最近眠りに入るのは一瞬のことになった。枕もとの本はいっこうにページが進まない。ストント言った感じでねむりに落ちる。ところが厄介なことに目覚めがやたらに早い。年齢のせいにされるので、他人には言わぬ。災い転じて福と為す。この時間を散歩にあてることにした。そろそろ・・ではありません。大分前から腹の周りも気になるし、メタボリック撃退に重い腰をあげることにした。
家の近くの水尾公園。一周400m弱。ストップウオッチ片手にひたすら歩く。とはいっても無理せず一周ごとに休憩。ここは平成になって出来た公園で、それまでは池であった。一面ヒシで覆われ、アヒルがのんびり泳ぐ水田灌漑用の池であった。碑文によると1599年に築造されたとある。永年の間、この地域一帯に貢献した池だ。私が大学生の頃、母とこの池に来たことがある。新婚間もない姉が辺りに住んでいた。野蒜を摘んだ記憶があるので、季節は春だ。昔の面影はすっかり消えているが、かすかに一本のシダレヤナギがここが池の跡であった事を物語っている。小学校の校庭にあった柳の枝を引っ張るのが好きであった私は、母が野蒜を摘む間、この柳の枝を触っていたことであろう。
今朝も柳の向こうに明けの明星が輝いていた。
家の近くの水尾公園。一周400m弱。ストップウオッチ片手にひたすら歩く。とはいっても無理せず一周ごとに休憩。ここは平成になって出来た公園で、それまでは池であった。一面ヒシで覆われ、アヒルがのんびり泳ぐ水田灌漑用の池であった。碑文によると1599年に築造されたとある。永年の間、この地域一帯に貢献した池だ。私が大学生の頃、母とこの池に来たことがある。新婚間もない姉が辺りに住んでいた。野蒜を摘んだ記憶があるので、季節は春だ。昔の面影はすっかり消えているが、かすかに一本のシダレヤナギがここが池の跡であった事を物語っている。小学校の校庭にあった柳の枝を引っ張るのが好きであった私は、母が野蒜を摘む間、この柳の枝を触っていたことであろう。
今朝も柳の向こうに明けの明星が輝いていた。