太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

厄介な相手

2017-02-03 10:34:11 | 社会観察

晴れてはいるが、やはりまだ風が吹くと寒い。風邪を引いて1週間になるが完治とは言えない。偶に咳をすると気管支の奥がゴロゴロ言うが、完治前によくある痰が絡んで黄色い奴がペッと吐きだせるわけではない。単なるゴロゴロという音だけである。自然誰とも喋りたくない。実験的ではあるが昨日は誰とも喋らなかった。日常生活に支障があるかというとそうでも無い。生活パターンはマニュアル化されており、喋らないと不便であると言うことも無い。寂しいかというとそうでもない。勿論現役の頃、丁々発止のやりとりが突然沈黙に変わったら大変だが生活が180度変わって2年も経つと、段々日常が常態化し、これはこれで落ち着いてしまう。

安倍総理がトランプ大統領と会談をする。相当面白くなりそうだ。かっての首脳会談では暗黙の了解とか、阿吽の呼吸というものがあって中々本当の所は伝わって来なかったように思うが、今度はそうは行かない。如実に表れるのは会談後の政府による国内向け発信やマスコミが中身をどう伝えるかである。多分アレッと思われることがトランプ大統領のツイッターで発信される。日本政府はそんな事は言っていない、話題にならなかったと言うだろうが、トランプ氏は日本からこれだけのことを獲得したと吹聴するだろう。政治屋同士なら何とかなるが、相手が素人(失礼、非政治屋と言う意味)の場合、口裏合わせは簡単では無いだろう。例えばTPPによる自由貿易の重要性は訴求した、と言っても相手が頼まれたけど明確に断った場合、マスコミはどこまで伝えるだろう。安倍首相は熱心にTPP離脱を止めようと努力し、相手にも伝えた、と報じるだろう。駐留経費の負担増は断ったと伝えても、見返りに武器装備の購入の約束をしてもその事は伝えないだろう。トランプ大統領が成果を強調するあまり口が滑ると別だが。

言った、言って無いをあまりに強調すると、日本は嘘つきだ、事実はこうだとツイッターで言いかねない。相当厄介な相手である。それではもし、クリントン氏が大統領だったらどうだろう。表面上のニコヤカナ会見以外のことは多分伝わって来ず、特定秘密で封印されるだろう。どちらが果たして国民のためか悩ましいところである。

日常生活で対してモノを言っていない自分だが言うのも変だが、首脳会談ではっきりYes,Noを言って欲しい。結果として呆れ返られ、逆鱗にも触れ多少の報復措置があろうとも、日本の立場を堂々と主張することは大事である。こういう事を繰り返して行けば、しゃあないな日本はと諦められる。そこが狙いである。ドゥテルテ大統領のやり方に似て無くも無いが、どちらかと言うとドイツやフランスに近い。何となくアジアの中の日本の立ち位置がぼんやりと見えて来る。前にも書いたが、ロシア、中国、米国の間で生き抜くためには何処にも組しないことが必要である。敵か味方かよう分からんなあ日本と思われればシメシメである。