道具作り

　神戸で安い革を手に入れたので、本格的にブックカバーを作ってみようと思ったのが約一ヶ月前。生来の凝り性。まず道具作りから始めた。極力家にあるもので間に合わす方針で開始。最初に作ったのは革を折る道具。革を直線的に折るのはなかなか難しいが、これを使うと楽に仕事が進む。次に挑戦したのが木バサミ。これも道具箱で見つけたコタツの足を利用。革を縫う際に非常に便利で重宝している。次に作ったのが切出刀の鞘。この切出刀は接木用に買ってあったもので、革を切ってみると具合がとてもよい。しかし私の性格上ほったらかしにしそうで、安全のための鞘だ。
　道具が一応揃ったので、ブックカバーを作り始めたが、他人と同じではつまらないので、蓋が出来るのを作ってみた。色々と試作してみたが、やっと一つの形になったものが出来たと思っている。まだまだ改良の余地はあるが目途がつきほっとしている。