今日は立冬です。暦の上では今日から冬に入ります。
今日は入院されている知人の方のお見舞いに、藤沢市まで出かけました。本当ならもっと早くに伺いたかったのですが、やはりコロナ禍の只中ということで昨今の状況に落ち着くまで憚られていたのです。
久々にお目にかかった知人の方はすっかり痩せ細られてしまっていましたが、それでもベッドの上で元気にお話してくださいました。それでも
「自分ももう長くないことは骨身にしみて実感しているんだから、くたばったとしてもしんみりすんなよ。どうせ寿命なんだから。」
と聞いた時には、返答に窮しました。
帰り道、ふと気づくと
八重咲きの山茶花の花が咲いていました。薄紅色を透かした白い花が散り落ちている様を見ていたら、何だか途轍もなく悲しい気持ちになってきてしまいました。
このままコロナ禍が再燃しなければ、また近々お見舞いに伺っておきたいと思います。とにかく、3年前に他界された先輩の時のような後悔はしたくないので…。