kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

安川電機決算

2024-04-07 07:57:49 | 日記
新年度相場入りした先週は春の嵐に市場は翻弄されました。期末を越えたことから年金等の
益出し売りの解消と新しい資金の流入が期待されましたが、蓋を開けてみたら機関投資の益
出し売りで売り圧力が強いままでした。そんな状況で地政学リスクの高まりや米中の経済が
底堅いという指標が出てきて原油価格が跳ね上がりました。

原油上昇がインフレ鎮静化に逆風になるという見方も強まり年初からの強気相場に沸いた日本
市場も変調きたしました。日足チャートでは1日の長大陰線で売りの強さを示しその後のトンボ
足の出現で気迷いが市場からのサインとして出ています。週明けの東京市場は雇用統計の結果
を受け米国株が反発したことから上昇して始まりそうです。

今週のCPIの発表で長期金利の上昇に歯止めがかかるのか、それともインフレ鎮静化には時間が
かかる内容なのかで市場の風景は大きく変わります。6月利下げ開始が揺らぎだし、市場からは
なんない利下げ無しなどという見方まで出てきました。市場が落ち着くのはもう少し時間がかか
ると考えるべきです。

3月月末時点では4月は例年海外投資家の買いで上昇するというアノマリーがあり先週の市場関係
者の見通しは4万500円前後が多い予想でした。4万円割れを予想した関係者は一人でありしかも
水準は僅かに4万円を割り込む程度でした。3万9000円割れで週末を迎えるとはびっくりです。

今年は上昇局面でも市場関係者予想が大きく外れるケースが多かったように思います。2月時点で
バブル時の高値る更新して3月には4万円の大台を突破する程に急激な上昇でした。急ピッチな上昇
の反動が出たと考えるべきでしょう。3月22日が高値4万4087円でしたから調整1ヶ月で済めばあと
2週間は下値模索という上昇です。

そのころには米国企業や日本企業の決算発表が始まります。前期実績はほぼ市場に織り込まれした。
今後の業績見通しが重要になります。企業業績がしっかりしているのならマクロの落ち着きを待って
業績ベースの相場が始まります。市場では中国製造業PMIが久ぶりに50を超えたことから中国関連を
見直す動きが出てきました。

その中国関連の代表銘柄である安川電機の決算が5日発表になりました。今期見通しは前期比7%増の
540億円になりそうだと発表しました。PERは足元で31倍です。この内容が合格点なのか物足りない
のか週明けの株式市場の反応が気になります。安川電機は3月期決算の製造業の道しるべとなる企業
ですから先行指標として注目度が高いことでも知られています。

次回の更新は9日を予定しています。
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