NHKのEテレで今夜放送された『植物に学ぶ生存戦略3 話す人・山田孝之』を見ました。わざわざ録画してしっかり見ました。実にシュールで不思議で面白かったです。なぜこれまでほとんど話題になっていなかったのか?Eテレですから目立たないのも仕方ないのかも知れませんが、こっそりこんな面白い番組を作っているなんて、つくづくNHKは侮れません。
この番組、「3」と銘打っているように第3回目の放送なのですが、じゃあ1回目と2回目はいつ放送されたのかと調べてみたら、第1回は2018年9月、第2回は2019年5月。なんと年1ペースでした。そりゃあ話題になりません。しかも30分番組です。大して金もかかってなさそうです。いったいこんな番組を1年に1回だけ作り続けているって、どういうつもりなのかプロデューサーに問いただしてみたいものです。
山田孝之が面白いのは誰しもわかっているところですが、彼の相方を務める林田理沙アナがまた良い味を出しています。ブラタモリでお馴染みの「リンダちゃん」ですが、いかにもNHKの女子アナという佇まいで山田の繰り出すシュールなボケを受け止め続けるリンダちゃんの表情の微妙な変化がまた笑えます。
この番組は教育番組の皮を被ったお笑い番組なので、これをEテレで流すということ自体がシュールです。民放の深夜枠ならわかります。もう少しだけ毒気とお色気を足せば完全に民放深夜のバラエティのノリですが、それを敢えて本家のEテレでやっているところが最大の笑いのツボでした。次回放送がいつになるのかわかりませんが、絶対見逃さないようにしないと。