十三のカーネルおじさん

十三に巣くってウン十年。ひとつここらで十三から飛び立ってみよう。

秋来たる

2020-09-30 09:48:45 | 男の料理

この2週間午前中忙しかった。アロエ、栗 柚子と三連続。まずアロエ。賃貸が今年で終わるという友人の畑に育ったアロエ。妻の運転で新大阪の畑についた。大腸がんの手術をして一月ばかりなのに元気に3株も掘り起こしてくれた。手術を執刀してくれたのは私の知人。感謝しかない。彼は小学2年に四国から引っ越してきて、それ以来奇妙に気が合い、今も交流が続く。彼の元気の源になっていたこの畑がなくなるのは少し寂しい。別の楽しみが見つかればいいのだが。その日はアロエの皮むきで一日がすぎた。翌朝からアロエジャム作り。作り方は過去の私自身のブログ。ヨーグルトに入れるもよし、パンにつけるのもよし、孫たちのお気に入り。 ジャムづくりの後は栗。今年は渋皮煮に挑戦。約2キロ。鬼皮をむくのにも慣れた。渋皮煮は栗の一つずつがじっくりと味わえるのがいい。ゆっくり和菓子感覚で味わえる。お茶と一緒にいただくのも楽しい。柚子は高知の農家に予約していたのが到着。今年の目標は柚子胡椒。青唐辛子が必要で街に探しにいくがこれがなかなか見つからない。八百屋を3軒。スーパーを3軒。見つからないので駅の東まで自転車を走らす。たこ八で京都産の辛い唐辛子を見つけるが2センチ弱でパソコンで見た青唐辛子とは程遠い。あきらめてジャスコに行くと青唐がらしがありました。しかしグラム数が表示されていないので店員に問い合わせ。200グラム二袋をget。家に帰ると妻が唐辛子を味見。辛くないとのこと。わたしは疲れたのでたこ八まで買ってきてもらった。来年は辛い青唐辛子を家のベランダで育ててみようと思っている。唐辛子はへたと種を取り除くのだがなかなか面倒、マスク、眼鏡、、手袋と重装備で一つ1グラムの唐辛子180グラムと向き合って処理。柚子の皮は包丁で削り、あとはフードプロセッサーの力を借りる。仕上げはすり鉢。塩とよく混ぜ完成。種以外は柚子ジャム、柚子ピール、柚子ポン酢にした。種も化粧水にできるのだが今回はパス。柚子は捨てるところがない。もうすぐ渋柿の季節。干し柿の準備ももうすぐ。秋は忙しい。

     

 

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ヤブラン

2020-09-16 09:29:36 | マクロ写真

 北側のベランダにおいてあったヤブラン。南側のベランダに移すと元気になってきた。このヤブラン60年以上前に我が家にきた。当時祖母は父の弟の叔父の家で生活していた。父が勤めていた日本可鍛を解雇され、我が家の経済事情が吹田の叔父の家へ行かせたのだろう。その家は豪農の離れで道路に面していた。玄関を入って上がると2畳の空間があり、壁に船の模型が目についた。叔父が船員であったころの船であったのだろうか。右は茶の間左に居間があり、そこからは手入れの行き届いた庭が見え、池には金魚や鯉が泳いでいた。この部屋では同い年の従弟と花札をしたり将棋倒しをしたり、よく遊んだ。従弟は前の道路で交通事故に遭い、片足が悪く、片方の目も不自由だったが、素直な性格で気がよくあって、子供のときの遊び相手となると彼との交流が真っ先に出てくる。近くに泉殿宮があり、祭りにはよく一緒に行った。ここの湧き水がアサヒビールがこの地にできた所以の神社だ。祭りは夜店も多く、その賑わいは今も情景が浮かび上がってくる。カラスがしゃべるのを聞いたのもここの祭りだ。従弟ももうなくなって20年になる。茶の間を降りた土間の戸の外にでると、大家の庭の地続きの庭があった。ここにヤブランが植わっていた。祖母が株分けをして私の家へ持ってきてくれた。大事にしたい。

    

 

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まつよいぐさ

2020-09-01 06:23:30 | マクロ写真

8月末日、夜10時過ぎて帰宅。自転車置き場の空き地に花を見つけ、摘む。EXTENSION TUBE 36mmが届いたので早速撮影。ヤフオクで送料込み1500円で入手したものでうまくうつるか実験。手で写したので手振れもあり鮮明さは少し欠けるがまあまあの写り具合。この時期野草の花を見ることは少ないのでありがたい。牧野富太郎の植物図鑑によれば、まつよいぐさで、嘉永4年渡来したチリ原産の多年草で、夕刻開き、翌朝日出と共に凋み、黄赤色に変わるとある。私にとってEXTENSION TUBE でミクロ写真という遊びが増えた。牧野富太郎博士といえば、私に強い記憶がある。中学時代牛乳配達をしていたが、途中新聞配達の店舗の壁に張り出されている写真入りのニュースをよく見ていた。臨終と言われた後、家族の末期の水で命を取り戻し、それも2度目のことというニュース写真に驚いたことを覚えている。人間の不思議を感じた一瞬だった。これからも博士の図鑑にお世話になることが多くなると思う。

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