2日の日経平均は35円高と反発しましたが、値上がり銘柄は僅か286,逆に値下がり銘柄は1344
でした。投資家の肌実感では三桁の下落と感じたのではないでしょうか。新年度入りで機関投資
家の利益確定売りで4万円を割り込んでいます。売りのピークは過ぎたとの見方が出ていますが
今度は外部環境の悪化が気になりだした格好です。
中国の回復期待が出て来たことは中国関連には追い風です。一方米国や中国の景気が堅調なら原
油需要を支えます。中東情勢の緊迫化もありWTIは85ドル台に乗せてきました。原油高はガソリ
ン価格の上昇や石油由来の製品の上昇に繋がりインフレ要因です。6月利下げ開始がまだ有力で
すが、インフレの高止まりや加速が懸念され利下げが後ずれする懸念が出るかもしれません。
利上げ先送りは円安要因ですが、151円台からさらに円安が加速するようなら政府の介入警戒感も
高まり波乱要因となり投資家の様子見に繋がります。円相場の理想的な水準は150円前後が株式
市場にとっては居心地の良い水準かもしません。あらなる円安は輸入物価の上昇に繋がり物価の
上昇は実質賃金の低下に繋がります。
今春の大幅な賃上げで国内消費の回復期待が高まってきましたが、原油高やさらなる円安は電力や
ガス料金の上昇に繋がります。国民の節約志向から国内消費の回復に水を差します。需給面の問題
だけなら回復は遠からず見込めますが、投資環境の悪化は投資家の慎重姿勢をもたらします。
不動産セクターなど物色は国内消費回復期待がありました。銘柄によっては年初からの上昇率が2割
を越えている銘柄もあり出遅れ物色だけならそろそろ短期的な転換点もあるかもしれません。2日の
半導体銘柄高は心強いところですが、米国の半導体銘柄との連動性が高いので米国市場の動きには
要注目です。
でした。投資家の肌実感では三桁の下落と感じたのではないでしょうか。新年度入りで機関投資
家の利益確定売りで4万円を割り込んでいます。売りのピークは過ぎたとの見方が出ていますが
今度は外部環境の悪化が気になりだした格好です。
中国の回復期待が出て来たことは中国関連には追い風です。一方米国や中国の景気が堅調なら原
油需要を支えます。中東情勢の緊迫化もありWTIは85ドル台に乗せてきました。原油高はガソリ
ン価格の上昇や石油由来の製品の上昇に繋がりインフレ要因です。6月利下げ開始がまだ有力で
すが、インフレの高止まりや加速が懸念され利下げが後ずれする懸念が出るかもしれません。
利上げ先送りは円安要因ですが、151円台からさらに円安が加速するようなら政府の介入警戒感も
高まり波乱要因となり投資家の様子見に繋がります。円相場の理想的な水準は150円前後が株式
市場にとっては居心地の良い水準かもしません。あらなる円安は輸入物価の上昇に繋がり物価の
上昇は実質賃金の低下に繋がります。
今春の大幅な賃上げで国内消費の回復期待が高まってきましたが、原油高やさらなる円安は電力や
ガス料金の上昇に繋がります。国民の節約志向から国内消費の回復に水を差します。需給面の問題
だけなら回復は遠からず見込めますが、投資環境の悪化は投資家の慎重姿勢をもたらします。
不動産セクターなど物色は国内消費回復期待がありました。銘柄によっては年初からの上昇率が2割
を越えている銘柄もあり出遅れ物色だけならそろそろ短期的な転換点もあるかもしれません。2日の
半導体銘柄高は心強いところですが、米国の半導体銘柄との連動性が高いので米国市場の動きには
要注目です。