今年の2月半ばに、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、
「音楽教室の教材使用に関して、来年度から演奏著作権使用料を徴収する方針を文化庁長官に申請することになった」
という仰天ニュースがあったことを覚えておいででしょうか。
青天の霹靂とも言うべきこのおバカニュースに、全国の音楽教室関係者の間から
「冗談ぢゃあねぇよ!(*`Д´*)」
という憤りの声が挙がりました。しかし、当のJASRACはそんな世間の批判もどこ吹く風、あまつさえ
「音楽著作物を演奏するに当たっては、使用者は作者に対するリスペクトをかたちにする必要があると確信しております…(¬∀¬)。」
などという斜め上発言をメディアに晒して、ますます炎上する騒ぎとなりました。
そんな中、音楽教室界が動きました。日本国内で音楽教室を運営するヤマハやカワイ、楽器店大手の山野楽器や島村楽器といった大小様々な音楽教室関連企業がタッグを組んで《音楽教育を守る会》という組織を結成し、JASRACの申請を差し止めるための一大署名活動を展開したのです。不肖私もこの署名活動に参加し、沢山の方々の御賛同を頂戴することができました。この場をお借りして、篤く御礼申し上げます。
そしてこの度、全国から集められた署名簿が文化庁長官の元に届けられ、司法判断が出るまではJASRAC側の申請内容を保留することが確認されました。それで、今日教室に出勤したところ、このような掲示がありました。以下に原文のままで掲載します。
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署名の御礼
~音楽教育の現場からの演奏著作権使用料徴収に反対~
音楽教育を守る会では、音楽文化を守るために「音楽教育の場からの、演奏著作権使用料の徴収に反対する」署名活動を行ってまいりましたが、皆さまのご協力のおかげで、557,357筆の署名を、7月4日に文化庁長官宛に提出することができました。
3ヶ月の短い期間に、これほど多くのご賛同をいただきましたことに、心より厚く御礼申し上げます。
今回の演奏著作権使用料の徴収問題に対して、多くの国民が反対している事実を文化庁はしっかりと受け止めて、JASRACの提出した徴収案を司法判断が出るまでは保留扱いするという、要請書を手渡しました。
一方で、今回のJASRACの方針に対して、去る6月20日、音楽教育を守る会会員247社を原告として東京地方裁判所に「JASRACの請求権の不存在」を確認する訴訟を提起いたしましたが、皆さまから頂いた多くの署名は、訴訟を進める上でも大きな力となるものと確信しております。
今後とも、音楽教育を守る会は一丸となってこの問題に真摯に対応してまいる所存ですので、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
音楽教育を守る会
会長 三木 渡
https://music-growth.org/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日本語表記としてかなり稚拙な部分もあって心配ですが、これでひとつ大きな楔を打つことができました。これからどのような攻防戦が繰り広げられるのか分かりませんが、かつてダンス教室界が喫したような敗北だけは避けて頂きたいと願っております。
改めて、今回の署名活動に御賛同頂いた皆さまに、篤く御礼申し上げます。有り難うございました。
「音楽教室の教材使用に関して、来年度から演奏著作権使用料を徴収する方針を文化庁長官に申請することになった」
という仰天ニュースがあったことを覚えておいででしょうか。
青天の霹靂とも言うべきこのおバカニュースに、全国の音楽教室関係者の間から
「冗談ぢゃあねぇよ!(*`Д´*)」
という憤りの声が挙がりました。しかし、当のJASRACはそんな世間の批判もどこ吹く風、あまつさえ
「音楽著作物を演奏するに当たっては、使用者は作者に対するリスペクトをかたちにする必要があると確信しております…(¬∀¬)。」
などという斜め上発言をメディアに晒して、ますます炎上する騒ぎとなりました。
そんな中、音楽教室界が動きました。日本国内で音楽教室を運営するヤマハやカワイ、楽器店大手の山野楽器や島村楽器といった大小様々な音楽教室関連企業がタッグを組んで《音楽教育を守る会》という組織を結成し、JASRACの申請を差し止めるための一大署名活動を展開したのです。不肖私もこの署名活動に参加し、沢山の方々の御賛同を頂戴することができました。この場をお借りして、篤く御礼申し上げます。
そしてこの度、全国から集められた署名簿が文化庁長官の元に届けられ、司法判断が出るまではJASRAC側の申請内容を保留することが確認されました。それで、今日教室に出勤したところ、このような掲示がありました。以下に原文のままで掲載します。
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署名の御礼
~音楽教育の現場からの演奏著作権使用料徴収に反対~
音楽教育を守る会では、音楽文化を守るために「音楽教育の場からの、演奏著作権使用料の徴収に反対する」署名活動を行ってまいりましたが、皆さまのご協力のおかげで、557,357筆の署名を、7月4日に文化庁長官宛に提出することができました。
3ヶ月の短い期間に、これほど多くのご賛同をいただきましたことに、心より厚く御礼申し上げます。
今回の演奏著作権使用料の徴収問題に対して、多くの国民が反対している事実を文化庁はしっかりと受け止めて、JASRACの提出した徴収案を司法判断が出るまでは保留扱いするという、要請書を手渡しました。
一方で、今回のJASRACの方針に対して、去る6月20日、音楽教育を守る会会員247社を原告として東京地方裁判所に「JASRACの請求権の不存在」を確認する訴訟を提起いたしましたが、皆さまから頂いた多くの署名は、訴訟を進める上でも大きな力となるものと確信しております。
今後とも、音楽教育を守る会は一丸となってこの問題に真摯に対応してまいる所存ですので、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
音楽教育を守る会
会長 三木 渡
https://music-growth.org/
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日本語表記としてかなり稚拙な部分もあって心配ですが、これでひとつ大きな楔を打つことができました。これからどのような攻防戦が繰り広げられるのか分かりませんが、かつてダンス教室界が喫したような敗北だけは避けて頂きたいと願っております。
改めて、今回の署名活動に御賛同頂いた皆さまに、篤く御礼申し上げます。有り難うございました。