太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

あまりに速い捜査展開

2017-02-20 08:36:50 | 社会観察

KLで金正男が暗殺されてからちょうど1週間。最初は犯行は闇の中に消えて行くと思ったが、あれよあれよと言う間に犯行グループが特定され、国外に逃亡した犯人までも写真入りで報道されている。冤罪の可能性とかは一切報じられていない。これだけ多くの犯行グループを僅か1週間で明かすというのは余程マレーシアの警察が優秀なのか、何処かが情報(韓国と思うが)をインプットしているのか。2時間ドラマ以上の急展開でストーリーについて行けない。不思議なのは、犯行グループをこれほど速く特定するからには当然事前にマークしていたのであろうが、何故あれ程無防備に金正男氏が行動していたかである。実際に行動を起こさねば逮捕できないのは分からぬでもないが、テロ等準備罪のようなものは無かったのか、外交問題に発展する懸念から簡単に手を出せ無かったのか。今国会で議論されている法律も外国人の団体に適応するためには可也慎重になるのだろう(日本人団体は手っ取り早い?)。

北朝鮮がこの件で何もコメントしていないが、遺体の引き取りは大使館が要求していると報道されている。恐らく遺族の方々からも要請が来ている、人道的見地から遺体の速やかな返還を望むと言いだすのだろう。当然遺族からの嘆願書も用意されているだろう。北朝鮮については何が起こっても不思議では無い。若しくは全てが謀略だと言い張るのかも知れない。証拠が明白でも無いのに犯行グループが特定されたり、事北朝鮮に関しては謎だらけである。

日本と北朝鮮の関係では核やミサイルの脅威ばかり強調されるが、最大の問題は拉致だと思う。既に実行された国家による犯罪である。多くの解決の努力は為されたきたかも知れないが、首相の言うとおり、政治は結果である。閉塞の打開はどこかと協力して圧力をとか言わずに日本独自で2国間で徹底的な対策を取る時期に来ていると思う。

内閣の支持率が66%だったと言う報道もあった。自民党の支持率が40%強だから無党派の方々が相当数指示していることになる。勿論支持率アップの要因は先の日米首脳会談が無事終わったことにある。しかし、ここに来て新聞の報道は今後の日米関係の懸念に触れ慎重姿勢を打ち出している。先の会談では何も目新しい事は起こっていないのである。あれ程ご執心だったTPPに関してトランプさんが会談により離脱を翻意したとか、貿易摩擦など実際には無いと言ってこれたとか、何か結果によって支持率を上げた訳では無いと思う。寧ろゴルフまでして必死に動きまわった安倍総理自身の個人的努力を評価したのだろう。国会論戦を見る限り内閣が素晴らしいと思う要素は見つからない。必死で大臣を護る総理自身を評価している。根本的には今の支持率を支えているのは前政権である。下らない喩え話で政権を批判する人が安倍さんのようにひのき舞台で活躍する姿は想像できない。やっぱり安倍さん、ということになるだろう。もう残された最大の仕事は拉致問題の解決だろう。少なくとも今までとは違うという所を見せて欲しい。拉致するくらいに国だからミサイルも撃ち込み兼ねないという不安は国民にある。北朝鮮が拉致に関して思い切った譲歩と解決策に乗り出せば、あれっ北朝鮮も思っていたこととは違う、話し合いの余地がある国ではないかと多くの国民は思い出す。トランプさんはそれほど気が長いようには見えない。トランプ砲が何処かで暴発する危険性もある。必死で周りを固めて行くのも限界がある。ヒトラー最後の12日間という映画を思い出す。狂気の中に所々人間の弱さとか優しさが垣間見える、それでも自分を変えられなかった、自分の信じたいものだけを信じて最後は自殺するというストーリーである。まだそこまでは行っていないと信じたい。