kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

上出来だった今週の日本株

2016-10-21 15:39:55 | 日記
21日の東京市場は50円安の1万7184円と6営業日ぶりに下落して終わりま
した。前日の大幅高や5連騰だったことを考えれば底堅かったという見方も
できます。売買代金も前日に続いて2兆円を越え利益確定売りを吸収する
だけの買い注文もあったようです。今週の円相場は104円を挟んで揉みあ
ったことを考えれば週間ベースで328円上昇して1万7184円で今週の取引
を終えたことは上々の結果だったようです。

やはり海外投資家が2週連続で買い越しに転じたことが東京市場にとって
は何よりの援軍だったようです。海外投資家の売りが止まらず日銀ETF買
いで何とか1万6000円から7000円のボックス相場を維持してきましたが、売
り越しから買い越しに転じた海外投資家が今後も買い越し基調を続けるの
であれば市場にとって心強い限りです。やはり鍵を握っているのは海外投
資家です。

決算発表の先陣を切った安川電機の好決算も市場の安心感を誘いました。
もし失望決算だったなら安川電機だけでなく他の設備投資関連銘柄にも売
りが広がり三桁の下げもあったかもしれません。今までの懸念材料だった
テレビ討論会結果や企業決算が現時点では良い方の目が出たこともここま
で東京市場が上昇できた要因です。

もっともすべての外需銘柄が安川電機のように市場に好感される決算を発
表出来る訳ではありません。市場の期待が高くなったこともハードルを上げ
ました。来週から本格化する決算発表ではいつものことですが、業績が明
暗を分け株価の変動が大きくなりそうです。任天堂がゲーム機の新製品を
発表したにも大幅安(6.55%)したように既に人気化した銘柄には何かのキ
ッカケで売りが殺到するということを忘れてはいけません。

例えば自動車銘柄は円高一服で業績面での不安材料は一時よりも少なくな
りました。しかし各社の稼ぎ頭の米国市場の販売鈍化は心配の種です。また
世界一の自動車市場にまで成長した中国市場は補助金効果で好調が続い
ていますが、今年12月で打ち切られる予定です。予定通りなら年明け以降反
動減が懸念されます。自動車業界は裾野の広い業界ですから多くの業種に
影響が広がる懸念もあります。アベノミクス相場初期のようにイケイケどんど
んで強気になれる相場ではありません。

22日、23日の更新はお休みします。
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