコントを披露するのも、視聴者を飽きさせないように、あの手この手を繰り出しているからで、じっくりと聴きたい国民的ヒット曲が生まれないのだから仕方がないことです。あとはこれで視聴率が上がっていれば良いですが。

 
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今年のレコード大賞

2019-12-30 23:48:27 | テレビ・芸能
 昨日書いたように今年は一年を代表するようなヒット曲がありませんでした。そんな中でレコード大賞がどういう結果になるのか興味がありました。ここ10年はエグザイルグループとAKB48&乃木坂46ばかり(西野カナが一度)でしたから、今年も事務所の力による出来レースになるのかどうかも含めて「炎上必至」と見ていたのですが、意外や世間に受け入れられやすい比較的妥当な結果に落ち着きました。

 大賞のノミネートにあたる優秀作品賞は、「ECHO」Little Glee Monster、「片隅」三浦大知、「黒い羊」欅坂46、「サステナブル」AKB48、「純烈のハッピーバースデー」純烈、「Sing Out!」乃木坂46、「大丈夫」氷川きよし、「ドレミソラシド」日向坂46、「P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~」DA PUMP、「パプリカ」Foorinの10曲。三浦大知、純烈、氷川きよしの曲は僕はちゃんと聞いたことすらありませんでした。

 この中で順当に選ぶなら本命は「パプリカ」、対抗は見当たらず、穴で「ECHO」「黒い羊」「Sing Out!」というところでしょうか。「パプリカ」は子どもたちにも浸透しているヒット曲ですが、後はさしてヒットしたとは言えません。強いて言えば「ECHO」はラグビーW杯絡みで話題になりましたし、欅坂46と乃木坂46は音楽番組でよく見かけたというくらいです。

 とは言え、欅坂46もAKB48も純烈もDA PUMPも、昨年の方が活躍していて今年はそれほどでもなかったですから、今年大賞ということはないだろうと思いました。子どもばかりのFoorinは早々に帰ってしまい会場にいません。そうなると乃木坂46の3連覇か、不自然にノミネートされている感が強い三浦大知か氷川きよしが「出来レース」で受賞するのかなと思っていました。

 ところが大賞発表直前に、いきなり先に帰っていたFoorinのメンバーに電話をつないで声を聞かせました。この演出の不自然さに「ん?」と思ったら案の定、大賞は「パプリカ」でした。会場にいないアーティストが受賞することなどないだろうという先入観を覆されましたが、実は1994年にミスチルの前例があったようです。

 レコード大賞に相応しいヒット曲が受賞したと言えば納得ですが、ひとつ疑問があるのは「パプリカ」は昨日も書いたように今年発売された曲ではないということです。2018年8月発売ですから昨年末ですらありません。以前はレコード大賞の対象曲は前年11月以降とか10月以降に発表された楽曲が対象だったはずです。

 なぜ前年夏に発売された曲が今年の対象曲になっているのかというと、審査基準が「2018年10月以降顕著な流行が見られたもの」だからだそうです。いつそうなったのか知りませんが、そういう基準に変えたなら文句をつけることではないですが、昔はそんなことはなかったので「パプリカ」のために変更した基準かもと推測されてしまいます。そう考えると最初からこれもまた「出来レース」だったのかも知れません。まあ聞いたことがないうような曲が取るよりはマシというか、炎上は少なく済むことでしょうけど。
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ヒット曲がない2019年

2019-12-29 23:59:50 | テレビ・芸能
 先日、紅白歌合戦は懐メロ大会だと書きましたが、民放各局の年末大型音楽特番を見ていても、やはり同じような傾向でした。日テレ「ベストアーティスト」、フジ「FNS歌謡祭」、TBS「CDTVスペシャル!クリスマス音楽祭」、テレ朝「ミュージックステーションウルトラスーパーライブ」と、全て見ましたが、どこの局も古い曲ばかり歌わせる似たような選曲でした。

 今年よく聞いたよなぁという「パプリカ」や「Lemon」「マリーゴールド」は、どれも今年の新曲ではありません。2019年のシングルランキング、オリコンでは1位「サステナブル」、2位「ジワるDAYS」、3位「Sing Out!」、4位「夜明けまで強がらなくてもいい」、5位「黒い羊」となりますが、これはAKB48、乃木坂46、欅坂46の楽曲なので、ほぼ握手会チケット売上ランキングですから売上枚数はすごいですがあまり参考になりません。

 48&46グループとジャニーズと韓国勢を除くと11位に米津玄師「馬と鹿」が入っていますから、これが2019年発売の最大のヒット曲と言えるかも知れません。それ以外でヒットしたかなという曲を上げれば、菅田将暉「まちがいさがし」、back number「HAPPY BIRTHDAY」、Official髭男dism「Pretender」、RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」あたりでしょうか。いずれも10代20代に人気のアーティストの曲ですが、広がりはなく全国民に知られているとは言い難いです。違うジャンルを聴いている人からしたら、今年のヒット曲は全然違うラインナップになることでしょう。

 実はこうした傾向はもうこの数年以上ずっと続いていて、今に始まったことではないのですが、さすがにこれだけその年を代表する曲が皆無という年も珍しいです。そして来年以降も、こういう状態が続きそうな気がします。みんな自分の好きなジャンルの曲しか聞かないので、国民的ヒット曲が生まれません。共有できる曲がないのですから、オールターゲットのテレビ局の大型歌番組は懐メロ大会にならざるを得ないのです。きっと紅白歌合戦はこれからもずっと懐メロ大会だろうと思います。
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2019年のテニス納め

2019-12-28 23:54:53 | テニス
 今日のサークルで今年のテニスも終わりました。今日は人数こそ男性だけ6人と少なかったですが、レベル差が少なくて楽しく充実したテニスができました。天気も快晴でこの時期なのに日焼けしそうなくらい気持ちの良い青空でしたし。

 今年はサークルだけで55回、水曜日夜のテニスなども含めると年間120回テニスをしました。回数としては例年並みでしたが、サークルの雨天中止は梅雨時期に2回のみと相変わらずの「晴れサークル」ぶりを発揮しました。今年1回以上サークルに参加したのは男性53人、女性24人。これは恐らくサークル創設34年目にしてもっとも女性が少なかった1年だったと思います。数年前までは男女ほぼ同数だったのが、この2、3年で一気に女性の参加者が減りました。今後もこの傾向は続きそうです。

 男子ダブルスはたっぷりできました。ミックスダブルスは戦略的にゲームを組み立てる面白さがありますが、女性に向かって強打はしませんし、どうしても「遊び」の要素が多くなります。その点、男子ダブルスは真っ向勝負で遠慮が要りません。白熱したゲームが楽しめましたし、自分のテニス向上には役立ちました。

 何回も書いていますが、特にここ2年間はサービスのレベルアップに取り組んでいますし、ドロップショットの精度も上がってきました。年々衰えていく身体能力をいかにテクニックとタクティクスでカバーしていくかがテーマになっていますが、少しずつ良くなっている手応えは感じています。大会にも男ダブ、ミックス各1回ずつ出て、それなりに楽しめました。

 なにより大事なことは「怪我をしない」ことなのですが、1月早々に軽い肉離れをしましたが、これは軽かったのでテニスを休みませんでした。8月中旬にテニスエルボーを発症して、こちらは2ヵ月以上も悩まされました。これまたテニスを休むことはしなかったのですが、それでも徐々に痛みが治まって普通にテニスができるようになったのは良かったです。

 来年もまずは元気に、年間通してテニスを楽しむことが大目標です。その上で、自分でテニスが上達している手応えが感じられれば満足です。
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冬ドラマ展望

2019-12-27 22:27:43 | テレビ・芸能
 遅くなりましたが恒例の冬ドラマ展望です。原作つきドラマとシリーズものばかりが流行る昨今ですが、果たしてこの冬はどういうラインナップになっていることでしょうか。

 まずフジ系月曜夜9時は『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』。なんと第4期になるそうです。そんなにシーズンを重ねていたとは驚きました。沢村一樹ら3期メンバーが続投へ。新規レギュラーとして霜降り明星の粗品らが加わります。主演は沢村一樹、共演は横山裕、本田翼、水野美紀、森永悠希、高杉真宙、上杉柊平、粗品、マギー、柄本明ほか。固定ファンがついているようですから手堅く数字を取ることでしょうが、フジもテレ朝の真似が似合ってきました。

 フジ系火曜夜9時『10の秘密』は『銭の戦争』の脚本家、後藤法子が手がけるオリジナルのサスペンスドラマ。主演は向井理、共演は仲間由紀恵、仲里依紗、松村北斗、渡部篤郎、山田杏奈、堀田茜、佐野史郎、遠藤雄弥、名取裕子ほか。カンテレ枠ですから、時々エグイ作品が出てきますが、果たしてどうでしょう。

 TBS系火曜夜10時『恋はつづくよどこまでも』。少女マンガ原作で、新米看護師&ドSドクターによるラブコメディ。お子さま向けのテーマですが夜10時台で大丈夫なのでしょうか?主演に上白石萌音、共演に佐藤健、香里奈、蓮佛美沙子、毎熊克哉、渡邊圭祐、平岩紙、片瀬那奈、山本耕史ほか。脚本が金子ありさなので、何とかなるのかも。

 日テレ系水曜夜10時『知らなくていいコト』は、週刊誌記者の成長を描いたお仕事ドラマ。週刊誌記者ながら自身もまたスキャンダラスな部分で人生を狂わしていくというオリジナル作品。脚本がヒットメーカーの大石静なので、期待できるかも知れません。主演に吉高由里子、共演に重岡大毅、柄本祐、佐々木蔵之介、秋吉久美子、小林薫ほか。脇役に良い役者を揃えていますが、なにより大石の脚本勝負でしょう。

 テレ朝系木曜夜9時『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』はわかりやすいタイトル通りに刑事&検事によるバディドラマ。元体育教師の熱血刑事と東大卒のエリート検事が、それぞれの立場ゆえの正義を胸に難事件へと挑むという、いかにも現実離れしたドラマですが、『HERO』『龍馬伝』『まんぷく』などを手掛けた福田靖オリジナル脚本だけに面白くなるかも知れません。W主演に桐谷健太、東出昌大、共演は比嘉愛未、柳葉敏郎、磯村勇斗、今田美桜、風間杜夫ほか。

 フジ系木曜夜10時『アライブ がん専門医のカルテ』は内科医&外科医がバディを組んだ医療ドラマ。こちらも原作なしで倉光泰子のオリジナル脚本。主演は松下奈緒、共演は木村佳乃、三浦翔平、田辺誠一、木下ほうか、清原翔、岡崎紗絵、藤井隆、高畑淳子、北大路欣也ほか。

 TBS系金曜夜10時『病室で念仏を唱えないでください』は僧侶にして救命救急医の主人公を演じる異色の医療ヒューマンドラマ。医療ドラマとしてはちょっと異色の設定です。主演は伊藤英明、共演は中谷美紀、ムロツヨシ、松本穂香、片寄涼太、余貴美子、宮崎美子、萩原聖人、堀内健、泉谷しげるほか。マンガ原作を吉澤智子の脚本で描きます。コメディタッチなので、死の現場と向き合うドラマとテイストのマッチング次第でしょうか。

 日テレ系土曜夜10時『トップナイフ ―天才脳外科医の条件―』は天才の中の天才が集まる「脳外科医」たちの姿を追った医療ドラマ。『コード・ブルー』の脚本家、林宏司のオリジナル作品なので、今クール多い医療ドラマの中でももっとも注目を集めることになりそうです。主演に天海祐希、共演に椎名桔平、広瀬アリス、永山絢斗、古川雄大、福士誠治、三浦友和ほか。

 TBS系日曜夜9時『テセウスの船』はマンガ原作で、死刑囚の父を持つ息子が、30年前にタイムスリップして事件の真相を辿っていくSFミステリー。脚本は高橋麻紀。主演に竹内涼真、共演は榮倉奈々、鈴木亮平、上野樹里、ユースケ・サンタマリア、貫地谷しほり、芦名星、竜星涼、安藤政信、せいや、今野浩喜、笹野高史、六平直政、麻生祐未ほか。めちゃくちゃ豪華な脇役陣を揃えました。

 さらに深夜枠で注目なのが「ドラマ24」枠で、テレ東系金曜夜0時12分『コタキ兄弟と四苦八苦』。「逃げ恥」や「アンナチュラル」の脚本家、野木亜紀子が手がけるオリジナルドラマ。古舘寛治と滝藤賢一のW主演、共演に芳根京子、宮藤官九郎ほか。この枠らしい洒落た作品になりそうです。

 僕の注目は『コタキ兄弟と四苦八苦』はもちろんですが、『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』『病室で念仏を唱えないでください』『テセウスの船』あたりでしょうか。久々にオリジナルドラマが目立つだけに、脚本家同士のガチンコ勝負という感じします。
                


                





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極私的ドラマアカデミー賞2019

2019-12-26 22:49:09 | テレビ・芸能
 例年恒例の極私的ドラマアカデミー賞2019です。ちなみに昨年の作品賞は『アンナチュラル』でした(昨年はこちら)。今年も本当にドラマを最後まで見た作品が少ないのでかなり偏っていることはあらかじめお断りしておきます。

 まず作品賞のノミネートです。『いだてん~東京オリムピック噺~』、『メゾン・ド・ポリス』、『きのう何食べた?』、『凪のお暇』、『まだ結婚できない男』の5本です。昨年の『アンナチュラル』のような傑作はなく団栗の背比べで選びにくいのですが、ここは『いだてん~東京オリムピック噺~』で。良くできたドラマというだけではなく、社会に対するメッセージも鋭く、さまざまな逆風によく耐えたということで。次点は『きのう何食べた?』で。

 次に主演男優賞。ノミネートは中村勘九郎、阿部サダヲ(ともに『いだてん~東京オリムピック噺~』)、西島秀俊(『きのう何食べた?』)、阿部寛(『まだ結婚できない男』)の4人。最優秀主演男優賞は迷いましたが阿部寛で。このドラマは彼なくして成立しません。女優陣総入れ替えでも阿部寛がいれば問題なかったことから明らかです。次点は難しい役をこなした西島秀俊で。

 主演女優賞はノミネートが高畑充希(『メゾン・ド・ポリス』)と黒木華(『凪のお暇』)の一騎打ちです。黒木の地味な役でもしっかりと存在感を出す演技力の高さには驚嘆しましたが、元気溌剌ながら裏側の苦悩もうまく表現した高畑を最優秀賞にします。彼女の年々の成長力には今後もますます期待できそうです。

 助演男優賞ノミネートは役所広司、中村獅童(ともに『いだてん~東京オリムピック噺~』)、近藤正臣(『メゾン・ド・ポリス』)、内野聖陽(『きのう何食べた?』)、高橋一生(『凪のお暇』)、塚本高史(『まだ結婚できない男』)。内野を主演か助演か迷いましたが、助演とすれば最優秀賞に相応しいと思います。マンガのイメージとは全然合わないと思ったキャスティングでしたが、それを覆す演技でした。次点は暑苦しさが魅力だった役所広司で。

 助演女優賞ノミネートは大竹しのぶ、杉咲花、菅原小春(以上『いだてん~東京オリムピック噺~』)、三田佳子(『凪のお暇』)、吉田羊(『凪のお暇』『まだ結婚できない男』)。ベテラン勢の達者な演技は当然評価すべきところですが、演技の素人ながら抜群の存在感でわずかな出番で印象的だった菅原小春にします。次点は杉咲花で。

 恒例の期待外れ賞は『俺のスカート、どこ行った?』『Heaven?~ご苦楽レストラン~』の頂上決戦です。前者は型破りかと思いきや、意外と普通。後者は受け狙いがスベリまくりで見ていられませんでした。ドラマとしては単に凡庸だった『俺のスカート、どこ行った?』よりも、センスがまるでなかった『Heaven?~ご苦楽レストラン~』に2019年の期待外れ賞を贈りたいと思います。
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クリスマスに縁遠くなった

2019-12-25 23:57:43 | 日記
 今日はクリスマスだったわけですが、全くクリスマスらしいことはせずに過ごしてしまいました。普通に会社に行き、普通にいつものナイターテニスをしました。ケーキもチキンも食べていませんし、プレゼントのやり取りもしていません。もちろん赤い三角の帽子を被ってパーティなんかしていません。

 思い出せばまだ子どもたちが小さい頃は毎年クリスマスツリーを飾って、プレゼントを渡し、ケーキとご馳走があったものです。もっと昔のバブルの頃には連日この時期はパーティ三昧で、タクシーが捕まらずに1時間も夜の街を歩いたよ、なんて話もありました。学生時代もそれなりにクリスマスには浮かれていた記憶があります。

 ところが今やクリスマスだからと言って、はしゃぐ理由が見つかりません。年末の忙しい時期でやることも公私ともに溜まっていて、それなのに油断すると風邪やインフルエンザにも罹りやすい時期ですから睡眠不足にならないように気をつけてもいます。クリスマスなんかに近づかない方が身のためです。

 ただやはり世間はきっとクリスマスなんでしょう。テニスコートも空いていたし、通勤の地下鉄もいつもより明らかに空いていました。逆に街には浮かれた若者やカップルがたくさんいて、ああ、こうして徐々に浮世から離れていくのかぁと、しみじみ自分が年を食ったことを痛感しました。だからと言ってクリスマスでバカ騒ぎしたいわけでもないので、静かに過ごせるのはむしろありがたいです。年を取るのも悪いことではないと思っています。
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ドラマの好みがズレているらしい

2019-12-24 22:59:53 | テレビ・芸能
 毎クール恒例の「ドラマ展望」と年末恒例の「極私的ドラマアカデミー賞」の季節です。ドラマネタを楽しみにしてもらっている方のためにも頑張って書こうとは考えているのですが、今年はいつにもましてドラマを見ていないので困っています。まったく見ていないわけではないのですが、話題になったドラマを結構スルーしてしまいました。

 もちろん今のテレビ界が狙っている視聴者層と僕がズレてきているせいです。もうこの年になると恋愛ドラマは胸焼けして見ていられません。医療ドラマと警察ドラマも完全にお腹いっぱいで食傷気味です。日曜劇場が得意とする「半沢直樹」的な現代版の勧善懲悪大逆転ドラマも、肩に力が入り過ぎていて重いので、逆にこちらの気持ちが引いてしまいます。

 結局センスの良いコメディなら胃にもたれないから見られるわけですが、それも脚本次第、役者次第ということになってしまうので、いつも同じ脚本家、同じ役者のドラマばかり。すっかり好みが偏ってきてしまいました。「いだてん」が大河ドラマ史上最低視聴率を叩き出したと聞いても「やっぱりクドカンは面白い」と再認識しているのですから、世の中のドラマ好きとはすっかりズレているようです。

 と言うことで、近々ドラマについても改めてまた恒例企画を書く予定ですが、「全然違うな」とか思われても仕方ないことを書きそうですから、あらかじめそのつもりでよろしくお願いいたします。
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年賀状も準備完了

2019-12-23 23:51:29 | 日記
 昨日の日曜日に年賀状を一気に完成させました。いつものごとくデザイン面、宛名面を「筆まめ」で作って印刷、後は一言書き添えればポストに入れるだけです。この一言が大変と言えば大変ですが、最悪の場合、書き添えなくても住所まで印刷して完成はしているので出せなくはありません。

 報道によれば年賀状を出さない人は若者を中心に増加中だそうで、それも当然だと思います。1枚63円は高いし、SNSもあるのにわざわざ紙の年賀状を送る必要性も低いし、そもそも個人情報保護がいきわたっているので住所も知らないし。聞けば若者の間では住所どころか本名も知らない友達も多いそうです。そりゃ年賀状なんて出すはずがありません。

 我が家でも僕と妻は毎年出していますが、息子は小学生時代からすでに年賀状を放棄していましたし、娘もここ数年はもうやめてしまいました。逆に僕の母親は年賀はがきの発売と同時に購入して、自分で描いた原画とハガキを僕に送り付けてきます。僕が原画をスキャナで取り込んで印刷して返すのですが、その作業は11月中旬には終わっています。年賀状に対する気合が違います。世代格差はかなり大きいです。

 経済的、時間的理由から、僕も年賀状の断捨離はしたいとは以前から考えてはいます。学生時代の友人や趣味でつながっている仲間は残し、仕事関係はごく近しい人以外はバッサリと切りたいのですが、結局今年も130枚ほど出すことにしました。仕事関係は仕事をしている間はやめにくいので、定年退職しないと無理かも知れません。それに1枚作れば後は印刷していくだけなので、手間はそんなに大差ないですしね。
 
 
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ミルクボーイとぺこぱのM-1

2019-12-22 23:06:50 | テレビ・芸能
 今年のM-1はかなりレベルが高い大会になりました。とにかく面白くなかった出場者は皆無。全出場者が面白かったし、逆に言えば「普通に面白い」くらいでは本当に「普通」に感じてしまいました。名前の売れている出場者はかまいたちと敗者復活戦から上がってきた和牛くらいで、後は世間的には無名に近い面々ばかりだったのに、このレベルの高さは驚きでした。

 その中で最高得点を記録したのがミルクボーイ。史上最高点だそうです。さらにかまいたち、ぺこぱが続き、和牛は惜しくも4位にとどまりました。戦前から大本命とされていたかまいたちはともかく、ミルクボーイとぺこぱは今年の大会の象徴と言えることでしょう。グランプリは審査員から圧倒的な支持を集めたミルクボーイでしたが、突っ込まない突っ込みスタイルのぺこぱの新しさも十分に評価されていいと思います。

 ミルクボーイが審査員に評価されたのはネタの完成度の高さと、それを完璧に表現できる技術の確かさでしょう。まずネタ自体が面白く、台本で読んでもきっと笑えると思いますが、それに加えて審査員の塙が言ったように、あそこまで面白くできる技術も素晴らしかったので、プロから見たら高評価になるのは当然です。

 ぺこぱは斬新さとキャラの強さではナンバー1で、いつもなら優勝してもおかしくはありませんでしたが、完成度という点で若干劣ったところがプロからの評価を落としたのでしょう。かまいたちは既に出来上がっているコンビですから、「面白くて当たり前」とハードルが上がってしまっていて、今回はフレッシュな他の参加者に比べて不利でした。

 上位に入らなかったけれども個人的にはオズワルドも好きでした。どうしてもベタで声が大きい関西的な漫才が有利に働きがちなM-1で、いかにも東京芸人らしいスマートな漫才で決勝に進出してきました。順番的にミルクボーイの後というのも不利に働いたようですが、これからに大いに期待です。

 あと稲垣啓太のM-1に出てきて欲しかった芸人は「ゴージャス」というボケにも一票を入れたいと思います。MCの今田耕司がもう少しうまく突っ込んでくれていたらもっと大きな笑いになったのに、やっぱり今田じゃダメですね。そうそう、敗者復活戦の時の四千頭身の大御所や先輩芸人をいじるネタも好きでした。あれこそ決勝の舞台でやって欲しかったのに残念でした。
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