十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

バイクで散歩

2021-11-22 22:47:28 | 大門寺

 朝早く目が覚めたので、大門寺の紅葉を見に行こうと決心。妻が地域の清掃で行かれないので、バイクで行くことにした。バイクでの遠出は二年ぶり。走っているうちに前によく利用した道を採用。安威川の土手を走り、履正社のグランドの前を通り、山手台を過ぎ、ゴルフ場の中の細い道を走り、途中の空き地にバイクを止めた。ここからは大門寺までは坂道。右足も左足もに二年前よりすっかりガタがきているので自分でもおっかなびっくり。カメラとスケッチブックを持って歩くが意外に楽しい。大門寺は現在リニューアルと言っていいほどの大工事中。一番の目当ては境内の一本の紅葉。私がこれまで来た時にはいつもその盛りを見逃していた。確かに紅葉の絨毯は見れたのだが。でもこの日はやっと華やかな姿が見れた。脚の痛みもなんのその。ありがたやもみぢ浄土の大門寺。寺の石碑の俳句そのものだった。

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思い出

2021-11-17 11:15:09 | 俳画

 私には二人の娘がいる。上の娘は子が4人。下の娘は子が2人。私は6人の孫のおじいちゃん。娘たちが幼かったころ、地上げ屋が突然家にやってきた。目つきの悪い、新しい家主という輩の訪問。家賃の値上げを認めるか、家を出るかの選択を迫ってきた。新聞では彼らの存在は知っていたがいよいよこの5軒長屋にも来たかと思った。借地借家法が家主に有利に改正され、外堀は埋められていた。私たち5軒は団結して交渉することにした。一軒でも脱落するとその家に犬を放ち嫌がらせをし、立ち退くように仕向けるなど彼らは悪辣だった。交渉は数ヶ月続き、すったもんだの末、ある程度の条件で私達は立ち退きを受け入れた。私達は茨木に引っ越した。水田が広がり、近くには神社があった。子供たちと犬のピンキーとの散歩は日課となった。用水路が張り巡らされ、冬は厚い氷が張り、その上に恐る恐る乗ってみたり、春にはドジョウやフナを取ったり、夏には神社に咲くハスを真上から見てその美しさに感動した。一緒に虹を追いかけたこともあった。秋稲刈りが終わり、私が「杮くえば鐘が鳴るなり法隆寺」というと娘たちは「柿食えば鐘がなるなる法隆寺」鳴るなりとと言えず、なるなるというのだった。

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