4万円で沸いてから1ヶ月後にまさか3万8000円を割り込むとは誰が予想したでしょうか。3月
22日の高値4万888円から3月17日の終値までで7%下落しました。特に4月は株高のアノマリー
があり投資家の期待も高かったでしょう。信用買い残高が4兆5953億円と積みあがったことか
らも先高期待の高さがあったからでしょう。
日経平均が高値を付けた3月第3週の信用損益は2.55%と歴史的な低水準まで低下しました。
5%を下回ることも珍しく2月下旬から1ヶ月半にわたりほぼ5%を下回って推移しました。
それだけ大きな上昇相場だったことが示されました。またその反動も大きくなることもある
のかもしれません。
期初の機関投資家による益出しから軟調に始まった4月相場ですが、その後中東情勢の緊迫か
ら原油価格の上昇でリスクオフの展開になりました。雇用統計やCPIなども景気の強さを示し
長期金利の上昇から利下げの先送りが一段と強まりました。一段の円安進行も日本株の上昇に
は繋がりませんでした。
17日の相場は下げ渋りの様相を示しプラス圏に浮上する場面もありましたが、先端の露光装置
のASLMの決算が伝わると指数は一気に下げ足を強めました。小売りや外食など内需銘柄の低
迷もあり投資家心理が弱気に傾いていることに加えて相場の柱であった半導体セクターの大幅
下落が追い打ちをかけました。
ASLMは最先端露光装置を手掛けている唯一の企業です。1~3月期の決算が市場予想を僅かに
下回ったことよりも将来の売り上げに繋がる4~6月期の受注が前四半期から6割減という数字
の方が衝撃でした。生成AI需要で最先端の装置の引き合いは強いと見られていただけにネガテ
ィブでした。
ASLMショックは17日のSOX指数の大幅下落に繋がりましたが、救いは半導体受託世界最大手
の台湾のTSMCの下落率が0.5%程度だったことです。そのTSMCの決算が今日発表されます。
シリコンサイクルは底を打ち回復に向かっていることに変わりはないようです。TSMCが下落
の防波堤になるのか注目されます。
22日の高値4万888円から3月17日の終値までで7%下落しました。特に4月は株高のアノマリー
があり投資家の期待も高かったでしょう。信用買い残高が4兆5953億円と積みあがったことか
らも先高期待の高さがあったからでしょう。
日経平均が高値を付けた3月第3週の信用損益は2.55%と歴史的な低水準まで低下しました。
5%を下回ることも珍しく2月下旬から1ヶ月半にわたりほぼ5%を下回って推移しました。
それだけ大きな上昇相場だったことが示されました。またその反動も大きくなることもある
のかもしれません。
期初の機関投資家による益出しから軟調に始まった4月相場ですが、その後中東情勢の緊迫か
ら原油価格の上昇でリスクオフの展開になりました。雇用統計やCPIなども景気の強さを示し
長期金利の上昇から利下げの先送りが一段と強まりました。一段の円安進行も日本株の上昇に
は繋がりませんでした。
17日の相場は下げ渋りの様相を示しプラス圏に浮上する場面もありましたが、先端の露光装置
のASLMの決算が伝わると指数は一気に下げ足を強めました。小売りや外食など内需銘柄の低
迷もあり投資家心理が弱気に傾いていることに加えて相場の柱であった半導体セクターの大幅
下落が追い打ちをかけました。
ASLMは最先端露光装置を手掛けている唯一の企業です。1~3月期の決算が市場予想を僅かに
下回ったことよりも将来の売り上げに繋がる4~6月期の受注が前四半期から6割減という数字
の方が衝撃でした。生成AI需要で最先端の装置の引き合いは強いと見られていただけにネガテ
ィブでした。
ASLMショックは17日のSOX指数の大幅下落に繋がりましたが、救いは半導体受託世界最大手
の台湾のTSMCの下落率が0.5%程度だったことです。そのTSMCの決算が今日発表されます。
シリコンサイクルは底を打ち回復に向かっていることに変わりはないようです。TSMCが下落
の防波堤になるのか注目されます。