幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

鈴木誠也の辞退

2023-02-28 23:50:10 | 野球
 WBC日本代表から鈴木誠也が消えました。左脇腹の張りということで精密検査を受けることになったそうですが、代表を辞退するということは重症の可能性もあるということでしょう。大事なシーズンを前に無理することはできないので仕方ありません。WBCの難しいところです。

 侍ジャパンとしては主軸として計算していた鈴木の不在は痛手です。単純に打力、守備力のマイナスのみならず、現役メジャーリーガーの経験と情報もありますから、もしかしたら村上が抜けるよりも栗山監督としては計算違いだったかも知れません。外野手は吉田、ヌートバー、近藤ということになりそうです。近藤が好調だということなので、それは不幸中の幸いですが、その代わりに代打陣の層が薄くなりますし、なにより大谷、村上、吉田と主軸候補がいずれも左打者だけに、右の大砲は貴重でした。山川や岡本に期待しましょう。

 鈴木の代替選手は西川龍馬や近本光司らが候補になっているそうですが、主軸ではなく代打や守備固めになりそうです。岡本にレフトの守備練習をさせているということですから、終盤になったら岡本に代わって近本が出場するというような想定かも知れません。栗山監督もやり繰りに頭を痛めそうです。

 ただこの時期になって緊急招集される選手も大変です。シーズンに向けて調整していたのに、急に呼ばれて出るかどうかもわからない試合にずっと帯同するというのはきついはずです。呼ばれる選手のチームの監督としても本音を言えば出したくないだろうと思います。どうしたってシーズンインの時には調子を崩してしまってそうです。やっぱりWBCは秋に暖かいフロリダとか台湾とかでやる方が良いと思います。

 
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クイズノックの使い方

2023-02-27 23:58:03 | クイズ
 最近はテレビ番組にQuizKnock(クイズノック)が出演することがかなり増えています。クイズ好きなので彼らの活動は昔から見ていますが、以前は伊沢拓司とその仲間たち的な扱いでしたが、近頃は主要メンバーが伊沢抜きで出演することも多くなり、個々の知名度が随分と上がってきたことがわかります。特にふくらPとこうちゃんは良く見かける印象で、やはりキャラがわかりやすいのがテレビ的に使いやすいところなのでしょう。

 ただちょっとひっかかかるのは、特にクイズ番組における彼らの扱い方、いじり方です。お笑い芸人がMCの番組では変に芸人的ないじられ方をすることも多いのですが、それがあまりはまっていないというか、お互いに得がないなと思います。QuizKnockのメンバーは芸人ではないので、いじられても上手な返しはできないし、しかも素が人柄が良い好青年たちなので、いじったMCも単なる意地悪な大人に見えてしまいます。伊沢はさすがにテレビタレントとしての地位を築いていますから別ですが、それ以外のメンバーを厳しくいじってもおいしくはならないと思います。

 特に合ってないと思うのは「今夜はナゾトレ」の上田晋也とふくらPの絡みで、上田の意地が悪いツッコミが全然はまっていないように思います。あれではお互いに損なだけです。「Qさま」のさまーずの二人は根が明るいので、意地悪さを感じないだけ良いですが、やはり世代的にいじり方が古いです。その点「東大王」の山里亮太は少し若い分だけソフトですし、若い人に対する優しさも感じられます。なによりクイズができる若者に対するリスペクトがあるかないかの違いが大きくて、クイズのプロが間違えたら笑ってやろうと思っているのか、フォローしようと考えているのかで印象が違って見えるように感じます。

 先日「呼び出し先生タナカ」にもQuizKnockが5人(ふくらP、こうちゃん、山本、河村、須貝)揃って出演していましたが、あのおバカいじりの番組で彼らが何をするのかと思ったら、横川や島らレギュラーおバカの解答を予想するというメタ的なポジションでした。これはなかなか良い企画でした。普通にクイズをさせてしまうと単に「すごいね」になって、時としてテレビでは嫌味になりますし、かと言って「クイズのプロなのにそんなのを間違えるんだ」という上田的な意地の悪いツッコミも見ていて良い気持ちがしません。

 斜め上をいく珍妙な解答をいろいろ考えて予想して、それでも外してガッカリ、という今回の立ち位置はちょっとYouTube的で、そこがQuizKnockを使うとしっくりきました。珍回答を考える時に5人でいろいろ話し合う姿はいつものQuizKnockらしさが出ていましたし、スタジオとは別撮りで、芸人ではなくアナウンサーとのやり取りもちょうど良いニュートラルな感じでした。テレビ局のスタッフはぜひ「呼び出し先生」の手法を参考にして取り入れてほしいと思います。

 
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横を向かないボレー

2023-02-26 23:01:01 | テニス
 先週に続き今日もまた山本麻友美プロのレッスン会。2週連続は久しぶりです。中7日なので同じことを教えてもらいました。サービスとバックボレー。前回はサービスの話を書いたので、今日はバックボレーの話をします。僕のバックボレーは片手ですが、欠点は横向き過ぎることだそうです。何なら背中まで向けてしまいます。山本プロに指摘されるまで気づきませんでした。バックボレーはそうやって打つものだとさえ思っていました。

 しかし山本プロによると横向きで打つと腕の力だけでラケットを振る形になってしまいがちなので、本来は打ちたい方向に足を前に出して体重移動を使った方が良いそうです。確かに横向きになると、体を止めてラケットを振りだすので、うまく当たれば良いですが、どうしてもミスヒットが増えます。また横を向いてしまうとボールが見づらいということもあります。その点、ラケットをボールの後ろにセットして、前向きをキープしながら足でボールを飛ばす方が確実です。さらに言えばボレーは時間がないショットなので、いちいち横を向いていると速いボールに間に合わず振り遅れることも多くなります。

 そう指摘されて、なるべく横を向かないように球出しで練習したのですが、そうそう簡単には長年の癖は抜けません。有効な解決手段のひとつは左足をボールの後ろにちゃんとセットすることです。それによってボールに近づけるので、ラケットを振らなくても後ろから前への体重移動が使いやすくなります。ただこれも遅い球出しのボールならできますが、スピードが速くなるとタイミングが難しくなって足が簡単には動かせません。

 ただいつまでもできないと言ってやらないのは良くないので、少しずつでも意識してフォームを改良していくつもりです。サービスもフォアボレーもそうやって長い時間をかけて悪癖を徐々に直してきました。バックボレーもできるはずだと信じて続けたいと思っています。
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残業嫌い

2023-02-25 23:00:54 | 時事
 現在62歳の僕は若い頃から労働観が周りと違うことに気づいていました。僕の若手社員の頃というと「24時間働けますか」の時代です。みんな忙しいことを自慢していました。徹夜したとか、家に帰っていないとか、休日もずっと仕事しているとか、全然寝てないとか。当時20代半ばの僕には信じられませんでした。忙しいと言っても、自分がしたいことをして忙しいわけではなく、ただ仕事に振り回されているだけのに、どうしてそれを偉そうに自慢気に語るのか全く理解できませんでした。

 僕は勤務時間が終わったのに残業なんてしたくなかったし、家に帰ってドラクエも早くやりたかったし、まだ幼かった子どもたちを風呂に入れたかったので、なるべく仕事を効率的にやって早く切り上げ、飲み会もダラダラと深夜早朝まで付き合わずに1次会だけで帰るようにしていました。僕の中ではそれでも会社の付き合いをなるべく努力してやっていたというつもりなのですが、周囲からは「付き合いが悪い」「新人類だ」と思われていました。さらには「仕事にやる気が感じられない」とまで言われていましたが、結果は出しているのだから「やってる感」のための残業なんてしてられるかと自分のスタイルを変えるつもりは全くありませんでした。

 そして30年後、僕の会社人生も終盤に近付いてきた頃に、「働き方改革」の波が押し寄せてきました。残業するな、無駄な会議はするな、休暇を取れ、効率よく働けと会社が言い始めました。そんなことは僕は30年間ずっとやってきたし、周りにも勧めてきたのに、何を今さら言ってるんだかと心底呆れました。そして僕が30年間そうしてきたからと言って、今さらその点が評価されるわけでもないあたりも日本の会社ってそうだよなぁという感じでした。

 もう今の時代に徹夜自慢とか休みを取っていない自慢をする人はほとんどいないでしょう。いたらかなり時代遅れだと思われます。今は逆にいかに働いていないか、労働時間の少なさや休暇の多さ、縛られない自由な働き方を自慢する方がスマートです。それでいてちゃんと稼いでいるのが一番のステータスだと思います。僕としては働き方改革で残業が少ないことや休暇取得率が高いことを悪く言われることもなくなったし、コロナきっかけで在宅勤務になったことなど良いことだらけなのですが、もう20年くらい早く労働に対する意識が変わっていたら僕も楽だったし、日本もここまで労働生産性が低い社会にならなかったのではないかと思うと残念です。

 そして今でも昭和の働き方にノスタルジーを感じている人たちが50代以上にたくさんいることも知っています。会社に集まって会議して、みんなで残業して、そのままダラダラと飲みに行きたいなんて、そんな働き方を若手に押しつけたら老害でしかないから早く辞めれば良いのにと思いますが、そういう人たちだからこそいつまでも会社にしがみついているんでしょう。

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街角インタビュー

2023-02-24 23:49:58 | テレビ・芸能
 今日、長女が友達と大須の商店街を歩いていたら地元テレビ局の情報番組にインタビューされたそうです。「一応録画しておいて」と連絡があったので、録っておいて娘が帰ってきてから見てみましたが、使われてはいませんでした。他にインタビューされた人たちの方がずっとネタとして強かったので、そりゃまあ使われないよなぁと思ったのですが、あの街角でのインタビューを使われるにはコツがあります。と言うのも、僕は若い頃から何回もインタビューされて使われてきたからです。

 と言っても、大したことではありません。相手、すなわちテレビ局が言って欲しいと望んでそうなことを言うだけです。使いやすい用になるべく短くハッキリと喋ることも重要です。そして、内容によって表情も笑顔が良いのか、困った顔が良いのか、怒った顔が良いのかも使い分ける必要があります。瞬間的にそれを判断して、適切な内容をコンパクトにまとめて喋れば使われる確率は上がります。話す内容も大事ですが、テレビで使いやすい表情と言葉遣いのクリアさが肝です。

 学生の頃からそうやってニュースや情報番組に何回か使われて、そのたびに誰か彼か見ていて連絡をくれたりしましたが、中年になってからはむしろカメラを避けるようになりました。そんな形でテレビに出たところで良いことなんて何もなくて、単に小さな自己顕示欲が満たされるだけだからです。それからは進行方向にカメラを見つけると「話しかけるな」オーラ全開で通り過ぎるようにしています。どうしても寄ってきたら、なるべく平凡でつまらないことを言うか、逆に過激なことを言うのが良いのですが、それが万一使われるようなことがあると後々のダメージが大きいので、やはりちゃんと断るのが一番です。大昔のテレビは結構いい加減で、ろくに承諾も取らずに勝手に使っていましたが、今はコンプライアンス上の問題がありますから、もっときちんとしています。

 そもそもインタビューとか番組出演などでテレビに出ることに一定の価値があったのも、ネットが一般に普及する前の時代の話です。それまではテレビの圧倒的なパワーで顔と名前が売れましたが、今はそこまで視聴率も高くないし、むしろネット時代になって顔と名前が拡散することのリスクも大きくなったので、冷静にリターンと天秤にかけてコントロールすべきでしょう。街角インタビュー程度では大したリスクもないように思えますが、見て欲しくない人に限って見ているというのも「あるある」なので、気をつけるに越したことはありません。
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プロ野球総選挙

2023-02-23 22:59:20 | 野球
 今日テレ朝系で放送された『ファン1万人が投票 プロ野球総選挙』がほぼほぼ予想通りの結果に終わり残念でした。何が不満かと言えば、ファンが選べば、見たことがない昔の選手にはなかなか票が集まらないことです。必然的に最近の人気のある新しい選手が上位に入りやすくなりますし、巨人や阪神のような目立つ人気球団の選手が選ばれやすいのもわかりきったことです。通好みとまではいかなくても、もう少し不人気球団、地方球団の昔のレジェンドが入って欲しかったですが、これはレギュレーションがそうなっている以上は何とも仕方ありません。

 1位は大谷翔平、2位がイチロー、以下3位王貞治、4位村上宗隆、5位長嶋茂雄、6位佐々木朗希、7位野茂英雄、8位松井秀喜、9位ダルビッシュ有、10位落合博満。まだキャリアの浅い村上が長嶋より上とか、佐々木が野茂やダルビッシュより上とかでも驚きますが、11位以下はもっと首を傾げる順位です。13位柳田悠岐、15位坂本勇人、17位鈴木誠也、19位菊池涼介、20位新庄剛志あたりは一体なぜそんな上位にと思いますが、若い世代はこの20年間くらいの選手しか知りませんから、そうなってしまうのでしょう。30位の鳥谷敬はスタジオゲストですからもう忖度かなと思いました。

 まあそういう自分だって、戦前から戦後に活躍した古い選手のことはわかりません。沢村栄治も景浦将も川上哲治も大下弘も別所毅彦も見ていません。辛うじて金田正一、稲尾和久、野村克也あたりは現役時代にギリギリ間に合ったくらいです。とは言え、金田16位や野村12位はまだしも、稲尾も張本勲も30位にすら入っていません。さらに投手なら鈴木啓示、山田久志、江夏豊、打者なら門田博光、山本浩二、福本豊、若松勉など1970年代の名選手も全て圏外です。

 まあこれが「今」のトップ30ということでしょう。10年後、20年後に同じ投票をしたら長嶋や王をはじめ昭和のレジェンドは残っても平成の選手はかなり入れ替わってしまっているかも知れません。最後に僕の思うオールタイムトップ10は以下の通りです。1位王貞治、2位長嶋茂雄、3位イチロー、4位金田正一、5位落合博満、6位野茂英雄、7位野村克也、8位江夏豊、9位稲尾和久、10位福本豊。短期間だけの瞬間最大風速ではなく、生涯を通じてどれほど活躍したかがやはり大事です。そういう意味でダルビッシュは素晴らしい投手ですが現役選手なのでまだ入れられません。大谷翔平も将来的にはイチローも超える可能性がありますが、現時点では評価するには時期尚早だと思います。
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値上げラッシュ

2023-02-22 23:52:48 | マネー
 最初は小麦が上がり電気代が上がり、そして今やモノみな上がる恐ろしい時代になりました。贅沢せずにファミレスやファーストフードで外食しても、これまでよりはるかに高い会計に慄きます。スーパーやコンビニに行っても、ステルス値上げに気づいては「これもか」と落胆します。1年前のロシアのウクライナ侵攻で食料品や資源価格が上がり、さらに昨秋からの円安で輸入品がどどーんと上がりました。その大波がいま生活を直撃しています。

 ではウクライナの戦争が終わり円高に戻れば、また元の価格に値下がりするのかと言えば、そんなことはないでしょう。いったん上がった価格が下がることは基本的にないからです。企業は一度上げた価格をベースにしてコストを算定しますから、コストを切り下げてまで値下げするというのは、よほど激しい価格競争が起きない限りはしないでしょう。日本企業は長い間のデフレ状態で国内での価格が低く抑え続けられてきたので、ここでようやく値上げができたわけですから、値下げすることはありません。

 では、唯一の救いである賃上げはあるのかと言えば、これは企業によります。ユニクロや任天堂のように早速賃上げを発表した企業がありますが、これは世界を相手に商売している大企業だからこそです。賃上げできるだけの儲けがあるからできることであって、それだけの余力がない企業は原価の高騰分を値上げでやりくりするのがやっとで、賃上げはさらに値上げしない限りは難しいでしょう。生産性の低さを長年指摘されてきた日本企業にどれだけそんな余力のあるかという問題です。

 これまでは異様に安い物価の中で、のんびりと「低め安定」の生活を享受してきた多くの人たちが、今後は物価は上がるのに給料は上がらない地獄の時代を生き抜かなければなりません。給料が上がらない以上、できることは節約、サイドビジネス、資産運用ですが、誰でもすぐにできるのは節約くらいです。僕も賃上げがない再雇用の身なので、節約をいろいろしつつ、資産運用にも取り組んでいます。サイドビジネスについては文章を書くのは得意ですが、やりたいのはテニスを教えることです。自分の希望と世の中のニーズがマッチングしないまま、体力がどんどん落ちていきそうです。
 
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働かないオジサン問題

2023-02-21 22:57:41 | 時事
 50代の男性社員を「働かないオジサン」と呼ぶようになって久しい気がします。高い給料を貰っている癖に全然働いていないと言われてバッシングを受けるような風潮が広がっています。日本企業が終身雇用&年功序列ではなくなってきているのに、働いている人たちの意識や能力がそれに合わせて変化できていないからですが、そもそも会社が50代社員のやる気を削ぐような雑な扱い方をするのがむしろ問題でしょう。豚もおだてりゃ木に登るくらいですから、50代だってモチベーションを高めるような使い方をすればちゃんと働きます。

 50代の社員のやる気を削ぐ一番の問題は仕事を奪ってしまうことです。僕も経験したことですが、気がつけば自分がやっていたやり甲斐のある仕事はいつの間にか若い社員が担当していて、50代社員は内向きの管理業務か、もしくは自分で新しい仕事を見つけてくれと言われて放置されています。誰も期待していないし見てもいない仕事にモチベーションは上がりません。そのつもりはないのに、徐々に窓際に追い込まれてしまい、ふと気づけば「あれ、自分はもう要らないのかな」となって、やる気を失ってしまいます。「働かないオジサン」は自らなるのではなく、会社がそうやって仕向けているのです。誰だって以前は「働いている若いオジサン」だったのですから、望んで働かないオジサン化はしていません。「働かないオジサン」は、実は「働けないオジサン」なのです。

 さて、こうして俯瞰したようなことを書いている自分はギリギリ逃げ切り世代だと言われる60代前半ですが、それは会社組織の中だけの話です。まだ受け取れない年金は減らされるばかりで、今の70代以上のように余裕は全くないですし、かと言って今さら70歳になっても働けるかと言われても、50代以上にアップデートできていないですから社会に求められてもいません。健康もお金も若い頃からきちんと意識して行動していないと、今さら急に何とかしようとしたって手遅れです。壊れた肝臓も高い血糖値も少ない銀行預金も、もう元には戻りません。

 成田某から年寄りは自害しろと言われなくても、きっと80代にはまともに生活できなくなる人間が多発しそうなのが今の60代です。老人の孤独死と自殺問題が今よりもっと社会問題化しそうだと予言しておきます。僕は自害しなくても良いように、なんとか生き延びることをいろいろ考えていますが、できたら周りの友人たちにも同じように頑張って一緒に生き残って欲しいです。まあ60代になると個人差が大きいので、人それぞれ過ぎてどうなるかわからないですけどね。
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我が青春の松本零士

2023-02-20 23:32:09 | マンガ
 松本零士が亡くなりました。小学生の頃から読み親しんでいたマンガ家がまたひとり亡くなりました。手塚治虫、横山光輝、白土三平、水木しげる、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄、水島新司、ジョージ秋山、さいとうたかを、そして松本零士。残っているのは、ちばてつやと永井豪、川崎のぼるくらいでしょうか。

 松本零士を初めて読んだのは、恐らく少年ジャンプに連載されていた「光速エスパー」ではないかと思いますが、まだ7歳くらいだったのではっきりした記憶はありません。松本を意識したのはやはり「男おいどん」です。小学生には良く理解できないところもある作品でしたが、その面白は十分に感じられました。松本に夢中になったのは「銀河鉄道999」と「宇宙海賊キャプテンハーロック」からです。もう高校生になっていましたから、SFモノはドンピシャ世代でした。

 さらにアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の大ヒットで、大学に入る頃には松本零士ブームが到来します。バイト代で松本作品を遡って買い集めました。そこで結構エロチックな作品も描いていたことを知りました。またハーロック、エメラルダス、トチローがいくつかの作品にまたがって登場する松本零士ワールドも当時としてはかなり斬新で、手塚が開発したスターシステムに近いけれども、ひとつの世界観の中でキャラクターが相互に登場するところに新味があると当時は思いました。

 残念ながら僕の中でも世間的にも松本零士ブームは大学生の間に終わってしまいました。実際、1980年代以降はヒット作にも恵まれませんでしたが、僕の青春時代を彩ってくれた松本の残した作品たちは、今も我が家の本棚に大事に残されています。謹んでご冥福をお祈りいたします。 
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トロフィーポーズのその後

2023-02-19 23:19:35 | テニス
 今日の山本麻友美プロレッスン会ではバックボレーとサービスを教えてもらいました。バックボレーはまた機会があれば触れるとして、サービスはトロフィーポーズです。テニスをしている人ならご存知でしょうが、サービスを打つ時にトスを上げてからスイング開始までの姿勢のことで、名前の由来はテニスのトロフィーの一番上の像がよくこのようなポーズを取っているから。このトロフィーポーズの形をしっかり覚えないと、腕だけのスイングになったり、ボールにパワーを伝えることが出来ないといった状態になります。 

 トロフィーポーズにはいくつかのポイントがあります。それは肘の高さ、肘と肩の角度、ラケットと手首の角度、膝の屈伸などですが、左手の位置も大事で、真っすぐに上に伸ばして上半身を捻り左側(右利きの場合)に壁を作るようにします。僕はこれまでこの左手を真っ直ぐ上に伸ばすということをしていませんでした。意識では伸ばさなければと思っていたのですが、実際に打っている動画を見たら全然できていませんでした。

 今日は山本プロに左手を真っ直ぐ伸ばして打つフォームを見てもらったのですが、ここで重要な指摘がされました。「伸ばした左手を使えていない」というのです。確かに左手を伸ばすことは意識していましたが、その後どうするかについては無頓着でした。理屈ではこの左手を下におろすことでラケットを持っている右手が上に振り上げられる勢いがつくのですが、どうやら僕は単に左手を下ろしているだけで、右手を振り上げる反動にはなっていないようです。

 そこで左手を肘から下に引くということを意識して打ってみました。すると右手が勢いよく上に振られるのです。これまでと同じように打とうとすると、ヘッドスピードが速くなり過ぎてボールを打つタイミングが合いません。さらに何球か打っていると右肩や肘への負荷が大きいことにも気づきました。肩を痛めそうです。それだけ速く勢いよくラケットを振っているのですから、決して悪いことではないのですが。

 と言うことで、思った以上にこのトロフィーポーズからの左手の引きこみというのが効果的なことは理解できました。後はタイミングの微調整です。また左手のことばかり意識していると、肝心の右手の動きがおかしくなりそうなので、あまり意識しないで左手をうまく下に引きこむようになれれば理想的。45年もテニスをしているのに、まだまだ上達するためのヒントはいくらでもありそうです。
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