神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

信虎

2023年07月18日 21時23分56秒 | 映画/ドラマ/アニメ
10日目まで 関脇三羽ガラス23勝7敗 新入幕三羽ガラス20勝10敗

こういったマイナーな人物を主人公にした小説や映画を見ると、有名な歴史事件を別角度から、あるいは別階級目線から見られて、新しい発見がある。
主人公がマイナーだから、当然登場人物も一般の人にはわからない人が多い
だが人間関係を手繰って「ああ、これが誰誰の何何だった人なのか」という発見は面白い。
これに類する小説に「笛吹川」がある、これはこの映画にも登場する武田勝頼の忠臣、土屋兄弟が主人公の泥臭い半農半士の物語だ、当時の上級足軽がどのような暮らしや戦争に関わっていたかが見えて面白い。

この映画は衛星放送で見た、「信虎」とは、武田信玄の父親、武田信虎である
歴史上では、信玄以前に強豪の土豪が割拠する甲斐の国を、残忍なまでの武力でほぼ統一した信虎。
その後も暴虐無尽で甲斐の人々を恐れさせ、たまりかねた息子の信玄(当時は晴信)が有力家臣と謀って、信虎の娘が嫁いでいる駿河の今川家に無血クーデターで追放してしまうのだ。
晴信は莫大な生活費と礼金を今川家に送り続けていたのだろう、信虎は生きて甲斐の土を踏むことはなかった。
しかし、今川家は家康と信玄によって滅んでしまう、信虎の放浪生活が始まる。

この映画では既に70代になっているところから始まる
信長包囲網の一つ、足利義昭に与力して信虎は甲賀方面で戦っている
しかし徳川を三方原で破りながら甲斐に引き揚げてしまった信玄が死んだと聞いて、信虎は自分が武田家の采配を振るために甲斐に向かう。
信玄が息子の四郎勝頼に家督を譲らず、孫の太郎が元服するまで陣代として補佐するようにと遺言したことを聞いたからだ。

当然ながら、お家騒動の危険を感じた息子の逍遥軒などがそれを拒む、さらに勝頼が刺客を送ったことから、信州小県の娘婿根津甚八(真田十勇士)のもとに落ち着く。
その後は歴史どうり、1582年武田勝頼は息子や叔父、一族共々天目山の露と消える
それより先、勝頼が設楽原で信長、家康連合軍に惨敗した前年(1574年)に信虎は息を引き取る、82歳だった。
だが武田家が滅ぶことを予感していた信虎は、滅んだあと武田家が再興できるように手を打つ。
北斗七星の加護を生まれついて持っている信虎は呪術を身につけ、6人の縁者に呪術をかけてお家存続を託すが、すべてがかなえられなかった。
そして最後の一人を誰にするか考えた頃には、死期が迫っていた
そこで究極の方法を思いつく、自分が生まれ変わって武田家を再興させるというもの、鏡を見て自分に呪術をかける。
そして信虎は3世の後、柳澤吉保となって生まれ変わり、徳川綱吉の宰相として権力を握り、武田家の二男の血筋を探し出して幕府高家として武田家を再興させると言うストーリーである。
伏線として、信虎が高遠城に乗り込んで、勝頼や逍遥軒、さらに重臣たちの前で自分が勝頼に変わって武田家を相続する理由を述べるが、誰も同意しない
しかし、世話係の若侍が信虎の話を聞いていて理解を示した
信虎は理路整然な若侍の聡明さに感嘆して「おぬしはまことに立派な士である」と褒めるが、この若侍こそ柳澤吉保の若き日の祖父なのだ。

ある程度の歴史雑学がないと何が何だかわからない映画だと思う、だが歴史お宅にはなかなか面白い映画だった。



理解不能の采配

2023年07月18日 09時24分04秒 | 野球
大谷 ヤンキース初戦 7回、1対3から同点35号2ラン
3試合連続のホームラン、そしてまたしてもサイクルヒットに王手
これで何度目だサイクル王手は?
好投キャニングの負けも消した一発だった。

9日目まで 関脇三羽ガラス22勝5敗 新入幕三羽ガラス17勝10敗 
いよいよ大関とりに目の色が変わって来た関脇3人は相乗効果で白星を重ねている
これから3関脇と大関が星のつぶし合いを始める、勝ち残って大関の座を射止めるのは誰か楽しみだ。
新入幕三羽ガラスも、まずまずの勝ち越しペース、幕内中位の力は全員持っていることが証明された。

エンジェルス対強豪アストロズは5対7 13対12と接戦で1勝1敗で3戦目
昨日も大熱戦で追いつ追われつの試合
7回には3対3の同点からエンジェルスが4点取って3対7とした
これで逃げ切ろうとしたのか、ネビン監督はクローザーのエステベスを8回から投入、8回を締めれば9回も投げさせようとしたのか?
それとも8回をまかせる投手が居なかったのか、前日の試合を見てもそれはわかる
しかしエステベスは8回に2点取られて5対7となった、それでエステベスをあきらめて9回にはバリアを持ってきた
このバリア、過去4回のセーブ機会に登板してすべて失敗していると言う
5回目の正直を託したのか?、これが裏目で4点取られて9対7と土壇場でひっくり返された、この8,9回の起用?だった。
藤浪がいてくれればなあ・・・

一方、リードしたアストロズは先日セーブ失敗で逆転負けを喫した、絶対守護神プレスリーを登板させず、メイトンに託した。
しかし大谷は昨日と同じく一死から34号ソロホームランで8対9と一点差に迫り
さらに2死で走者2人を置いて、サイスが中堅へ素晴らしい当たりを放った、しかしあと1mセンター方向なら抜けたサヨナラかもしれない打球はライト、タッカーのファインプレーに阻まれて試合終了
手に汗握る接戦だったが、大谷選手同様、茫然となったゲームセットであった

さて今日からは強豪ヤンキースとの三連戦、大谷取りの右翼とも言われているヤンキースに大谷がボーナスプレーでアピールできるか。