kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

バフェット氏からエヌディディアへ

2024-03-06 06:00:12 | 日記
米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが日本の五大
商社の株を取得したことが判明した2020年8月でした。それまで商社株はエネルギーや鉄鉱
石事業など様々な事業を手掛けていて株価は万年割安株という位置付けでした。

特に海外投資家から見たら商社という事業形態は欧米にはなく資源企業という位置付けでした。
永らくディスカウントされてきた商社株への見直し買いのキッカケになったのはバリュー株投資
で成功を収めたバフェット氏のお墨付けがあったからです。

結果、株価は4倍から5倍になりました。その経営者も企業価値向上を目指して低収益事業の入れ
替えや増配や自社株買いを積極的に進めました。商社経営陣は今では株式市場の大きなトレンド
になりつつある経営改革の先導役でした。おそらくバフェット氏もその点を評価して5大商社株
買い増しに動いたのでしょう。

現在日本市場のリード役は生成AI関連です。市場はバフェットの動きではなく今度は生成AIの大
本命銘柄であるエヌディディア株の動きに一喜一憂しています。

バフェットがお墨付きを与えたバリュー株の商社株と違ってハイテク銘柄のバリエーションは市場
平均に比べて高いことです。また値動きも激しく上昇ピッチも早いことです。成長性には一定の理
解が進んでも高所恐怖症が消えることもありません。短期筋の動き次第では上にも下にも値幅が大
きくなります。

5日の東京市場ではエヌディディア株が3.6%上昇したにも拘わらず東京エレクトロンやアドテスト
SBGは寄り付きから安く始まり一段と下げ幅を広げる場面もありました。今後もエヌディディア株
の動きで関連銘柄だけでなく指数は大きく変動するでしょう。エヌディディア相場はまだまだ続く
気配が濃厚です。

5日の米国市場はパウエル議長の議会証言や週末の雇用統計発表を控え3指数とも大きく下落しまし
た。ダウ、ナスダック指数とも年初から上昇が続き持ち高調整の売りが出たとの解説がありました。
個別株では中国でのスマートフォンの販売減少が伝わったアップルが3%近く下落しました。株価は
下げ基調が続き2024年の下値を切り下げています。

一方今や市場の注目を一身に集めているエヌディディア株はマイナス圏から引けにかけて急上昇し
小幅高(7ドル)で終わりました。日本市場ではエヌディディア関連銘柄が相場のリード役になって
いますから米国株安の中でも一定の安心感がありそうです。メジャーSQまでにあと2営業日を残す
ことになりました。今回も3回目の問答無用の上昇がみられるのでしょうか。
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