幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

投手起用法で負けた中京

2021-03-31 23:53:09 | 野球
 センバツ甲子園大会、中京大中京が準決勝で明豊に4-5で敗れました。試合を見ていて実力は中京の方が上ではないかと思いましたが、僅差で負けたのは投手起用法のミスだと思います。もちろん、監督には監督の考えがありチーム事情がありますから、テレビで見ているだけの単なる野球好きの部外者に起用法を批判されたくはないでしょうが、地元高校を応援するファンの立場としては納得がいかないものは残ります。

 この準決勝でエース畔柳は球数制限により上限で121球しか投げられないという制約がありました。考えられる起用法としては畔柳を温存して控え投手を先発させて、ある程度イニングが進んだところから投げさせるということにするか、逆に畔柳を先発させてリードしたらどこかのタイミングで控え投手にスイッチするかです。今日は畔柳を温存して控えの柴田を先発させました。これは決勝も見据えて試合展開次第では畔柳を最後まで温存したいという考えでしょう。

 しかし残念なことに柴田は不安定な投球に終始し、4回に5点ものリードを奪われてしまいました。そこから畔柳を投入して打線も遅まきながら反撃を開始し4点取って追い詰めましたが一歩及ばずそのまま敗退。結果として絶対的なエースである畔柳の投入が遅かったせいで負けたということになりました。もっとも畔柳はリリーフして抑えたものの、すぐに降板したので体調が悪かったということも起用をためらった原因かも知れません。

 5点差になってからのエース投入では遅すぎたわけですが、これは東海大会決勝で県岐阜商を相手に同じパターンの試合展開で6点差を大逆転した成功体験が裏目に出たのではないかと思います。あんな奇跡はそうそう起きるものではありません。今日は犠飛で1点を取られたところか、遅くとも次にタイムリーを打たれて2点差になったところが交代のタイミングではなかったかと思いましたが、これはいわゆる「結果論」だと言えばそうです。

 ただこうなった本当の敗因はそれまでの3試合でもう少し畔柳の球数をおさえることができたのではないかというところにあります。特に2回戦と準々決勝は打線が点をしっかり取って完勝しているのです。もっと早く畔柳から控え投手に交代させることができただろうと思います。その決断ができなかったのは、監督に優勝が目標ではなく一戦ずつの勝利が目標となっていて、決勝までのロードマップがしっかり描けていなかったからでしょう。準決勝にいたって急に球数制限を意識したかのような起用法では遅すぎます。

 まだ彼らには夏があります。控え投手の底上げはもちろんですが、畔柳をベンチに下げるのではなく一時的に他のポジションを守らせて試合展開の様子を見るなどの対策も練ることが必要でしょう。実力で上回りながら采配で負けるというのは何とも残念です。
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厚労省の深夜宴会の話

2021-03-30 23:47:50 | 時事
 厚労省の職員23人が送別会で深夜まで会食をしていたことが判明して処分を受けました。よりによって厚労省。まさに開いた口が塞がらないとはこのことですが、役所というところはタテ社会ですから、上が「やる」と言えば下はおかしいと思っても逆らえなかったのではないかと推察されます。つまり23人全員がイケイケで深夜まで飲んでいたわけではなく、きっと「これはまずいんじゃないか」と危惧していた人もいるはずで、それを言い出せない組織の仕組みに問題があると思います。

 役所に限らずサラリーマン社会では「上の言うことには逆らえない」というところが多く、中には「軍隊かよ」と思うような絶対服従的な話を聞くこともあります。そしてこれまでの日本の会社では上に従順で口ごたえをしない人間を上が引き上げて出世させていくというシステムですから、次に上に立った人間も同じことを繰り返します。体罰を受けて育った子どもが親になって子どもに体罰をするというのと同じ悪循環です。

 しかし、それでは今回の厚労省の宴会と同じようなことが繰り返されます。上が間違っている時にそれを指摘する下の人間もいないし、仮に指摘しても上が聞く耳を持たずに、正しい意見をした下の人間を冷遇するというのでは、組織は間違いの連鎖を繰り返してしまいます。挙句に最後は旧日本軍のように全滅です。いま業績が悪化している一流企業の多くに似たような疾病をかかえているところがあるのではないかと思います。

 かと言って、下が必ずしも正しいことを言うわけでもないですし、上の判断に逆らってばかりいるようでは組織が維持できないというのもまた真理です。要はできる限り有能で、かつ下の意見も率直に受け入れられる公平で懐の深い人間を上に据えることですが、そういう優秀な人に限って周りの嫉妬を受けて不当な評価をされていて、結局上へのアピール上手が出世したりしますから難しいです。
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中京大中京ベスト4

2021-03-29 23:16:56 | 野球
 センバツ高校野球が佳境に入ってきました。愛知代表の中京大中京は前評判通りの強さを発揮してベスト4入り。中京としては24年ぶりだそうです。四半世紀近くもセンバツでベスト4から遠ざかっていたとは高校野球界屈指の名門としては意外でしたが、昔から愛知県では春は東邦、夏は中京というのが定番ですからそんなものかという気もします。

 中京の強さは前評判通りですが心配なのはエース畔柳の投球数です。今大会から採用された球数制限に準決勝で引っかかりそうです。1回戦・専大松戸戦で131球、2回戦・常総学院戦で110球、準々決勝・東海大菅生戦で137球。1週間500球以内の球数制限があるので、31日の準決勝の明豊戦では121球までしか投げられません。完投できるかどうかは微妙な球数です。

 球数制限が導入されたことでどこの高校も複数の投手を育成するようにしてきたということです。中京にももちろん控え投手はいますが、2回戦でリリーフ登板させてみたら少々不安定な内容でした。畔柳が圧倒的過ぎるためにどうしてもエースが投げ抜く昔ながらの投手起用になってしまうのが中京の一番の弱みとなりそうで心配です。

 昨年だったら畔柳は控えでエースにはドラフト1位で中日に入団した高橋宏斗がいました。コロナ禍で大会が中止にならなければこのWエースで春夏連覇も可能だった無敗のチームだっただけに本当に中止は惜しまれますが、さすがに毎年ドラフト1位クラスの投手が控えているわけもないので辛いところです。

 準決勝、決勝を勝つためには畔柳が少ない球数で抑えるとともに、打線の奮起が大事です。2回戦のように15点も取れば畔柳が投げなくても何とかなりますが、それでもリリーフ陣が5点を取られたために、今日の準々決勝でも6点リードがありながら心配で畔柳をおろせなかったんだろうと思います。

 それに中京大中京と言えば2009年夏の選手権大会決勝・日大文理戦のトラウマがあります。10-4と6点差リードした9回裏2死無走者から1点差まで追い詰められたあの試合は未だに高校野球史に残る熱戦でしたが、エース堂林の投手リレーがバタバタしたために起きた大ピンチでもありました。野球はゲームが終わるまで何が起きるかわかりません。
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さらに両手バックハンド

2021-03-28 23:37:34 | テニス
 先週に続き今日も山本麻友美プロに両手バックハンドを教えてもらいました。最近はゲームの中で少しずつ両手バックを打つようにしていますが、やはりまだうまくいきません。とりあえず相手のコートに返ることは増えましたが、それでもコントロールがあまりつかず、ミスショットも多いので、我ながら怪しいと思っています。どちらかというと振り遅れることが多く、それで余計に慌てて打ってミスをしています。

 今日球出ししてもらいながら改めて山本プロに注意点、改善点を教えてもらいました。まずラケットを回そうとしているので、もっと前に大きく押し出すようにして打たないと前に飛ぶ推進力がないということ。そのための改善点として打点をもっと前にすることを指摘されました。今はまだ右足の当りで打っているから、それを片手バックの打点くらい前の意識で打つようにすればいいそうです。

 そして打った後に左足が前に出ていくくらい後ろから前に体重移動をさせること。今は右足をドンと強く踏み込んでしまって、それで逆に後ろに反動で体重が残ってしまうから、右足の踏み込みは柔らかく踵から入って前にスムーズに体重移動をさせることで打点も前で取れるということです。実際にやってみると確かにその通りで、そのためにはまず力まずにリラックスしたフットワークが大事でした。

 そのフットワークでは左足を早く決め過ぎているということでした。そのためにそこで止まってしまって後は手だけで打とうとするから腕を回してしまっているそうです。なのでギリギリまで足を動かして、最後に左足を決めてそのままスムーズに前に体重を移動させていくようなフットワークをすると良いということでした。

 腕の使い方ではあまり両手を伸ばした状態でテイクバックをすると力が入ってしまうので、特に左手は少し余裕をもたせて柔らかく使い、左肘から先にテイクバックしていくと振りやすくなるそうです。手も足も力が入り過ぎていてガチガチなので、もっとリラックスして打つようにした方が身体もスムーズに動くし良いみたいです。

 とにかく全ては前にしっかりボールを飛ばすためのアドバイスで、それだけいま打っているボールに力がないということです。さらに言えばほとんどのアドバイスはこれまでも繰り返し何回も言われてきたことで、それがまだまだ身についていないということです。ですから単純に練習不足。もっともっと打ち込んで正しいフォームを固めていくことが大事です。練習は大事~板東は英二♪です。
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オールスター感謝祭45問正解

2021-03-27 23:59:04 | クイズ
 テニスから帰ったらちょうどTBSの「オールスター感謝祭」が始まっていました。この番組はかつてはクイズ番組だったのですが、いつの間にかタレントが変なゲームをする番組になっていて、それがコロナ禍でタレントにゲームをさせることが難しくなったので、またクイズ中心の番組にシフトしています。で、このクイズに視聴者もテレビのdボタンを使って参加できるので、たまたまオープニングから見始めたので初めてチャレンジしてみました。

 結果から言えば45問正解。番組に出演していたタレントと比べると2位の3時のヒロイン福田麻貴が44問だったので上回ったのですが、優勝した乃木坂46山下美月の47問には負けてしまいました。ちょっと惜しかったのは僕が最初の2問でリモコンの操作に手間取って解答が制限時間内に入らなかったので、それをちゃんと答えていれば優勝した山下と同点でした。と言うか、山下美月のクイズ正解率が素晴らしいです。乃木坂のクイズ女王と言えば山崎怜奈が知られていますが、山下もなかなかなものです。

 視聴者の正答数の全国ランキングも集計されていて、1位は52問で2人、3位51問で9人。45問は445位でした。全体で130万人くらいがエントリーしていたようなので、上位の約3000分の1くらいに入っているのですからまあまあの成績でしょう。ちなみに47問だったら114位でしたから、やはりちょっと最初の2問は悔しいです。とは言え純粋なクイズもありましたが、タレントがするゲームの優勝者を当てるとかそういうものもあり、なかなかパーフェクトにはいかない内容でしたから仕方ありません。

 40問以上正解した人の中から抽選で10名に10万円のクオカードが当たります。1000人以上いますから簡単ではありませんが、全員が応募するとも限らないのでせっかくですから応募してみようと思っています。なにせ生放送に5時間半も付き合ったのですから、それくらいのご褒美は欲しいです。

 オールスター感謝祭はなんと今年で30周年という長寿番組。最盛期はタレントをスタジオに200人も集めて生放送するという大掛かりな番組でしたが、コロナ禍もあってすっかり規模は縮小されています。恐らく番組予算もかなり削減されているのでしょう。個人的にはクイズ番組への回帰は嬉しいですが、まだ中途半端だったので、もっとクイズメインにしてもらえたらと思います。あくまでもクイズ好きの意見なので一般的な声とは違うかも知れませんが。
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プロ野球開幕

2021-03-26 23:58:18 | 野球
 昨シーズンは開幕がずれ込んで寂しいシーズンでしたが、今年は観客も入れて予定通りにプロ野球が開幕しました。長年の野球ファンとしてはセンバツ高校野球とプロ野球が始まると球春到来という感がします。どちらもなかった昨年は歳時記が欠けたような春でした。

 恒例のセ・リーグ順位予想ですが、1位・巨人、2位・中日、3位・阪神、4位・広島、5位・DeNA、6位・ヤクルトと考えています。まあ毎年大して当たらない予想ですが、なんだかんだ言って巨人の戦力は他を圧していますし、勝ち方も心得ています。2位争いは中日と阪神ですが、阪神は新人の佐藤に期待をかけすぎです。あまりルーキーに重圧をかけるものではありません。下位争いは故障者次第で変わることでしょう。巨人以外は層が薄いので、主力が極力欠場しないでシーズンを乗り切らないと勝てません。

 中日は例年と同じくあまり目ぼしい補強はしなかったので、個々の選手の実力が伸びたかどうかにかかっています。大野雄大が昨年ほどの圧巻のピッチングをできるかどうかは少々疑問が残りますが、それでもリリーフ陣はそこそこ揃っているので投手力は安定しています。問題はいつものごとく得点力不足の打線ですが、今年は長打が出ない分を機動力で補うという方針らしいので、そこに期待したいです。あとは根尾と石川の成長と、復帰した福留の与える影響力がどこまでチームを引っ張り上げるかでしょう。

 パ・リーグはソフトバンクが盤石の巨大戦力ですが、田中、涌井、岸、則本と豪華な先発投手陣が揃った楽天と、強力打線の復活を目指す西武がどこまでソフトバンクを追い上げるかです。パ・リーグ5球団がソフトバンク包囲網を作って叩きにいかないと悠々とソフトバンクが優勝してしまいそうです。 
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行き詰る東大王

2021-03-25 23:18:02 | クイズ
 クイズバラエティの「東大王」が岐路に立たされています。今春で人気抜群の東大生鈴木光が卒業することになりました。さらに天然ボケで笑いを誘う林輝幸まで一緒に卒業ということです。伊沢拓司、水上颯もすでに卒業していますから、残る初期メンは鶴崎修功ただひとりになってしまいました。これはAKB48や乃木坂46の初期メンが卒業していき人気が落ちてきたのと同じ状況に陥ろうとしています。

 この危機に番組は鈴木、林の卒業に合わせて重大発表として一度東大王メンバーをチャラにして改めて再選考する旨を発表しました。この施策が吉と出るか凶と出るかはもちろん新しいメンバー次第ということになるでしょうが、仮に鶴崎が落ちるようなことがあればさすがにファンも黙ってはいないことでしょう。恐らくそんなことはないと思いますが、現メンバーの砂川信哉や候補生たちの誰かが落選する可能性は十分にあります。そうじゃなければチャラにする意味がないからです。

 ただ東大王メンバーを一新したところでという気もします。番組自体の枠組みが古くなってマンネリ化してしまい視聴者に飽きられてきているからです。これは番組の構成やクイズの作りこみよりも東大生のキャラクター人気に寄りかかって番組を作ってきたせいもあるでしょう。素人の学生を安いギャラで使えるという「旨み」に頼り過ぎていると思います。高校野球や箱根駅伝などの学生スポーツでメディアが莫大な利益を上げている構造のミニチュア版です。

 ちなみに茂木健一郎がここのところずっと東大王を強く批判しています。「俗悪番組」だとまで罵倒していますが、茂木の言うことにも一理あって、東大ブランドを最大限利用してやっていることが視聴率稼ぎのクイズだというところに茂木は腹を立てているわけです。学力を極めて狭い価値観でとらえてそれを世間に広めているという意味で、教育に対する害毒だということでしょう。クイズ好き、クイズ番組好きとしては残念ですが、東大王に限らず東大ばかりを強調しすぎる今のクイズ番組は好ましくないと僕も思っています。

 クイズは実力主義で学歴は関係ありません。クイズはクイズという娯楽であり競技です。せめて高校生クイズのように大学対抗クイズ選手権に番組のコンセプトを今回から変えるということなら評価したのですが。
 





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天才古賀稔彦の死

2021-03-24 23:30:26 | スポーツ
 柔道の古賀稔彦が亡くなりました。癌だったそうです。まだ53歳。ショックです。古賀の死を喩えるならサッカーのマラドーナ、ラグビーの平尾誠二が亡くなったのと同じくらいの衝撃です。柔道界を引っ張っていく存在なのに、古賀を失ったことは日本柔道にとって大きな損失だと思います。すでに6年前に斉藤仁を失っています。立て続けにリーダーを失う痛手はとてつもなく大きなものがあることでしょう。

 「平成の三四郎」と呼ばれた古賀は天才でした。僕も高校時代に柔道部だったので、古賀の天才ぶりは信じられないくらいの才能だと感じていました。しかも古賀は才能だけではなく努力の人であり、闘志の人でもありました。格闘技である柔道に必要なものを全て持っていたからこその天才でした。バルセロナ五輪での怪我をかかえながらの金メダルは古賀の柔道の神髄を表現していたと思います。

 長年柔道を見続けてきましたが、遠藤純男、上村春樹、山下泰裕、斉藤仁、小川直也、吉田秀彦、野村忠宏、井上康生、内柴正人、大野将平ら歴代の金メダリストたちと比べても、やはり天才性、そしてスター性という意味では古賀の前に古賀なく、古賀の後に古賀なしという気がします。強いて言えば田村亮子くらいでしょうか。いや、レスリングの吉田沙保里くらいかも。

 斉藤、古賀と若いリーダーを失った柔道界ですが、かつて歌舞伎の世界でも同じようなことがありました。2012年12月に中村勘三郎(享年57)が急逝し、続いて2013年2月には市川團十郎(享年66)、さらに2015年2月に坂東三津五郎(享年59)と立て続けに人気実力を兼ね備えたスターが亡くなりました。彼らの穴を埋めていくのはとてつもなく大変ですが、それでも穴が空けばそこを埋めるように次代の主役は育ってくるもの。歌舞伎の世界では新しい顔が育ってきています。苦難を乗り越える日本柔道の姿を期待します。  
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発表会まであと3ヵ月

2021-03-23 23:33:52 | 音楽
 ピアノ教室の発表会まであと3ヵ月を切りました。先生ひとりだけの小さなピアノ教室が生まれてまだ9ヵ月。数少ない大人の生徒が参加できる初めての発表会です。それでも教室で開催するのではなく劇場を借りて開催するのですから、先生の意気込みが感じられます。参加費は少々高いですがここは参加するしかありません。

 発表会の曲は連弾の「ダンシングクイーン」。華やかな曲なので景気づけにも良いかなと思っています。1月から練習を始めて2ヵ月。ようやく全体を通して何とか弾けるようになりました。以前ならもっと時間がかかっていましたが、さすがに10年も習っていれば簡単な楽譜ですしこれくらいで粗削りには弾けるようになります。歩みはいかにも遅いですがさすがに後退しているわけではないと自分でも思います。

 もっともこれから徐々に細かいところをきちんと仕上げていくわけですが、これがなかなか大変。まず指を本番で間違えないように完璧に覚えること、リズムのいい加減なところをちゃんと把握して正確に弾くこと、そして細かくて速いフレーズを誤魔化さずにきちんと弾けるようにすること、できることなら「表現」のレベルまで演奏をレベルアップすることです。

 ピアノの発表会はサックスに比べてこれまでも失敗ばかりです。サックスはたまに練習通りに本番でも吹けることがありましたし、なんなら練習よりもノリよく演奏できたこともありました。しかしピアノは無理です。リハーサルもなしに一発本番、しかも初めて弾くピアノというのは、自分の楽器で吹けるサックスに比べてハードルがいかにも高いです。連弾の曲を選びがちなのも、せめて道連れがいることでハードルを少しでも下げたいとの思いからです。

 本番で後悔しないようにこれから3ヵ月きっちりみっちり練習をします。練習をしても本番で失敗することは多々ありますが、練習しなくて本番でうまくいくことはあり得ません。練習あるのみです。まずは5月末の教室でのリハーサルが目標です。
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坂上忍の名古屋いじり

2021-03-22 23:47:08 | 名古屋
 昨日の「坂上&指原のつぶれない店」でコメダ珈琲が紹介されました。かつては東海地方ローカルな喫茶店だったコメダも次々と全国に店舗を展開して今では47都道府県制覇。番組でも「街の喫茶店として日本初の全国制覇」ということで特集を組んで、コメダの「お値打ち感」の素晴らしさを特徴として取り上げていました。

 それはまあ良いのですが、MCの坂上忍が「THE名古屋式」について「なんでも味噌塗っておけばいいんじゃないの?」などと昭和のような揶揄をしたというネットニュースには驚きました。僕はその時はたまたま席を外していたのか見ていなかったのですが、未だに古臭い味噌のイメージでいじるとは呆れます。

 タモリが名古屋のことをネタにしていじっていたのは1980年代のことです。そのせいで1983年に東京本社の会社に入社した名古屋出身者の僕はどれだけ東京の連中に間違ったイメージでいじられたことか。あれから約40年、ようやく「名古屋めし」もローカルフードとしてそれなりに評価されるようになりましたが、坂上の中ではあの頃のままなんでしょう。

 こういうことを言う人間はさすがに若い世代では滅多に聞いたことがありませんし、中年以上でも少なくなりました。ほとんどは坂上のようにタモリの名古屋いじりを真に受けた50代以上の主に関東圏の人間です。間違ったイメージをアップデートできていないだけではなく、この令和時代に意味なく地方を下に見てバカにして笑いをとってOKだと思っているあたりは、森喜朗が女性差別発言で笑いを取ろうとする姿勢と基本的に同じです。

 自分も老害と言われておかしくない年齢になりました。若い頃に社内の頭が固くて古臭い偉そうな坂上的な50代の先輩にいつも腹を立てていましたが、その頃の先輩の年齢をいつの間にか追い越してしまっています。老害と呼ばれないためには余計なことを言わずに若者のやることを見守るか、若者とは関わらないで生きていくかですね。
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