十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

日日是好日

2018-10-19 10:34:43 | 趣味

久しぶりのいい映画だった。樹木希林が茶道の先生、20歳の黒木華、田部未華子が先生の家へ習いに行くところから彼女たちが40歳にいたるまでの人生を、茶室を舞台に淡々と描く。水の音が主人公たちの心と観る者の心の中で響きあう。日常の生活の中では自然の水のささやきを忘れてしまっている。昔大学時代金閣寺の庭を訪れたとき、池に注ぐ細い水の流れが微かな音を奏でているのに感激したことを思い出した。この映画には父役を除いて男はほとんど登場しない。でも人の人生を見事に描いている。

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2018-10-09 14:55:28 | 見山

 見山で棗があり、買った。どうして食べるのかわからずかじってみたが、未熟な硬いりんごのような酸っぱい味。でもナツメという言葉に私の記憶がよみがえった。小学性のころハーモニカが上手な友人がふいていた。彼の演奏する「水師営の会見」を耳で覚え、私も真似をした。あのころから今も楽譜を見ながらはできない。「旅順開城約成りて敵の将軍ステッセル 乃木将軍と会見の 所は何処水師営 庭に一木 棗の木・・・」ナツメを見たとたんこの歌が自然と蘇り口ずさんで妻を驚かせた。窓際で乾燥させるといい茶色になった。食べ方をネットで調べたが、ピタッとくるものが無かった。ひらめきでスペアリブをパイナップルの芯と一緒に煮込んだ時に焚いてみたら、なかなかいい味に仕上がりました。干しブドウを煮込んだような味と口当たりで、今度見つけたらまた買ってみようと思う。

 

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