十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

画伯

2006-06-03 07:10:36 | 世の中
 以前から抵抗があるのだが、画家に対して敬称として”画伯”という言葉だ。最近イタリアの画家のコピーで有名になった方も・・・画伯とよばれていたそうな。もともと「伯楽」から来た言葉で、馬を見分ける名人という意味では、イタリアの画家に目をつけた点ですばらしい伯楽といえる。我が国のメディアでは少し名前が売れると、画伯という敬称をつけたがる。特に洋画家につけたがる傾向にあるがどうでしょう。漫画家手塚治虫、水墨画家雪舟、洋画家梅原猛、日本画家小倉遊亀、絵本作家田嶋征彦で十分であろう。
 この画伯という言葉いつから使われるようになったのであろう。一度調べてみたいものである。江戸時代葛飾北斎は自分で画狂人となのっていたぐらいだから、今生きていて画伯なんていわれたら、怒り狂ったであろう。
 昨日は時間があったので、柿渋の大阪西川の暖簾をくぐりました。店内は柿渋の作品が並べられ、少し見ていると奥から主人が出てこられ、和紙に使いたい旨をいうと、薄め方筆使いの注意等丁寧に教えてくださった。一番小さいのを買った。それでも当分使えそうだ。今、皮で文庫本のブックカバーに挑戦中だがその内張りの和紙に塗ってみようと思っている。
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