kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

低位株乱舞は続く?

2012-01-12 06:56:25 | 日記
東京市場は低位株の乱舞が続いています。ライト工業や日本橋梁などの
低位株はここ1ヶ月で5割高や2倍以上に値上がりしている銘柄もあります。
昨日は新日本無線や東京製綱や三協立山など100円台後半の銘柄が
派手に値を飛ばしています。年明け早々首都高速道路の改修や補正予算
の執行本格化から震災の復興関連というテーマも飛び出しSNSゲーム関
連などから投機資金が流れているのかもしれません。

歯止めのかからないユーロ安など先行き不透明な状況で外国人投資家の
持ち株の少ないこれら低位株はしばらく相場もなくしこりが少ないこと。また
個人投資家にとっては低位株で買い易く値動きが大きいことが人気の背景
です。加えて内需関連で為替や世界景気の影響を受けない点でも安心感が
あるのでしょう。

もちろん目先の値上がりを見込んだ逃げ足の速い投機資金が中心ですか
ら飛び乗り飛び降りのできる投資家のみ参加OKなのかもしれません。しか
しこれから南欧諸国の国債の償還など不透明要因が目白押しですからNY
高を好感しても東京市場で物色されるのは主力株ではなく当面は低位材料
株中心でしょう。需給関係から言ってもこれから決算対策で金融機関からの
持ち合い解消売りが予想されます。日経平均の9月末の8700円に近付け
ばより売り圧力は高まるかもしれません。

東京市場はこれから3月上旬までの2カ月が決算対策売りで頭を押さえら
れるかもしれません。この売りを消化するにはやはり外国人投資家の買い
しかありません。しかし年初からの寄り付き前の外国人投資家の売買動向
を見る限りNY高にもかかわらず買い越し基調には転換していません。ユー
ロ安などから輸出関連などの主力株を避ける理由には事欠きません。消却
法から当面は低位材料株の循環物色が続く可能性が大きそうです。

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