大谷翔平がドジャースに移籍したことは十分にニュースでした。これで大谷がワールドシリーズで戦える確率がぐっと上がりました。1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンのMVPトリオは迫力十分です。あとは開幕を待つばかり。それで良いでしょう。それ以上に大谷のことをマスコミで報じなくても良いです。世の中にはもっと報じるべきことがあります。能登の震災からの復興が遅れていることをもっと伝えるべきだと思うし、自民党の裏金問題も追及すべきだし、ウクライナやガザの戦争も報じて欲しいです。
ところがスポーツニュースだけではなくワイドショーや一般ニュースまで事細かに大谷の動静を伝えてくれます。要らない、もう十分だと言っているのに、執拗にどうでもいい情報をさも重大なことのように報じています。週刊誌はまあ良いでしょう。昔からそういうものだから。テレビはもう少し自制できないのでしょうか。限られた時間しかないテレビでは、大谷のプライベートまで報じる分だけ、削られている大事なニュースがあるはずです。
特に過熱しているのは「大谷の嫁」の話です。本人が出している情報以上のことは無理に暴いて報じなくても良いです。なのにいろいろなところからポロポロと漏れてきて、結局ネット上ではもう嫁が特定されてしまいました。アメリカでは夫婦揃って登場する機会も多いでしょうから、いつまでも隠し通せはしないだろうとは思っていましたが、そうまでして執拗に調べて知りたいことでもありません。興味がないのにいつまでも大谷のことを見せられるのは逆に苦痛です。ハラスメントです。
僕が見たいのは打って投げて走って、プレーでファンをワクワクさせる大谷であって、プライベートな話やプレー以外のことは最小限で良いです。まあこれだけ国民的アイドルのように追いかけられているアスリートは、日本のスポーツの歴史を遡ってもちょっと例がないかもとは思いますから、これはこれでスゴイことなんでしょうけど、さすがにお腹いっぱいです。