この相場どこまで上昇するのでしょうか。2万5000円台でSQを通過した
ことから一旦は上げ一服になるかと思われましたが、ワクチン開発進展
で米国株が急騰すると日本株も再び急騰しました。2万6000円台に乗せる
と流石に上昇ピッチの速さもあり先週は3日続落しましたが、今週はNY
ダウの3万ドル乗せでもあり2万6500円を越えてきました。
しかし日経平均の急騰ほど個人投資家の多くは恩恵を受けていないので
しょうか11月相場入りで日経平均は先週一時3000円も上昇する場面があ
りました。しかし信用買い残高は6日時点では1322億円減少しましたが
13日時点では2770万円の増加、20日時点では僅か5790万円の減少でした。
逆張りの投資家である多くの個人投資家は日経平均が下がれば信用買い
を膨らませ、逆に上がれば利益確定に動きます。
しかし過去2週間日経平均が2回も大台を代えたのにほぼ買い残高は減少
していませんでした。ここから推測するのは買い残高に多くは新興市場
や余り戻りの大きくない主力銘柄に偏っているのではないかということ
です。信用で買いついた銘柄は日経平均が上がっているのとは裏腹にほ
とんど上がっていない。
信用損益率も先週は先々週よりも悪化(12.4%から12.85%)に悪化して
います。勿論利益が出ている銘柄は確定売りすることから悪化するとい
う見方もありますが、信用買いで建てている銘柄の値上がり指数の上昇
ほどではないことが伺い知れます。新高値を付けている銘柄は信用の利
益確定売りで建玉自体が少なくなっていますから急騰しても評価益は増
えません。
一昔前にアップル関連銘柄と言われてiPhoneの売れ行きやアップル株の
上昇で連動することが多かった大手電子部品メーカーも今月大きく上昇
して10年来高値を更新した銘柄は村田製作所TDK、太陽誘電、それに最
近ではEV関連の本命となった日本電産です。
一方京セラは3月安値からは15%程度しか上昇していません。2017年の
上場来高値(8345円)アルプスアルパインも同様で2015年の上場来高値
(4205円)の三分の一です。同じ電子部品メーカーでも方や10年来高値
を更新する銘柄がある一方長期的にも株価が冴えない銘柄もあるという
事実です。
京セラは複写機事業が大手のキャノンやリコーと同様にコロナ禍の影響
で不振が続いています。これがコロナ禍での一過性のことならコロナ終
息での回復期待も持てますが、既にコロナ以前からペーパーレスの流れ
は続いておりDXの推進を国が進めることもありコロナ前には戻らず需要
の減少は長期トレンドになるかもしれません。
アルプスアルパインはカーナビなど自動車関連の不振だけでなく手掛け
ている電子部品での競争力が低下しているのでしょうか。村田やTDKが
上方修正しているにも拘らず中間決算では赤字です。両者とも需要が伸
びる5G関連ということもあり巻き返しも期待されますが、少なくとも足
元の株高の流れには乗れませんでした。
ことから一旦は上げ一服になるかと思われましたが、ワクチン開発進展
で米国株が急騰すると日本株も再び急騰しました。2万6000円台に乗せる
と流石に上昇ピッチの速さもあり先週は3日続落しましたが、今週はNY
ダウの3万ドル乗せでもあり2万6500円を越えてきました。
しかし日経平均の急騰ほど個人投資家の多くは恩恵を受けていないので
しょうか11月相場入りで日経平均は先週一時3000円も上昇する場面があ
りました。しかし信用買い残高は6日時点では1322億円減少しましたが
13日時点では2770万円の増加、20日時点では僅か5790万円の減少でした。
逆張りの投資家である多くの個人投資家は日経平均が下がれば信用買い
を膨らませ、逆に上がれば利益確定に動きます。
しかし過去2週間日経平均が2回も大台を代えたのにほぼ買い残高は減少
していませんでした。ここから推測するのは買い残高に多くは新興市場
や余り戻りの大きくない主力銘柄に偏っているのではないかということ
です。信用で買いついた銘柄は日経平均が上がっているのとは裏腹にほ
とんど上がっていない。
信用損益率も先週は先々週よりも悪化(12.4%から12.85%)に悪化して
います。勿論利益が出ている銘柄は確定売りすることから悪化するとい
う見方もありますが、信用買いで建てている銘柄の値上がり指数の上昇
ほどではないことが伺い知れます。新高値を付けている銘柄は信用の利
益確定売りで建玉自体が少なくなっていますから急騰しても評価益は増
えません。
一昔前にアップル関連銘柄と言われてiPhoneの売れ行きやアップル株の
上昇で連動することが多かった大手電子部品メーカーも今月大きく上昇
して10年来高値を更新した銘柄は村田製作所TDK、太陽誘電、それに最
近ではEV関連の本命となった日本電産です。
一方京セラは3月安値からは15%程度しか上昇していません。2017年の
上場来高値(8345円)アルプスアルパインも同様で2015年の上場来高値
(4205円)の三分の一です。同じ電子部品メーカーでも方や10年来高値
を更新する銘柄がある一方長期的にも株価が冴えない銘柄もあるという
事実です。
京セラは複写機事業が大手のキャノンやリコーと同様にコロナ禍の影響
で不振が続いています。これがコロナ禍での一過性のことならコロナ終
息での回復期待も持てますが、既にコロナ以前からペーパーレスの流れ
は続いておりDXの推進を国が進めることもありコロナ前には戻らず需要
の減少は長期トレンドになるかもしれません。
アルプスアルパインはカーナビなど自動車関連の不振だけでなく手掛け
ている電子部品での競争力が低下しているのでしょうか。村田やTDKが
上方修正しているにも拘らず中間決算では赤字です。両者とも需要が伸
びる5G関連ということもあり巻き返しも期待されますが、少なくとも足
元の株高の流れには乗れませんでした。