幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

東京五輪から1年

2022-07-31 23:53:50 | スポーツ
 去年の夏は何だかんだ言ってもオリンピックを見て盛り上がっていました。もちろん五輪開催に反対していた人々も多かったし、中には東京五輪のもろもろの騒動などをきっかけにオリンピックそのもののあり方を見直すべきだと思った人も多かったことでしょう。僕もあまりにも金儲け主義に走っているIOCの「ぼったくり男爵」を見ていると、もうちょっと抑制的であるべきだと思います。

 とは言え、スポーツが人々に喜びや感動を与えるものであることに変わりはなく、また娯楽として最上の部類のものに入るという思いも変わりません。オリンピック自体の運営のやり方などに問題が多々あったとしても、その存在意義は相変わらず高いものだと考えています。早くも2年後に迫ってきたパリ五輪も今から楽しみにしています。

 そんな中、NHKのサンデースポーツでは2週にわたって「東京五輪から1年 アスリートたちの告白」という特別企画を放送しました。体操の内村航平、卓球の水谷隼、レスリングの須崎優衣という3人の金メダリストたちによる鼎談です。なかなか公の場で本音を話せない立場のアスリートたちの真実の声を聞くという趣旨で、なかなか興味深いものがありました。

 彼らはそれぞれの競技の第一人者なので、自分の成績のことばかりを考えているだけではありません。特に東京五輪で引退した内村、水谷は今後の体操や卓球の盛り上げや、オリンピック自体のあり方、さらにはスポーツ全体の普及や地位向上なども視野に入れた話をしていました。もちろん全てのアスリートが同じ考えだとは思っていませんし、過去にも問題や不祥事を起こした多くの元選手がいましたから、内村や水谷のような人はもしかしたら特別なのかも知れませんが、話を聞いていると彼らの今後の活躍が楽しみにはなりました。

 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏は夜

2022-07-30 23:19:36 | テニス
 学生時代に清少納言「枕草子」の有名な冒頭を暗記した方も多いことでしょう。
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。」

 と言うことで、いつも昼下がりに活動している我々のテニスサークルも真夏だけは「夏は夜」だと言う平安時代の偉人の言葉にしたがって夜に時間をずらしています。今日は夕方4時半スタートで終わりが夜8時半。春秋冬は12時半~4時半ですから4時間も時差があります。本来それほどルーティンが変わると大変なのですが、かと言って暑さを避けて早朝から始めるのはもっと大変なので、やはり夜なのです。余談ですが清少納言は「冬はつとめて(早朝)」と言っていますが、冬の早朝はいくら風情があろうとも夏よりはるかに辛いです。

 で、夕方4時半というのは秋なら夕方ですが、7月末ではまだ日が高くてかなり暑さが厳しいです。軽くアップをしただけで汗がしたたり落ちます。ただ1時間も経たないうちに日が傾いてくるので、そうすると一気に楽になってきます。6時半を過ぎると照明がついてすっかり夕暮れ。風も少し爽やかになってベンチに座っていると気持ちが良いくらいです。夏の夜は平安の世も令和の今も変わらず快適です。今日はどこかで花火が上がっていたようで、その音を聞きながらのテニスは「をかし」でした。

 暑い日の午後に4時間テニスをすると、終わる頃には西日に当たってグダグダに疲労しているのですが、どんどん涼しくなってくるナイターテニスは身体は疲れていても気持ちが元気でいられるのが良いところです。残念ながらテニスが終わってからどこかに出かけるにはもう時間が遅いのですが、テニス中心の生活を送っている愛好家にとっては、やはり快適にテニスができることが最優先。夏のテニスは夜に限ります。難点は年をとるにつれて「ボールが見えない!」と言い出すことだけです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民党と統一教会

2022-07-29 23:48:41 | 政治
 安倍元首相銃撃事件以降、自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の癒着ぶりがどんどん白日の下にさらけ出されています。マスコミで熱心にこれを追いかけているのがTBS・毎日新聞だけで、テレ朝・朝日新聞の腰が引けているのが何とも情けない限りですが、TBSが頑張っているだけでも拍手しましょう。どう考えたって霊感商法で日本国民から大金を搾取し韓国に流すような反社会的カルトと与党の自民党が密接に繋がっていることは明らかに問題であり、これを機会に自民党は旧統一教会と手を切るようにすべきだと思うのですが、全くその気がなさそうなのが不思議でなりません。

 特に国家を守る要のポジションにいる岸信夫防衛大臣や二之湯智国家公安委員長が関りを認めているということは日本の安全保障的にも恐ろしい話です。もしそういう立場だからこそ彼らを据えてあるのだとしたら、自民党ぐるみで旧統一教会を守ろうとしているとしか考えられません。一刻も早く自民党議員との繋がりを明らかにした上で、さっさとこれまでの関係を清算してほしいのですが、福田総務会長のように「何が問題なのかよくわからない」などと呆れた発言をしているのですから、お先真っ暗です。

 自民党の改憲草案が旧統一教会の主張に沿ったものだという話も伝えられていますが、そもそもそんな状況で改憲を言い出している岸田首相にも暗澹たる思いがします。戦後77年経って日本国憲法が今の時代に合わなくなってきているのは確かでしょう。しかし、それは新しい時代に向けて人権やジェンダー、環境などの対応のための改憲が必要なのであって、戦前回帰の国家主義のための改憲ではありませんし、もちろんカルトを守るためのものであってはなりません。

 改憲はさておき、現在「反社」と付き合っていることを認めながらアウトじゃないのは政治家だけですから、まずはそこをきちんとする努力を自民党にしてもらいたいと強く願います。決してそんなに難しい話ではないと思いますが、一向に手を切ろうとする様子が見えないのは、相当にヤバいネタを旧統一教会に掴まれていたりするのでしょうか?ズブズブの関係ならあり得なくもないですが、このままで良いと思っている政治家ばかりではないと信じたいところです。

  
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気が早いのは母譲り

2022-07-28 23:59:12 | 日記
 僕は何かにつけ先回りする癖があります。この先に起きそうなこと、やらなければならないことを少しでも早くやっておきたい性格です。やらなければならないことをやらずに放置しておくのは気持ちが悪いので、仕事は常に早め早めに片付けてしまいます。宿題を溜めておくのが嫌いです。夏休みの宿題はできたら7月中に終わらせたいといつも考えていました。

 20代の時に先輩に「シニアライフに必要なのは、健康、お金、趣味、友達。どれも作るのに時間がかかるので40歳から用意が必要」だと教えられて、10年早く30歳になった頃からずっと意識して準備してきました。40歳から始めなさいと言われても40歳まで待っていられるほど気が長くないのです。テニスは趣味ですが、健康増進にも友達作りにも浪費防止にも本当に役立ちました。

 この性格は母親に似ています。幼い頃から「やらなければならないことは先にやりなさい」と母に言われてきたので、そうしてきましたが、母自身がとにかく気が早くて何でもさっさとやってしまいます。実家を引っ越す時など、僕が実家に残しておいた子どもの頃のものを、勝手に捨てられていました。小学生の時に市民水泳大会で優勝してもらった盾と賞状も、中学の美術の授業で描いた我ながら傑作の姫路城も、高校生の時に県の美術展に出品した書も、全国模試で地理で全国1位を取った奇跡の成績表も全て許可なく捨てられていました。栄光が何も残っていないのです。「通知表も要らないよね?」と聞かれたので、辛うじてそれだけは回収してきましたが、卒業証書は見当たりません。

 父が死んだ時にも葬儀から1ヵ月も経っていないのに父の遺品は全て処分されてしまい、僕に「お父さんの数珠はあんたにあげる」と言われて、それだけが父の形見になりました。母は腰が痛くて耳がちょっと遠くなっていますが内臓系は元気なのでまだしばらく生きてそうですが、すでに終活をすごいテンポで進めていて、僕は母が死んだ時にやることを書いたリストを随分前に渡されています。死んだら連絡するところとして渡されましたが、貰うのが早過ぎたのでそのうち修正版を渡されそうな気がします。

 母を見て育ってきたので自分が気が早いとは全く思っていませんでしたが、うちの妻や子どもたちを見ていると、世の中の人はみんなこんなのんびりと生きているんだなぁと改めて感じます。父はずっと母の性格を苦笑いしながら母と暮らしていたんだろうなと今さらながら思っています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡本太郎と太陽の塔

2022-07-27 23:58:27 | テレビ・芸能
 今日のNHK「歴史探偵」は「岡本太郎と太陽の塔」というテーマでした。太陽の塔が好きな娘とふたりで楽しく見ました。この番組のMCの佐藤二朗は時々あまりにも歴史に無知過ぎて残念なことがありますが、今回は佐藤が子どもの頃に記憶のある岡本太郎であり大阪万博がテーマだったこともあり、非常識な発言もなく視聴者に寄り添った目線で見ていても邪魔になりませんでした。

 むしろ太陽の塔については僕のような60代以上の人間は良く知っていますが、若い人はその存在以外ほとんど何も知らない可能性もあり、そういう意味では佐藤のキャスティングが生きていたと言えるくらいでした。番組では太陽の塔が万博の時にどういう経緯で作られたか、そして太陽の塔のデザインはどうやって生み出されたのか、さらに本来なら撤去される予定だった太陽の塔がどうして保存されることになったのかについて、多くの資料を元に説明がありました。

 番組で紹介されたエピソードは知っていることも初めて知ったこともありましたが、何より感銘を受けたのは岡本太郎の芸術に対する姿勢でした。金持ちのリビングや企業の社長室に飾られた芸術は無いも同じだ、という信念から油絵は売らなかった、そしてパブリックアートをたくさん作った、タダで配るおまけのグラスにデザインすることに反対されて、タダの何が悪いんだと言ったというような話は、いちいちパワーワードで「太郎△」でした。

 娘は太陽の塔が好きで何回も大阪まで見に行っていますが、僕は小学校4年生の時に大阪万博に実際に行っています。もちろん太陽の塔を目の当たりに見てテーマ館にも入っています。娘のようなまだ生まれていない人間に羨ましがられてもどうしようもないリアルな体験をしていることは、振り返ってみれば貴重な思い出です。当時は単に話題になっていて流行っているから連れて行ってもらえたというだけですが、生きているうちに体験したことがどう意味があるかは先々になってみないとわからないものです。

 大阪万博に行ったことと、長嶋茂雄が引退した1974年にナゴヤ球場でONアベックホームランを見たことは、自分の中で本当に大事な宝物になっています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オールスター戦をスルー

2022-07-26 22:51:16 | 野球
 今日からプロ野球のオールスター戦が始まりましたが、1秒も見ませんでした。子どもの頃はあんなにも楽しみにしていた「夢の球宴」でしたが、今年のオールスター戦の価値は50年前の10分の1以下にしか感じません。というか、オールスター戦よりも通常のペナントレースの試合を見たいです。単なるエキジビションマッチよりも公式戦の方が真剣プレーで見ていて面白いからです。

 オールスター戦の価値が大幅下落した要因はいくつもあります。何といっても交流戦があることで、セパの選手の対決に希少価値が薄れたことが一番の理由です。本来対戦しない選手同士の対決が見たいというファンの欲望が生み出したオールスター戦なのですから、佐々木と村上の対決とか、菅野と柳田の対決とか言われても今さらです。

 さらに「オールスター」の名前に相応しいスター選手が減ったことも魅力を失わせている大きな要因です。今年はコロナで辞退した選手が特に多いので余計にそう感じますが、それ以前にメジャーリーグに本当のスター選手が多く流出してしまっていることも一因でしょう。日本人ナンバー1の投手も打者も出ないのに何がオールスターだと感じてしまいます。

 またかつてのオールスター戦でワクワクしたのは日頃ではあり得ない球団を超えた豪華な打線を見られたことです。僕の子どもの頃なら1番柴田・2番高木・3番王・4番長嶋・5番田淵・6番山本浩・7番若松みたいなドリーム打線に鈴木啓、山田、村田、東尾といった強力投手陣が対峙していました。今は侍ジャパンが頻繁に編成されていて、「なんて豪華な打線だ」という感動がすっかり乏しくなってしまいました。

 最近は選手もオールスターに出るよりも休んで体調を整えたいという雰囲気を感じます。以前からアメリカのように1試合にしたらという提案はされていると思うのですが、興行的な面からでしょうか、なかなか実現しません。1試合だけなら出られる選手も限られるので「名誉」も高まるでしょうし、コンディション調整も楽でしょう。何より「有難味」が全然違ってきます。オールスター戦が曲がり角にきていることはNPB側もわかっていることでしょう。本当に「夢の球宴」だと感じられるような改革を早急にしてもらいたいです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過ごしやすい夏

2022-07-25 23:53:27 | 日記
 7月下旬といえば1年でもっとも暑い時期です。特に蒸し暑いことでは東南アジア並みの名古屋の過ごしにくさといったら、他の地方から引っ越して来た人が口を揃えて文句を言います。特に近年は温暖化の影響か、名古屋に暮らして60年以上の僕だって本当にバテるくらい毎年暑いのですが、なぜか今年は比較的過ごしやすい気温で助かっています。

 僕たちが子どもの頃は真夏と言っても最高気温は32℃くらいで、20℃台と言う日も珍しくはなく、35℃を超えるような日は夏休み期間中でも滅多にありませんでした。夏休みは毎日気温を記録させられていましたから良く覚えています。まあ高学年になると新聞から丸写しするという技を覚えてサボっていましたが。

 21世紀に入った頃から最高気温は35℃超えが当たり前になり、真夏の午後のテニスは死と隣り合わせではないかと感じるようになりました。サークルの練習時間を夏だけ2時間遅くして夕方にするようになったのも近年のことです。今年の夏は特に猛暑の予想もあったので、9月中旬までずっとサマータイムに設定しています。

 ところが案に相違して、ここのところ最高気温は32~34℃程度です。天気予報ではこの先もしばらくは今くらいの気温らしく、また最低気温も25℃前後なので冷房を切って寝ても大丈夫です。電気料金も高騰していますから本当に涼しいのは助かりますが、覚悟していただけに拍子抜けする気分もあります。もちろんテニスで熱中症のリスクも低くなりますから、気温が低い方がありがたいのですが、猛暑の方が景気が良くなるという話もありますし、そのあたりはどうなんでしょう。まあ涼しい方が良いかな、やっぱり。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逸ノ城初優勝

2022-07-24 23:31:08 | 大相撲
 大相撲名古屋場所は逸ノ城が初優勝を果たしました。3敗で並んでいた照ノ富士が貴景勝に負けて決定戦にはなりませんでしたが、仲良しの逸ノ城と照ノ富士の決定戦になったら照ノ富士が有利かと思っていたので、逸ノ城としては貴景勝に感謝しなければならないところです。ただ今場所の逸ノ城は本当に取り口が安定していて、優勝に相応しい内容だったと思います。

 8年前、逸ノ城がデビューした当時は「モンゴルの怪物」を言われ、瞬く間に出世したので、すぐにも大関、さらには横綱にも昇進してしまうのではないかと思っていました。巨体に似合わない運動神経の良い相撲ぶりで本当にこれは強くなるぞという印象だったのですが、取り口を研究されたこと、太り過ぎてダイエットをしたこと、そして怪我などもあって、すっかり平幕の地位に安住してしまいました。

 夏場所をコロナ感染で全休したこともあり、今場所もそれほど期待されていなかったと思うのですが、春場所は好調でしたし、コロナで休んでいなければ実は先場所も活躍していたのかも知れません。何が変わったのかはわかりませんが、往年の怪物が目覚めたのだとしたら、これからまた大関昇進も現実的な目標になりそうです。

 ちなみにモンゴル出身の力士はほとんどが首都ウランバートル生まれですが、逸ノ城は草原の遊牧民出身だということで、デビューした頃にも話題になっていました。チンギスハンの末裔と思うと、改めてそのポテンシャルの高さに期待が高まります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストレートアタック

2022-07-23 23:53:25 | テニス
 テニスのダブルスにおいて重要な戦術として前衛のサイドを抜くパッシングショット、もしくは前衛のボディを狙っていくストレートアタックがあります。ダブルスでは前衛がセンターにポーチに出てポイントを奪いにいくわけですが、やたらと動いてくる前衛と言うのは相手にしてみたら本当に厄介なので、それを足止めするために前衛を狙って打ち込んでいくわけです。前衛は自分が動いたところに打たれたら当然失点してしまうので迷いが生じます。動かなくなれば良いし、迷いながら出てきても決定率が下がるのでそれもよし。そうした駆け引きがダブルスの醍醐味のひとつとなります。

 ポーチはなるべく素早く動く必要がありますし、また速いボールに対して正確にヒットする目の良さや反射神経も大切です。どちらも加齢とともに失われていく能力なので、我々のような60代のプレーヤーには苦手な部類のショットとなってきます。逆にストレートアタックはカウンターで打てるし、相手の逆を突ければボールが少々緩くても抜けるので問題ありません。心理的な駆け引きはもちろん年を取れば取るほど得意になります。と言うことで、ここ数年はストレートアタックを得意ショットにすべく研究と練習を重ねてきました。

 僕はデュースサイドを守ることが多いので、フォアハンドでストレートに打つチャンスが一番多いのですが、これは機会が多いお陰でかなり精度良く打てています。外に追い出された時などにポール回し気味に外から入れるのも得意です。アドサイドにいる時は、回り込みのフォアでストレートに打つのは比較的好きなのですが、問題はバックハンドです。バックのフラットドライブはスピードは出てもコントロールが悪いので使いものにならず、スライスを使ってストレートに打つ練習をしています。

 以前はボールが遅くて浮き気味になるか、シュート系のサイドスピンがかかってアウトすることが多くあまり使えなかったのですが、最近ちょっと打ち方のコツを掴んできました。テニス仲間に上手にスライスでストレートに打てるメンバーがいるので、それを観察して「なるほど」と思ったのが、ラケットの立て方とボールとの距離、そして引きつけた打点でした。

 ラケットをしっかり立てて構えるとボールの外側に当ててカーブをかけるように曲げてコートに入れることができるし、ボールが浮かずに抑え込めます。あまりボールと距離を取り過ぎるとボールの外側を打てないので少し近くに距離を詰めます。そしてしっかりボールを引きつけてほんの少し打点を手元にすることで、ストレートに打つのかクロスに打つのかコースを隠すことができます。

 まだ数本ですがゲーム中にこのスライスのストレートショットを決めることができました。1本決まれば相手はスライスの構えを見ても易々とはポーチに出てこられなくなるのでかなり効果的です。しかもスライスなので同じ構えからドロップショット、ショートクロス、ロブも打てます。使い勝手が良いし、力もあまり要らないので60代のテニスには最適です。特に相手が若者でこういうショットに慣れていないと効くようです。

 加齢による身体的な能力の衰えはどうしても仕方ない部分があるので、そこをいかに技術と戦術でカバーするかが大事です。まだまだ上達できるところがあるなんて、本当にテニスは奥が深いです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりのライブハウス

2022-07-22 23:59:46 | 音楽
 昔はライブハウスにジャズ(だけではないですが)を聴きにいくことがちょくちょくありました。会社の後輩女性がジャズシンガーだったし、サックスの先生がライブをすることもありました。もちろん今はなき名古屋ブルーノートの会員でもあったので、デイブ・コーズ、MALTA、本田雅人、小林香織、寺久保エレナといったサックス奏者を中心に小曽根真、寺井尚子、中村健吾、小沼ようすけといったプレーヤーのライブにも足を運びました。

 しかしコロナ禍とともにライブハウスとは縁遠くなり、辛うじて昨年末にサックスの発表会で足を踏み入れたくらいで、演奏を聴きにいったことはありません。そして今夜、本当に久しぶりにライブハウスに出かけました。サックスの先生が出演するライブですが、メインはニューヨークから2年半ぶりに日本に帰ってきたというドラマーの田井中福司。日本各地を回るツアーの初回が名古屋で、しかも僕のサックスの先生との共演ということで、サックスの「教え子仲間」と繰り出しました。

 会場は満席で我々教え子は4人固まって座っています。いや、我々が知らないだけで他にも教え子はいたのかも知れませんが、とにかくみんな始まる前から熱気がすごいのです。ドアを開けて換気をしながら冷房もガンガンかけているのですが、それでも観客の期待で室温が上がるのがわかります。それに呼応するかのように演奏もとにかくヒートアップ。ドラムが他のプレーヤーの尻をひっぱたくように鼓舞していきます。あんなに圧が高いドラムは初めて聴きました。あのドラムに負けないサックスの先生もスゲーと思いながら聴いていました。

 演奏は休憩を挟んで3時間近くに及びました。その長さを感じさせないプレイでしたが、終わった頃には座り過ぎでお尻が痛くなっていたので、やはり長かったんだなと改めてお尻が教えてくれました。コロナ感染が爆発的に増加中の今、いつまでこんなライブが開催できるのか不透明ですから、今夜聴いておいて良かったと思います。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする